武尊・尾瀬・片品旅行記(ブログ) 一覧に戻る
昨年9月に尾瀬に行き、至仏山に登る予定でしたが、天候不良で登山は諦め、尾瀬ヶ原の散策に変更したので、今年の8月に再チャレンジしました。<br />大正15年に至仏山に登った日本百名山著者の深田久弥は、著書の中で『 燧と至仏は尾瀬ヶ原を挟んで相対しているが、前者の威のある直線的な山容に引きかえ、後者は柔らかな曲線を描いて、何となく親しみやすい。』と述べ、昨年、尾瀬ヶ原から至仏を見て、そう思っていました。<br />ところが、その次に『もっとも反対側の利根から仰ぐと、頂上の稜線近くはゴツゴツした岩で鎧われている。』と書いています。<br />今回は、山の鼻からの周回ではなく、鳩待峠からのピストンで登りました。<br />小至仏山までは比較的楽なコースでしたが、そこから至仏山頂までは、本に書かれた通りのゴツゴツした岩の連続・・・ここの往復には参りました。<br />ともあれ、日本百名山かつ花の百名山の至仏山は、眺望も良く花も多くて、登った甲斐がありました。<br />写真は、至仏山の途中にある原見岩から望む尾瀬ヶ原と燧ケ岳。

日本百名山・至仏山の夏

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2016/08/12 - 2016/08/12

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ペコちゃん

ペコちゃんさん

昨年9月に尾瀬に行き、至仏山に登る予定でしたが、天候不良で登山は諦め、尾瀬ヶ原の散策に変更したので、今年の8月に再チャレンジしました。
大正15年に至仏山に登った日本百名山著者の深田久弥は、著書の中で『 燧と至仏は尾瀬ヶ原を挟んで相対しているが、前者の威のある直線的な山容に引きかえ、後者は柔らかな曲線を描いて、何となく親しみやすい。』と述べ、昨年、尾瀬ヶ原から至仏を見て、そう思っていました。
ところが、その次に『もっとも反対側の利根から仰ぐと、頂上の稜線近くはゴツゴツした岩で鎧われている。』と書いています。
今回は、山の鼻からの周回ではなく、鳩待峠からのピストンで登りました。
小至仏山までは比較的楽なコースでしたが、そこから至仏山頂までは、本に書かれた通りのゴツゴツした岩の連続・・・ここの往復には参りました。
ともあれ、日本百名山かつ花の百名山の至仏山は、眺望も良く花も多くて、登った甲斐がありました。
写真は、至仏山の途中にある原見岩から望む尾瀬ヶ原と燧ケ岳。

旅行の満足度
5.0
同行者
友人
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 今回の参加者は6名。<br />お盆の時期なので、混雑を避けるため5時に地元を出発し、戸倉まではスムーズに来ました。<br />ところが鳩待峠駐車場は満杯なので、戸倉第一駐車場に車を停めて、そこからからマイクロバスで鳩待峠へ。<br />(鳩待峠駐車場は早朝4時に満杯になったそうです)

    今回の参加者は6名。
    お盆の時期なので、混雑を避けるため5時に地元を出発し、戸倉まではスムーズに来ました。
    ところが鳩待峠駐車場は満杯なので、戸倉第一駐車場に車を停めて、そこからからマイクロバスで鳩待峠へ。
    (鳩待峠駐車場は早朝4時に満杯になったそうです)

