北海道ガーデン街道を行く　−１　真鍋庭園

2016/06/27 - 2016/06/27

北海道は雪の季節にしか行かないと思っていたのですが、野生のルピナスを見たくて、ついに雪のない頃にやって来ました。
庭園設計も興味があり、花、樹木等を覚え始めたので、其々異なる色調を出していて、飽きない旅行でした。
最初に訪れた真鍋庭園は、開拓120周年とこのガーデン開放50周年を迎えています。1966年から日本初のコニファーガーデン (conifer garden/針葉樹林園) として、25000坪の敷地に、日本庭園、西洋風庭園、風景式庭園で構成されています。樹木生産、デザイン、造園、管理全てを自社で行い、唯一の植物見本園だそうです。今年2月に行った旭川の三浦綾子文学記念館にある外国樹木見本園も相当広いのですが、こちらも植物のコレクションは、増え続けていて現在、数千種になるそうです。ここでしか見られない新品種の植物が必見ということですが、見つかりますでしょうか...

エリア 帯広(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 観光バス JALグループ 徒歩

真鍋佐一さんが明治29年に開拓のため、香川県から移住しました。見本園は、第三台が日本庭園と風景式庭園の基礎を造りました。その後、第４代になって、輸入樹木を使って、西洋風庭園を造り、敷地を拡張していきました。第5代が樹木生産販売と見本ガーデンの運営をしているそうです。
左は、プンゲンストーヒ。

入口直ぐにあるガーデンセンターには、新しい園芸品種や見本園に植栽されている珍し植物、ガーデニング用品が販売されています。この建物の裏にはオープンカフェがあります。

日本庭園エリア

鯉の池

真正閣

真正閣の奥に見えるのが、翠松庵です。

ヨーロッパガーデンエリア

赤屋根の家は、昭和52年に先代が住居として建てたものです。建材は、自分の山林から切り出したものを使用しています。オーストリアのチロルハウスのようですね。

園内に数カ所あるガゼボ。ガゼボとは西洋風東屋のことですが、日本庭園の東屋とは趣が全く異なりますね。ガゼボでは、紅茶党の私は、ハーブティー飲みながら、樹木を眺めていたいです。

ヤナギ科ハコヤナギ属　ウラジロハコヤナギとヤマナラシの自然交雑種から選抜し、対防虫性と花粉症対策に優れるようカナダで作出されたもの。初期成長は早いが、早期安定樹種だそうです。
最終樹高は15m、最終樹幅は8m。

ひと際目立っていました。

高さ6,5mの展望デッキからの庭園の眺めです。

ヤナギ科ヤナギ属セイヨウシロヤナギ　’ トリステス '

木の下に入ってみました。

大きな木なので、ここに居ると守られているようです。

鳥かごのようなガゼボですね。雨宿りは出来ませんが...

数匹のニジマスが泳いでいました。

オリビンの滝
オリビンとは、カンラン石（olovone)という鉱物岩で、ペリドットという宝石です。平坦な土地を人為的に造成して、日高山脈のアポイ岳周辺で採取されたこの岩で、石積み限界の8mまで組み上げて、造ったものです。この水は、露天掘りに因って、札内川の伏水流を人工的に循環させているそうです。だから、先程のニジマスもここで生きて行くことが出来るのですね。

石楠花の群落辺りの休憩所

風景式庭園にある鳥見小屋。

ニジマスの池

ジュニヤルス ' ユーコンベル ’ Yukon Belle

モンスターガーデンエリア

ツリーデッキが見えました。

ちょっと登ってみます。

ブランコもありますが、どうやってあそこに座るのか分からず、諦めました。