2016/07/14 - 2016/07/18
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ナインチェさん
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海外はあまり興味がなく行く機会にも恵まれませんでしたが、今回縁あって台湾に行くことになりました。
はじめての海外はひとりがいいななんて思っていたのですが、今回は友人と行くことになったので、ひとり前乗りをして一人旅も楽しませてもらいました。
そんなわけで前編の今回は一人旅です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の台湾の旅、航空券はJALで取りました。
行きは台湾南部の高雄(カオシュン)へ向かうので、成田空港からの出発。成田空港第2ターミナル 空港
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チェックインして荷物を預けてカードラウンジでのんびり。
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18:25に出発する高雄行きに乗ります。
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出国審査を抜け、免税店を眺め、ふとん西川のマットレスで軽くうたた寝をして、搭乗ゲートまでやって来ました。まさかのはじのはじでびっくり。遠かったです。
まわりは緑の中華民国(台湾)パスポートの人ばかり。日本人は1割いたかどうか。 -
搭乗。ゲリラ豪雨で離陸が遅れたものの取り敢えず雨雲を抜け安定飛行へ。
機内食は函館の洋食屋さん「五島軒」監修のオムライスでした。
はじめての海外で何もかも新鮮です。 -
4時間ほどで高雄国際空港に到着です。
入国審査を抜け、手荷物を受け取り、税関を抜け、両替をして、SIMカードを購入…。なんてしてたら空港に誰もいなくなっていました。
MRT(地下鉄)の駅もがらんとしていました。高雄国際空港 (KHH) 空港
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駅窓口でipassという日本でいうSuicaのようなカードを購入して宿の最寄りへ向かいます。
主要駅の停車案内などは日本語アナウンスもありました。高雄国際空港 (KHH) 空港
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ホテルの最寄り「美麗島駅」。改札を出ると美しいステンドグラスのドームが広がっています。
ここから5分ほど歩くと高雄での宿です。美麗島駅 駅
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23時頃という遅い時間に着きましたが、少しお散歩。
ちょうど宿の裏が高雄で有名な「六合夜市」だったので、一軒の水餃子屋さんで軽くいただくことに。とってもおいしかったです。六合夜市 市場
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遅い時間だったのですこし閑散としていますが、翌日のもう少し早い時間はものすごい人でした。
このあとは宿にかえって撃沈しました。
翌日へ↓↓六合夜市 市場
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2日目。この日が台湾滞在の実質的なスタート日。
翌日の朝が早かったので朝食の偵察に近くのお店へ。興隆居 地元の料理
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15元だかの肉まんゲット!
宿の朝食があったのと、翌朝の偵察が目的だったのでこれだけにしました。
ちなみに画像が若干曇っているのは室内と屋外の気温差によるものです。(冬の日に暖かい室内に入るとメガネが曇るのと同じですね)
そんなわけでこの旅行記で何度か白っぽい画像が登場しますので悪しからず。興隆居 地元の料理
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予想を遥かに上回る肉汁が!
