2016/07/24 - 2016/07/24
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たびたびさん
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今日は山あげまつりの二日目。やっぱり初めての祭りだし、気分がまだしっくり来ないところがあって、また来てしまった次第。さて、昨日とは打って変わって、いい天気。衣装や舞台の鮮やかな色彩がこれだとよく映えますね。今日の演目は、蛇姫様。あらすじは紹介パンフレットの説明文をそのまま載せましたので、よろしくご覧ください。
そして、この後は例によって街歩き。洞窟の醸造所や美しい滝なんかもあって、そこそここれも楽しめたかなと思います。
<蛇姫様>
万治元(1658)年2月、烏山藩の阿六姫は、家老の堀新三衛門が姫へのあらぬ風聞をたて、悪政をしいて民百姓を苦しめている仕業を克明に記した密書を江戸の君父へ届けるよう、腰元の楓に託す。阿六姫の命を受けた楓は、春まだ浅い烏山を一路江戸表へと足を運ぶ。人目を避けて山路を行くと、二人の武ゴが現れる。二人は楓を追ってきた新三衛門の家臣、今瀬辰之助と小暮一鉄。小袖の中に隠した文箱を寄こせと迫る。楓は必死に文箱を守るが、いよいよ二人に追い詰められる。そのとき黒雲が辺りを覆い雷鳴がとどろいて嵐となり、天から落ちる滝のようにあやしい白蛇が出現する。姫の国を思う心、楓の忠義、その一念に打たれて現れた阿六姫を守る白蛇だった。二人は必死に白蛇に切りかかるが、白蛇は光を放ち文箱をくわえて江戸表へと飛び去る。
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予定の場所で待っていると、一団がやってきましたよ~
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イチオシ
役員さんを先頭にして、
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山車を引く人たち。
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そして、山上げ舞台の道具を運ぶ主役たちです。
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イチオシ
荷物の上に乗ったこの人がリーダー。
拍子木をたたいて指示をするのが、山上げ祭りならではの独特のスタイルです。 -
位置につくと、例よって、手早く準備開始。
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あっという間に舞台が整って、公演開始ですよ~
早くから並んでいたつもりだったのですが、チケットはどこれ売り出されるかわからない気ままなやり方。並んだ場所がちょっとずれて出遅れたので、この位置。もうちょっと前のほうがいいんですけどね。まあ、仕方ありません。 -
三人の女性によるイントロ挨拶。山上げ祭りの歴史や概要を紹介します。
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さて、現れたのは阿六姫とこれに従う楓。
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父に向けた文箱の密書を持っています。
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これは大事な密書。必ず父に届けるのじゃぞ。
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イチオシ
はい。命に代えましても。。
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阿六姫から大事な密書を預かり、決意を新たにする楓です。
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では、頼みましたよ~
江戸の父に無事届くことを祈る阿六姫です。 -
さっそく、頭巾をかぶって、江戸へと出立する楓。
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どんな苦難が待ち構えようとも、それは覚悟している。
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イチオシ
阿六姫の密命を立派に果たそうと決意する楓です。
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やや、これは追手のようですが。。
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緊迫した場面になぜかひょうきんな人影が現れる。
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船で人を運ぶ船頭さんとその客ですか。
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イチオシ
前後のつながりはよくわかりませんが、二人が息を合わせてあらよっと。
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船に乗り込み、
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静かに岸を離れていきます。今日はいいお天気。船旅には最高です。
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またまた珍客ですよ~
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蝶の姿をした稚児二人。
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風に舞う薄手の羽織がそよそよ、そよそよ。
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これはうつつか幻か。なんだろうと思っている間に、消えてしまいました。
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そして、あっと。
追手が楓に追いついたようです。 -
その文箱はなんじゃ?
