金子みすゞの故郷、長門市仙崎を巡る旅（その2）　

2016/06/28 - 2016/06/28

金子みすゞの故郷、長門市仙崎を巡る旅（その2）です。
その1からの続編で、金子みすゞの墓から金子みすゞ記念館までみすゞ通りを歩きます。
この通りは小さな通りですが、両脇の家々が金子みすゞの詩を書いた木札などを外壁などに掲示しています。
通りは金子みすゞが生きた時代とは様変わりしていますが、当時詩の中に織り込んだ施設などが所々に残っていて興味深いです。
この通りそのまま、金子みすゞで町おこしをしている感じでしたが手作り感がいっぱいで微笑ましく思いました。

エリア 長門市・長門湯本温泉(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

王子山の詩が書かれた木札が有りました。
王子山は青海大橋の青海島側にある山で今は公園になっています。

金子みすゞ記念館まで400ｍとまだ150ｍくらいしか歩いていません。
寄り道をし過ぎな感じです。

「こだまでしょうか、いいえ誰でも」このフレースで金子みすゞを知った人も多いのではないでしょうか。

硝子の中という詩です。絵と文字の感じが素敵ですね。もちろん詩の世界観もいいですけど。

西覚寺というお寺です。象徴的な建物が目に付きます。

道端に猫がいました。人も車もあまり通らないので絵我が物顔で居座っていました。

それにしても車も人もあまり出会いません。私も我が物顔で道の真ん中を歩きました。

鯨法会の詩です。金子みすゞは生き物へに慈しみ、生きとし生けるものの命の大切さと儚さを詩に織り込んでいます。

御仏壇という詩です。ネガティブな題材も包み隠さず思ったことを書いています。

途中に保育園か幼稚園のような施設が有り、子供達の声が響いていました。
この通を歩いてやっと人の声を聞いたような気がします。

極楽寺という詩です。そんなお寺が有るのかしらと思っていると目の前に有りました。

極楽寺の入口に石碑と誌が書かれた看板が有りました。

こちらが極楽寺です。

取り敢えず境内に入ってみようと思います。

お賽銭を入れようとしたんですが、賽銭箱が見当たりませんでした。
お寺って賽銭箱は無いんでしたっけ。

こちらのお寺には長門市の指定文化財が有るようです。

こちらがその長門市の指定文化財の極楽寺の梵鐘です。
鳴らして見たかったのですが周囲を気遣って遠慮しました。

近くのお寺にタチアオイが綺麗に咲いていました。
みすゞも見てたのかな。

前方に公園のようなスペースが見えました。

みすゞの小庭という公園みたいです。

金子みすゞの銅像が有りました。

銅像の台座には「みんなちがってみんないい」と書かれていました。
内閣総理大臣　安倍晋三首相の文字だそうです。
その言葉そのまま首相にお返ししたいですね。

「みんなちがってみんないい」のフレーズがある私と小鳥と鈴との詩碑です。この詩には癒やされますね。
現代人にとってもある意味応援歌的存在ですね。

金子みすゞモザイク画と街中ギャラリーと書かれた建物がありました。

まちなかギャラリーでは仙崎港引揚港　写真展をやっていました。

まちなかギャラリーの隣はとなりのトトロにでも出てきそうな蔦に覆われた喫茶店でした。

プロジェクトＭ２０００と書かれた扉を開けて見ます。

中はかまぼこ板に文字を書いたもので全ての面が埋め尽くされていました。

壁面の一つには金子みすゞの「大漁」の詩が書かれていました。

一枚、一枚には絵や文字が刻まれています。

中にあるスイッチをひねるとブラックライトで文字と魚が浮き上がります。

あたり一面の魚の群れが現れました。この姿は圧巻です。

このさげもんは趣があって良いですね。ささやかでみすゞの魂が籠っているように思えました。

途中で面白い看板を見つけました。
長門市のビュースポットを紹介してくれるところみたいです。
ちなみに「ここがビュースポットなほ」の「なほ」は山口の方言で「なんですよ」と言う意味です。

山口大学　仙崎まちなか未来研究所と書かれています。
真面目なんだかふざけているのかよく分かりません。

入口に真面目な文章が書いてあって大真面目なのがわかりました。

ご自由にお入りくださいとあるので入ることにしましたが、中は暗くてよく見えません。

中に入るや否や、センサーか何かで勝手に照明が点きました。

長門市のビュースポットがまとめてあるようです。

ビュースポットの場所がわかるパンフレットが置いてありました。
観光客には便利かもしれませんね。

指示してあるビュースポットで撮られた写真も展示されていました。

山口大学　仙崎まちなか未来研究所を後にします。

いよいよ金子みすゞ記念館まで50ｍの位置まで来ました。

角の乾物屋と言う詩の石碑が有りました。

こちらのお店は昔は乾物屋さんだったのでしょうか。

こちらのお店、角の乾物屋だったようです。
庇のビニル幕に書いてありました。