インドの最南端に行ってビール飲みたーい。という旅 2. カーニャクマリ～

2016/04/15 - 2016/04/22

インドは好きな国のひとつです。
今回は、去年の1月に計画しながらも頓挫してしまった（自分のせいで起きたアクシデント）旅の再チャレンジです。

南インドの都市チェンナイから、電車とバスを乗り継いでインド最南端の町、カニャークマリの旅の記録。


＜旅程＞
4/15 21:50-23:40 BKK-MAA　バンコクーチェンナイ　チェンナイ泊
4/16 20:55-05:20+1 鉄道 チェンナイーマドゥライ マハーバリプラム観光　
4/17　バスでカニャクマリまで移動、約7時間152R　カニャクマリ拍
4/18　カニャクマリ拍
4/19 カニャクマリ-コタヤム　鉄道　　コタヤム拍
4/20　コタヤム-アレッピー-コーチ
4/21 13:25-12:40 COK-MAA コーチ-マドゥライ
4/22 00:55-05:55 MAA-BKK マドゥライ-バンコク　　

エリア カーニャクマリ(インド)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

4月17日
マデュライのバスターミナルからノンエアコンバスで約７時間。
インド最南端の町、カーニャクマリを目指しました。

とにかくもう、ホコリと汗にまみれていたので、早くホテルの部屋でシャワーを浴びたい。
でも、聞いて回っても予算的、ネット的事情が合うホテルがなかなか無く、歩き回ること約2時間。
やっと、そこそこいいところを見つけました。

「HOTEL BAHARANI」は朝食なし、エアコン・TV・ホットシャワー・1階ロビーで使えるFreeWiFiありで、1泊1000R≒1700円

飲み水のポットはあるけど、冷蔵庫はありません…

でも、この広さ清潔さに加え、岬までの距離が近いのでヨシ！

夕日を見る前に、ちょっと一杯。

「ビールが買えるところはどこですか？」と聞きまわって見つけた一軒の酒屋さん。
冷えたビールが買えました。お客さんは男性だけ…でも、問題なし！わはは。
道すがら、おつまみ用のサモサやヴァーダを買う。

夕日を見に、岬の方へ出向きましたが、曇っていてこの日は見られませんでした。

展望台のような「ガンジー記念堂」があったので、登ってみました。
入場にはお金はかかりませんが、靴を預ける時にいくらか払いました。

自称ボランティア・ガイドのおじさんが一生懸命説明してくれますが、何気にお金を要求してくるので、無視。

街が見えます。
マーケットかな？

左の方に像が見えます。
あれがティルヴァッルヴァル像だそうで…（苦笑）知らなかったんですね、この時は。
で、その隣に小さな島のようなのがあって、ボートで渡れるのです。

なぜか、こんなところでお誕生日祝いをしていたので、写真を撮らせてもらったら「あなたも一緒に写真に入って」と言われ、知らないご家族の記念写真に納まる。
そして、ケーキの1ピースを頂戴しました。

