還暦夫婦アメリカカナダ周遊27日間　グランドティトン　介助犬と米横断飛行機で5時間相席

2016/09/10 - 2016/09/15

初秋の米国大自然満喫旅行行程（9/10～9/15）

9月10日（土）デルタYYC（カルガリー）14:12発
DL4459便SLC（ソルトレイクシティ）16:09　　　

　　　　(2時間9分）出発２F　BゲートにUSAカスタム＆
　　　　イミグレがあり入国手続きをカナダでする。
　　　　　　ROCKYマウンテンラウンジ

９月１０日ソルトレイクシティ泊
（宿泊）イエローストーン観光ツアー（9/10～9/14 4泊5日）
1泊目　Ramada Inn SLC Airport self check in
　　　　　空港シャトルバス6と7ドアの間
　　　　5575W Amelia Earhart Dr.,SLC,UT84116　
TEL [phone]
9月11日（日）１０：００ロビー集合　
　　　　「Yellowstone Enhanced 5 Days」中国語と英語ツアー
　　Voucher OR16000982 Agent IvyMedia Co.Tel[phone]
　　　　SALES E-mail [e-mail] Ivymedia　
　　　　　 www.joyholidays.com
　　　　　　　　質問はジョイホリデイ650-259-9599に電話
　　　　　　　　 Fax[phone]
　　　　Eチケット印刷して持参したが見せなかった
　　　　1176ドル2月にクレジットで支払い済み
　　　　　ツアーコード　YG5/YG5A

５Day Yellowstone,Grand Teton and Salt Lake City Tours　
　　　　 from Salt Lake City（YG5/YG5A
　　　　2016-09-10から９-14日　
　　　　サインしたのを持参したが見せもせず
　　　　　　　www.Take Tours.com
　　　　　　　Phone Support888-428-7255

9月14日（水）イエローストーン観光ツアー終了後の宿泊
(宿泊)Microtel Inn & Suites by Wyndham
　　　　　　Salt Lake City Airport(9/14in,15out 1泊)
＄85.5　エアポートシャトルサービス空港送迎あり。
　　　ツアーの4泊目がたまたま同ホテルで移動なしで良かった。
61 North Tommy Thompson Road Salt Lake City,UT 84116
TEL[phone]

9月15日（木）アメリカンエア SLC/PDX　
　　　　　　US Airways
　　　　　　HPのAAアドバンテージから予約
　　　　Salt Lake City（SLC）07:00AM発Alaska Airlines
　　　　　　AS3430便（1時間56分）
Portland（PDX）07:56着⇒9:55発 Alaska Airlines AS764
Washington(DCA)17:56着（4時間58分）
ポートランドのラウンジはコンコースD4
とD6の間のアラスカラウンジ

１５日大変なことがあった。

乗り換えのポートランドの飛行場の
待合室で電動車いすの人と大きな犬が居ることは知っていた。
両側３列の席だった。
飛行機内に入ると介助犬が私の椅子に頭を乗せていた。
驚いて

「Can I sit down?」と
私が言うと即座に
NO！
と
私の席の通路側のきれいな女性に言われてしまった。
席は満室だった。
でも夫が席を替わってくれて私はすぐ後ろに座った。
私に救世主が現れたようだ。
窓際に若い髭の脳性まひらしき男性が座っていた。
夫の隣のきれいな女性が足をあげてと言う。
足の下に犬の体をいれてあげた。
５時間の飛行中その男性はコーラを３杯飲んだ。
夫はストローとカップが動くので飲みやすい位置に
戻してあげていた。
ワンちゃんは２歳の雄で飲みもせず
鳴きもせずトイレもせず我慢していた。
大きなダイヤの立て詰め指輪をした夫の隣の
きれいな女性が男性が言った事を教えてくれたそうだ。
その女性は知的で女優さんのような風貌だった。
夫に「どうしてもっと話さなかったのか」と
聞いたら
「きれいすぎて話しかけられなかった」と言う。
ワンちゃんにはタスキがかけられていて
「私はお仕事中なので遊ばないでと」書かれていた。
確かに男性の役に立つべくいるので
むやみに可愛がったりすると困るだろう。　　　　　　

3回機内販売がやってきて
夫は「ワインをください」と言ったら７ドルだとのこと。
面倒なのか、では要らないと言うと
ひげの男性CAｷｬﾋﾞﾝｱﾃﾝﾀﾞﾝﾄが「私がおごる」と言う。
遠慮したが一杯の赤ワインをごちそうされていた。

