2016/05/15 - 2016/05/16
147位(同エリア335件中)
まりも母さん
世界遺産に登録されたから と言う訳ではありませんが、
高齢の母に富士山の美しい景色を見てもらいたくて 計画した1泊旅行。
近くから 冠雪した富士山の姿を思う存分眺めてもらうつもりだったのに・・・
肝心の富士山は 晴れているのに雲がかかって見えない・・・。
ありゃ~~。それは ないでしょう~~。
と、言う事で、どこか見える場所はないか!?と探し回ってしまいましたよ。
そんな富士山麓をうろついた2日間です。
前半は 初日の
忍野八海→富士スバルラインで五合目→精進湖→本栖湖 まで。
後半は、宿泊先のホテルから翌日分
富士クラシックホテル→富士芝桜まつり→西湖→ふじてんリゾート
旅行記は前後半に分けて掲載します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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-
年に1回位は母を連れて旅行に行きます。
昨年から 雪を被った富士山を見られるあたりへ・・・と考えていましたが、体調が悪いとか用事がある、など なかなか決まらず 今回やっと行かれる事になりました。
天気予報では、少し曇りがあるものの概ね 良さそうだと 言う事で
直前に宿を予約したのです。
朝 茨城を出発。杉並区の実家に寄って母を拾い 中央高速道で河口湖方面へ向かいます。
談合坂でおトイレ休憩。今日は日曜日で天気もまぁまぁなのでバイクが多いです。ツーリングのグループが沢山いましたね。 -
河口湖あたりに近づいても 富士山が見えるのは頭の方がちょっとだけ・・・。
今日は、雲がかかっているのです。
一応 下調べしてきて、まずは山中湖近くの“花の都公園”で咲いているお花でも見せようか・・・と山中湖方面へ進んだのですが 途中「忍野八海こちら」の看板をダンナが発見。
寄ってみようか?と左折して なるべく近くに停められそうな駐車場を探しました。
“忍野八海”の周りには小さな民間駐車場がいくつもあります。
一般住宅の家の前みたいな数台しか停められないような規模のものもあります。
とりあえず、このあたりからなら 足の悪い母でも歩けるかな?と 停めてみました。
料金箱に300円入れるようになっています。マップもありました。 -
駐車場のすぐ近くの家に咲いていた オダマキ。
まぶしい位の日を浴びてバッチリ開いていました。
“忍野八海”は 景色が良さそうだけど 歩いて廻らないとならないので
母にはキツイかな・・・と 私は行く先から外していたので
全く調べが出来ていませんでした。 -
そんな全部は廻れないだろうけど、1.2箇所の池は見られるかな?と進んでみました。
車に積んであったアルミの折りたたみ椅子も1つ持って。
少し進むと大きな茅葺き屋根の建物が。
左の方は瓦屋根の普通の建物で、変わった造りです。
こんな茅葺きの建物は 初めて見ました。
この建物の前にも駐車場がありました。
なんだ~もっと近い場所にもあるじゃん~。
ちゃんと調べれば、10箇所の駐車場が示されたマップもありました。
忍野村観光情報webサイト
http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/
忍野八海へのアクセスのページに駐車場や池間の距離などが示されたマップがあります。 -
最初に訪れたのは“鏡池”
小さな細長い池です。雲が無かったら、ここに富士山がくっきり鏡のように映るらしい・・・。
湧き水水量がとても少なく 水は濁っていてあまりきれいな感じではありません。
でも 忍野八海のひとつとして
富士山の世界遺産 構成資産番号19 七番霊場 鏡池 となっています。 -
民家の庭先で泥を集めるツバメ。
こうして泥を運んで、巣作りに励んでいるのですね。
かわいい子ツバメの為にがんばれー! -
鏡池から見える先にも池があります。
ここが 一番周りが整備されているっぽい“中池”ですが
これは「忍野八海」のひとつには入っていません。
個人の所有だそうです。 -
と、言っても このあたりは、あちこちから湧き水が出ていて それぞれの池は地下深くでつながっている所もあるそうです。
全くの なんちゃって人工池 という訳ではないようです。
水はとてもきれいで、透明度抜群です。
中の水草や魚がとても良く見えます。 -
周りは石やコンクリートで囲われていて、水まで流れていて雰囲気はすばらしいです。
ただ 自然のままではないですけど・・・。
まりも母“忍野八海”には 小学校5年生の時に来ています。
今からうん十年前?。
杉並区の林間学校みたいな「富士学園」という施設があってそこへ宿泊学習に来て
このあたりを散策したのですが、
何もない場所に 水のきれいなちいさい池が何個もあった・・・のが当時の印象です。
今みたいに おみやげ物店や食べ物屋など無かった頃です。
「全国名水百選」に選ばれた昭和60年(1985)頃から観光地化が進んだそうですから
私が前に訪れた時とは全然景色が違うはずです。 -
構成資産番号17 五番霊場 湧池
八海で一番 湧水量の多い池です。水中洞窟があり、水も透明で美しい池です。 -
池上に伸びた枝にはびっしりと植物が寄生していました。
今も、近隣住民の飲料水にも使われているとか。 -
大きな魚が泳いでいます。
鯉じゃないよ。
中池にはニジマスやイワナの大きなのが泳いでいるようでしたが、この黄色(?)っぽいのはなんでしょうか??
