晩秋の吉備路を訪ねて...倉敷美観地区~苫田温泉

2015/11/19 - 2015/11/20

あまり聞きなれない苫田温泉というところに宿泊する機会を得て、周辺の観光を計画しました。
倉敷の美しい町並みが昔と変わっていないか、ちょっと立ち寄ってみたり、
苫田温泉はラドンの温泉らしく足ほほ腰に効能があるようなので楽しみでした。
桃太郎伝説の吉備津神社って知らなかったな～とか楽しい旅でした。

エリア 岡山市(岡山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

倉敷の駅を降りて観光案内所で美観地区の地図をゲット。
駅からすぐのようで歩きは多くありませんでした。

先ずは「大原美術館」を訪ねました。

入館　大人￥１３００
手荷物預かり、スロープあり、乳幼児施設、車いすあり
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若いころ来た折には初めて接する洋画に感動した覚えがあり
今回は海外の美術館で見学したものとの再会が懐かしい感じ
でした。日本の近代化に先駆けてよくもここまで蒐集された
ものだと改めて思いました。

倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家大原孫三郎が友人の
画家・児島虎次郎に託してエルグレコ、モネ、ゴーギャン
マテイス等を中心に中国、エジプト、日本にも広い視野で
先進的に集めたものと言われています。（193０年設立）

乳白色の肌を描き一躍パリの寵児となった彼の才能と奇行は
知っていましたが

日本へ帰国した時に心ならずも戦意高揚の絵を描かされて
戦後、日本画壇から疎外されパリへ戻ってしまった悲運を
聞いてはていましたが...

11月１４日から全国ロードショーもあるそうです。

26歳でパリに渡りピカソや著名な画家との交流を深め
飾り気のない人柄で友人たちの作風を用いて
妻に素描を描いたなんて優しい人だったのですね。

妻ユキの為に為に描いた素描が新鮮でした。
マリーローランサン風（乙女の顔）

マリーローランサン風（若い女）

モーリスユトリロ風（通りの女たち）

ポールシャニック風（港の舟）

フェルナンレジェ風（円筒のフィルムの女）

工芸館に設置されている「モネの睡蓮の池」

美術館を出た後、倉敷川沿いに歩きレトロな建物や
川岸の風情を楽しみました。

漆喰の白壁が瓦とよくマッチしています。

水面に移る家並にもノスタルジアを覚えます。

日差しが強そうです

乗船場に係留された小舟が「人待ち顔です。動き出しました。

倉敷観光案内所のようです。
倉敷は天領の町として松山藩の表玄関ともいえる地の利を生かし
倉敷川沿いに舟運による物資の往来で賑わい発展したそうです。

倉敷川を南へ下ります。

あれ？　白鳥が泳いでいたのですが...
「有隣荘」は大原孫三郎が家族で住むための別邸として建てられました。
和用洋折衷名建築と言われています。

「倉敷考古館」は左手の蔵を改造した古い建物です。

そこに架かる橋を角度を変えてみれば....

なまこ壁の通りに入るとタイムスリップしたような感じです。
相当裕福な商人の町だったのしょう。

今夜の泊りはここ「泉水」です。和風旅館と聞いていました.

こちらは洋風ですね

ろびーはゆったりしています

座敷も広くて清潔です

只 部屋までの階段が曲がりくねっていてバリアフリーではありませんでした。

温泉は「天然ラドン温泉」
よく効いたような気がします。

露天風呂は粋な作りです。無念無想でお湯に浸ると
確かに若返りの温泉を実感しました。

料理は和の郷土食で次々と運ばれてきます。
年々胃が縮小して食べきれません。もったいないです。

苫田温泉「泉水」
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スタッフさんの優しさにほっこりしました。