2016/05/17 - 2016/05/17
51位(同エリア8件中)
めておら☆さん
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絵を観るのが大好きです。それが世界に名だたる絵画だろうが、道端の落書きだろうが。
サルデーニャに行ったら、絶対観たいと思っていたものの一つが、”ムラーレス(murales)”という壁画アート。普通の民家の壁に様々に描かれたそれは町を彩り、まるで町自体が美術館のようになっているんです。サルデーニャには、そのムラーレスの町があちこちに存在します。
今回の旅行で始めに訪れたのは、ムラーレス発祥の町”サン・スペラーテ”、そして第二弾はサルデーニャで最も有名なムラーレスの町”オルゴーゾロ”、壁画アートの素晴らしさに、すっかり虜になってしまいました。
そして第三弾は、サルデーニャ島で最も標高の高いところにある町”フォンニ(Fonni)”。この町のムラーレスは主に人々の生活や伝統行事などを描いており、より芸術性が高く、美しいタッチのものが多いと感じました。
町ごと美術館になったようなフォンニ。心和む壁画の数々に魅了されます。
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
2日目 5/14 カリアリ
3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
★5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5日目 5/17(火)
「ガヴォイ 山間にひっそり佇む可憐な町、そこで味わう絶品ランチ♪♪」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11145825
ガヴォイからSS128(strada statale 128=国道128号)を南下すると、湖が見えてきました。
”グザーナ湖(Lago di Gusana)”です。 -
自然の湖かと思いきや、1959年から1961年にかけて造られた人造湖、いわゆるダムなんだそうです。
-
グザーナ湖を超えたら、今度は東へ進路をとります。
向かったのは、ムラーレス(murales)という壁画アートで有名な町、”フォンニ(Fonni)”。サルデーニャ島にはこのムラーレスの町がいくつも点在しています。
私は絵を観るのが好きなので、ムラーレスの町めぐりは今回のサルデーニャ旅行で最も楽しみな事の一つでした。
この時すでに、ムラーレス発祥の地”サン・スペラーテ(San Sperate)”と、ムラーレスの町としては最も有名な”オルゴーゾロ(Orgosolo)”を周った後でしたが、フォンニはまた他の町とは違い芸術性の高いムラーレスで知られているので、楽しみにしていました♪
ちなみに、サン・スペラーテ編とオルゴーゾロ編はこちら
↓↓↓
http://4travel.jp/travelogue/11139686
http://4travel.jp/travelogue/11143905 -
14:15 フォンニ到着!
フォンニも小さい町ではありますが、意外と広範囲にわたってムラーレスがあるので、いかに効率よく周るか考えました。
事前に調べたところでは、主なムラーレスを全て見てまわるとなると、距離にして約2.3km、車なら約9分、徒歩でも約30分です。ま、壁画を見て立ち止まりながらだと、倍くらい時間がかかるでしょう。
Googleのストリートビューで見てみると、幸い車で周ってもあちこちに駐車できそうだったので、私は車で周ることにしました。
まずは町の北側、グラツィア・デレッダ通り(Via Grazia Deledda)からスタートです。
こんなオブジェを発見。 -
オブジェのすぐそばには、いきなり美しい壁画が現れます。
繊細なタッチ、まるで油絵のようです。 -
一瞬、どれが絵なのか本物なのか目が騙されます。
左の女の子は壁画を描いてるのかな?それを右の男の子が覗いています。 -
ドン・ブッライ通り(Via Don Burrai)に入ると、こんな広々とした公園があります。
おや?奥に壁画が見えますね〜♪ -
”昔のフォンニ(Vecchia Fonni)”
かつてのフォンニの家を描いたもののようです。離れて見ると、本物かと思うほどリアルな屋根や窓。 -
ちゃんと影も表現してるからリアルなんですね。さすがフォンニのムラーレスは芸術性が高い!
オルゴーゾロでは、どちらかというと抽象画のようなメッセージ性の強い壁画が多かったのですが、フォンニのムラーレスは純粋にアートとして楽しめるものが多いんです。 -
ドン・ブッライ通りからソラビレ通り(Via Sorabile)に突き当たったところに、教会があります。
”サンタ・クローチェ教会(Chiesa di Santa Croce)”
こちらは後陣、ファザードは反対側です。 -
こちらがファザード。カスラ通り(Via Casula)に面しています。
さほど大きな教会ではないのですが、両端の角柱と、扉を挟むドーリア式の円柱が堂々とした風貌を醸し出してます。かなり歴史がありそう!
