2016/05/02 - 2016/05/06
6位(同エリア15件中)
ヒデールさん
まさかの焦溪古鎮 夜まで滞在!
なので まさかの焦溪古鎮旅行記 2枚目へ突入!!
異国の旅は何が起こるかわからない...
※ ちなみにタイトルにある 「巴」 の漢字ですが正しくはクチヘンです。
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常州滞在2日目 午後2:11. 耶穌堂を後にし南街を中市橋の方へ。
再び村の散策を始める。
しばらく歩くと あまり見慣れないものがあった。
う〜ん...
この 「圏門遺址」 と書かれた建物の外壁に埋め込んである金具は いったいどういう意味があるんだ??? -
尋ねる術もなければ 尋ねる人もいない...
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南街は絵のように静まり返っている。
オレ以外は誰もいない...
物音すらしない...
時間が止まってる...
一瞬 中国ではない もっと遠い国にいるような...
そんな錯覚に陥る。
不思議な感覚だ。 -
「是家大院」 と書かれたプレートが壁に掛かってる。
ここは清朝建築の大邸宅みたいだ。 -
通りと並行して奥に奥にと3棟の建物が並んで建ってる。
一番奥の建物にだけ人が住んでいそうだ。
ただ姿かたちは見えないが。 -
南街から今度は中街と呼ばれる通りへ入って行く。
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中街と その先の東街との境目に、対岸の東下塘との間に 「咸安橋」 という焦溪四橋の1本が架かってる。
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その昔この辺りでは豚の市が開かれていたらしく 別名 「豚行橋」 と言うそうだ。
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ここは四橋の中でも唯一アーチ型ではなく板橋が平らな形をしているのが特徴だ。
花崗岩を使った単孔の石橋で1743年の建造。
1861年に修復されている。
全長18,4m 高さ4,2m 幅2,4m
ここも常州市文物保護単位だ。 -
ガラガラガラ...
と音を立ててバイクとリヤカーを合体させたような車が時折りオレの横を通り過ぎて行く...
この界隈ではよく見かける乗物だ。 -
このソファー 何年前から放置してんだろ?
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東下塘の通り沿いにある一軒の古民家が 今ちょうど解体作業中だ。
こんな光景も古鎮の現実だ。 -
東街を東へ進むと焦溪四橋の残る1本 「青龍橋」 が見えて来た。
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お、ワンコがいる
そういや この村 番犬がいないな。
これ村歩きする者にとって とても重要なポイント。 -
青龍橋に着いたが破損がひどい...
橋の欄干はひび割れ、崩壊、損失と荒れ放題。
ちょっと無残だ... -
これで常州市文物保護単位とは笑わせる。
おまけに この辺りはヘドロだろうか 異臭がキツい。 -
青龍橋は1839年の建造。
単孔アーチ型で全長19m 高さ4,7m 幅2,8m -
青龍橋は古鎮の東端にあって その東には舜河という河川が南北に流れてる。
おっ、そこに大量の砂を積んだ運搬船がやって来た。
船舶を使った物流は江南地方では盛んだ。 -
そんな舜河に架かる宝善橋の欄干もぶっ壊れてる。
この辺りの人たちには欄干は必要ないんだろう (笑) -
元来た道を引き返す。
「民宅」 の前を通りかかると さっきのワンコがいる。
構ってやろうとするが 向こうはオレのことは眼中にないらしい... -
さっき通った時は川側を見てたんで気づかなかったが かつては立派な邸宅だったんだろうと思わせる三階建ての民家がある。
あの3Fのベランダの彫り物が印象的だ。 -
ん? 一瞬 粽かと思ったけど 葉っぱだけ束ねてる感じだ。
何に使うんかね? -
老新街という通りに入る。
ここは龍溪河に面してないので今までの通りとはちょっと趣が違う。 -
通りに入って2〜3軒目のところに 「時光机」 というカフェがあった。
ちょっと休もう... -
この時間は貸し切りだ。
二階席に上がりマンゴージュースをいただく。
マイタンは18元。 -
去年 上海郊外にある水郷古鎮の朱家角を訪れて思ったが 古鎮内にあるカフェはどの店も古鎮の雰囲気に合わせた店構えだった。
この店もそれに倣ったような造りだ。
古民家をベースにした室内には本棚や観葉植物が置かれ ちょっとコジャレた感じ。
一階は狭いが二階はゆったりしてる。
ちなみに写真にある床に置かれた鉢植えは このあと外に飾られることになる。 -
ピーカー!