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問い詰める追手に、決して渡してはならじと身構える楓。しかし、追手はもう刀を抜いています。
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こうなれば、たかが女ひとり。力づくで楓から文箱を奪おうとする追手ですが、
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どろどろどろどろ~
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にわかに現れたのは白い大蛇。
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どろどろどろ~
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どろどろどろ~
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二人の追手を威嚇する大蛇。
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イチオシ
これは助けが来たようです。
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あわてる追手の二人連れ。しかし、追手も必死。抵抗を試みます。
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そこへ改めて登場したのは大蛇の化身。
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鬼の形相で
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イチオシ
仁王立ちです。
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追手の二人を
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難なく懲らしめて、
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阿六姫の文箱は確かに預かったぞよ
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去っていく大蛇の化身。
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文箱を失って追いすがる二人ですが、もう追いつくことはできません。
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イチオシ
わっはっは。確かに預かったぞ~
必ずや悪行は暴かれることになるであろう。めでたし、めでたし。 -
公演の余韻に浸る間もなく、
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舞台は次の場所に向かうために、
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またまた片づけ作業開始です。
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さっきの阿六姫と追手の侍。はい、よく頑張りましたね。
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山は中景と遠景。
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観客席から見ているとそうは思わないですが、近くで見るとやっぱり大きいですよね。
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それを多くの若い衆が力を合わせて
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イチオシ
片づけます。
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慎重に、
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慎重に。
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制作の時から、多くの時間と労力をかけたもの。
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大事な山だけに、
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こうした作業への思いも
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ひとしおのものがあるでしょう。
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役者さんはバスに乗って移動のようですね。
いい公演だったし、私もこれで満足。次の公演もあるようですが、私はこの気持ちをもって、ここで山上げ祭りをおしまいにしたいと思います。ありがとうございました。 -
ということで、ここからは気ままな街歩きです。
妙光寺は、烏山市内のメインストリート沿いにある日蓮宗の寺。石柱が日本建つだけの簡単な山門ですが、その奥に宝珠をいただいた本堂が通りからでも見えて、けっこう美しい眺めでした。その本堂の前に二基並んだ灯籠もしもぶくれの面白い形。なにかセンスのあるお寺です。 -
続いて向かったのは天性寺。
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こちらは、烏山の市街を見下ろす高台に建つ曹洞宗の寺。
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創建は、正治元年(1199年)という古刹ですが、境内は明るくて、石塔を配した本堂も生き生きとしています。
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烏山初代城主、那須資重の庇護も受け、墓地には一番奥の方ですが、那須家6代の墓碑。織田信長の位牌もあるようですが、それは拝観できるような感じではありませんでした。
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市街を見下ろす眺めのいい場所の一角にあるのは、菅谷八郎衛門の墓。どういう人物なのかとか説明は一切ありませんでしたが、後で調べると、下野烏山藩の家老。二宮尊徳の報徳仕法を手本にして藩政改革を行なったが、志半ばにして病を理由に隠居したということです。
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一番奥にあるのは那須一族の供養塔。
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下がってきて、これは円応和尚の墓。
