台北・マンゴーを食べに（１）往路_羽田～台北松山（ＮＨ）＆マンゴーと少し観光

2016/07/01 - 2016/07/05

我が家が台湾に行く時期は
（１）年末
（２）元宵節
（３）ＧＷ
（４）６月～７月中旬
（５）中秋節

が基本。
（１）は花火＆火鍋、（２）はランタン祭＆湯圓、（３）南部＆周遊、（４）フルーツ、（５）ＢＢＱが目的。
個人的に最も好きなのが（５）のＢＢＱ、次が（４）のフルーツかな。
これぞ「台湾」ってのを楽しめる・・・気がする・・・だけかな？

台湾は常夏ではないので、フルーツの旬っていうのも時期で変わる。
個人的にはその時期の最も旬のものを食べるのが良くて、逆にそうでないものはおススメできない。
時期を外したものは美味しくないし、日本で多少お金を出して食べた方が絶対に満足度は高い。
千疋屋のフルーツバフェとかね。
６月～７月中旬は、マンゴーやライチをはじめとして、パパイヤ、スイカなど年中食べられる果物も更に美味しくなるので狙い目かと。
今はＬＣＣが飛んでるんで、週末にフルーツだけ食べに行くのも良いかと思う。

今回はマンゴーを食べに台北へ。時間がないので南下はできず。
あと添乗員的なモノも兼ねてグループ移動となりました。

今回は添乗員なんで、贅沢に羽田を使う。
チケットは、特典発券の最終区間。

ＴＳＡ－ＨＮＤ（別手配）ＣＴＳ－ＴＯＹ－ＨＮＤ－ＴＳＡ

のＨＮＤ（羽田）－ＴＳＡ（台北松山）部分。
他の区間は別の旅行記にて。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝の羽田。
庶民なので京急で。
まずは宅配で送ったスーツケースを受け取ってチェックイン。
・・・ってミス。ＮＨのチェックインカウンターのオープン、６：３０前後だった。
てっきり始発到着時間あたりからオープンしてるのかと思った。
というわけでベンチで待つ。添乗員として少し肩身が狭い・・・。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

利用するのはＮＨ８５１。
定時出発よろしく。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

さくっと出国してラウンジへ。
ＮＨのラウンジは羽田国際線には２つある。
利用便の出発ゲートに近いのは「１１４ゲート付近ラウンジ」なのでそちらへ。
ラウンジ名が判りにくいし言いにくいのでネーミングをお願いしたい。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

７：００オープンのラウンジは、ほとんど人がいない。
スタッフがミーティングしてた。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (114番ゲート付近) 空港ラウンジ

「おにぎり」に「おいなりさん」に「巻き寿司」に「パン」。
良いのか悪いのか不動のラインナップ。１０年位同じもの見てる気がする。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (114番ゲート付近) 空港ラウンジ

サンドウィッチにポテトサラダ、グリーンサラダ等々。
あとはヌードルバー。炭水化物最強ラウンジは伊達じゃない。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (114番ゲート付近) 空港ラウンジ

ラングドックね・・・。
日本酒をいただきますかね。福生市の酒蔵さんの純米酒、ふむ。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (114番ゲート付近) 空港ラウンジ

朝ビールは１杯が美味い。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (114番ゲート付近) 空港ラウンジ

同行者がヌードルスタンドで豚骨ラーメンを頼んでいた。
やるじゃん、朝ラー。自分は無理だな。

羽田空港国際線 ANAラウンジ (114番ゲート付近) 空港ラウンジ

台湾線の定番Ｂ７８７−８００。
Ｙ席３−３−３の詰め込み機材。通称、奴隷船。
まあ３〜４時間だし、自分は太っていないので辛くはないけど、隣に誰が来るかで快適さが決まるロシアンルーレット機材。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

搭乗率は５〜６割位かな。
Ｃなんか１〜２割だった。

Ｂ７８７って新型なんだけど、なんかガッカリ感があるのはシートのせいかな？
例のＹ３−３−３といい、肘掛けのチープさといい・・・。
そのへんはＪＬってわかってる感がある。あえてＹ２−４−２とかだもの。

前方に座席指定すると、階層社会というものを肌で体験できる。
レベルフライトになったらカーテンぴしゃ〜だし。

メインは洋食「タンドリーチキン」、和食「鶏そぼろ」の２択。
鶏そぼろは、もう食べ飽きたというか見飽きたので、洋食。
副菜もデザートも美味しかったが、コストカットが凄いね（笑）。
デザートはナショナルＢのプリンとかだったけど、今はフリーカットケーキ。
グリーンサラダのところは、前はスモークサーモンとか酒のアテになるようなものだった。
「洋食」メニューだと、是が非でもパンを出さなきゃならないのかな？

メインのチキンは美味しかった。
スパイシーなチキンとパプリカ、なすを酒のアテに。

機内販売とか買ってたら、あっという間に那覇付近。
台北まであと１時間。近いのは良いけど機内では何もできないもどかしさ。
ハリウッドの大作とか時間切れになる可能性大。