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店のオヤジが二階の窓から身を乗り出して何かやってるんで 「ニーズオ シェンマ? / 何やってんの?」 て聞いたら、窓の下の外壁に飾り付けの鉢を置くための枠を設置中てことだ。
時折りビス止めの工具を使って 「ギュイーン」 てやってる後ろで中学生くらいの娘が親父の一挙手一投足を見守ってる。
微笑ましいね -
カフェで寛いだあとは下町情緒あふれる新老街を歩く。
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レトロなガラス窓だ。
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ちょっと開けたところに出ると 耶穌堂のお婆さんに貰ったものと同じ古鎮内の地図があった。
次にこの先の北新街て通りを歩こうと思ったが、味気無いごく普通の通りだったのですぐに引き返す。 -
この辺りは古民家が多いな。
ここんちは 「危険」 の貼り紙が貼られてる。 -
ここも空き家かな?
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細い路地に入ると そこは迷路のようで けっこう楽しい。
あの先はどうなってんだろう...? とか
こっちより こっちの道だなとか。 -
冒険心 てやつが駆り立てられる。
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路地裏も堪能して これで古鎮エリアで観たかった場所はほぼ押さえた感じだ。
晩めしの約束の時間までは まだたっぷりあるので 古鎮エリア以外のところへも行ってみる。 -
紅星路を歩くと酒屋がある。
大体中国の酒って壺に入ってんだよな。
雰囲気だけ味わっておく。 -
お! 昔の名残り、新華書店の色褪せた看板がある。
昔はこんな田舎にも店舗があったんだな〜 -
紅星路から舜溪中路を通り舜溪西路へ。
この通りは露天で商売してる店が多い。
そんな店の前に立つと店員が普通に中国語で話しかけてくるが 様子をうかがいたいだけの時は絡むのが面倒なので黙っとく。 -
舜溪西路からちょっと入ったところで市場を発見。
ここは覘く価値ありそうだ。 -
你好! このおばさんが売ってるのは こんにゃくみたいだ。
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うわっ これ豚の耳じゃねーの?
店員の女子にジェスチャーすると 笑いながら 「そう そう」 と頷かれた。
こっちの店はいかにも ザ・中国て感じだな。 -
その他 豚の舌、豚の鼻、そして鴨の頭 (顔付き) なんかが店頭に並んでる。
それをオレが興味深そうに見てたら店員が 「これ どうぞ」 てジェスチャー。
「カ〜イー チャンチャンマ? / 試食していいん?」 -
もちろん試食は生豚さんじゃなくて揚げた小魚。
オレンジ色の方が美味いな。 -
たった今 豚の鼻及び頭が売れた。
やっぱ普通に買うんだな中国人。
売れた記念に店のお姐さん2人をパチリ。 -
魚屋のおばちゃんは注文が入ると即捌いて客に提供してる。
その手際の良さは見ていて気持ちがいい。 -
三輪車めっけ
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青い色の卵を売ってる店がある。
店のおばさんに何の卵か聞きたいんだが上手く意思が伝わらない...
オレが日本人だと言うと 「リーベンレン!?」 て言って驚いてる。
その事を店の奥にいる爺さんに話すは、向かいの店の人にも話すはで ちょっとした騒ぎに...
ていうか盛り上がってんのは このおばさんだけだと思うが...
「あんたとわたしは肌の色が一緒や」 て感じでけっこう友好的。
オレが常州に泊まってるって言うと 「淹城へ行きなさい、そこは絶対いいから!」 みたい。
こういうお節介やきは どこの国のおばさんも共通だな。 -
市場をあとにし再び舜溪西路へ戻り 通りを西へと向かう。
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バス通りの常焦綫まで来ると百度地図にも載ってるカフェがある。
ここで休憩 -
店に入ると若い野郎どもがタバコを吸いながら麻雀をやって盛り上がってる。
取り巻きの連中を入れると10人ほどか。
どうやら客はオレだけ。
当たり前だがオーダーを受けて作って出す作業はちゃんとしてる。
居心地はいいとは言えないが店は限られてる。
ジャスミン茶 (7元だったか8元) を飲んで しばらく時間を潰す。 -
カフェを出ると目の前にバス停があるので終バスの時間をチェック。
これ逃すと大変だからな。 -
午後5:00. 約束の時間まで30分あるので まだ行ってない西河頭路を歩いてみる。
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表通りには古民家は少ないが ちょっと中へ入ると年季の入った民家が建ってたりする。
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通りを300mほど歩くと工場の跡だろうか... 大きな廃墟がある。
その建物を左手に見ながら橋を渡る... -
良かった 欄干があって(笑)
この文字だけ見ると古橋っぽいが それほど歴史はなさそう。 -
この舜河が古鎮エリアの東端。
向こうにさっき行った宝善橋が見えてる...