女性CAもあなたに迷惑をかけたからメールアドレスを
教えてと言われたと言う。
JAPANのメールしかないと言ったらそのままになった。
無料のマイレージで搭乗したので仕方ない。

犬と一緒の空の旅も忘れがたい思い出となった。

中国語イエローストーン４泊５日のツアー（少し英語）
日本語ツアーより安かったので選んだ。

５０人近いツアー客は殆ど中国人だ。
その中で同年代のアメリカ人ご夫婦と
話した。カッコいいだんな様と可愛い奥様の
イギリス人夫婦もいたので
肩身が狭くなくて良かった。

イエローストーンのミステリーツアー？は
終わりに近づいた。
言葉が良く分からないのでどこに行くのか
ここはどこか分からなかったからだ。

ガイドさんはサンフランシスコの近郊に住んでいると
言っていたが客筋から中国語が殆どだった。
よく分からないまま流れに乗って行った。

３日目にはみんなの様子がわかってきて
面白かった。
ミステリーツアーは翌日のソルトレイクシティで
終了となります。
半分くらいはそのままラスベガスやサンフランシスコに
行くと言う。
７泊とかそれ以上のツアーなのかもしれない。
私たちはDCのあとにサンフランシスコに行くがそのまま
乗って行けば良かったのかとは思う。
あまり長期間のバスは疲れると思ったが何とか大丈夫だった。
ワシントンDCにも行きたかったので飛行機で行った。

このツアーは忘れがたい思い出となった。
ワンちゃんとの思い出もしっかり残った。

エリア グランドティトン国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: アラスカ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

８:００ホテル出発。
８：０５着　ジャクソンホールのホーム　ランチ　ウエルカムセンターの
隣の公園。
動物の角でできていて数がいくつとか言っていた。
ここを見学した後、再度来てランチするとは知らなかった。
私たちにとってミステリーツアーだ。
８：２０この公園を出発した。

たくさんの角ツノつの。

紅葉している木もあったが黄色になって
赤くはならない。

同じ公園の像

デトロイトだったかに仕事で娘さんが住んでいる奥様と話した。
少し親しくなると中国人に子どもは何人と聞かれる。
女３人と応えるとびっくりしていた。
中国人は一人だけが多い。

午後又ここに来るとは知らなかったからビックリ。
中国語で説明していたのかもしれないし
聞き逃したのかもしれない。

ガイドは中国語ではジョーク（中国人が
笑っているから）を入れながら
長々と説明しているが英語での説明は極端に短い。
（時間的には５分の一くらい）
ツアー案内ではバイリンガルと書いていたが
こんなに短いのでは説明している内容が不十分
ではないのかと疑いたくなる。
安いツアーなので仕方がないか。
確かに説明書ではハーフガイドと書いてあった。

８:４０着。９時出発。
グランド　ティトン国立公園に来た。
昔の映画の「シェーン　カムバック」の
風景だ。
アメリカ人の男性も山に向かって
「シェーンカムバック！」と叫んでいたから
違いない。
仲間の米国なまりの英語を話す８０歳の上海の
未亡人の女性は
アメリカに住んでいたとの事だ。
彼女は私たちには無縁のスマホも使いこなしていた。
３人で来ていたがこのツアーには３人目は無料と
書かれていた。
これは中国人ツアーでは一般的らしい。
後でバンクーバーのツアー会社の窓ガラスにも
３人目は無料と貼ってあったのでびっくりした。
本当だったのだ。
この女性は突然ロシア語の歌が蘇ってきれいな声で
ロシア語で歌ってくれた。
自分でもロシア語は覚えてないのにと不思議がっていた。
歌は結構覚えているものなのかもしれない。

グランドティトン国立公園 国立公園

みんな記念撮影に熱心だ。

グランドティトン国立公園 国立公園

同年代のミネアポリス？に住むご夫婦とも話した。
バスの中は中国語でいっぱいだ。
中国語のアクション映画と中国の歌謡曲を流していた。
車窓に写る風景はアメリカだが車内はまったく中国の
世界だ。
奥様にあなたたちの言葉は中国語と同じか、わかるかと聞かれ
発音は違うが
書けばお互いに分かると答えた。
もう最後の時にガイドさんが中国語の映画でも見せましょうか？
と言うと奥さんはすかさず「カモン・・！（もう勘弁！）と言っていた。

