2016/05/02 - 2016/05/06
4位(同エリア15件中)
ヒデールさん
何気に訪れた村の教会で管理人のお婆さんと親しくなり堂内で一緒に賛美歌を歌う。
♪ ハレル~ヤ...
そのあと現れた牧師の娘とも仲良くなり一緒に晩めしを食うことに。
これは今日から出家だな。
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常州滞在2日目 午前7:25. 起床
今日は路線バスを乗り継いで市街地から東へ20kmほど離れた水郷古鎮 焦溪(Jiao Xi)へ行く予定。 -
朝めしは宿泊に付いてるので8Fのレストランでいただく。
内容は中華ブッフェ。
種類は然程多くはないが無難な味。
前回ベトナムで食ったブッフェと比べたら全然いい。
ラーメンは専用コーナーがあって 注文すると麺を湯がいて作ってくれる。
汁物がないからちょうどいい。 -
午前9:20. 準備を整え出発!
今日も天気がいいねー
黄砂ってどこの国の話だっけ? て感じ。 -
キャメロン氏が1回食ったくらいで...
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ホテルから歩いて6〜7分、昨日使った新世紀商場のバス停のちょっと先まで行く...
あ! あんなトコにモスクがあるんだ。 -
人民公園B站の場所がわからなくて その辺の人に聞くと何かそいつもわかってなさそうな...
でも教えてもらった道路の真ん中にあるバス停 (地下道を使ってアクセスする) に半信半疑で来てみたら...
ここで間違いないようだ。
どうやらB站のBは この 「BRT」 のことらしい。 -
「※◎Ж☆?...!」
いきなしおばさんに叱られる。
なんのこった... ???
あ〜 どうやらオレは運賃を前払いしてからゲートをパスしてくるところを払わずに来たもんだから怒ってるわけか。
「不知道! 我是日本人! / 知るか! オレは日本人だ!」
て とりあえずシステムを知らないヨソ者ってことを声を張り上げアピール。
戻って窓口で1元を払い再入場する。 -
B2路のバスに乗車。
しばらく走って 昨日行った文笔塔の前を通過... -
15分ほど乗って麗華路東方路のバス停で下車。
このBRTなるシステムは Bus Rapid Transit. の略で市内のバス移動を円滑にするため2008年に導入された専用レーンを走るバスのこと。
ちなみにオレが乗ってきたB2路のバスは二両連結。
いろいろ変わってて おもろいよ。 -
降りた通りをそのまま真っ直ぐ交差点を渡り3分ほど歩くと 九龍小商品市場のバス停がある。
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ここから15路のバスに乗車。
待ち時間わずか1分。
運賃は郊外まで行く中距離路線につき2元、て言っても僅か34円。
安ううう〜
最初は混んでて立っていたが途中から空いてきて座れた。 -
午前10:44. 焦溪に到着
人民公園のバス停から1時間10分で着いた。
ちなみに常州の公共バスサイトだと移動に3時間半かかると書いてあった...
すげー いい加減。
まぁ ほとんど信じちゃいないが。 -
お、さっそく現れたバイクを改造した三輪タクシー。
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こっちもいる...
その奥にもいる...
なんだこの村 三輪車だらけじゃん。
オレが珍しそうに写真を撮ってると ひとりのおっさんが近寄って来た。
「你好! 我是日本人」
てオレが挨拶すると、「リーベンレン!?」
もうひとりのおっさんも加わり 「リーベンレン!?」
もう田舎へ来ると日本人てだけでちょっとした騒ぎになるからおもろい。
「メイヨウ ジェガチェー ザイリーベン / この車は日本に無いよ」
と珍品であることを伝える。
※ リーベンレンは中国語で日本人を意味する -
バル バル バル バル バル ...
おー なんか すげー車 走ってんな。
常州の街ん中じゃ まず見れない光景。 -
ここへやって来た目的はオレの好きな水郷古鎮の街並みを観るため。
古鎮エリアは確か この道を真っ直ぐじゃ...
ん? あれ... ?
なんか手持ちの地図と実際歩いてる通りが いつの間にやら合ってない。
2回 人に尋ねるが完全に道に迷ってる...
