2016/05/17 - 2016/05/17
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めておら☆さん
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サルデーニャ島中部の山岳地帯、バルバージャ地方には、ちょっと風変わりなカーニバルがいくつか存在します。
マモイアーダ(Mamoiada)、オロテッリ(Orotelli)、オッターナ(Ottana)という町で開催されるものが有名で、その特徴はグロテスクな仮面をかぶり、町を練り歩くというもの。
その中のマモイアーダの町には、このカーニバルで用いられる仮面を集めた博物館があります。小さいとはいえ、バルバージャ地方の伝統行事を知ることができる貴重な施設、変な物好きの私には大変興味深いものでした。
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
2日目 5/14 カリアリ
3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
★5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5日目 5/17(火)
「オルゴーゾロ 人々の激情が渦巻く壁画アートの町」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11143905
次に向かったのは、オルゴーゾロの西約10kmのマモイアーダ(Mamoiada)という町。
15分ほどですぐ到着しちゃいます。 -
そんな短いドライブの間も、やはり山間の美しい景色に目を奪われます。
-
緑の中にも時折、ジェンナルジェントゥ山地特有のゴツゴツした岩肌が覗きます。
-
10:00 あっと言う間にマモイアーダに到着。
訪れたのは”地中海の仮面博物館(Museo delle Maschere Mediterranee)”
バルバージャ地方のカーニバルに用いる仮面の他、ギリシャ、クロアチア、スロベニアなどの地中海地域の仮面も展示している博物館です。
Piazza Europa 15 08024 Mamoiada
TEL: 0784 569018
http://www.museodellemaschere.it/ -
中に入りチケット売場へ。入場料は4ユーロ。
受付の女性に「もうすぐ小学生の団体がやって来るから、それと一緒に回れば説明聞けるけど、一人の方がいいわよね?」と聞かれたので「できれば・・・」と答える。
すると、展示品の説明がイタリア語で記載されたパンフレットを渡され、展示室がある2階に案内されました。ちなみにこのパンフレットは退館時要返却です。 -
まず始めに、こんなステージがある部屋に通され、席に着くよう促されます。
ステージは3面のマルチビジョンが設置されており、その間々に何やら民族衣装のようなものをまとったマネキンが3体置かれています。 -
まずここで、マモイアーダのカーニバルについて説明する15分ほどのビデオを観ます。
マルチビジョンに映し出される映像と説明文(イタリア語)、臨場感ある音声によって、カーニバルとそこに集う人々の世界へと導かれていきます。それと同時に、長い年月の中で様々に語られてきたカーニバルの起源などについても知ることができます。
ただ、私はイタリア語字幕の速さに着いて行けず、全部は理解できませんでしたが・・・(-_-;)
それでも、映像と音声からその不思議な世界観は十分感じることができました。 -
マモイアーダでは、毎年1月17日の聖アントニオ・アバーテ(Sant'Antonio Abate)の日、”マムトーネス(Mamuthones=マムトーネMamutoneの複数形)”と“イッソアドレス(Issohadores=イッソアドレIssoadoreの複数形)”という独特のキャラクターが町を練り歩き、カーニバルの始まりを祝う儀式が行われます。
マムトーネスは、黒い木彫りのグロテスクな仮面をつけ、頭から黒い大きなショールをかぶり、黒羊の毛皮を纏っています。背には30?以上もある重たいカウベルを背負っているのが特徴。
写真では、3面のマルチビジョンにマムトーネスが映し出されています。
一方イッソアドレスは、白い仮面に赤い服、白いズボンの腰には黒いショールを巻きつけています。頭には黒い帽子、足元は黒いブーツ、手にはいぐさで編まれた縄を携えています。 -
そう、3面のマルチビジョンの間々に置かれていたのは、マムトーネ(左)とイッソアドレ(右)だったんです。
この写真ではちょっとわかりにくいですけどね。
・・・にしても、このキャラたち、ちょっと不気味です(@_@;) -
カーニバルでは、この不気味なマムトーネスが二列になって飛び跳ね、背中に担いだカウベルをジャランジャランと鳴らしながら町を練り歩きます。
その様子から、このカーニバルは別名”マムトーネスのダンス(La balla dei Mamuthones)と呼ばれています。”
