水上温泉_Minakami Onsen　みなかみ紀行！文人達に愛された深山幽谷の地

2015/10/11 - 2015/10/12

群馬県北西部、利根郡みなかみ町の水上温泉を訪れました。かつては関東屈指の温泉地として栄えたものの、現在は寂れた感が否めません。が、谷川山系にも近く、登山やハイキングの拠点としては好立地の温泉地です。
★水上温泉での宿泊は、色々あってちょっと期待はずれ。
★紅葉に染まり行く一の倉沢へミニハイク。

エリア 水上温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

関越自動車道を水上インターでＯＵＴ。

まずは水上温泉の大型旅館「松乃井」にチェックイン。

当初、同温泉の宿「水上館」を予約していましたが、直前になってノロウィルスによる営業停止となり、急きょこちらのホテルを予約しました。

10月の連休でしたが、大型のホテルだけに直前でも空きがありました。

女性には、選べる浴衣。

客室。

バスルーム。

窓からの眺望。

まずは自家源泉の温泉へ。こちらは露天風呂「月の湯」、水はサラサラでほのかに温泉臭がします。他の露天風呂は無臭、源泉が違うのでしょうか？
いずれにしても、湯の香やトロみを好む方には不向きかもしれません。

また、内風呂では鮮やかなタトゥーを入れた方々が、iPhoneで動画を撮影し合いながら賑やかに楽しんでおられました。大型旅館ではある程度そういう状況が生じるケースは仕方がないのかもしれませんね。

温泉の後は夕食です。

ホテルの、農家レストラン「かしきや」にて。

選んだコースは、野喰禅（やくぜん）料理。

「大地と自然の恵み」である蔬菜中心の創作料理を食べることで心体を整え精気を養う、を謳い文句に、元コムズ銀座の矢吹敦男シェフにより創作される料理...とのことです。
こちらは、彩々・前菜の盛り合わせ。

ご覧のワインをお供に。

キノコと根菜の中華風スープ。

高知県直送の鮮魚炭火焼。

野菜のしゃぶしゃぶと生野菜はセルフで食べ放題。

普段、見慣れない野菜も。

予定外に供された、魚の一品。（なので、何だったか忘れちゃいました）

仙台黒毛和牛・群馬県産やまと豚・青森シャモロックの炭火焼。

ごはん。

デザート。なかなか面白いコースでした。

翌朝、快晴です。ハイキング日和。

朝食はビュッフェ。野菜のまるごと窯焼きがずらり。

朝食も工夫を凝らしたものでした。食事は良かったです。ですが、チェックアウト時の会計では４千円のワインを８千円請求されるなど、大量の客を雑に扱っている感は否めない旅館でした。

チェックアウト後、道の駅「みなかみ水紀行館」へ。

利根川沿い、諏訪峡に面する道の駅です。

いや〜きれいな水、癒されます。

ＪＲ上越線、水上駅前。

さて、この日の目的地である「一の倉沢」へ向かいます。

途中の利根川の風景。

谷川岳ロープウエイ乗り場に到着。

ここに車を置いて、徒歩で一ノ倉沢へ向かいます。

谷川岳山岳資料館。

このような遊歩道を進みます。

「マチガ沢」まで来ました。

紅葉が綺麗です。

さらに進んで、「一の倉沢」に到着。

こちらもいい色に染まってますね。

沢の雪渓とのコントラストも良い感じ。逆光ですが。

反対側の風景。青空が加わるとさらに良いです。

沢から戻り、国道へ下りてきました。群馬の高崎と新潟の長岡をむすぶ上越線、結構多くの乗客が乗ってました。
情緒ある渓谷温泉として文人に愛され、首都圏の奥座敷として栄えた温泉も、歓楽に寄り過ぎたり大清水トンネルの掘削による温泉枯れがあったりと、衰退の道を辿ります。生き残りをかけた復興策は道半ばですが、自然に囲まれロケーションは良いので頑張って欲しいものです。