中に入ってみたかったけど、残念ながら閉まってました。 -
イタリア広場(Piazza Italia)周辺にはいくつか壁画が集中しています。
まず目につくのは、このおじいちゃんとおばぁちゃんがバルコニーから覗いている絵。
ほのぼのしますね〜。 -
よーく見るとひそんでる壁画も。
小窓やバルコニーの鉄柵、車輪のようなものも。見つけるとちょっとウレシイんですよね。こんなのを探して歩くのも、楽しみのひとつ。 -
イタリアでパリオ(Palio=イタリアの伝統的な競馬)と言えばシエナが有名ですが、ここフォンニでも行われているようで、”サス・パリッリアス(Sas Parillias)”と呼ばれています。
この壁画はまさにその競馬の様子を描いたものです。 -
イタリア広場からSP7(Strada Provinciale 7=県道7号)に入ります。この通りにもムラーレスが多く見られます。
古びた家、その下の壁画もかなり傷んでいますが、子供たちが集う楽し気な様子が描かれているようです。 -
これはオルゴーゾロのムラーレスに近い印象。抽象的な表現ですが、何を象徴してるんだろう?
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人々の生活が描かれているようで、でも・・・
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突然、恐ろし気なイメージに変化していきます。
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これは暴力反対を表現しているようです。
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”糸を紡ぐ女(La donna che fila)”
これもリアルですね〜。本物のドアが半開きになってるみたい! -
これは、フォンニの伝統的なカーニバル”ウルソスとブットゥドス(Urthos e Buttudos)”の様子。
全身に羊の毛皮を纏っているのがウルソス、黒いフード付のコートを着ているのがブットゥドス。人と獣、善と悪を象徴しているそうで、祭では暴れるウルソスを鎖を手にしたブットゥドスが飼い慣らそうとする様を表現しているそうな。
どんな祭りなのかはyoutubeで
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=tpQEzokJONk -
上に”MUSEO(博物館)”と書いてますが、ほんとにこの右手に進むと羊飼文化の博物館があります。
このおじさんは昔の羊飼いなんでしょうね。 -
かつての町の様子ですね。石畳や屋根の瓦、電線に停まる鳥たちまで、細かく描いてあります。
そして、車を停めては壁画を見、また車を停めては壁画を見を繰り返しながら、SP7をさらに進んで行きます。 -
左にはサルデーニャの伝統工芸である籠を編む女性、右手には機織りをする女性が描かれています。
ほんとに普通の民家に描かれてますからね。アートが溶け込んだ町、素敵です。 -
上はモノクロームの絵、下は色彩の美しい絵。しかしどちらも羊飼いを描いたものです。
ムラーレスの題材には、しばしば羊飼いが見受けられます。やはりサルデーニャにおいて羊飼いは重要な生活の糧なんですね。 -
”季節移動するフォンニの羊飼い達に捧ぐ(Ai pastori transumanti di Fonni)”
と、この壁画の脇に記されています。 -
それにしても、本当にタッチが繊細で美しいです。馬の尾や脚、羊飼いの衣服のシワなど、陰影で巧みに表現しています。
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ここでガソリンが減ってる事に気付きました。ちょうどSP7沿いにスタンドがあったので、早めに入れておくことに。
ガソリンはリッター1.679ユーロ。この時のレートが大体1ユーロ130円くらいだったので、リッター約218円。高いですね〜! -
まずは給油したい分のお金を入れます。お札を多く入れ過ぎて満タンになっても、おつりは戻ってこないので、加減して入れた方が良いです。
この時はガソリン残量が1.5目盛ほどだったので、思い切って30ユーロ入れてみました。多すぎて損したら嫌だな・・・とドキドキしながら給油しましたが、丁度満タンの少し手前で大成功♪ -
給油する前に、こんな画面表示で機械の番号を選択してから給油を開始します。
サルデーニャはほとんどが無人のガソリンスタンドなので、覚えておいた方がいいと思います。
さて、ガソリンも満タンになったので、またSP7(別名ウンベルト通り Via Umberto)を進みます。通りは途中からジェンナルジェントゥ通り(Via Gennargentu)に名前を変えます。 -
ジェンナルジェントゥ通りに変わってすぐに、こんな心和むムラーレスが。
絞ってきた羊の乳を容器に移しているようです。 -
その乳で作ってるのは、もちろんペコリーノチーズかな。
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その傍らには荷車に乗った忠犬(?)が、じーっとこちらを見てます。
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わっ、人面犬だった!(@_@;)
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イチオシ