これはおいしい。パクパクしながら朝の高雄のまちを宿へ向かって歩きます。興隆居 地元の料理
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ちなみに宿の朝食はバイキングで種類豊富。やけに「港式」(香港式のこと?)って書いてあるメニューが多かったのは謎。
カインドネス ホテル ジョン ジェン ホテル
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朝食のあとは早速おでかけ。
MRT美麗島駅からスタート。美麗島駅 駅
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高雄駅で台湾鉄道(台鉄)に乗り換えます。これ仮駅舎らしいです。高雄駅は絶賛地下化工事中。
高雄駅 駅
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飲み物を買いにセブンイレブンへ。日本の冷やし中華が台湾だと「日式〜冷麺」になるのはおもしろい。
高雄駅 駅
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台鉄の改札。改札機は日本のと同じですね。
MRTの改札機はカードかざして開くまで一拍子あるんでなかなか慣れませんでした。 -
台鉄の通勤電車。なんだか特急しおかぜみたい。
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台鉄で向かうは台南。特急列車「自強號」を利用します。
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自強號はなかなかの混雑ぶりでした。先頭と最後尾を機関車で挟んだ中間車が客車というなかなか日本にはないパターンの列車。客車は韓国「ヒュンダイ」製でした。
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がたごと揺られて台南に到着。奥のほう、ホームの上にパトカーが止まっています。
台南駅 駅
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台南駅は日本統治下の頃に建てられた駅舎。奥の高いビルはシャングリラホテル。
台南駅 駅
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台南駅からはバスに乗ります。
はじめての海外でしょっぱなからひとりでバス乗るのもなかなか果敢だねと知人には言われました。 -
バスの車窓に見慣れた車が。
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台南駅前ロータリーの鐵道大飯店前のバス停から3番のバスで20分ほど、同安路口というバス停まで来ました。
にしても台湾のバスはすごいアトラクションみたいな運転でした笑 -
訪ねたのはここ「飛虎将軍廟」
鎮安堂飛虎将軍廟 寺院・教会
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日本から訪ねる人も多いようで、幕にも日本語が。
鎮安堂飛虎将軍廟 寺院・教会
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ここは台湾で唯一日本軍の軍人さんだけを祀っている廟。台湾に他にも日本軍の軍人さんを祀っている廟はあるのですが、ここ以外は他の神様との合祀だそう。
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右に写っているおじいちゃん。北京語も台湾語もわからない自分に、慣れない日本語でいろいろ廟の由来や参拝の仕方を教えてくれました。
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ここではこの廟の由来などは書きませんが、遠い台湾の地で散った命をこのように大切に弔っていただいていることに、日本人として感謝の気持ちでいっぱいになりました。
また必ず再訪します。 -
次の場所へ向かうのにタクシーを呼びました。台湾はコンビニでタクシーが簡単に呼べます。
今回は廟の向かいにファミリーマート(全家)があったのでそこで。コンビニにあるチケット端末(ファミポート)で「計程車叫車」みたいのを探して行くとできます。他のコンビニだとタクシー会社を選べたりしますがここのファミマは「台湾大車隊」のみでした。このタクシー会社、台湾でも指折りの優良会社らしいので、他のコンビニから呼ぶときもこの会社がオススメです。
「派遣車輛編號」っていうのがやってくる車両番号で、車体やフロントに書いてあります。その下が何分くらいでやってきますよって項目です。
手元にタクシーを呼んだ店舗と車両番号が残るのでなにかあっても対応できますし、台湾ではコンビニからタクシーを呼ぶのオススメです。 -
んで、やってきたタクシーはフォルクスワーゲンのワゴン車。ピカピカで安全運転でしたよ。台湾大車隊のタクシーはいいです。
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タクシーで20分ほど、安平(アンピン)という地区に来ました。
安平古堡 史跡・遺跡
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その昔オランダ人が建てたお城の跡を見学します。
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ここは資料館。列強の進出とアジア各地との交易、ヨーロッパ勢力からの独立など様々な歴史に関する展示があります。日本語表示もありました。
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ここ安平古堡、またの名をゼーランディア城(この名前学生時代に聞いたことある人もいるかも)でかかせないのが、台湾建国の父「鄭成功」ですね。この鄭成功、父は中国の商人で母は長崎平戸の日本人です。近松門左衛門の「国姓爺合戦」のモデルになったひとでもあります。
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城の上には展望台もあります。
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ヨーロッパ勢力から見て台湾の玄関だったのはここ台南。なのでここに拠点を置いて台湾を統治しようとしたんですね。
逆に日本から見た台湾の玄関は台北(厳密には基隆かもしれないですが)。なので台北に総督府を置いて統治をしたのかもしれませんね。 -
城の上にも資料館。ここは日本語表示ありませんでした。
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展望台にのぼろうかとも思ったのですが、ここでも十分眺めがよかったのでのぼらず。というより暑くて気力がなかったのが正解。
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安平古堡の前にある大きな廟。ここも有名な廟だそうです。
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安平古堡から少し歩いて次の場所へ。
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安平樹屋へ来ました。
徳記洋行/安平樹屋 博物館・美術館・ギャラリー
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ここは元々イギリスの商人が使っていた倉庫だそう。
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その廃墟になった倉庫を飲み込むようにガジュマルの木が生えてきたそう。
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木の間を縫うように通路がのびていて見学できるようになっています。
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隣の徳記洋行に行くのを忘れました。このあとはお昼ご飯へ。(食い意地が張ったのかもしれません)
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てくてくお店へ向かいます。にしてもセブンイレブンの看板、大きすぎるし出っ張りすぎでないかい。
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安平は海に近い町。エビ系のものを食べに来ました。
陳家蚵捲 シーフード
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んでお昼は肉のごはんとエビ巻き。エビの擂り身を揚げたやつ。うまし!