ほぼ定刻通り台北松山空港に到着。
台北市内にアクセスするのに非常に便利な空港だ。桃園機場線が開通したら感じ方も変わるのかもしれないが。
国内線が離島以外壊滅状態になって、国際線の発着可能枠もありそうなのに地味なのはなぜ？
我が家はある台湾人の見解に同意してる。
「松山空港は、中国の国内線扱いなんです。国民党と共産党がそういう位置付けで確認し合っているので、その範疇からは手を広げないんです」

なるほどね。ローカルなのはわざとなのか。羽田や金浦の相互乗り入れも国内線空港っていう建前があるのね。
つまり、羽田〜桃園（楽桃）はあっても、成田〜台北松山はなかなか難しいと。
発着枠や駐機料等々の問題だけでなく、政治的な意味合いがあると。
機をみるのに敏な台湾人が、台北松山の運用に限ってのんびりしているのは変だなとは思うのです。
個人の見解ですけどね。
今、大陸からの訪台客の数、相当制限されてるみたいですね。蔡政権に対する脅しなんでしょうけど。
我が家も頑張って台湾に行かねば・・・行ってもお金落とさないダメ客なんですけどね。

台北松山空港 (TSA) 空港

到着ロビーの中華電信でＳＩＭをひとつ購入。
アクティベートもさくっと終えて、同行者に連絡用携帯を渡す。
自分達のＳＩＭは、セブンイレブンのｉｂｏｎでやれば良いので後回し。

台北松山空港 (TSA) 空港

人数が多いのでタクシーで移動。
Ｕｂｅｒは車種が選べないので今回はパス。手荷物が収納しきれないと困るため。
宿に荷を解いて、早速マンゴを食しに向かう。

まずは日本人にも人気の店へ。
人気店のせいか、毎年ジリジリと価格改定される印象。
物価も上がっているし、特に今年はマンゴー大凶作の折、値上げはいたしかたない。
が、１００元で盛りが寂しいのはニンともカンとも・・・。
マンゴーは色合い＆香りからして愛文かと。完熟で美味い。

冰讃 スイーツ

満足度２０％のため、Ｕｂｅｒでもう一軒。
台大界隈の老舗店「台一牛[女及]大王」へ。
台北でよくお世話になってる。
冬は「紅豆芝麻湯圓」がおススメ。その時期にフルーツカキ氷食べるなら「草苺牛[女及]冰」ですね。
他のお店に浮気しても、結局はここのカキ氷に戻ってきてしまう。
まあ正直なトコロ、フルーツ食べるなら切盤（カットフルーツ盛）が一番良いんですけどね。

台一牛乳大王 スイーツ

紅豆牛[女及]冰（６０元）と芒果牛[女及]冰（１３０元）。
ビジュアル通りの味。美味い。
練乳だらだらだし、甘味好きにはタマランのです。
この時期のマンゴーは愛文と金煌のハイブリッドで提供されるはずだけど、今回は金煌オンリーっぽい。
金煌はバカでかいタイマンゴーって感じでしょうかね。
満足。

台一牛乳大王 スイーツ

紅豆牛[女及]冰は、この店の招牌だと思う。
シャバシャバなお汁粉が標準の台湾において、ここの紅豆はどろどろ感が凄い。
御年ウン歳の老板が、今も店に出てきて色々チェックしてる。
品質にバラつきが多い台湾において、こういう緊張感はとても大事。
ＦＣ展開したとたんに品質低下で全店潰れるのが台湾の常だし（創業者が経営権を売り渡すってのもあるけど）。
だからお店はいつでもクオリティを保ってる。分店無いし。

台一牛乳大王 スイーツ

次は部屋で食べるマンゴーを確保。
はっきり言って自分でマンゴーを買って、部屋で好きなだけ食べるのが最もＣＰが高いと思う。
日本への持ち帰りはできないので、とにかく喰らうのが○。毎食後マンゴーを喰らう位で良いのでは？
マンゴーをジャムにして持って帰る手もあるけど、帰ったらそんなにありがたみが無くなるので△。
週末限定開催の希望廣場へ向かう。

台北希望廣場 市場

今週は、雲林縣を中心としたグループの出店。
雲林かぁ・・・野菜のイメージが強いけど。マンゴーはあるかな？
では、フルーツチェック。

台北希望廣場 市場

ライチ発見。
老板に聞くと正直なトコロ、今年はイマイチらしい。
台湾では必ず試食ありきなので、納得して購入できる。
逆に試食しないで買うのは×。
よっぽどのものでない限り、頼めば試食させてくれる。というか基本、物欲しげに見つめていれば、すすっと近づいてきて試食を勧めてくれる。

