2016/08/05 - 2016/08/11
465位(同エリア832件中)
あざやんさん
到着翌日はティヴォリに向かい、妻が見たいと言っていた「ヴィッラ・アドリアーナ」を訪問しました。
行程は、テルミニ⇒地下鉄B線⇒ポンテ・マンモーロ⇒バス⇒ティヴォリ。帰路はその逆。
ティヴォリとヴィッラ・アドリアーナ間はCATバスで往復。
ティヴォリ行きのコトラル社のバスは「相当ボロボロ」でした…。冷房はなし。天然の風を窓から取り入れる省エネ仕様。
バスは長距離バスのような2列シート、座面が硬いこともあって乗り心地は良くないデス…。
ただし運転は荒くなく、加減速や旋回で気分が悪くなることは無かった。
チケット刻印機は運転手そばにあるので、指定通り「前のリ、後ろ降り」で乗車下車すべき。地元の人は全く守らんし、運転手も刻印しなくても客に注意しませんが、チケットはちゃんと刻印したほうがいいでしょう。
バスは地元の人の足代わりになっているようで、朝9時45分発で乗車率は100%以上。客層は観光客のほうが少ない感じ。
ただし、ティヴォリに近付くにつれ観光客が残り、席も空きだす。ティヴォリは高台にあるので、登り坂でのバスからの景色が良い。
所要時間はマンモロから50分程度。片道2.2ユーロ(安い)。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
-
バスは終点で降りればいいと思っていましたが、どうもそうではないらしい。
ティヴォリの町に入ってすぐの停留所で「あんたらヴィッラ・デステ行くだろ? ここで降りるぞ」みたいなことを乗客のドイツ人男性から唐突に言われました。
ヴィッラ・デステ最寄り停留所⇒降車場所として正解
ということは知っていたので、話を合わせて降ります。
ヴィッラ・アドリアーナが目的地だったので、妻は「ヴィッラ・デステ?」といぶかしげな表情でドイツ人に聞き返したところ…。
ドイツ人が(英語で)饒舌に語りだしたのだ。
不思議なことに、英語で「どんな単語で」語っていたかは覚えていないのだが、TVでよくある、『語りに合わせて日本語が流れるイメージ』で彼のコメントを覚えている。
「ヴィッラ・デステは最高に素敵な庭園だよ。階段状に設計されていて、いくつもの噴水が設置されている。いろいろな噴水を楽しむことができるよ。500もの噴水があるんだ。ここにきたなら、ぜひ行っておくべきだね!」(こんな感じ)
その後いくつか会話を交わし、お互いの出身国を伝え合って別れた。
ドイツ人のヴィッラ・デステ推しはとりあえず留保して、停留所すぐそばにあるP.I.T.にティヴォリの地図をもらいに行くことにする。
「ボンジョルノ、ヴォレイ・アンダーレ・ア・ヴィッラ・アドリアーナ!」
(今日は、ヴィッラ・アドリアーナに行きたいのですが!)
