安全に旅できた頃のリビア＆フィレンツェ、ピサ＝2008年11月②（ナフーサ山地）

2008/11/24 - 2008/11/24

古代ローマの遺跡や砂漠が広がる北アフリカの国リビア。
旅をしたのは2008年11月。
日程は以下の通り。
11月22日　JL5063便　成田発ローマ行き（ローマ泊）
11月23日　AZ868便　 ローマ発トリポリ行き　トリポリから車で移動（ズリテン泊）
11月24日　レプティスマグナ遺跡観光、★ベルベルの町に寄りながらガダメスへ移動
11月25日　ガダメス観光
11月26日　トリポリへ移動、途中サブラータ遺跡観光
11月27日　トリポリ観光後、AZ869便でローマ、そのまま鉄道でピサ
11月28日　ピサ観光後、鉄道でフィレンツェ
11月29日　フィレンツェ観光　フランクフルト経由でJAL408便で帰国
内戦にISも絡んで混沌としている現状は悲しい。
是非、再訪できる環境が整ってくれればと思います

エリア その他の都市(リビア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

　さて、レプティスマグナからガダメスへ長距離ドライブです。途中でクサール・ハッジ、ナールートというベルベルの町にあるカスル（食料貯蔵など）に立ち寄りながらおよそ８００ｷﾛの道のりです。
　途上国を旅したことのある人は経験があると思いますが、リビアもご他聞にもれず車でぶっ飛ばします。トリポリ市内は別として、幹線道路に出れば１２０ｷﾛは出します。初日にレプティス・マグナ近郊のズリテンに移動した時もガイド兼ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰのアフメッドは「１００−１２０ｷﾛならコントロールできる」と笑いながらかっ飛ばしてました。
　しかも、今回は超長距離ドライブ。 そりゃあ、急ぎます。最初は片側２車線（時には３車線）の道も１車線となり、舗装の状況も悪くなりますが、スピードは落ちません。というか、「１２０ｷﾛまでなら大丈夫」といってたのにいつの間にやら１４０ｷﾛでぶっ飛ばす。うわ〜っ。どっかでコントロール失ったら間違いなく、アッラーの神の下に行ってします。

　というわけで、たどり着いたのがクサールハッジです。これ倉庫なんです。祭りや会議に使う広場のまわりをぐるりと４層（階）の倉庫が囲んでいる。倉庫っていうより、宮殿、いや要塞のような感じもしてしまいます。

　観光客は訪れるけど、基本的には今でも倉庫として利用されているみたい。アフメッドは私が一人で観光している間に地元の人とチャイ（茶）で一服。私も観光後はチャイをいただきました

　倉庫って感じがしないですが

　外観は完全に要塞でしょう。十分、籠城できそうです

　クサールハッジから１時間ほど走るとナフーサ山地の中心地のナールートに着きます。オールドタウンはやはり完全に砦って感じです

　所々緑はありますが、荒涼とした大地。圧倒されます

　限られた水しかない中で人々が暮らしを維持してきた。考えさせられます

　クサールハッジとはまた違ったカスルがあります

　ところどころに足場を確保するための階段、ロープが

　アラビア語で何か書かれているのですが、読めません

　オリーブ油をとるための圧搾機。つい最近まで使われていたとか

　なかなか充実の観光。とはいえ、午後３時近くになりさすがにお腹が空いた。ということで、ようやくレストランで昼飯です。
　まずは前菜

　スープもきました

　メーン料理

　デザートはナツメグです。
　で、ガダメスに向けて再出発。しかし遠い。何とか日が暮れる７時までには着。次第に１２０ｷﾛは出さなきゃ遅いというような気分になっました