ポルトガル７日間　その３（４日目）

2016/09/16 - 2016/09/22

　夏休みの海外旅行先を模索していたところ，図書館で借りた本のオビドスの写真に心惹かれ，また，以前ブームとなった消臭力のＣМのロケ地がプラハであると勘違いしてプラハに旅行した後実はリスボンであったと知ったリベンジもあり，今年はポルトガルとなりました。
　アズレージョの青色，路面電車の黄色に代表されるように，青色と黄色が映えたポルトガルの陽気さ，気品，優しさ，かわいらしさに触れる旅となりました。　

エリア リスボン(ポルトガル)

　この日は，オビドス，ナザレ，コインブラ，アゲタ，コスタノヴァを巡る１日現地ツアーを利用して，観光を兼ねながらリスボンからポルトへ移動しました。
　まずは「オビドス」ですが，朝早いので霧がかかっていました。城壁の中に，青と白と黄色が映える小さなかわいい町があります。

　城門の内側に施されたアズレージョが見事でした。

　まだ，観光客が少なく，土産物屋も準備中でした。

　城壁を歩くことができます。足を踏み外さないようにオドオド。

　ジンジャー二ャ（サクランボのリキュール）を飲んでみました。甘い。

　漁村「ナザレ」です。霧が晴れず高台にある展望台から見えるはずの海岸線は見えませんでした。

　民族衣装を着た土産物屋のおばちゃん。エプロンの下に７枚はぎのスカートだそうです。

　大学の町「コインブラ」へ。ポルトガルには大学の制服があります。着用は任意らしいですが，新学期が始まる９月とあって新入生の歓迎会が各所で開かれており，制服姿の大学生が闊歩していました。親族や恋人がマントの裾を割く習慣があるらしく，制服がある意味履歴書の役割も果たしているとか。

　コインブラ大学自体が世界遺産となっており，学生が闊歩しているだけでなく，観光客がキャンパスにあふれているのです。観光客が授業を聴講なんてことはないと思いますが，観光客に寛大なオープンキャンパスです。

　ラテン語で書かれた学生の落書き

　樹齢１０００年以上のオリーブの木。樹齢の鑑定には相当のお金がかかるそうです。

カテドラル。１２世紀に造られたもので，この時代の大聖堂は城壁の役割も持ち合わせていたそうです。だから，ギザギザかー。

　コインブラファドが有名で，男性が歌い手であることが特徴だそうです。

　お待ちかね傘祭り中のアゲタへ。傘を飾っただけで，大したことないと言えばそれまでなのですが，太陽の明るい光に照らされて傘の色がビビットで，しかも建物などに映し出された影も面白くて。本当は傘は雨が降って使うものだけれども，晴天が続くポルトガルだからこその効果的なイベントだなと思いました。

本物はどれでしょう。

　この建物は床屋さんで，中にレトロな椅子がありました。窓に映し出された傘もかわいいのですが，壁のアズレージョも見事でした。

　パジャマの町「コスタノヴァ」へ。漁師が自分の家の目印とするために縞々にしたという説があるようですが，目印のために家を派手にするのは，ベネチアのブラーノ島も同じで，あちらの方がカラフルさが際立っており，軍配はブラーノ島かな。