２０１６盛夏　初めてのスイス旅で私が出会った風景　①アルプス４大名峰とラインの滝

2016/08/12 - 2016/08/20

初めてのスイス旅行。今回はＪ社のパッケージツアーに参加して行ってきました。
このツアーを選んだのは、日程が私の職場の夏休みと重なっていて１日も休まずにすむこと、（高山病が心配だったので）あまり高い展望台に行かなくてよいから、私の大好きな花やガーデンを楽しめる街の訪問も含まれていること、飛行機はエコノミークラスでよいから直行便、泊まるホテルはなるべくスーペリアクラスであることという条件に当てはまっていたからです。
ツアーに参加しての初心者の旅日記なので、上級トラベラーの皆様には物足りなかったり、間違いや思い違いがあったりするかと思いますが、どうかご容赦ください。
日程順にまとめるのではなく、出会った風景をテーマでまとめて書いていこうと思います。

ツアーの日程は、
　１日目　羽田→フランクフルト　ルフトハンザドイツ航空利用
　　　　　フランクフルト→シュトゥットガルト泊
　２日目　シュタイン・アム・ライン～シャフハウゼン
　　　　　（ライン川クルーズ）→ラインの滝→インターラーケン→
　　　　グリンデルワルト泊
　３日目　シーニゲプラッテ展望台（ハイキング）→ベルン→シャモニー泊
　４日目　エギーユ・ヂュ・ミディ展望台→サースフェー→ツェルマット泊
　５日目　スネガ展望台（ライ湖ハイキング）→午後　フリータイム
　　　　　ツェルマット泊
　６日目　ツェルマット～アンデルマット（氷河特急乗車）→ルツェルン→
　　　　　チューリッヒ泊
　７日目　バーゼル→ストラスブール→フランクフルト泊
　８日目　コブレンツ→リューデスハイム
　９日目　フランクフルト→羽田　機内泊　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

まずは、スイスと言えばアルプスの名峰たち、そしてヨーロッパ最大の滝・「ラインの滝」です。

エリア スイス

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

今回の旅で私が目にした最初のアルプスの名峰は、インターラーケンの街から見えたユングフラウ。
幸い、お天気にはずっと恵まれて今回のツアーで「アルプス４大名峰」と謳われた山々は実際にすべてもっと間近に拝むことができましたが、それは結果論。
まず最初にこのユングフラウの姿が遠くに見えた時には思わずワーッと声をあげて感動してしまいました。

インターラーケンの街ではパラグライダーの姿をたくさん見ました。周りの山の高所から次々に街に舞い降りてくるたくさんのパラシュート。
実は高いところがあまり得意ではない私は正直「やってみたい」とは思いませんでした。

でも、好きな人ならきっと気持ちがいいのでしょう。その名の由来となった「湖の間の街」インターラーケンの様子を空から眺めながら地上に降りることができるのですから。（写真はシーニゲプラッテ登山鉄道内から後日撮ったインターラーケンの街）

その次に私が見たアルプスの名峰は、宿泊したグリンデルワルトから見たアイガー。残念ながら私の泊まった部屋からは全く見えませんでしたが、翌朝ホテルの朝食会場からはよく見えました。

朝日が当たって明るくなっていくアイガーのふもとの村。まさに「アルプスの少女ハイジ」の世界そのもの。（実際の物語の舞台はマイエンフェルトという村なのだそうですが、今回は訪問しませんでした。）

グリンデルワルトからバスでヴィルダーズヴィール駅へ。そこから登山鉄道で湖を見下ろしながらどんどん登って行き、シーニゲプラッテ展望台へ。

シーニゲプラッテ展望台からはアイガー・メンヒ・ユングフラウの３山だけでなく、ベルナーアルプス全体の素晴らしい眺めがほしいままに。この時も快晴。

アルペンホルンの生演奏。いやがうえにも気分は盛り上がります。

私たちはここから、「３山の眺望と高山植物の観賞を楽しむミニハイキング」を開始。１時間ほどの初級コース…のはずでしたが、普段全く山歩きをしない私にとっては結構きつくて…

それでもこんな景色を楽しみながらなんとか登って行きました。

もう少しで頂上というところで、事件が起こりました。ツアーメンバーのお一人の高齢の女性が体調を崩して倒れこんでしまわれました。介抱すれども状態は悪くなり、ちょうど居合わせた現地の消防隊員（プライベートで遊びに来ていた方）が救援のドクターヘリを要請。彼女はヘリコプターでインターラーケンの病院に搬送されました！！
写真中小さく写っているのがドクターヘリです。

添乗員さんは事態の対応にあたったので、、残りのツアーメンバーだけでシーニゲプラッテ展望台のレストランでランチ。このレストランではエーデルワイスの押し花がお土産にいただけました。今見るとお皿もエーデルワイスの模様でしたね。
体調を崩したメンバーさんは病院で手当てを受けて間もなく回復され、その後の旅行にも差し障りないとの診断で、そのあと、私たちのバスがインターラーケンの彼女が運ばれた病院に立ち寄り彼女をピックアップ。
一時はどうなるかと思いましたが、旅は続きました。

次に私が目にしたのはヨーロッパの最高峯、モンブランをシャモニーから。

ヨーロッパの最高地点であるエギィーユ・デュ・ミディ展望台へはこんなゴンドラに１回乗り換えてあがっていきます。

この山頂に針のようにとんがっているのがエギーユ・ヂュ・ミディ展望台。ここは富士山よりも高い標高3842m。モンブランをはじめとする山々の大パノラマが広がっていました。
今回私が訪れた最高所のここで、いわゆる高山病の症状が出ないか、かなり心配だったのですが、４トラメンバーさんのゆっくり腹式呼吸をするというアドバイスに従った結果、なんとか大丈夫でした。

奥に見える白くて丸い山がモンブラン。ケーキのモンブランのイメージとはちょっと違いますが。

次はツェルマットに向かう途中、サースフェー村に立ち寄って、見上げたミャベルアルプスの氷河。

村の中からこんなによく見えたのも晴天だったおかげで、結構レアなことなのだとか。

そして、お待ちかね。ツェルマットの通称「日本人橋」（日本人観光客が多く集まるからそう呼ばれるそうですが、現在では中国の方々も負けないくらい多く、アジア人橋とでも呼ぶべきかと）から見た夜明け前のマッターホルン！

マッターホルンの朝焼け（モルゲンロート）が始まります！

これが見たくてツェルマットに来て、見られないこともあるそうですから、今回、ラッキーでした。

半分以上がピンク色に染まったマッターホルン。ただ、この日の午前中スネガ展望台にケーブルカーで登ってさらに間近に見ようとしたのですが。

その時はちょっと恥ずかしかったのか、肝心のお顔はずっと雲に隠したままでした。

今回、アルプスの名峰のほかにもヨーロッパ一の滝「ラインの滝」を観ました。日本でよく見る、落差の大きな高いところから低いところへドーンと落ちる滝のイメージとは違い、ここは落差は大きくないのですが、幅の広さとその水量がウリらしい。たくさんの人が来てにぎわっていました。

真夏に滝を見るのは涼しげでいいものですね。