台北希望廣場 市場

西瓜は相変わらずでかい。
試食のカットが大きすぎる。
家で普通に食べる三角カットの大きさ。
試食で満足しちゃうんじゃないの？といらぬ心配。食べたけど。

台北希望廣場 市場

パイナップルは南投産。
関廟農会も出店してたけど、どっちのが美味いかは判別付かない。
何となくだけど、南投産は酸味が少し前に出てる。関廟産は甘味が出てるかな。
いずれにせよ美味い。特に芯が超絶美味い。パイナップル味のタケノコって感じでタマラン美味さ。

台北希望廣場 市場

木瓜。
断面を見せてくれたけど、果肉が濃いオレンジで美味しそう。もちろん試食。
今の時期、木瓜牛乳も美味しそうだなぁ。

台北希望廣場 市場

芒果発見。
手前はあまり出回っていない小ぶりのマンゴー「鶏蛋」。
「鶏蛋」はとにかく甘くて汁けが凄い。食べるジュースのよう。
香りや果肉の食感は愛文には劣るけど、これも美味しい。
あまり台北では見かけないけど、見かけたらぜひ。
右上はアボガド。
台湾ではびっくりするほど食べ方が普及していない。
一般的なのはアボガドミルク位かと。
何人かの台湾人に食べ方を聞いたが、一様に首をかしげる。

果物屋のオヤジでも、首をかしげてる始末。

「ミルクと混ぜて飲むのがいいよ〜讃！」
って、それ以外でって聞いてるだろオヤジ。
人の話聞けよ。

台北希望廣場 市場

収穫。
滞在中はフルーツパーティー連続開催だった。
朋友からフルーツの差し入れもあったので、外で全く食べられなくなった。
まあ、これが目的で来たので大満足です。

台北希望廣場 市場

今回は（も）ろくに観光してないけど、同行者のリクエストで淡水に行った。
淡水の目的は、東洋のベニスと謳われる（誰が言うのか）美しい水辺や夕日を観ること。

淡水老街 散歩・街歩き

・・・では全くなくてゴルフ場見学。
歴史ある「台灣高爾夫倶楽部」のクラブハウスと１番＆１８番ホールの見学。
http://www.tgccgolf.com/

ゴルフをやらない自分にはゴルフ場巡りの魅力は全くわからんけど、好きな人は好きらしい。
駅からタクシーで向かったのだが、運ちゃんが開口一番

「で、どこのゴルフ場だい？」

ん？色々聞いてみると、淡水には３つほどゴルフ場があって、極めて紛らわしいネーミングで競い合ってるらしい。
台湾らしいなぁ。
名前を言っても埒があかないので、とにかく一番古いゴルフ場ね、ということで納得。

台湾ゴルフ倶楽部 ゴルフ場

確かに歴史はありそうだ。
プレイしているのは日本人ばっかりだった。
プレイフィーも安いみたい。
階上に大箱の中華レストランがあるのも台湾ぽくていいね。
昼とか夕方にクラブハウスに戻ったら、炒め物くさいんだろうな。

台湾ゴルフ倶楽部 ゴルフ場

李登輝さんとブッシュパパかな？

台湾ゴルフ倶楽部 ゴルフ場

ん、淡水も眺めました。
無事、ミッション終了。
ゴルフ場の滞在時間は１５分。
運ちゃんがメーター止めて待っててくれる条件が１５分。
まあ、充分です。
踵を返して台北に戻る。
さあ、メシメシ。

台湾ゴルフ倶楽部 ゴルフ場

後は林森公園の鳥居かな。
ここは日治時代の歴史を紐解くのに、非常に重要な場所だと思う。
戦前は台湾総督の明石元二郎をはじめとする多くの日本人が埋葬された墓地があったトコ。戦後、国民党が進行してきて外省人が長い間不法占拠してたのを、立ち退かせて公園として整備して、鳥居を戻したのがザックリとした流れ。
鳥居を戻す運動に日台の多くの人が関わっていたことを、我々は知るべきだと思うな。独り言ですが。

林森公園 康楽公園 広場・公園

改装をようやく済ませた台北車站。
なんか淫靡になったな。

台北駅 <地下鉄> (台北車站) 駅

新光三越の丸亀製麺が手打体験させてた。
ちょっと見てみたい気もする・・・色んな意味で凄そう。

新光三越百貨 (台北駅前店) 百貨店・デパート

コスプレみたいなものもさせてくれるのかな？
台湾人ってこういう参加型イベントに慣れてるので、ノリノリで楽しむから良いよね。
この気質は凄く好きだし、少し羨ましいな。

新光三越百貨 (台北駅前店) 百貨店・デパート

同行者がお土産に探していた台湾の爪楊枝を買いに「金興發生活百貨」へ。
台湾版１００均みたいなものです。勝立百貨より少しだけオシャレかと（我が家比）。

金興發生活百貨 (城中店) スーパー・コンビニ

台風前に戦闘態勢に入った店舗。
これで防げれば世話ないが、窓にガムテや土嚢の準備は夏の台湾の風物詩でもある。

（続）