そして この画像からも判るように 下からどんどん水が湧いているようで
水面に沢山の波紋が美しく現れてくるのです。 -
茅葺屋根の建物にはとうもろこしが干してあります。
うしろには水車もあって、粉をひいていましたね。
雰囲気作りの建物でしょうが、外国人がすごく多いので、写真を撮っている人が沢山いました。
母には時々 持ってきた折り畳み椅子に座って休んでもらいながら もうちょっと先まで歩いてみました。
池と池の間は案外近いのでした。 -
資産構成番号16 四番霊場 銚子池
小さな池です。
藻みたいなものが浮いていてあまり美しくなかったです。
そこから水が湧いている所が 上からでも覗き見えるそうですが、良く判らなかったですね。
全部の池は廻り切れないと思うので、ここで引き返します。 -
阿原川を渡って、
構成資産番号18番 六番霊場 濁池
川と合流しています。
今は、井戸水が流れ込んでいるそうです。濁ってはいませんでした。 -
戻って、おみやげ物店の中を通り抜けると、中池の縁へ行かれます。
池の説明板には「水深7m 水温12.5度 10m下の湧水路は青い鍾乳層灰で八海の池に通じています」とも書かれていました。
そして、池を見るとお賽銭を入れたくなるのは日本人だけではないのか?英語・中国語・日本語で「お金投げ入れ厳禁 罰金千円」とデカデカ書かれています。
なんでも中の魚が間違って食べて死んでしまうそうで・・・。
で、中を覗いてみると・・・スマホが1台沈んでいました・・・。 -
おみやげ物店の建物下からも池に水が流れるような仕掛けになってます。
苔や草も茂って雰囲気は良いのですが、すっかり人工的に造られているのでありました。 -
ここでは、湧き水を飲む事も出来ます。
龍の口から流れています。
ペットボトルとかに入れている外国人の方も多かったですね。
飲んでみると まぁ普通においしいですが、思ったより冷たくは無かった。
中国や韓国の観光客がとても多かったです。 -
駐車場に戻る前、最後に 構成資産番号20 八番霊場 菖蒲池
廻りに菖蒲が植わっています。もうすぐ花が咲くのかもしれません。
ただ “鏡池”同様 今は ほとんど水は湧いていなくて、あまりきれいではありません。
底も濁った堆積物のようです。
“忍野八海”すっかり観光地となっていて、皆が一番写真を撮っているのが実は「忍野八海」じゃない「中池」だったりしますが、それでも、まぁまぁの景色を母に見せる事が出来てよかったです。
なにせ、富士山はまだ、恥ずかしがって雲の中ですから・・・。 -
車に戻り、次は・・・
忍野八海”で結構ゆっくりしたので、このまま富士スバルラインで五合目まで行ってみる事にします。
富士山関連のwebサイトでライブカメラの画像が一気に見られるサイトがあるのです。
それで 五合目の画像を見ると・・・なんか期待が持てません・・・。
でも 母は 富士山に 車ですら登った事が無いそうなので、
とりあえず、五合目までは連れて行ってあげようと思います。
スバルラインに向かう道は、そこそこ日差しもあって、新緑も美しいのですがね・・・。 -
スバルラインに入りました。考えてみると、バスで来た事は何度もあるけど、自家用車で来た事はなかったな・・・。料金は普通車往復2060円です。高いね~。
と、時間は11時過ぎで、一番混む時間かも。バスや乗用車が列になって進みます。その間を自転車の方たちが・・・。
下りは楽だけど、登りはキツイだろうなぁ。私には絶対無理だな・・・。 -
“樹海台駐車場”に寄ってみます。標高1663m
お~~~なんも見えん・・・。
仕方ないので、トイレを使って、車に戻ります。 -
更に進んでいくと あれ??雲が道路の方まで流れてきたよ・・・。
これはこれで、幻想的な雰囲気ではあるが、見たいのはこれじゃないのよ~。
は~ 母との旅行は 前回の乗鞍や穂高も霧で全く見えなかったし
その前の上高地は雨だったし・・・そんな雨女だったかなぁ?? -
五合目に到着。
なんだ~ここも ぼや~~んと雲がかかってるよ。
一般者の駐車場は お店の並ぶ広場よりやや下った所。
第一駐車場に停められました。
が、ゆるやかな坂ではありますが レストハウスやお店のある広場までは登り坂(舗装されています)で、母には かなりきつそうでした。
一緒にゆっくり歩いたけど・・・。 -
レストハウスやお店のある広場にはベンチが無く、車止めみたいな石にちょっと座ってもらいました。
駐車場からここへ上がる途中 休憩所の建物があり その室内に椅子があり、トイレもあります。
建物前にもベンチとテーブルがありました。
また、その建物の前には車椅子用の駐車スペースがあります。
この日は空いていたので、帰りは 車をその駐車スペースに廻して そこで母を車に乗せました。
“忍野八海”も外国人だらけだと思いましたが、五合目はそれ以上の外国人率で日本人は1.2割ではなかったかと思います。
ここには中国・韓国など近隣の国からの観光の方、マレーシア人、それに欧米人も多かったですね。 -
五合目の広場にも時々雲が上がってきますが、山頂方向も雲が常に動いています。
たまにチラッと山頂付近が見えるのですが、
全体は見えず部分的にだけ・・・。 -
韓国からのお姉さんたち・・・なんつ~薄着なのー!