グランドティトン国立公園 国立公園

おじいさんで英語のできる方と話した。
聞けば上海から来た英語の先生だった
と言う。
使わないので忘れてしまったと言うが
どうして立派な英語だった。
昔は日本語も習っていたが
忘れたと言う。

グランドティトン国立公園 国立公園

映画で見た風景だ。

グランドティトン国立公園 国立公園

９:４０着。１０：１０出発。
ガイドさんの説明ではスネークリバーだったか。

グランドティトン国立公園 国立公園

９:００着。９:３０出発。
バスのドライバーさんは英語が達者だった。
景色の良い所があると言って連れてきてくれた。
聞けばアメリカに子供の時から住んでいると言う。

後でわかったが彼はベトナム人で６歳の時にボート
ピープルとしてアメリカに難民として両親と一緒に
やってきたとの事。
どうりで中国語で話しかけても反応してこないはずだ。
夫の中国語の発音が悪いのだと思っていた。
（発音が悪いのは事実だが）

グランドティトン国立公園 国立公園

開拓民の当時の民家がそのまま残されている。

グランドティトン国立公園 国立公園

大草原の小さな家みたいだ。
家屋？もそのままだ。

グランドティトン国立公園 国立公園

広大な庭の真ん中に小さな小屋がある。
イギリス人のご主人が中に入って
座っているのが見えた。
トイレだ。

当時は家の外にトイレが有ったのだ。

確か日本でも昔の農家のトイレは庭にあった様に
記憶している。

グランドティトン国立公園 国立公園

夫も興味津々でトイレ小屋に入って
座っている。

左手にティッシュをもっているように見えるが
カメラ入れの袋である。

この後に中国人の仲間たちも中に座って記念撮影を
していた。

グランドティトン国立公園 国立公園

ここは昔はクエーカー教徒の村であったようだ。

グランドティトン国立公園 国立公園

イギリス人のご主人はベッカムのような英国なまりの
英語を話す。
「昨夜、スパーで買い物をしてレジのやつに話しかけたら
おれの言っている言葉が分からなかった。」と言っていた。
同じ英語でもアメリカ人とイギリス人の英語は異なるようだ。

ウズベキスタンでもスコットランドから来たと言う男性の英語は
なまりが強くて聞き取りにくかった。
夫があれはゲール語だと言っていた。

バスドライバーとガイドさんとの記念撮影。

バスにトイレはあったがなるべく外のトイレを使うようにして
入らなかった。
ガイドさんがカギを持っていて言うと貸してくれる。

ドライバーさんは帽子をかぶりブレザーに赤いネクタイ
をしていていつもおしゃれだ。
きれいな奥様と可愛い子供たちの写真を見せてくれた。
最終日に私たちが日本人と知って驚いていた。
夫が中国語を少し話すので同化していたのだ。

ガイドさんはいつも一生懸命で
ジョークを言って親しみのある人だった。

彼は中国語の普通語を話すが
広東語はできないようで広東語で
説明する時はローマ字原稿を読みながら説明していた。
中国人の広東語を話すツアー仲間に
普通語では
良くわからないと言われたみたいだ。
同じ中国語でもいろいろあるようだ。

アメリカのガソリンステーションは広い。

１０：３０には午前中来た公園に戻ってきた。
２時間も自由時間。
１２：３０駐車場出発。
何のモニュメントか分からないが
この町はカーボイ達が長い牛追いの
旅の疲れをいやす町だったらしい。

この奥にタイ料理店があって食事した。
トムヤンクンスープとライス　１２ドル
シュウマイ５個　８＄　チップ込みで２２ドル。
同じ仲間も来ていた。
ガイドさんもこことは言っていたが
奥に入るとは分からなかった。
ショッピングができる場所だが旅が続くので買えない。

公園の近くに教会があった。

教会

このウエルカムセンターに駐車して
そこが集合場所だ。
VIPのトイレできれいと盛んに言っていたが本当だった。
東京に住んでいる女性と子供とも話できた。
子どもは旅行中なのでお母さんべったりで
中国語ばかりになっているようだった。
仕事が私たちの子供たちの仕事に関係があるとわかって
親しみがわいた。
日本語なので楽だった。

