東南アジアの絶景を巡る旅 2015秋 (ベトナム・ハノイ編)

2015/11/22 - 2015/11/25

東南アジア２か国絶景を巡る６日間の旅、第２段です。
カンボジア、アンコールワットで非常に暑い中も様々な絶景を見ることができました。
今回の旅行は航空機の関係で、ホーチミン ? シェムリアップ ?ハノイとベトナム２都市を軽油しますが、ホーチミンでは入国せず、ベトナムではハノイ周辺での観光のみです。
ハノイでの滞在日数は３泊４日。実質２日間が丸々使えることになりますので、ハロン湾の１日は外せないにしても、もう一か所どうするか。ハノイ観光にするか、周辺にするか現地で決めることにしました。
それでは早速になりますが、旅も後半、ベトナムの旅を見ていくことします。

エリア ハロン湾周辺(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 航空会社: ベトナム航空

シェムリアップから空路１時間半程度でハノイ国際空港に到着です。
ハノイの空港からホテルのある旧市街まで更に１時間超。
ホテルへの到着は深夜になります。

ノイバイ国際空港 (HAN) 空港

ハノイでの宿泊はハノイ・エレガンス・エメラルドホテルです。
ハノイでは価格的にお手軽で旧市街の立地が良いところを探していましたが、
ここはその条件に合い、なおかつ数あるハノイのホテルの中でもトリップアドバイザーの評価が常に上位という評判の良いホテルでしたので、こちらに決めました。

ハノイ E セントラル ホテル ホテル

１泊３０００〜４０００円で広さもそこそこ。バスタブはありませんが、
非常にきれいで、ホテルの従業員の方も気さくに話しかけてきます。
フロントの方も今日本語の勉強中で、これであっているでしょうか？
とたどたどしいながら、付近の話をしてくれたりしました。

このエレガンスグループはハノイ市内に３か所ほどあるそうですが、
どれも評判がよく、特にサービスがよく、コストパフォーマンスも
抜群でお勧めできます。

ハノイ E セントラル ホテル ホテル

翌日はハロン湾の１日観光です。
ここは遊覧船にも乗り、ハノイから距離もありますので、日本でツアーを申し込んでいました。
参加者は日本人ばかりで８人ほど。
当然お約束のようにお土産店によりながらの道中です。

車で約３時間強。やっとハロン湾の港に到着しました。
港にはヤシが生え、いかにも南国という感じです。

港には昔ながらのジャンク船を模した観光船が何隻も並んでいます。
こちらは２０人くらい乗れる船ですが、今回は私たち８人ほどで貸し切り。
みな乗り込むと早速出港です。

船内はこんな感じで、船中での昼食がついているため、すべて向かい合わせテーブルです。
厨房は後方にあり、結構な人数が乗り込んでいます。

港を出ていくところですが、奥には目指す奇岩群が見えます。
海の水はご覧のとおり、透明度はなくあまりきれいではありません。
でも、これがハロン湾の魅力的な風景を作り出している要素でもあります。

ハロン湾 海岸・海

出港してすぐですが、遊覧船の隣に小舟がやってきてなにやら乗り込んできます。
昼食はセットについているのですが、地元の漁師が近くでとれたものを持ってきて、食事の一品として追加販売するようです。
写真は渡り蟹かな？
正直あまり安くありませんが、こうして目の前に持ってこられるとついつい注文してしまいます。

その中で自分はエビとハマグリを購入しました。
そのエビ料理がこちらで、ハマグリは香草焼にしてくれました。
まあ、特になんてことはありませんが、観光の記念です。

食事をしているうちにも船は順調に湾内に入っていきます。
中ほどに見えるのは竜の頭を模した船の船首飾りですが、面白い光景になっています。

ハロン湾クルーズ アクティビティ・乗り物体験

ハロン湾のこの独特な風景は石灰岩が侵食されてできたもので、海の桂林とも呼ばれています。
そういえば、この旅行と迷ったのは中国の桂林観光で、そちらもいつか行きたいものです。

前方にハロン湾の名物、闘鶏岩が見えています。
天気もまずまず、順調に船は進みます。

途中、湾内にある一つの島に上陸しました。
島内にある洞窟にはいるためで、遊覧のアクセントになっています。
こちらは、洞窟の入り口付近から見た港の様子ですが、こちらもなかなか面白い光景です。

ここで入る洞窟は天宮（ティエンクン）洞といい、ハロン湾の奇岩である石灰が水に侵食されてできたものです。
こちらはかなり大規模な洞窟ですが、付近にはこういった洞窟はたくさんあると思われます。

ティエンクン洞 洞穴・鍾乳洞

自分は洞窟好きなので、いろいろな洞窟に入ったことがありますが、海外の洞窟はライトアップは派手ですが、中身は大したことがないということが多くあります。
しかし、こちらは規模、それから鍾乳石の状態等、十分満足できるものでした。
こちらは石筍から水が吹いていて面白い光景です。