いろいろ歩いた末、おばさんに言われたとおり バス通りの向かい側へ渡ってみる。 -
バイクで通りがかった豪く愛想のいいおばさんに道を尋ねる。
「中市橋在那里? / 中市橋はどこですか?」
するとおばさんは笑顔で 「ここを真っ直ぐ行って右側」 と教えてくれた。
お、これは案外近いかもな。
※ 在那里の那はクチヘンに那です -
おー 中市橋だ
ついに古鎮エリアに到着。
まぁずいぶんと遠回りをしたもんだ... -
焦溪は水郷古鎮としての要素を持ちながらも 地元のサイト等を見ても 「焦溪古鎮」 としか紹介されていない。
この水路の状態を見てると何となくその事がわかった気がした。 -
この村には 「焦溪四橋」 と呼ばれる4本の有名な古橋がある。
そのひとつ 「中市橋」 -
さっそく渡る
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う〜ん いい眺めだ
こういう景色を見ると やっぱ水郷だなぁ て感じる。 -
丸い黒瓦に漆喰の白壁。
寂びれ具合も含めて 江南古鎮て感じだな。 -
単孔アーチ型のシンプルなデザインの中市橋は1755年の建造。
1856年に修復され今に至る。
全長18,4m 高さ4,6m
四橋の中でも保存状態は良好。
常州市文物保護単位。 -
龍溪河に沿って南下塘という路地を南へ歩く。
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ここはお年寄りの憩いの場 「焦溪村老年倶楽部」。
ちょっとのぞいてみよう。 -
4人揃えば麻雀かカードゲームだよな。
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河の袂の洗い場はひっそりとしてる。
この水質じゃ しようがない。 -
少し歩くと 「承宅」 という古民家がある。
清代の建築だそうだ。 -
古鎮に廃墟は付きものだが この村は少し多いな。
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川面に下りてみる...
うっ 少し臭う -
老朽、風化、衰退、ネガティブな表現だが その裏には長い年月を感じさせる深み、渋み、趣がある。
古鎮の魅力はそれらと そこに暮らす人たちの生活臭だと思う。
それにしても ひっそりしてるな〜
空き家が多いからかな? -
なんか布団が干してあるのを見ると ホッとする。
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焦溪四橋のひとつ 「三元橋」 にやって来た。
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橋の上 4,6mからの眺め。
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中央には定心石と呼ばれるものがある。
何が彫られてるかは不明... -
橋の上の獅子像にズームイン!
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三元橋は1761年、龍溪河老街区の最南端に建造される。
単孔アーチ型で全長は18,8m 高さ4,6m 幅2,6m
ここも常州市文物保護単位。 -
橋の目の前には「耶穌堂」の建物がある。
入ってみよう -
中へ入るとニコニコした愛想のいいお婆さんが現れる。
どうやら ここの関係者のようだ。
「中午好! / こんにちは!」
挨拶を交わすと 「まぁここに座りなさい」 て感じで一緒にベンチに座り お茶ではなくお湯をいただきながら少し話をする。
きっと この村に日本人なんて来ないんだろう。
オレが日本人旅行者だと言うと お婆さんは喜んでる。
そしてオレを奥の建物へと案内してくれる。
この煉瓦造りの洋館のような建物は昔 仲明中学という学校の校舎だったそうだ。 -
建造は1907年 今は教会になってる。
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2Fへ上がってみる。
けっこうキャパシティがある。 -
目を見張るものは特にないが こういう中国の田舎の村に現役の教会があること自体 ちょっとした驚きだ。
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聖書かなと思った書物を開いてみると賛美歌が載ってる。
するとお婆さんがステージの方へ行ってラジカセを操作し賛美歌が流れる...
お婆さんはオレのもとへ戻って来て この歌 (今到主殿歌) のページを開き歌いだした。
オレもせっかくなので一緒に歌う。
ただ読めない漢字は多いけど。
♪ ハレル〜ヤ ... -
お婆さんとはちょっと親しくなったので 門工室 てところを見させてもらう。
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台所かぁ 生活感あるな〜
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こっちはもっとだ。
すいませんね〜 ここまでプライヴェートな場所とは知らず。
ベッドまであるってことは ここで寝泊まりしてんのかな? -
そのうちミサに参列する信徒のお婆さんがやって来て オレのことを紹介してくれた。
您好! -
続けて男性と女子が現れた。
「中午好!」
またお婆さんがオレのことをその2人に説明してくれてるようだ。
その後男性は門工室の向かいの部屋に入り、お婆さんたちは教会の方へ行き、女子とオレだけが残る。
少し話をすると彼女は英語を話せることがわかった。
加えてお互い異国人に興味があるのか そこから一気に会話がハズむ。
そう、さっき会った男性は牧師で彼女のお父さんということが判明。
そして彼女は現役の女子大生。
彼女には 「なぜ ここに来たの?」 て聞かれたけど それは率直な質問だろう。
なにせ彼女曰く 「この村に来た最初の日本人がオレらしいから」 -
オレは日本の名古屋から常州まで春秋航空の直行便が飛んでて便利なことや、オレが古鎮や古橋が好きだから この村をNETで見つけたなどと ここへ来た理由を説明。
結局 彼女とは英語と中国語を織り交ぜながら2時間ほど喋り 一緒に晩めしを食う約束をして別れる。
よってオレの焦溪滞在はまだまだ続く...
NEXT旅行記 「日本人の知らない村 焦溪古鎮で吃巴! 吃巴!」 へつづく
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