お会計70元でした。陳家蚵捲 シーフード
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またバスで市街地に戻ります。
台湾で路線バスは「公車」と書きます。台南の場合「大台南公車」という名前で路線バスが運営されていて、日本語サイトでバスの走行位置を確認できたりします。
私は専らスマートフォンの「台南公車通」というのを使っていました。 -
台南の中心部に戻ってきました。
この建物は台湾文学館といい、日本統治時代に台南州庁舎として建てられたそう。国立台湾文学館 博物館・美術館・ギャラリー
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威風堂々とした佇まいです。
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向かいのこの建物、工事中ですが日本統治時代に建てられた消防署です。現役です。
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少し歩いてやって来たのは「林百貨」。
日本統治時代に営業していた百貨店をリノベーションしたお店。林百貨店 建造物
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屋上にはお宮の跡がそのまま残っています。
鳥居が一部しかないのは空襲によるものだそう。 -
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日本式の参拝をさせていただきました。
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この穴も空襲によるもの。そのまま残っています。
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向かいにある銀行。日本統治時代は第一勧業銀行(今のみずほ銀行)だった建物。銀行としては現役です。
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レトロなエレベーターもありました。
店内はおしゃれな作りで、洒落た雑貨も多いですが、高めの値段設定だったこともあってなにも買わず仕舞いでした。 -
向かいの銀行
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この感じ、なんだか日本橋界隈にありそうですね
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てくてく台湾文学館の交差点まで戻ってきました。まわりに帆布のお店が何軒があって、寄ってみたもののめぼしいものもなくここでもなにも買わず仕舞いです。
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でも暑すぎたので途中のドリンクスタンドで冷たいミルクティーを買って水分補給(35元)
日本人とわかるやいなやすぐに日本語メニューが出て来てありがたかったです。 -
炎天下の中、飲みつつ歩きつつで台南駅まで戻ってきました。
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この時間高雄方面に向かう自強號はがらがらでした。
指定席券を買わずipassで飛び乗りました。空いている座席には座れるシステムなのでありがたい。 -
途中の岡山(ガンシャン)で区間車(普通列車)に乗り換え。
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台湾新幹線の左營(台鉄の新左營)駅に寄り道して次の日に乗る切符を引き換えました。
高鉄左営駅 駅
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左營駅からは高雄市バスに乗ります。このバス、電気で動いていました。運転が荒くても、ギアを繋ぐ時のガックンというのがなくてよかったです。
高雄のバスは「高雄公車通」というアプリを使って調べて乗っていました。 -
やって来たのは高雄の景勝地「蓮池潭」。
左営蓮池潭/龍虎塔 滝・河川・湖
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塔のなかにはいっててっぺんまでのぼれるのですが、今回は見送り。
左営蓮池潭/龍虎塔 滝・河川・湖
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とにかくいい天気で暑い高雄。
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日陰もないので退散することに。
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またバスで次の目的地へ。
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バスを降りて歩いていたらこんな素敵なカフェが。あとで調べたら日本にないどころか台北にもなかったようで。
チャーリーブラウンカフェ (高雄店) カフェ
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漢神巨蛋に到着。漢神とは阪神、すなわちここ阪神百貨店です。巨蛋はアリーナの意味で、隣に大きな体育館がありました。
地下の「呷百二」というお店でパイナップルケーキをお土産用に購入しました。たまたま日本語がわかる店員さんがいて助かりました。このお店は市内の数ヵ所にあります。
このあと一度宿に戻りました。漢神巨蛋購物広場 百貨店・デパート
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宿で少し休憩をしたのち美麗島駅にやって来ました。
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今度は橘線に乗ります。
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昼間の橘線はガランとしてます。
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やって来たのは橘線の西端の終着駅「西子湾駅」
西子湾駅 駅
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駅前に鉄道資料館のようなのがあります。
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建物を抜けると機関車が登場。
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客車も保存されています。
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ここは元々巨大な操車場だったそうで、その跡地を公園として再整備して解放してあります。
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この界隈はアート作品がいたるところにあります。
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日本でいう横浜の赤レンガ倉庫のようなところに来ました。
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ここに当時オープンして2週間しかたっていなかった鉄道博物館があります。