さて ぼちぼち行くか。 -
今日最初に見た焦溪四橋のひとつ中市橋を通る。
夕方になってようやく龍溪河に水が増え ゆっくりだが水が流れてる。
ただそのせいで水面にヘドロや藻やゴミが浮いて 余計汚さが目立ってる。
これが遠くまで流れ切ればいいが... -
夕暮れ時の南下塘を歩く。
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また耶穌堂にやって来た。
ここで牧師の娘さんと合流し晩めしを食いに行く。
「あれ? お父さん来ないの?」 て聞くと、
「お腹空いてないんだって...」 てことだ。
なかなか空気の読める親父だ。
じゃ行こ -
紅星路にある 「瓦罐香」 て店に入る。
オーダーは彼女任せで食材の好き嫌いだけ確認したうえで3品を注文。
すると店員がパッキングされた食器を持って現れる。
なんかこれ洗うんだったよな...
よく覚えてないんで彼女にやってもらう。 -
まずは茶請けの登場。
豆と漬物
この豆は節分の時によくばら撒く豆だな。
何十年ぶりかに食ったよ。
日本じゃごはんを食べる前に 「いただきます」 て言うけど 中国では何て言う? て聞いたら、あまり言わないらしくて強いて言うなら、
「吃巴! 吃巴! / 食べましょう! 食べましょう!」 だって。
※ 巴の漢字は正しくはクチヘンです。 -
うわ でかっ
1品目は巨大な魚料理 「カオユ〜」
吃巴! 吃巴!
なかなか美味いが骨が多くて食べにくいのが欠点。
ちまちまと頂くことにする。 -
2品目は細切り芋とピーマンの炒め物。
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炒め物の味は可もなく不可もなく。
しかし こんな田舎の村に来て楽しいめしの時間を過ごせるなんて想像しないよな。
これぞ旅の醍醐味! -
3品目はトマトと玉子のスープ 「ファンシエ ジータンタン」
うまっ!
あっさりしてて優しい味。
ただどれも量が多くて食っても食っても全然減らない...
唯一このスープだけは ほぼオレひとりで完食。 -
「吃飽了! / ご馳走さん!」
めし代は彼女が払ったので店を出てから渡そうとするが なかなか受け取ってくれない。
「オレは働いてて君は学生なんだからオレが払う」 て言ってもダメ。
困った...
豪く粘られた末...
「オレは君が嫌いだ...」 て言うと やっとめし代の80元を受け取ってくれた。
ホっ
その後は一緒にバス停まで行き再見。
手を振る彼女の姿を最後にバスに乗る。 -
まさか夜まで焦溪にいるとは...
すっかり暗くなった夜道を15路のバスは常州へ向け走る。
うっ...
治療中の歯がちょっと疼く...
さっき太い骨を身と間違えて思いきし噛んだせいかな? -
45分ほど乗って紅梅東村のバス停で下車。
ここで212路に乗り換える。 -
午後8:23. ホテルから最寄りの新世紀商場のバス停に到着。
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歯が痛いくせにホテルの裏手にあるドリンクスタンドで宇治抹茶双拼を買う。
10元
この店 初めて入ったが店員がキモい... -
午後8:40. 無事ホテルに帰還。
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部屋に戻りシャワーを浴びたあと ベッドに横になりながら The Heavy をBGMにNETを見る。
ホテル内が Free WiFi なのはいいが中国ってマジ繋がりにくい...
Yahooニュースすら重いんだから他のサイトなんてストレス溜まりまくり。
FBは当然できんし...
歯は痛てーし...
寝るっ!
NEXT旅行記 「下町へようこそ ここは常州西直街」 へつづく
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