ｽﾈｰｸリバーの説明

１３:３０着。
１５：３０ソルトレイクシティに向けて出発。
４時間で着くと言ってた。
オプションのベアワールド
最初バスに乗っていたら白人女性が
乗り込んできて英語でベラベラと早口で説明し始めた。
英語がわからない殆どの人は写真に夢中だった。

おおかみ

熊の家族で名前もついていると言う。

グリズリーと記念写真

出発した最初のソルトレイクシティに戻るバスの中から
大粒の雨が降ってきた。

雲が渦巻いていた。

竜巻が多いと言っていた。

途中１８：１０ガススタンドでトイレ休憩。
１８：２５出発。

ソルトレイクシティーで最後のディナー。
同じ敷地にターゲットと言うスーパーや
ファーストフードや日本食
SHIROKUMAも有った。
私たちと中国人はガイドさんお勧めの
ブッフェに行った。
税込チップ込みで何と１５ドルでドリンクは１０種位で
食事やデザート、自分で作るソフトクリームなど
１００種類以上も有って食べきれない。
シェフが切り分けるお肉などはチップが必要と
後で東京に住む女性に教えて頂いた。
知らなかったので食べなくて良かった。

最後のツアーで泊まった部屋は広いツインだった。
ツアー客のために２階に朝食が６：３０に用意されていた。
普通はロビーが朝食の場所だ。
仲間たちはラスベガスやサンフランシスコに
旅だっていった。
私たちはそのまま泊るのでゆっくり朝食をとった。

マイクロテル イン & スイーツ バイ ウィンダム ソルト レイク シティ エアポート ホテル

自分で取ったのは安い税込９６．２８ドルのダブルの部屋で
移動しないでツインの部屋に泊まりたいと
相談したら３０ドル位高かったのでやめた。
ツアーの方が良い部屋だった。
この時はテラ・・と言うオイルの会社の
イベントが有ってたくさんの人が
泊りに来ていた。
ダウンタウン迄で行くその女性は飛行場まで行けば
電車があるのを
知っていた。駅は隣だった。
同じシャトルバスに乗って飛行場まで行った。
降りる時チップを一人一ドル渡したらその女性が
ノーニードと言った。必要なしだと思った。

ニュージーランドではドライバーにチップを渡したが
必要ないと返してくれた。

マイクロテル イン & スイーツ バイ ウィンダム ソルト レイク シティ エアポート ホテル

イヌイットの顔が尾翼にあるアラスカ航空。
ヤマザキマリさんも微笑ましいと本に書いていた。

ポートランド国際空港 (PDX) 空港

きれいな空港だ。

ポートランド国際空港 (PDX) 空港

１５日大変なことがあった。

乗り換えのポートランドの飛行場の
待合室で電動車いすの人と大きな黒い犬が
居ることは知っていた。
毛並みが良くて体が黒光りしていた。
機内は両側３列の席だった。
飛行機内に入ると介助犬が私の椅子に頭を乗せて
いるではないか。

驚いて
「Can I sit down?」と
私が言うと即座に
「NO！」と
私の席の通路側のきれいな女性に言われてしまった。
他の席は満席だった。

でも夫が席を替わってくれて私はすぐ後ろに座った。
（胸がドキドキした）

私に救世主（夫）が現れたようだ。

窓際に若い髭の脳性まひらしき男性が座っていた。
夫の隣の映画女優のようなきれいな女性が夫に
「足をあげて犬を足の下に入れて」と言う。
夫は足の下に空間を作って犬の体をいれてあげた。
窮屈そうにしていた犬はようやく体を伸ばすことができた。

夫が男性に
「ワンちゃんは５時間の飛行中の食事やトイレはどうするのですか？」
と聞くと、
「５時間のあいだは水も食事もとらないし、トイレもしない。」という
回答であった。
「彼（オスである）は２歳で、飛行機旅行は２回目だ。」という。
人間でいうと７～８歳くらいの少年だろうか。
ワンちゃんの不安な気持ちが伝わってきたと夫は言っていた。
（夫は人間の赤ちゃんの気持ちも良くわかるそうだ）

介助犬として訓練されたワンちゃんも離陸時には
振動や轟音のため不安感が一気に増大したようで
夫の足の下でソワソワし、「ク～ン、ク～ン」と
心配そうに鳴き始めた。
男性と夫はワンちゃんの体をなでたり声をかけたりして
不安感を消すように努力していた。