イッソアドレスは、マムトーネスを取り囲みながら歩き、時折彼らを縄で捕らえるような仕草を見せます。
この儀式については諸説ありますが、その起源はヌラーゲ時代まで遡るとも言われており、悪の精霊から守られるよう、また豊作を願う民の祈りが込められていたようです。
恐らく、マムトーネスが悪の象徴、イッソアドレスが善の象徴なのでしょう。
カーニバルがどのように行われているかはyoutubeで
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=sG9a9Vb0QtU
マムトーネスはもちろん不気味ですが、善人であるイッソアドレスも、私には”犬神家の一族”の助清に見えてなりません(^^;) -
ビデオを見終えて2つ目の部屋に進むと、またまた不気味なマネキンたちが並んでいます。
このフロアにはバルバージャ地方各地のカーニバルのお面などが展示してあります。 -
これはオロテッリ(Orotelli)という町のカーニバルの様子。
ここではトゥルポス(Thurpos)という、これまた不気味なキャラクターが登場します。黒塗りの顔にフード付の黒いコート、怪しい・・・
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=6i-Zw0oij1U#t=349 -
フロアの右手を見ると、窓際にマムトーネとイッソアドレが見えます。
-
怪し〜〜〜い(@_@;)
-
これはオッターナ(Ottana)という町のカーニバルに登場するキャラクターたち。
左がメルドゥーレ(Merdule)、右がボエ(Boe)。メルドゥーレは牛追いの老人、ボエは牛です。
メルドゥーレは人間の理性、ボエは動物の本能を表しており、カーニバルでは両者の格闘が表現されるようです。
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=_1PhSgW7lu4 -
ボエが身に着けている鈴も、重そうですね〜。
-
これは”チェルヴ(Cervu)”というキャラクター。鹿という意味です。
確かに、鹿の角を持ってますね。 -
壁には様々なお面が展示されていました。
長い角を持つ牛や鹿、長〜い鼻の天狗のようなものもあります。 -
動物から人まで、様々です。
-
これは全部マムトーネスのお面。
ひと口にマムトーネスと言っても、様々な表情があるんですね。 -
最後、3つ目の部屋に入ると、これまた奇奇怪怪なキャラたちが揃ってますよ〜。
このフロアには他の地中海地域の国々のものが展示されています。 -
クレント(Kurent)
スロヴェニアのカーニバルに登場します。
羊の毛皮に身を包み、頭には大きな仮面とカラフルな色布。腰にはやっぱりカウベルをぶら下げてます。 -
ボテイロ(Boteiro)
これはスペインの祭りの主役です。衣装のカラフルさがスペインぽい。顔はめちゃシュールですが。 -
これはクロアチアの仮装です。
秋田県のなまはげを彷彿とさせる大きな仮面を着けてますが、それと対称的にユニクロカジュアルみたいな軽装なのがオモシロイ。腰には羊の皮を巻いてますけどね。 -
これもクロアチアの仮装です。
牛の顔の骨がそのまま仮面になってる!・・・でも、やっぱりユニクロカジュアル。 -
コレーラ(Korela)とジェロス(Geros)
ギリシャ領スキロス島の仮装です。左の女性がコレーラ、右がジェロス。このカップルも怪しさ満載ですねぇ〜。 -
だってジェロスなんてもう、顏も毛むくじゃらでなんだかわかりませんよ。
よーく見ると目だけが光ってる。怖〜(汗) -
ロッラーテ(Rollate)
これはイタリア北東部ヴェネト州のサッパーダという町のキャラクター。
玄関の前掃いてるオヤジかと思いきや、カーニバルの主役なんです。
どんなかなぁ〜と思い、動画検索してみたら・・・笑える(^^;)
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=257tZcfhMN0 -
クランプス(Krampus)
ヨーロッパでは伝説の生物であるこのクランプスは、悪い子供に警告し罰を与えると信じられているんだそうです。
イタリア北部フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のタルヴィージオという町で
サン・ニコロの祝日に登場するんだそうです。 -
コワ〜〜イ!
こりゃ、子供泣くでしょう(@_@;) -
さらに、変顔のお面たちがいーっぱい飾られてました。
変な物好きの私は、ここに一番食い付いたかも(笑) -
-
すごくやる気ない鬼ですね。
-
ちびまる子ちゃんに登場しそうな仮面の頭には、大きな牛の絵・・・
どうして潔く牛の仮面にしなかったんでしょう? -
アメリカの映画で、よく銀行強盗がかぶってるお面。
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あ〜、これはエグイ!