多くの墓が密集した中の一つなので、たぶん歴代住職の中の一人なのかなあと思いますが、同じ墓地に墓のある菅谷八郎衛門とともに、藩政改革に取り組んだ人物のよう。二人の墓はちょっと離れていますが、思いは一つだった関係です。 -
市街に戻ってきて。。
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烏山の山あげ祭りは、この八雲神社の祭りだということで、やっぱり訪ねてみるしかないでしょう。
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ただ、神輿はもう出ているので、境内はがらんとしていて、祭りという感じはなし。入口に、二本の幟がひらめいていて、これが祭り期間中であることを示していました。最終日の夜に神輿が帰ってくる時が、もう一つの祭りの見どころだということでしたが、それはあまりにも遅い時間だし、そこまで見届けることはできません。
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これは川又屋。看板は「みどりや」です。
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「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」という映画のロケ地となったというだけあって、店内は確かにすごいレトロ感です。
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で、いただいたラーメンは、インパクトという意味ではあまりないのですが、地元の人が久しぶりに帰ってくるとここのラーメンを食べるというのは分からないではない。麺にも出汁にも具にも、家庭的な味わいがあると思います。
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烏山周辺には、益子の影響もあるようですが、いくつかの窯元があるようです。
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そして、その作品を置いているのが萬さろん。烏山のメインストリート沿いにあって、お店の建物も昔の町家風で、よく目立っています。
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山あげ祭りの期間中だったこともあって、冷えたお茶も用意してあって、ちょっと寛がせてもらいました。
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ここから、山あげ祭りの期間中の無料シャトルバスで移動して。
到着したのはどうくつ酒蔵。すっかり烏山の名物のようですね。 -
戦時中は戦車の部品工場にするために掘られた洞窟。
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実際には製造されることはなかったようですが、それが戦後も残っていたのを島崎酒造本店が借り受けて、日本酒の熟成をし始めたのだそうです。
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年間を通じて10度の温度は熟成には最適なのだそうですが、と言っても日本酒で熟成なんて聞いたこともないですよね。
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しかし、マイボトルが何本も並んでいて、人気はあるよう。
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最後の試飲もあったりして、不思議なものを見たような気持ちになりました。
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さて、ここからまたシャトルバスを当てにしていたのですが、待ち時間がかなりある。
それならということで、次の目的地、龍門の滝までは歩いていくことにしました。 -
しばらく歩いて。
この橋を渡った先のようです。 -
と、その前に。
龍門ふるさと民芸館は、龍門の滝の入口に立つ擬洋風建築。 -
お土産物ショップがメインですが、龍門の滝の紹介を兼ねていて、暗い洞窟の奥から龍がこちらをうかがっているというお賽銭場や
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この地方に伝わる昔話のビデオ放映とか。時間がなくて全部は見れなかったのですが、このビデオはけっこうおもしろい。烏山城の話とか蛇姫とか。ただ、滝を見る時間との配分を少し考えた方がいいかもしれませんね。
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そして、いよいよ龍門の滝へ。
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ほー、美しい滝ですねえ。
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これは来た甲斐あり。
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幅のある滝は、苔むした美しい地層を水が流れ落ちて、
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イチオシ
なかなかの眺めじゃないですかあ。
上から眺めると手前の砂地との対比も素晴らしくて、箱庭のような美しさもあると思いました。
以上で、烏山はおしまい。最寄りの滝駅から帰ります。 -
JR宇都宮駅に帰ってきて。
改札を出てすぐの宇都宮市観光案内所で情報確認。やっぱり、餃子のお店を聞く人が多いでしょうね。ただ、人気のみんみんの本店とかは宇都宮駅からは少し歩かないといけない。案内所の人も、正直に「ちょっと歩くんですよね」と言うしかないようです -
みんみんの前に、これはうつのみや妖精ミュージアム。市民プラザの5階です。なんで宇都宮で妖精なの?と思ったのですが、こちら出身の井村さんという人は日本で唯一妖精学を治めた権威なんだとか。その方がコレクションを寄贈して、この施設ができたんだそうです。
今で言えば、まさにハリーポッターの世界。現実の世界と想像の世界の接点にある不思議な世界。その不思議さに竹久夢二みたいな甘美な美しさも混じっているのが、私みたいな素人から見たら魅力でしょうか。展示は限られますが、休憩のソファもあったりして、ちょっとゆっくりできるのもいいところです。 -
宇都宮みんみん 本店は以前も来たことがあったはずなんですが、すっかり記憶がないような。宇都宮駅のみんみんほどは混んでいませんが、こちらもやっぱり行列は出来ています。
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焼き餃子と水餃子を一人前ずつ注文して。。やっぱりうまい。あっさりして、くどくないのが一番の魅力。正嗣 宮島本店と人気を二分している感じですが、夏バテでイマイチ元気がない時は、こっちの方が食べやすいように思います。
これで二日間の山上げ祭りの旅は終了。ここから東京へ帰ります。お疲れ様でした。
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