古きよき時代の町の人々を描いた壁画を、現代に生きるおばぁちゃんと孫が眺めているようです。おばぁちゃんの手にはロザリオ、孫の手にはユリの花。祖先への祈りを表現しているのかな。
フォンニでは、こんな”壁画の中の壁画”をよく目にしました。オモシロイですね。 -
ジェンナルジェントゥ通りを北上し、途中で左に折れてパロッキア通り(Via Parrocchia)に入る。すると、目の前にこんな大きな教会が現れます。
”サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会(Chiesa di San Giovanni Battista)”
16世紀に建てられ、その後修復されていますが、鐘楼はとても古い感じなので恐らく当時のままなのではないでしょうか。 -
尖塔アーチの典型的なゴシック様式。なーんかどこかで見たなぁ・・・と思ったら、この町に来る前に立ち寄ったガヴォイのサン・ガヴィーノ教会とそっくり!
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主祭壇。厳かでどっしりとした空気が流れています。
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祭壇上部のフレスコ画。
息絶えたキリストを、白い布を広げて十字架から下そうとしています。その周囲でキリストの死に戸惑いざわめく人々の様子が、よく伝わります。 -
複雑に入り組んだヴォールトのリブが目に面白い。細やかなアーチの装飾も素晴らしい。
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単身廊の左右にはいくつか礼拝堂が備わっています。その一つに飾られていたこの板絵は、16世紀初頭に描かれたものです。
おばぁちゃんが孫に聖書を読み聞かせてるのかな?観ていて心が温まる絵です。 -
十字とIHSの文字。イエズス会のマークのようです。
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美しい木製の十字架、18世紀に作られたものです。
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これも18世紀初頭に作られた洗礼者ヨハネ(San Giovanni Battista)の像。この教会の守護聖人です。
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他にも美しい彫像がたくさん!
これもガヴォイのサン・ガヴィーノ教会との共通点です。 -
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中でも私が一番美しいと思ったの画、この聖母子像。表情といい、衣装の色彩といい、ぐぐっと引き込まれました。
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イチオシ
教会の前のサン・ジョヴァンニ広場(Piazza San Giovanni)、ちょうど教会の正面にも美しいムラーレスがあります。
毎年6月24日に行われる、洗礼者ヨハネの祭(Festa di San Giovanni Battista)の様子を描いたものです。 -
美しい民族衣装に身を包んだ人々。女性たちは美しい柄の布をかけた十字架を手にしています。
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イチオシ
男性たちが担いでいるのは、洗礼者ヨハネの像。手に子羊を抱いています。
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馬も美しい装飾を施されています。
気になるのは旗を持ったおっちゃん。隙間から顔をのぞかせニヤり。
それにしてもこの壁画はフォンニで一番と言っていいほど大きく、美しいものでした。
こうなるともう壁画の域じゃないですね。美術館に飾っててもおかしくないくらい。こんな素晴らしいアートが街歩きしながら無料で見られるなんて、ムラーレス文化、最高です! -
サン・ジョヴァンニ広場からクリストフォロ・コロンボ通り(Via Cristoforo Colombo)に入りました。
サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会のある辺りは、町の中でも最も古い地区で、こんな入り組んだ細い道ばかり。
でも、車で次の場所に移動するのに、こーんな細い道をヒヤヒヤしながら通り抜けました。旧市街の中を運転するにはテクニックが必要です(汗) -
この界隈の20世紀初頭の様子を描いた壁画。
石造りの古い家、幼子を抱き歩いて行く女性の後ろ姿。これもいい絵です。 -
セッキ通り(Via Secchi)にやって来ました。
ここには20世紀初頭のセッキ通りを描いた壁画があります。
ここからちょっと道に迷います。ウロウロしてたら辿り着いたのが・・・ -
ロザリオ教会(Chiesa del Rosario)、同名のロザリオ通りにあります。
明るいレモン色が目を引く、小さな小さな教会。
1702年に元あった古い礼拝堂を壊して建てられたそうです。小さいけど、屋根にクーポラみたいなものが見えます。 -
おっ、開いてます!入ってみよう♪
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数十人入ったらいっぱいかな、と思える内部。外観同様、可愛らしいです。