とてもフレンドリーな南インドの家族。

部屋に帰る前にビリヤニとビールを調達し、この日は地味に部屋食。

長旅で疲れたので、早めに就寝しました。

4月18日
翌朝は、朝日を見るために早起きしましたよ。

まだ薄暗い。
いい観賞スポットはないかと歩く。

おぉ！
上がってきました。

ちょっと雲が多いけど、ベンガル湾側から登る太陽を見るために人々は海に集まってきます。

手を合わせたくなるのは、なんででしょうね？

今日も暑くなるのかなぁ？

すっかり明るくなったので、インドの人たちにつられて海に入ってみました。（足の先だけ…）

あの島まで行ってみようと思っていました、この時は。

夕日のようだけど、朝日です。

ここは、ベンガル湾とインド洋とアラビア海が交わる場所なので、夕日が海に沈むのも見られるんですわ。

朝のお散歩でも。
そういえば、大きな教会が見えたなぁ、と思ってそちら方面へ行くと…

教会前の広場には、聖書に出てくる場面を再現したフィギュア（？）が…

ちいさな塔。

こんなきれいな、立体絵画？彫刻？
たくさんありました。

ミサをやっていました。
牧師様の声が教会から聞こえてきたので、私もちょっとだけ中に入ってみましたが、言葉がわからないので早々に退散。

そうだ！ここまできたら電車の駅に行って、切符事情など調べてこよう〜
と思い付き、カーニャクマリ鉄道駅へ。

そうしたら偶然にも、チェンナイでさよならしたEさんを発見！

彼女はこの日にコーチまで移動すると言って、駅に切符を買いに来たところでした。

あ、向こうに見えるのはEさんではなく、山羊の家族です。

電車に乗るんですかね？

何やかやで、街へ戻ってブランチを一緒に食べて荷物を取って、発つEさんをお見送りするワタクシ。暇ですね。。。

「コーチで会えたら会いましょうね」とか「最悪、チェンナイの空港で会えるわね」とか言いながら、また、さよなら。

街中にはこんな広場もあって、のどかな雰囲気。

向こうにある建物は、けさ見た教会ですね

ホテルの方に戻る途中。
ここが、カニャークマリのメインストリートですね。

部屋で洗濯やら、休憩やらしてボーっとすごしたのち、夕日を見に行く事に。

昨日いったところとは違う、夕日観賞スポットを探して歩き回ること10分

こんなフレンドリーな、「ヘアピン」売りのおばさんに「私と一緒に写真撮りましょ。」って言われて、2ショット写真を撮ってもらいました。

この人、いろんな外国人と写真に写るのが好きみたいで、たくさん写真を見せてくれたあとで、「私に送ってね」という意味でしょうか、封筒を渡すので、住所をメモっておきましたが、、、いまだに送れてません。
明日には送ろうかな…

アラビア海に沈む太陽。
たくさんの人の顔が、赤く染まっていました。

夕ご飯は、魚のカレー。
これ、ハズレでした。
小骨が多くて食べにくい。

このあと、またリカーショップでビールを買って部屋飲みして、お休みなさい
。。。

4月19日
この日は移動の日。
その前に、あの島へボートで渡ろうと思い、8時から開くと言われていたボート乗り場へ向かいました。

うーむ、まだチケットは売っていない。

ふっと、反対側を見ると行列？

わぁー！
列の最後尾を探すと大変な人数…
係りの人に聞いたら、「8時発は満員。次は9時半発だ」と。

あきらめて、朝ごはんでも食べることにしました。

小さな屋台のようなお店で、こんなかわいいお譲さんとご一緒させてもらいました。

英語がとても上手でした。

白いイドゥリとドーナツのようなヴァーダに、2種類のソースがかかったもの。
ソースはお代わり自由みたいです。

昨日、駅のチケットカウンターで10時に来なさいと言われていたので、荷物をまとめてチェックアウトし、歩いて駅まで…

2日間しかいなかったけど、3日はいらない小さな町でした。

ウェイティングリスト１でしたが、「たぶん大丈夫」というカウンターのお兄さんの言葉を信じて、コタヤム行きの電車を待ちます。

とぉーくにいる電車へ向かいます。

前日もEさんを送った時に思ったけど、なんでもうちょっと近くに来てくれないのか？

屋根がない長いホームを歩くこと約5分。

歩けど歩けど、私の乗る車輌にたどり着けない…

何輌あるかわからない列車の、うーんと前の方。
前から3輌目くらいに3等車があり、入口には乗客リストが張ってあります。

お。
自分の名前を見つけました。
これで安心して乗れます。

入ってすぐの席。

チケット買った時には席は確保できず、キャンセル待ちのウェイティングリストだったのに、実はこの席は私だけ。

「なんだ、ガラガラじゃん」
って思っていたら、時々色んな人が座ってはどこかへ行き…
という怪しい行動に。

実はこのエアコン3等車のチケットを持っていない人も、空いてると思うとちゃっかり座ったりするんです。

のどかな、緑多い風景。

1時間もすると飽きてくる。

ヤシの木ばかり。

途中駅で、お弁当を買いました。
ビリヤニ。

この、上に乗っている小さい袋。
ピクルス＝アーチャですが、これがあるのとないのでは全然味が違うんですよ。

エアコンがついていても、このぎらぎらの太陽が容赦ない熱を放って、電車の中はけっこうな暑さ。

ようやっと、コタヤム駅に着きました。

なんと！
エスカレーターが付いている！

この日のうちにアレップーザまでバスで行こうと思いましたが、時間が遅くて直行はないと聞いたので、急遽コタヤムに滞在。

コタヤムの町はホテルが少なく、5〜6件聞いても「満室」「エアコンなしで1300だ」とか言われて、泣きそうになりながらリュックを背負ったまま夜の街を歩き回りました。