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台湾の鉄道の歴史などが学べます。ちなみに日本語表示はありません。
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台湾鉄道の車両の紹介
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ジオラマは巨大です。
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地区ごとにいろんな町の再現がされています。
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台湾で一番大きいジオラマだそうですよ。
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開館記念の特別展は、馴染みのある横浜の原鉄道模型館に関するものでした。
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わかりにくいですが、特別展をやっている上のフロアから先ほどのジオラマを見ることができました。これは夜を再現したものになっています。
帰り際に出口のところに立っていたスタッフさんにどうだった?みたいなことを聞かれたので、よかったよと伝えました。 -
さらにてくてく進んでいきます。
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この遊歩道は貨物の廃線跡を利用してあります。
確か今作っているLRTって貨物の廃線を再利用して建設してるはずなので、ここの区間も再び線路として使われるのかな(もしかしたら違っているかも) -
倉庫群の壁面にはいろんな絵柄がかかれています。
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なんだか懐かしいキャラクターの展覧会もやっていました。
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高雄の高層ビル「高雄85大樓」が見えます。
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アートな地区の端のほうにやって来ました。
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ちょっくらここに立ち寄ります。パイナップルケーキブームの火付け役とされているお店の高雄の店舗がここにあります。
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この「微熱山丘」ではこれが試食でいただけます。これがうまいわけで。
10個入りをお世話になってる人用に購入(420元) -
近くに乗りたい路線バスの停留所がないのでてくてく歩きます。台湾の小学校はとても大きい。
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高雄のマスコットのクマが川縁にいます。
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この川は「愛河」と呼ばれています。英語だとそのまま「Love river」です。
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乗りたかったバスに乗り、おりたらたまたま目の前に高雄市の図書館がありました。なんだかかっこいい。
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行くのはこちらの「高雄85大樓」
高雄85ビル (高雄85ビル展望台) 現代・近代建築
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展望台の入り口が分かりにくく、ホテルのポーターさんに教えてもらいました。
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ここの展望台、なぜか74階に行ってから階段で降りて73階の展望台に行くという手間がかかります。景色はまずまず。今回行けなかった旗津方向がよく見えます。
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展望台はびっくりするほど人がいません。営業する気がないんじゃないかと思うほどに入り口わからなすぎるもの。
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北側、高雄駅方面の夜景。
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東側、三多商圏の街並み。SOGOが見えます。
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南側の夜景。このどこかに空港があるかと思ったのですがよくわからず。
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誰もいなくて静かだったです。夜景もきれいでした。
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夜景を眺めたあとは近くのLRT高雄展覧館駅へ。
高雄LRTはこの月から正式開業ということでしたが、まだ無料で乗車できます。 -
スペイン製の車両。世界初の架線レスとして知られています。停留所にだけ架線があって、停車中に急速充電する仕組みだそう。
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数駅乗ってみました。台湾ではじめての路面電車という事で線路沿いに係員が立って交通整理をしていたのが印象的。
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おりたのは夢時代駅。
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ここには統一時代百貨という大きいショッピングセンターがあります。
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少し散策してまた駅へ。
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駅にはICカード端末。駅か車内でかざすそうです。なおipass以外は非対応。
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券売機のような機械もありましたが、無料期間なので使用してませんでした。
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MRT駅まで乗って、そこから宿へ帰りました。
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結局疲れはてて、ホテルの裏の夜市で昨日と水餃子とごついおっちゃんがやってた鉄板炒飯を外帶(ワイダイ=持ち帰り)にして夕食。
ヘロヘロだったけどいい1日でした。
前編はこれで終了。翌日からは台北へ向かい、友人たちと合流して旅を続けます。
最後まで拙い旅行記をご覧いただきありがとうございました。
後編はこちら→http://4travel.jp/travelogue/11153864
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