ティエンクン洞 洞穴・鍾乳洞

再度船に戻り、遊覧再開です。
このあたりで若干雲が出てきました。
晴れてくっきり見える景色も良いですが、うす曇りにぼやけて見える奇岩も水墨画のようで面白いです。
こちらは、半日遊覧のほか、宿泊船などもあるようで、そうした場合は夕暮れや夜明けも幻想的でしょう。

ハロン湾１周、約３時間の旅でした。
期待以上、とまでは言いませんが、期待通りの風景が見れ、十分満足できるものでした。

帰りもまた３時間超。
ハノイにつくころには夜になっていました。
自分はホテルまで送ってもらわず、夕食をとるため、旧市街の適当な場所でおろしてもらうようにお願いしました。
こちらはハノイ市内の建物ですが、旧フランス統治時代の名残か、大理石の美しい建物をいくつか見かけます。

ハノイ36通り (旧市街) 旧市街・古い町並み

プラプラと歩きながら、こちらはハノイの大聖堂です。
ライトアップが派手ではなく、もともと黒っぽいところもあり、荘厳、というよりも若干不気味な感じに浮かび上がっています。

ハノイ大教会 (セントジョセフ教会) 寺院・教会

その後、ホアンキエム湖の周囲を散策です。
中央に浮かんで見えるのは亀の塔と呼ばれる塔で、歩いてはいけません。

ホアンキエム湖 滝・河川・湖

一周回ったところにある玉山祠と祠のある島を結ぶ架け橋です。
今の時間は空いておらず祠には入ることができません。
ホテルはこのすぐそばになります。

玉山祠 建造物

翌日は世界遺産のチャンアンに行ってみることにしました。
世界遺産には一昨年登録されたばかりということで、持って行ったガイドブックにはまだそう書いておらず、扱いも非常に小さいです。
たぶんこれから人気が出てくるだろうということで、先買いです。

チャン アンの景観美関連遺産群 自然･景勝地

クルーズといっても、昨日の遊覧船のようなものではなく、ご覧のような手漕ぎボートで川を下ります。
風景も石灰石の奇岩群と、こちらは陸のハロン湾といったところです。

船はいくつもの洞窟をくぐりながら進み、頭をかがめないと通れないような場所をたくさんとおります。
非常に面白いですが、天井に頭をぶつけると間違いなく大怪我です。
各自気を付けながら進みます。

チャンアン 洞穴・鍾乳洞

時にはこんな狭い場所も。
自然そのままの風景の中のクルーズ（？）です。

ボートを漕いでいるのは写真のような地元のお姉さんです。
所要時間は１周約２時間。船には４〜５人乗っていますので、結構な労力だと思いますが、頑張っています。

風光明媚な風景の中、ボートはのんびりと進んでいきます。
ハノイ周辺の観光としては、まずは陶器のバッチャン村、その次にここと同じようなボート観光のできるタムコックあたりが有名でしたが、世界遺産になったことで、これから日本でもツアー等の組み込みが増えてくると思います。

途中、ボートに乗っている新婚カップルを見かけました。
途中にお堂があり、そこでお参りを記念写真を撮るというのがこちらで最近人気のようで、ほかにも何組か見かけました。

ところが、先ほどまで晴れ間も見えていたのですが、ボートが岸につく直前に突然の大雨。
逃げるところもなく、ボートはパニックです。
しかし、まさに滝のような雨。急いで上陸し、建物ある場所まで避難しました。
しかし、ゴール寸前で助かりました。先ほどの新婚カップルも大変でしょう。

このツアーは初日ハノイで申し込んだのですが、さすがにほかに人はいなくて、完全プライベートツーでした。
帰りの途中で地元のお寺を拝観する予定でしたが、雨はまだひどく、服も先ほどの雨でずぶ濡れでしたので、パスして帰ることにしました。

ハノイの到着して、この日はタンロン城の近くで下してもらいました。
タンロン城はハノイ唯一の世界遺産です。
しかし、ドライバーにタンロン城までお願いすると、あんなところ何もないよ、と言われました。
写真は南大門ですが、すべて復元遺跡で、元の遺跡は発掘中ということです。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

唯一昔から残っているのが、写真の竜の石像だそうです。
確かに、世界遺産としては微妙。でも、歴史遺産ですので、そんなものですかね。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

その後少し歩いてホーチミン廟につきました。
緑の芝生の公園の先に、夕焼けに照らされた霊廟が美しいです。

バーディン広場 広場・公園

そのまま霊廟の前で少し待つと衛兵の交代式が始まりました。
さすが共産主義国。観光用ではない厳しいさを感じましたが、若い衛兵が規律正しい歩行で向かいます。
まあ、デンマークだとかバチカンだとか、観光客と談笑する衛兵もどうか…とおい感じですが（笑）

ホーチミン廟 寺院・教会