さんざ探し回ってへとへとで2時間後に、やっと部屋が空いていた「ホテル・アルカディア」
コタヤム一の高層ビルです。

そして、予算を大幅に超えたけど
「ここまできたら、高級ホテルに泊まってやるー！」て感じでチェックインして、案内されたのがこの部屋。
1泊2100ルピー。Visa,Masterカードが使えますよ。

無駄に広い…

一人で泊まるのに、エアコンも効きすぎて寒い。

バスルームに電話がある。

トイレに予備のトイペがある。

「お掃除しましたよ」サインの紙が巻いてある！

ここは、本当にインドのホテル？

でもそんなに高級なホテルではなく、ビジネスホテル並みなんですよ。
だって1泊2100R≒3500円なんですもの。

私が今まで泊まったのは1000ルピー以下の安い宿ばかりで、汚いのは当たり前、と思っていました。

でもね、思うんです。
本当にお金を持ってないなら、それなりの安宿。
そうでもないなら、危険を冒す必要も、無理に節約する必要もない、と。

で、ビールを買いに行ったはいいが、冷えてないので氷を求めてさまよった末に、ホテル近くのレストランで恵んでもらいました。。（お金を払おうとしたら、いいよこんな少しだし…って感じでくれたんです）
ちゃんと飲料用の氷なので、心配ありません。お腹も壊しませんでした。

4月20日
朝ごはん付きですので、9階にあるレストランへエレベーターで向かいます。

エレベーターはシースルー。

高い建物が少ないので、まるで展望台。

わぁ〜
こんな、高級そうなレストラン、ひさかたぶり〜

ビュッフェです。

朝食のビュッフェは、大勢の人たちでごった返す光景が当たり前と思っていましたが、ここは、ゆったりー。

で、頂いたのはこんな。
イドゥリとヴァーダ（この旅で一番好きになったもの）はもちろん、どれもみんなおいしかったです。
ヴァーダをこっそり持ち帰ったほどですわ。

手持ちのルピーが少なくなったので、両替に行きました。

コタヤムという町は、観光都市ではありませんがショッピングモールや大きな市場があって、そこそこ都会の雰囲気。

銀行の人たちに、「ローカルボートで、アレッピーまで行きたいのだけど、ボート乗り場はどこですか？」と聞いたら、一人は面倒くさがって「知らない」と言ったけど、奥の一人が「ちょっと待って、時間を調べてあげる」
などと親切に対応してくれました。結局分かりませんでしたけど…
コタヤム、いい人が多いです。

アルカディア、いいホテルでした。
次、コタヤムへ行く機会があれば必ず予約します。

私が、アレッピーまで船で行きたい、というとホテルの従業員が調べてくれたうえ、オートリキシャのドライバーと交渉までしてくれて、船着き場まで「適正価格=220R」で行く事に。

ドライバーは無口な青年。

いわれるまま、まじめに運んでくれました。

と！
途中の橋が通行止め。。。
「この先は行かれない」
と言われ、途中だけど仕方がないので、料金交渉もせずはじめの金額を払って降りました。
いえ、騙されたのではなく、本当に橋が工事中だったのですよ。

そして、近くを通りかかった女性と一緒に橋を歩いて渡る途中、ちょうど川の向こう側で客を降ろしたばかりのオートリキシャを見つけ、走って捕まえました。

歩いて家に向かっていた女性とシェアするべく乗りこみ、また途中でリキシャ待ちの夫婦を乗せたりしながら、運河ボート乗り場に到着。

4人でシェアして、私は20R払いました。

ボート乗り場の近くに、学校があって人々がたむろしていました。
聞いたら、「コンピュータを習っている」との事。
大人向けのパソコン教室が開催されていたようです。

ボートの出発まで1時間ほど時間があったので写真を取っていたら、この姉妹がやって来て、「妹が撮って欲しいと言っている」らしかったので、写真を取って見せてあげたら、とても嬉しそうでした。