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主祭壇の木製の十字架、その左下を見ると・・・
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同じ十字架が織物になっていました。
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ロザリオ通りからセッキ通りに戻り、また細い道を車でゆーっくり西へ進みます。
辿り着いたのは”ヨーロッパ広場(Piazza Europa)”。ここにも興味深いムラーレスがいくつかあります。 -
これは毎年6月の第一日曜に行われる、”殉教者の聖母の祭(Festa della Madonna dei Martiri)”の様子を描いたもの。
男性たちが担いでいるのは王冠をかぶった聖母子像です。その奥に見えている高い鐘楼は、この広場のすぐそばに建つ、”マドンナ・デイ・マルティリ大聖堂(Basilica della Madonna dei Martiri)”のものです。
それにしても、素晴らしい遠近法!本物のアーチのようですね。アーチの中の木の天井もしっかり描いてある。リアル〜! -
これは”絵はがき(La Cartolina)”という名前の壁画。右上の緑色の窓以外は全て絵です。ドアも本物のようですが、描いたものですよ。リアルですね〜!
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イチオシ
古い絵はがきを描いた壁画を眺めている4人を描いた壁画。何言ってるかわからなくなりますが、要は、壁画の中に壁画が描かれているんです。さっきもこんなの見ましたね。オモシロイなぁ〜。
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そして、さきほどムラーレスに描かれていた鐘楼のある聖堂にやって来ました。
”マドンナ・デイ・マルティリ大聖堂(Basilica della Madonna dei Martiri)”
直訳すると殉教者の聖母、という意味です。
広い敷地の中にはこの聖堂の他に、フランチェスコ会の修道院や大天使ミカエルの礼拝堂も建っています。 -
高い高い鐘楼。天から町を見守っているようです。
聖堂はどうせ開いてないだろうな・・・と諦め半分で入口へ向かうと、開いてた!
喜び勇んで中に入りました。
サルデーニャに来てから訪れた教会は、どれも内部がシンプルなものが多かったので、正直今回もそんなものだろうと思っていたのですが、この聖堂、中がすごかったんです。 -
内部は単身廊式、両側に2つ大きな礼拝堂と、小さなものもいくつかあったと思います。
作りは至ってシンプルです。ところが、聖堂内を埋め尽くすフレスコ画、その美しさたるや、口があんぐり開きっぱなしになってしまいました。 -
まず身廊の天井の美しさに目を奪われる・・・
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主祭壇へ向かう右手にある説教壇。やわらかい色合いは、アンティークの陶器を思わせます。天使たちもカワイイ☆
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主祭壇手前のクーポラ。描かれているのは天使たちと殉教聖人でしょうか。デリケートな色使いでとても美しいです。
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そしてこれが主祭壇。青く光るガラスケースの中には殉教者の聖母が祀られています。
先ほどの説教壇同様、淡い色合いの大理石の装飾。存在感ある螺旋の4本の柱、上から下がる赤い布は彫刻とは思えないほど精巧です。 -
主祭壇右側の壁に描かれたフレスコ画。
キリストが誕生し、マリアが祝福を受けている場面のようです。 -
こちらは主祭壇左側の壁のフレスコ画。
右の絵とは逆に、キリストがその命を閉じた場面のようです。
どちらのフレスコ画も、絵自体はもちろんですが、それを取り囲む装飾までが細かく描かれているのが素晴らしい。 -
主祭壇上部の天井。
殉教者の聖母のフレスコ画。これも本当に美しい!フレスコ画はもちろんですが、それを取り囲む装飾も目を見張る美しさです。 -
祭壇の彫像の衣装から、聖フランチェスコの礼拝堂ではないかと思われます。
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これも礼拝堂の一つ。
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この礼拝堂もとてもキレイだなぁと思い、しばらく眺めていました。
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とても穏やかで、どちらかというと女性的な表情のキリスト像。衣装の色も美しいです。
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こちらにも聖人像が並びます。
これ、恐らく木の彫刻だと思うのですが、工程を見てみたいと思うほど細やかな仕事です。 -
天井には古い古いフレスコ画が。いつの時代のものなのか、もう色が剥がれているところもありますが、当時は鮮やかな色彩で美しかったことでしょう。
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壁にもフレスコ画が描かれています。これも聖フランチェスコの逸話なのかな?