と元気よくP.I.T.のお姉さんに話しかけると、彼女は地図を見せながら、なぜかヴィッラ・デステの説明を始めた(英語で)。
「ヴィッラ・デステはここからすぐよ。歩いて二分。噴水がたくさんあって素敵なの。そちらのお子さんは何歳? 12歳? じゃあ無料よ…」
これは「観光客には最初にヴィッラ・デステ推しをする」ことがマニュアルで定められているのか? と思いながら、耐えて聞くことにした。
P.I.T.はイタリア政府が観光客のために設置してくれた無料案内所なのだ。
タダで親身に相談を受け付けてくれる職員に対して、「はあ? 俺が行きたいのはそこじゃねーッつうの!」なんて暴言を吐くわけにはいかない。
お姉さんのヴィッラ・デステ推しは1分も無かったと思うが、語りが終わったのを確認してから、
「で、ヴィッラ・アドリアーナはどうやって行くのですか?」と英語で聞いてみる。
お姉さんは、そうだったわね、といった表情で
①CATバスという白いバスに乗る、
②チケットはすぐそばのタバッキで買える、
③バス停は道を渡った向こうにあるが、ローマ行きもそこから乗れる、
④CATは白、ローマ行きは青、これを間違わないで。
と順序立てて教えてくれた。
でまあ、これだけ推しが入ると無視もできねえな、となり、まずヴィッラ・デステに行くことにした。
写真はヴィッラ・デステからの眺望。 -
入場すると、まず館の中を歩く。
贅のある調度品が迎えてくれる。 -
けばけばしさがなく、気品が感じられる。
-
庭園に出て、最初に見た噴水がこれ。
日差しの中で光ってました。
(女の子二人でなく、噴水な) -
ドイツ人が言っていたとおり、館が高台にあり、庭園が階段状に低くなっていくため、噴水を「見下ろす」構図で楽しむことができる。
これはなかなか体験できない。 -
噴水の脇にいたカエル。
あまりに小さいので、最初は虫かと思った。
日本で見かけるコオロギの幼虫と同じサイズ。 -
ロメッタの噴水。
古代ローマを模したらしく、例の「双子と狼」がいる。
真ん中の女神はミネルヴァだろうか? -
建物部分がオルガンの噴水ってやつですな。
時間的に演奏は聞けなかったものの、ここの景色はすごくよい。
下部の噴水は、ネプチューンの噴水。 -
アルテミスの噴水に至る小径。
自動散水機(スプリンクラーで噴水とは無関係)が稼働しており、タイミングが合うと、放物線を描いた水をぶっかけられる。
アトラクションでも何でもないのだが、妻と息子はキャイキャイ言いながら水を受けていた。
あ、すいません、俺もです。 -
アルテミスの噴水。
アルテミスは普通の女の子的な肢体バージョンと、このような多数乳房バージョンがある。
ここで少し不思議なのが、エステ家とアルテミスの関係。
多数乳房バージョンのアルテミスは、新約聖書の中で偶像崇拝として使徒パウロに批判されてる。要はキリスト教にとって異教だ。
一方、庭園を建立したイッポーリオ・デステなる人物は、ローマ教皇になりそこねた枢機卿だ。カトリックの上位聖職者たる人物。
カトリックが(マリア像に象徴されるように)偶像崇拝に鈍感化していったにしろ、異教の神像を屋敷に設置するというのは不可解だろう。
どんなつながりでここにあるのか??
余談だがアルテミスの乳首から水が流れる仕組みになっている。
息子は「セクハラだよな〜」との感想。 -
オルガンの噴水に上っていくのは大変だが、館から下まで降りて(アルテミス周辺が最下層)上る構造なので、致し方なし。
-
オルガンの噴水の一段下に物見櫓みたいなところがあり、そこから眺望きく。
噴水の、噴出する水の頂点を見ることができる。 -
洞窟みたいな空間もあって、中に入れる。
-
洞窟の中も噴水。
その奥に、抜け穴らしきものが。
息子がライトで照らしてみたが、よくわからない。。 -
オルガンの噴水。
オルガンは鳴らなかったが、もっと興味深いことを発見した。 -
柱の女性像に注目。
足が植物のつるのようになっている。
これ、表現技巧として上手いなーと思った。
普通に両足を表現すると、ただのヌード像になってしまい、エロっぽくなる。
(どこかの東洋人の小僧にセクハラとか言われる)
ところが!
足をつる状にするだけで、あら不思議、エロくありません。
俗っぽさが消えて芸術的になる。
うちの小僧も特にコメント無かった。 -
でも膝下を見なきゃエロいのでは?
と、思ったアナタ! 甘いぞ、それは。
女性像をアップにするとよくわかるが…
顔が怖いのだ。
しかもなんか、呪いをかけるような見下ろし目線。
というわけで、こいつは遠目でエロさを感じずスルーするなら無害だが、あえて接近するエロガキには呪殺するような視線を浴びせる恐ろしい像なのだ。
ギリシャ神話にエキドナという半人半蛇(上半身が美女、下半身が毒蛇)の魔物が出てくるが、もしかしてそれだろうか?