  • 8時前に鳩待峠(標高1,591m)に着きましたが、夏休みの時期なので、大勢の人が尾瀬を楽しみにやって来ています。

    8時前に鳩待峠(標高1,591m)に着きましたが、夏休みの時期なので、大勢の人が尾瀬を楽しみにやって来ています。

  • トイレを済ませ、準備体操をして出発準備完了。

    トイレを済ませ、準備体操をして出発準備完了。

  • 少し雲がありますが、鳩待峠からも柔らかな曲線の至仏山が見えます。

    少し雲がありますが、鳩待峠からも柔らかな曲線の至仏山が見えます。

  • 大半の人は、ここで記念写真を撮って尾瀬ヶ原に向かいます。

    大半の人は、ここで記念写真を撮って尾瀬ヶ原に向かいます。

  • 我々は小至仏山から至仏山を目指します。<br />案内板にも ” 地形が急峻で ” と書いてありました。

    我々は小至仏山から至仏山を目指します。
    案内板にも ” 地形が急峻で ” と書いてありました。

  • 8時過ぎにスタート。

    8時過ぎにスタート。

  • この山にも「クマの目撃情報」の貼り紙があります。

    この山にも「クマの目撃情報」の貼り紙があります。

  • 緩やかな木道や・・・

    緩やかな木道や・・・

  • 木の階段を登って進みます。<br />小至仏山までは東電のお蔭で登山道がよく整備されています。

    木の階段を登って進みます。
    小至仏山までは東電のお蔭で登山道がよく整備されています。

  • 原発事故のあとも東電は木道などの整備を行っているようで、平成26年のマークが入った木道もありました。

    原発事故のあとも東電は木道などの整備を行っているようで、平成26年のマークが入った木道もありました。

  • シシウド。

    シシウド。

  • ミヤマアキノキリンソウ。

    ミヤマアキノキリンソウ。

  • トンボがたくさん飛んでいて、山はもう秋のモード。

    トンボがたくさん飛んでいて、山はもう秋のモード。

  • ハクサンボウフウ。

    ハクサンボウフウ。

  • イワオトギリ。

    イワオトギリ。

  • 花を楽しみながら、樹林帯を進みます。

    花を楽しみながら、樹林帯を進みます。

  • イワショウブ。

    イワショウブ。

  • ヒメシャジン・・・至仏山頂まで、至る所に咲いています。

    ヒメシャジン・・・至仏山頂まで、至る所に咲いています。

  • スタートしてから1時間あまりで、原見岩(標高1,920m)に到着・・・休憩にちょうど良い岩です。

    スタートしてから1時間あまりで、原見岩(標高1,920m)に到着・・・休憩にちょうど良い岩です。

  • 原見岩からは視界が開け、尾瀬ヶ原と燧ケ岳がよく見えます。

    原見岩からは視界が開け、尾瀬ヶ原と燧ケ岳がよく見えます。

  • 尾瀬ヶ原の池塘。

    尾瀬ヶ原の池塘。

  • 巻き上げる雲の先は日光白根山。

    巻き上げる雲の先は日光白根山。

  • 至仏山頂も見えます。

    至仏山頂も見えます。

  • ハイマツの実。

    ハイマツの実。

  • オゼトリカブト。

    オゼトリカブト。

  • だんだん蛇紋岩の岩場が多くなってきました。

    だんだん蛇紋岩の岩場が多くなってきました。

  • 燧ケ岳が火山の噴火によって出来た山なのに対し、至仏山は岩石が隆起して出来た山です。<br />蛇紋岩はずしりと重い黒っぽい色の岩で、滑りやすいのが特徴。<br />小至仏山の手前のこのあたりから至仏山山頂付近一帯まで、この蛇紋岩の岩場が続きます。

    燧ケ岳が火山の噴火によって出来た山なのに対し、至仏山は岩石が隆起して出来た山です。
    蛇紋岩はずしりと重い黒っぽい色の岩で、滑りやすいのが特徴。
    小至仏山の手前のこのあたりから至仏山山頂付近一帯まで、この蛇紋岩の岩場が続きます。