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この礼拝堂もとても歴史がありそうでした。
広範囲に渡って描かれた天井画が、祭壇画を食っちゃってる感じがします。 -
キレイですね〜。
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祭壇画。
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ここもすごかった!
低い天井と壁が一体になってフレスコ画に覆われてます。こんな礼拝堂、あまり見たことがありません。
天井が低いせいで、逆に迫力があるというか、心に迫ってくるものがあります。 -
祭壇画にはうつろな瞳をし、力ないキリストが天使に支えられている様子が描かれています。キリストの苦悩、または死を控えた魂の象徴なんでしょうか?
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右側の壁。このフレスコ画もとても古いですね。
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こちらは左の壁。
どちらもキリストの生涯のワンシーンを描いているのかな。 -
イチオシ
そして、最後に見たこの礼拝堂が、最高に面白かったんです!
こんなの見たこと無いので、鼻息荒くして細部まで眺めてました。
中央の祭壇だけ見ると、まぁ普通の礼拝堂のようです。
しかし・・・ -
天井画、一見聖人たちが描かれているようですが、下の方を見ると剣のようなものを手にした無数の人々が、恨めしそうな目で天を仰いでいます。
なんだかちょっと不安にさせられる絵。 -
びっくりしたのは左右の壁の絵です。
こちらは右の壁なのですが、なにこれ、コワ〜〜イ(@_@;)
大きく開いた口の中には、悪魔たち、そして罪人なのでしょうか、まさに舌を抜かれようとしている場面が描かれています。
右端でこちらを見てニヤリと笑う半牛半人の大きな悪魔は、楽し気に「やってしまえ」と命令を下しているように見えます。 -
これはまさに舌をぬかれようとしてますね。
-
わ、よく見るとフォークに刺したカエルを食べさせようとしてたり、腕や肩に噛みついていたり、頭からかぶりつこうとしているような悪魔もいます。
コワ〜イ!・・・けど、オモシロ〜イ!
正直いうと、天界を描いたものより、地獄を描いたものの方が興味がわいてしまうのは私だけ?? -
こちらは左の壁。
タッチは右側同様ちょっとおどろおどろしい感じですが、描かれているのは火の海から人々を救い上げようとしている聖母子と聖人たちのように見えます。 -
よく見ると火の海にいる人々の中には王冠や司祭帽をかぶっている者もいます。もしかすると、この人々は殉教聖人なのかもしれませんね。
いや〜、面白かった!
後で知ったのですが、この聖堂の地下にはクリプタ(地下聖堂)があったんです。そこには殉教者の聖遺物を納めた礼拝堂や、聖エフィジオ、ローマ教皇グレゴリウス1世の礼拝堂などもあったようです。見たかったぁ〜、残念(T_T)
とはいえ、マドンナ・デイ・マルティリ大聖堂はとても見ごたえのある素晴らしい聖堂でした。 -
さて、そろそろムラーレス巡りも終盤です。
ヨーロッパ広場から再び車に乗り、カルロ・アルベルト通り(Corso Carlo Alberto)へ。ここには、かつての羊飼いたちを描いたモノクロの壁画が。
周囲を山に囲まれ、農作物も育たない険しい自然環境の中、この地域の生活の糧となるのはやはり羊飼いでした。
一旦家を離れると数カ月戻れないこともあったという彼らの苦労が、寡黙な表情の中ににじんでいるような気がします。 -
グリエルモ・マルコーニ通り(Via Gulielmo Marconi)にある壁画。
フォンニの民族衣装に身を包んだ女性たちが列をなして歩いています。
これも何かのお祭りでしょうか。 -
ヴィットリオ・エマヌエーレ通り(Corso Vittorio Emanuele)にある壁画。
これも最も印象に残っているものの一つです。 -
ドアから覗くおばぁちゃん。そのはにかんだような微笑みがよく表現されてるなぁと。脇に置かれたバケツとホウキが生活感をにじませていて、人々の飾らない日常にホッとさせられる絵でした。
-
おばぁちゃんの右側には美味しそうなパンが。焼きたてかな?