アルテミスもギリシャ神話が出自だし、この館、噴水だけでない秘密が隠されてそうな気がする…。 -
オルガンの噴水から庭園を見るとこんな感じ。
背後から呪殺の視線を感じても、あー気にしない。
(カメラが傾いているが!?)
この後、館を出て、雑貨店でイタリア食器などを見ていたら、突然の雷雨。
「気にすんな、通り雨だ」と妻と子に言い聞かせるも、内心
「まさかエキドナの呪いか!?」と穏やかでない。
20分くらいで雨が止んだので、食器を買って店を出た。 -
食器店の近くの店で、7ユーロのランチを食べる。
食べてる最中、またしても雨。
ティヴォリは山沿いにあるので、にわか雨が降りやすいのかもしれない。
呪い? そ、そんなのあるわけない。 -
P.I.T.のお姉さんのアドバイスに従い、ヴィッラ・アドリアーナへ。
ここはめっちゃ歩く。バス停降りたらすぐ券売所とエントランスなのだが、そこから遺跡までかなり歩く。
かなりって、どのくらいよ?
そんな突っ込みに具体的に答えられないほど、かなり。
で、かなり歩くと、模型のおいている建物に着く。
ここは模型だけの空間。 -
遺跡に入ると、最初にポイキレという養魚場跡がある。
現在は亀が泳いでいる。 -
ニンフェウム、ハドリアヌス皇帝の私邸跡。
怪しい雲が立ち上っているが、当時の天気は小康状態。 -
1900年前の建物がよくぞ現存さているものだ、と思っていたら、結構長いこと放置されてたそうで、イタリア統一後(19世紀以降)に発掘保全されたらしい。
-
浴場跡を遠目から。
セミが元気よく鳴いていたのだが、日本と違ってミーンミーンミーンミーとかジワージワジワーとかツクツクピョーじゃない。
ストップウォッチのようなテンポで、ジッジッジッジッジッ…と鳴くのだ。
日本のセミは体感気温を2度ほど上げるが、イタリアはそうじゃなかった。 -
ここは貯蔵庫。
3階建て以上の高層建築物で、個人的にはここが一番スゴイと感じた。 -
カノプス。
ここも亀がいる。 -
カノプス反対側から。
写真の右手側の土手に上がれて、そこからのほうが眺めがよい。 -
黄金広場…かな?
雲行きが怪しいなんてもんじゃなく、ヤバイ。 -
ホスピタリア周辺。雨が降り始め、レンズに水滴がついている。
ここから駆け足で帰ろうとするも、道に迷ってヴィーナスの小神殿(遺跡内のスポット)に行ってしまい、引き返してなんとか出口にたどり着いた。
が、たどり着いたら着いたで雨がやみ、雲も晴れていた。
恐るべしエキドナ(違うって)。 -
ローマにもどり、休憩したのち、20時ごろに夜のコロッセオを見るため出発。
-
日没直後はこんな空のいろ。
そんなに空腹でもなかったので夕食替わりに地下鉄駅の売店で買ったパニーニをかじりながら、ライトアップを待つ。 -
コロッセオのライトアップが始まりだすと、こんな感じ。
観光客が大勢いて、あまり危険は感じない。 -
コロッセオから85番バスでトレヴィの泉に向かう。
85番バスは Largo Chigi という停留所で降りる。
写真はその停留所周辺。 -
停留所から3分程度で泉に到着。
夜9時というのに、すごい人だかり。
初詣状態。 -
後ろ向きに、コインを投げ入れた。
御縁があるように、5チェントユーロ玉。
全然韻を踏んでいないことに、あとで気付く。
が、後の祭り。
帰りはさっきの停留所から71番バスに乗り、リリコのすぐ近くの停留所(Viminale 内務省前)で降りた。
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