教室を見物していたみなさんも、私が珍しいのか？
なんだなんだ？って感じで、こっちを見るのでそのタイミングでパチリ。

こちらが笑って、ハローと言うと向こうも笑って答えてくれました。

1歳の女の子と、そのお母さん。
彼女は、ゴア出身で「ゴアはいいわよ」と勧めてくれました。

さて、出航の時間が近づいたので、船に乗り込みます。

「アレッピー〜コーチ編」に続く。

この旅行記へのコメント （5）

• Akiさん 2018/03/20 14:26:00

  ピン売りのおばちゃん！

  初めまして、Akiと申します。
  今まさにインドを旅していてカニャクマリ にいます。
  南インド情報を見て辿り着きました。
  ピン売りのおばちゃん、昨日も売ってましたよ～笑
  そして写真を一緒に撮りました！！
  今朝もたまたま白い教会に行ったら遠くから手を振るおばちゃんが…ピン売りのおばちゃんでした。
  朝はピンは売っていませんでしたね～。
  また夕方に夕日を見に行ったら商売しているのでしょうね。
  嬉しくてコメントしました！
  ブログを参考にさせて頂きます。

  たまちゃいさん からの返信 2018/03/25 08:14:09

  RE: ピン売りのおばちゃん！

  
  
  Akiさん、こんにちは。
  ご訪問いただいた上に、メッセージもくださりありがとうございます。
  まだカニャクマリにいらっしゃいますか？それとも、違う町？
  南インドは、気の良い人が多く、食事も美味しくていいですよね。(毎食カレーですが…（笑）)
  ピン売りのおばさん、まだ元気にピンを売っていましたか（笑）
  思わず、自分の旅行記を読み返して、感慨にふけってしまいました。
  
  Akiさんにとって、この先の旅も良い出会いがありますように。
  気をつけて、そして楽しんでくださいね。
  旅行記のup、楽しみにしています。

  Akiさん からの返信 2018/03/28 18:46:54

  Re: ピン売りのおばちゃん！

  返信ありがとうございます！
  カーニャクマリには2泊して、コバラムビーチ、バルカラビーチ、アレッピーと移動して今コーチの宿にチェックインしました。
  私もビール好きでビールを探す旅になっています。笑
  コメントを見て、カーニャクマリ酒屋を探しに行きましたが見当たらず…閉店してしまったのかしら？
  なのでビールはホテルのバーで買い持ち帰りましたが300ルピーもしました。
  まだ南インドにしか居ませんが今までで一番高いビールでした。
  チェンナイスタートで南下し、今カーニャクマリから西海岸を北上しています。
  無計画の旅で、着いてから次の街への行き先を考えています。
  逆回りで北から南へ来る方の情報が多いですね。
  次にどこに行くか検討中…。
  ハンピには行きたいので、バンガロール→ホスペット経由で大移動するか小さい街に立ち寄るか…
  おススメありますか？？
  
  アメブロで書いているのでもしよろしければご訪問下さい。
  https://ameblo.jp/ayn50?frm_id=v.jpameblo&device_id=502d488747c246ba97220dae39fef613

• kzocoo912さん 2017/05/06 00:51:23

  ビール

  初めまして！
  楽しく読ませていただきました。
  カーニャクマリに滞在中ですが、規制が厳しくなったのか、BARが閉店しておりビール調達に苦労しています。
  酒屋の場所がわかれば教えてください！

  たまちゃいさん からの返信 2017/05/06 06:40:05

  RE: ビール

  > 初めまして！
  > 楽しく読ませていただきました。
  > カーニャクマリに滞在中ですが、規制が厳しくなったのか、BARが閉店しておりビール調達に苦労しています。
  > 酒屋の場所がわかれば教えてください！
  
  こんにちは。
  カニャクマリのメインロードを、海の方面に下って行って、バス通との交差点を左に曲がってすぐの路地を右に入ったところに男性たちがたむろしている店が、酒屋さんです。
  わたしも、雑貨屋さんとかレストランの人に聞きまわって探しました。
  うまく見つかって、ビールが買えるといいんですね。