離陸してしまうと機体も安定したのでワンちゃんも気持ち
が落ち着いたようだ。

ワンちゃんの顔を見ていると２歳の孫（男）の顔とダブって見えた。
よく見ると二人とも眉毛が下がってそっくりだ。
夫は思わず愛情を感じたと言っていた。

ワンちゃんも夫に慣れて手をぺろぺろなめてくれた。
これは介助犬指導に反する行為であると後でわかった。
介助犬は誰がご主人か分からなくなり混乱するからだ。

５時間の飛行中その男性はコーラを３杯飲んだ。
夫はストローとカップが振動でテーブルの上で動くので
飲みやすい位置にさりげなく戻してあげていた。

ワンちゃんは２歳の雄で飲みもせず
鳴きもせずトイレもせず我慢していた。
夫も５時間トイレに行かず我慢していたそうだ。

大きなダイヤの立て詰め指輪をした夫の隣の
きれいな女性が男性が言った内容をわかりやすく
教えてくれたそうだ。

その女性は知的で女優さんのような風貌だった。
夫にどうしてもっと話しかけなかったのかと聞いたら
「きれいすぎて話しかけられなかった」と言う。

彼女はアイパッドでTVドラマの「Good wife」を見ていた。
いつも日本で見ていたので後ろから画面だけ
盗み見ていた。
やはりだいぶ前、見ていたERのドラマで
ハサウエイ看護婦の役の
女優さんが今度は弁護士役で主役を張っている。
夫役はセックス＆シティにも出た
主人公の恋人のお金持ち役の男優だ。
たくさんの米ドラマを録画している。
帰国後はDVDがたっぷり
あるので楽しみだ。

ワンちゃんにはタスキがかけられていて
「私はお仕事中なので遊ばないで」と書かれていた。
確かに男性の役に立つべくいるので他人がむやみに
可愛がったりすると困るからだろう。

　　　　　　
私の隣の窓際はポートランドの住むおばあちゃん。
窓には窓がなく壁しかなくて嘆いていた。
ワシントンDCに住むシスターの所に行くと言う。
ワシントン州のポートランドからワシントンDCに
行くと言うが地名の名前が同じで紛らわしかった。

私の通路側は太ったおばさんで
２回も機内食を購入していた。
７ドル位のチーズセット、次にバーガー類。
クレジットのみ使えるらしい。

3回機内販売がやってきて
夫が「ワインをお願いします。」と言ったら若い男性キャビン
アテンダントに７ドルだと言われた。
面倒なのか「それでは要らない」と言うと
髭面のCAは「それでは私がおごる」と言う。
夫は遠慮したが一杯の赤ワインをごちそうされていた。
(夫が隣の男性に親切にしているのを見ておごってくれた
のかもしれない）

女性CAもあなたに迷惑をかけたからメールアドレスを
教えてと言われたと言う。
JAPANのメールしかないと言ったらそのままになった。
無料のマイレージで搭乗したので仕方ない。

飛行中にこんなことが有った。

ワンちゃんが退屈したのだろう。
男性の前方座席の下に潜り込み前に座っている
女性の足元を鼻で突っついていたようだ。

突然に前の女性が後ろを振り向きざま男性に向かって
「足を延ばさないでよ！」と注意してきた。

隣のきれいな女性が
「座席の下に介助犬がいるのよ。」とすぐに説明してくれた。

ワンちゃんはおとなし過ぎて介助犬が同席していることに
気が付いていた人はほとんどいなかった。

着陸時も面白いことがあった。

着陸時に又轟音と震動が始まった。
ワンちゃんも不安感が一気に高まったようだ。
ワンちゃんは突然、夫を無視して隣に座っていた
きれいなお姉さんの膝の下に顔を突っ込んだ。
彼も若い男性だ。
若くてきれいなお姉さんの膝の下の方が安心できたのであろう。
彼女は「Good boy.Good boy.」と
声をかけながら優しくワンちゃんの頭を撫でていた。

夫の５時間の苦労も若い女性の魅力の前では無力であったようだ。

降りる時に女性CAに
「You did a good job!」と言われてしまった。

飛行機の中で５時間もワンちゃんと一緒に過ごしたのは
生まれて初めての経験であった。

犬と一緒の空の旅は忘れがたい思い出となった。