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イボいっぱいだけど、おっちゃんは陽気です♪
てな感じでビデオ鑑賞も含め約50分ほどで博物館を出ました。展示品は思ったより少なかったけど、見たことも無い、かなり興味深いものばかりでした。 -
11:00 マモイアーダの町の、小さな教会を訪れました。
ベアータ・ヴェルジネ・アッスンタ教会(Chiesa della Beata Vergine Assunta)。
その起源は15世紀に遡るようですが、幾度か修復されているようで現在はモダンなファザードになっています。 -
しかし、後方にそびえるこの鐘楼が、しっかり歴史を物語ってます。
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ファザードがシンプルなだけに、入口の青銅の扉が存在感を放ってました。上部のアーチには大きなステンドグラスがはめ込まれています。
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内部もシンプルですが、チェス盤のような床がとても印象的でした。
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主祭壇は後陣のモザイク画が目を引きます。
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澄んだ青空をイメージさせるブルー、その中に教会の名前になっている”聖母被昇天”が描かれています。
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中央、聖母マリアがまさに天に召されようとしています。
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周りで祝福する天使たちも、モザイクとは思えないほど繊細に美しく描かれています。
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主祭壇中央に納められていたレリーフ。
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身廊の両側にはいくつかの礼拝堂になっていたのですが、その中の一つに”眠れる聖母(Madonna Dormiente)”の像がありました。
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この祭壇には受胎告知の像が納められているようですね。
大天使ガブリエルが、マリアにイエスを身ごもった事を伝えています。 -
ロザリオの聖母(Madonna del Rosario)
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キリスト像
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その他にも、像がたくさん。壁など建物自体の装飾は本当にシンプルですが、像はどれもこれも美しいものでした。
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11:30 ベアータ・ヴェルジネ・アッスンタ教会を出ます。
入る時に見た扉の上のステンドグラス、中から見たらこんなにキレイだった☆
そしてまた、次の町へ向けて出発です。
もうそろそろお昼、今回の旅行で一番とも言える美味しい料理に出会うのでした♪
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この旅行記へのコメント (2)
-
- spumamiさん 2016/07/03 10:49:17
- tombola!!
- おはようございます。
不気味な物好きのMeteさんには”大当たり”の博物館でしたねっ(^m^)
サルデーニャのガイドブックの表紙とかに
この不気味な仮面の写真が使われていたりするので
私にはサルデーニャって怖いイメージがある島なんです。
数々の誘拐事件の話とか読んじゃったし・・・。
ふと秋田の事を思いました。
たぶん秋田も観光ガイドとかにナマハゲの写真とか載せて
知らない人がみると秋田って怖い!って思うのでしょうね・・・と。
そんなサルデーニャを知らない私にサルデーニャを紹介してくれて
本当に感謝してます!次はどこだろ〜とUP楽しみにしてます♪
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/07/03 12:55:01
- RE: tombola!!
- mamiさん、こんにちは〜!
いつも、いいね&コメントありがとうございますm(_ _)m
> 不気味な物好きのMeteさんには”大当たり”の博物館
そうなんですよ〜、どストライクだった(^^)v
> 私にはサルデーニャって怖いイメージがある島なんです。
> 数々の誘拐事件の話とか読んじゃったし・・・。
あのマムトーネスの仮面とか見てたら、やっぱりサルデー
ニャって謎の怪しい島ってイメージもつきますよね〜
実際私も、セレブが集う西海岸は別として、中部の山岳
地帯なんかはどうも暗いイメージがあったもん。
てか、やっぱり誘拐事件とかあったの?!しかも数々?!
行ってみると全然そんな雰囲気感じないんだけどね〜
なんか、日本で人気無いのがもったいなく思う・・・
> たぶん秋田も観光ガイドとかにナマハゲの写真とか載せて
> 知らない人がみると秋田って怖い!って思うのでしょうね
確かに!日本人で、その祭りの由来とか知ってればどうって
ことないけど、何も知らない外国人なんか見たら不気味な
イメージ持つだろうね。観光誘致にはヒジョーにマイナス
だよなぁ。イメージってホント大事だ。
> そんなサルデーニャを知らない私にサルデーニャを紹介
> してくれて本当に感謝してます!
いやいや、こちらこそ、毎回つたない旅行記にお付合い
いただいた挙句コメントもいただいて、ほんとに恐縮です。
ありがとーう(T_T)
めておら☆
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