-
その隣には、出ました!イタリア名物、おっちゃんたちの集い。
-
おばぁちゃんやおっちゃんたちの壁画の後方、下に細い通りがあり、そこにもいくつか壁画が描かれてました。
ただのグレーのシャッターなんだけど、ドア風に描いちゃったわけですね。その左上には窓辺とそこに置かれた花の鉢が描かれています。 -
ドアもどきのシャッターの右手には、これもまた美しい壁画。
二頭の牛を引いて歩く男性と、右手には通りを掃除する女性が。 -
男性が出て来たこの門、リアルですね〜。扉の奥の繁みもちゃんと描かれてる。つくづくフォンニのムラーレスは芸が細かいと感じます。
-
ほんとはのっぺりしたただの壁なんですけどね。立体的にドアと窓を描き、自然な人間の日常を加えることによって、周囲の環境に自然に溶け込んでます。素晴らしいアートです。
-
これもヴィットリオ・エマヌエーレ通りの壁画。フォンニで最後に見たムラーレスです。これもフォンニのパリオをの様子なんでしょうね。馬が今にもこちらに向かって来そうです。
いつか本物のパリオを見ることができたらいいな・・・。
16:15 気が付けばフォンニに到着してから2時間が経っていました。1時間ほどで見終えるかと思っていましたが、フォンニの壁画の素晴らしさにすっかり魅了され、じっくり見て歩いたようです。
サルデーニャのムラーレス、と聞いたら、恐らく誰しもオルゴーゾロに足を運ぶかと思います。確かにオルゴーゾロも必見です。
しかし、フォンニは全く違ったムラーレスの美しさを堪能できる町です。私は訪れてみて本当によかったと思いました。
さて、今日も色んな町をめぐって、ちょっと疲れが出て来ました。
宿のあるヌーオロへ戻りま〜す!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- spumamiさん 2016/07/11 22:33:39
- 目がおかしくなりそう〜〜!
- こんばんは〜。
わぁ〜これ写真みたい!!って思ったら本当の写真だったり、
フォンニのムラーレスは目がおかしくなりそうでした(汗)。
ひそんでる壁画を見つけた時の喜びは分かる〜!!
ってか、このコメントを入れている写真の車も絵だと思ってました。
よく見ると「本物やん!!」って・・・。
”昔のフォンニ(Vecchia Fonni)”の写真も
どこまでが絵でどこまでが本物か・・・とくに屋根は
何度みても区別がつきません!!
何度も写真を見なおし「イッ〜!!(わからん)」となって
この旅行記はちょっと疲れたよ。
でも楽しかったです♪有難う♪♪
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/07/12 10:20:22
- RE: 目がおかしくなりそう〜〜!
- mamiさん、こんにちは〜
ホントに毎度毎度コメントありがとうございます!
目がおかしくなりながら読んでいただいたなんて(笑)
ホントにフォンニのムラーレスは騙し絵の数々で
生で見てる私も「ん?!」って訳分からなくなって
ました。面白かったよ〜
> ってか、このコメントを入れている写真の車も絵だと
> 思ってました。
ははは、そりゃもう重症だったね(笑)
壁画とはいえあれだけ精巧に描ける、描くことに精魂
込められるって素晴らしいなぁ〜と。無償なのにです
よ。やっぱりイタリア人のホスピタリティーというか
美や芸術にかたむける気持ちってすごいね。
疲れるまで何度も見直してくれてありがとーう!
そういや、mamiさんもそろそろ秋のイタリア旅行に
向けて準備始めてるのでは??
今年はどこに行くのかな。楽しみでーす♪
めておら☆
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