  • ムラサキタカネアオヤギソウ(別名:タカネシュロソウ)。

    ムラサキタカネアオヤギソウ(別名:タカネシュロソウ)。

  • イワイチョウ。

    イワイチョウ。

  • ノアザミ。

    ノアザミ。

  • ハリブキ。

    ハリブキ。

  • サラシナショウマ。

    サラシナショウマ。

  • オタカラコウ。

    オタカラコウ。

  • 雪解け水が流れる水場。

    雪解け水が流れる水場。

  • オヤマ沢(1,980m)・・・約3キロ歩きましたが、ここまではなだらかな登山道です。

    オヤマ沢(1,980m)・・・約3キロ歩きましたが、ここまではなだらかな登山道です。

  • オオバセンキュウ。

    オオバセンキュウ。

  • イワショウブの実。

    イワショウブの実。

  • タテヤマリンドウ。

    タテヤマリンドウ。

  • クロヅル。

    クロヅル。

  • ホソバコゴメグサ。

    ホソバコゴメグサ。

  • オオバギボウシ。

    オオバギボウシ。

  • 花が終わったチングルマ。

    花が終わったチングルマ。

  • 花が終わったショウジョウバカマ。

    花が終わったショウジョウバカマ。

  • タテヤマリンドウ。

    タテヤマリンドウ。

  • 小至仏山頂に近づくと、緩やかな登りから、急にゴツゴツとした岩山に変わります。

    小至仏山頂に近づくと、緩やかな登りから、急にゴツゴツとした岩山に変わります。

  • 滑りやすい蛇紋岩帯の登りを慎重に。

    滑りやすい蛇紋岩帯の登りを慎重に。

  • ホソバヒナウスユキソウ。

    ホソバヒナウスユキソウ。

  • 岩場には木の階段も整備されています。

    岩場には木の階段も整備されています。

  • タカネトウウチソウ。

    タカネトウウチソウ。

  • キンコウカ。

    キンコウカ。

  • ハクサンフウロ。

    ハクサンフウロ。

  • ヒメシャジンが咲き乱れる岩場を越えて・・・

    ヒメシャジンが咲き乱れる岩場を越えて・・・

  • 11時に小至仏山の山頂(2162m)へ・・・狭い山頂は休む所がありません。

    11時に小至仏山の山頂(2162m)へ・・・狭い山頂は休む所がありません。

  • イブキジャコウソウ・・・伊吹山で多く見られるこの花は、 ” 麝香 ” の名の通り芳香があります。

    イブキジャコウソウ・・・伊吹山で多く見られるこの花は、 ” 麝香 ” の名の通り芳香があります。

  • 小至仏山から一旦下り・・・

    小至仏山から一旦下り・・・

  • 再び岩山を登ります。

    再び岩山を登ります。

  • 尾瀬ヶ原から見た柔らかな曲線の至仏山とは、まるで様相が違います。

    尾瀬ヶ原から見た柔らかな曲線の至仏山とは、まるで様相が違います。

  • シナノキンバイ。

    シナノキンバイ。

  • タカネナデシコ。

    タカネナデシコ。

  • 山頂はこの先。

    山頂はこの先。

  • 12時過ぎに標高2,228mの山頂に到着・・・約4時間かかりました。

    12時過ぎに標高2,228mの山頂に到着・・・約4時間かかりました。

  • 結構広い山頂なので、ここで昼食。

    結構広い山頂なので、ここで昼食。

  • 北側の稜線は、ゴツゴツとした岩山が連なり・・・

    北側の稜線は、ゴツゴツとした岩山が連なり・・・

  • その先には尾瀬ヶ原が広がっています。

    その先には尾瀬ヶ原が広がっています。

  • 沢山の人で賑わう山頂・・・深夜に出発したのか、寝てる人もいます。

    沢山の人で賑わう山頂・・・深夜に出発したのか、寝てる人もいます。

  • ガスが出て展望はイマイチでしたが、また一つ百名山に登り、満足。

    ガスが出て展望はイマイチでしたが、また一つ百名山に登り、満足。

  • 山頂から往路を辿り、鳩待峠へ戻ります。

    山頂から往路を辿り、鳩待峠へ戻ります。

  • 振り返ると、至仏山頂が。

    振り返ると、至仏山頂が。

  • 露岩帯の稜線を下って行きますが、往復は結構きつい。

    露岩帯の稜線を下って行きますが、往復は結構きつい。

  • ウメバチソウ。

    ウメバチソウ。

  • 小至仏山が見えてきましたが、厳しい岩山が続きます。

    小至仏山が見えてきましたが、厳しい岩山が続きます。

  • 西側に奈良俣ダムの湖水が見えます。<br />利根川上流の奈良俣ダムは、矢木沢ダム、藤原ダムなどとともに関東の水瓶になっていますが、今年7月は東京の水不足で、これらのダムの貯水率がニュースで何回も報道されました。

    西側に奈良俣ダムの湖水が見えます。
    利根川上流の奈良俣ダムは、矢木沢ダム、藤原ダムなどとともに関東の水瓶になっていますが、今年7月は東京の水不足で、これらのダムの貯水率がニュースで何回も報道されました。

  • 燧ケ岳と尾瀬ヶ原の眺めは、どこから見ても素晴らしい。

    燧ケ岳と尾瀬ヶ原の眺めは、どこから見ても素晴らしい。

  • 左に鳩待峠、右に駐車場が見えてきました。<br />ここから、まだ1時間半ほどかかります。

    左に鳩待峠、右に駐車場が見えてきました。
    ここから、まだ1時間半ほどかかります。

  • 中間点のテラス・ベンチまでやっと戻りました。

    中間点のテラス・ベンチまでやっと戻りました。

  • 稜線の先には笠ヶ岳。

    稜線の先には笠ヶ岳。

  • ワタスゲが風になびくオヤマ沢田代湿原・・・涼やかな夏山の風景ですね。

    ワタスゲが風になびくオヤマ沢田代湿原・・・涼やかな夏山の風景ですね。

  • ツルリンドウ。

    ツルリンドウ。

  • オオバタケシマランの赤い実。

    オオバタケシマランの赤い実。

  • 16時に鳩待峠に戻って来ました。<br />マイクロバスを待つ間、皆さん美味しそうにソフトクリームを食べています。<br />帰りの関越はお盆渋滞で1時間ほど余計にかかりましたが、至仏山に登ることが出来たので、きつかったけど満足の一日でした。

    16時に鳩待峠に戻って来ました。
    マイクロバスを待つ間、皆さん美味しそうにソフトクリームを食べています。
    帰りの関越はお盆渋滞で1時間ほど余計にかかりましたが、至仏山に登ることが出来たので、きつかったけど満足の一日でした。

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