いくらバスで来たとはいえ ここは標高2305m この曇りの天気だし 結構寒いのよ。
道は舗装されてますが、ハイヒールやサンダル。
で、自撮り棒やスマホで「ハイ ポージング~」とやってるのです。 -
五合目・・・レストランは団体客で混み混みだったし、景色もダメなので 下りる事にしました・・・30分位しか居なかったね。まぁその間 雲が切れないか?と待ってみたのですが。
スバルラインを下り始めて ちょっとで、雲が少し切れてきました。
たぶん マイカー規制シーズンに使うバスの駐車場であろう 道路脇の砂利の空き地に車を停めて 山頂が現れるのを待ってみます。
実は、スバルラインを上がってくる時も このあたりから一度山頂が見えたのです。 -
雲は、濃くなったり、薄くなったり どんどん湧いてくるので、なかなか見えない。
山頂が姿を現すのを待ちながら ついでに鳥も探します。
飛んできた鳥が木に留まるのを目で追って 双眼鏡で覗いて、ズームで撮影してみると・・・
ホシガラスでした。白い斑点のある黒っぽい鳥。
初めて見た鳥だったので、うれしかったです。(写真は良く撮れていないので、載せませんが)
富士山にはバードウォッチングのポイントもあるのですが、今日は母連れの旅行なので、
鳥見はできないのでした。 -
一番山頂が見えてもこの程度かなぁ。
至近距離で富士山を見せたかったけど、富士山がお姿を見せてくれないんじゃ~しょうがないね・・・。 -
車を移動させながらも、つど山頂の様子をチェック。
すると 空が青くなって見えそうな感じに!
急いで車を停めたのは“大沢駐車場”
しかし・・・道路の反対側の木々が高くてよく見えない~。
一応 この駐車場には展望台があるので、上がってみます。
で、何とか見えたのが ちょっと木で隠れた山頂。
雪少ないね~。
今冬は雪が少なかったせいで、雪解けもいつもより早かったでしょう。
「見る富士山」としては、それなりに雪をかぶった姿の方がよかったのだけどね。
まぁ、スバルラインからの富士山も一応 なんとか見た。と言う事で、このまま
スバルラインを下りました。 -
そろそろ今夜泊まるホテルの方向へ向かいます。
今日は、“本栖湖”に近い場所に泊まります。
国道139号を本栖湖方面に進みますが、反対車線 河口湖方面に行く車はすでに渋滞が始まっていました。
この後もどこかに寄って139号に戻ると渋滞が伸びていて、これは河口湖インターまで相当時間かかるな・・・と日月曜日の旅行にして良かったと思いました。
14時も過ぎたので、“道の駅なるさわ”に寄って、ここでお昼を食べる事にしました。
直売所、食堂、物産館、それに入場無料の“なるさわ富士山博物館”までありました。
(中は見ませんでした) -
飲食店は軽食堂しかなく、規模が大きい割には こじんまり でした。
食券を買うスナックコーナー的なお店です。
まりも母は天ぷらうどん・・・全く、地元の名物感のないテキトーなメニューです・・・。
まぁ今夜はフレンチのフルコースなので、軽めでいいか、と言う事で。
ダンナもカレーうどん、母はかけそばで良いと(それでも残した。あまり沢山は食べられないそうです)
混んでいたので、外のテーブルで食べました。
ここからも本当ならでっかい富士山が見えるらしい・・・。 -
ホテルには3時頃入って、母にはゆっくりしてもらおう とあまり連れ回すつもりはありませんでしたが
ダンナは まだ 富士山を 見せ足りない と思ったようで
スマホと道の駅でもらったパンフで近くの富士山のビューポイントを探すと
ここから近い 精進湖のポイントに行ってみようと 向かってくれました。
手前に丸い山容の“大室山”があり“精進湖”からの富士山は「小抱き富士」と言われる絶景ポイントだそうです。 -
なんとか山頂の雲は切れて、頭が覗けましたが、その下が隠れています。
-
新芽がオレンジから緑に染まっているもみじと 薄っすらとした富士山頂。
ちょっとは見えたけど、
こんなに晴れていても 雲はすっかり切れないのですね。 -
“精進湖”ののどかな湖畔。
河口湖や山中湖に比べて人も少ないようですね。 -
そろそろホテルへ向かったら?と 言ってみましたが ダンナは自分的に納得できないのか?
最後に “本栖湖”から見える 千円札の富士山の図もチェックしてから行こう、と
“本栖湖”の対岸まで車を走らせました。
パーキングスペースがあり、そこに車を停めます。
母は疲れたのか 車で待っているから、と。
展望台から見る“本栖湖”は 南国のビーチのような美しい浜と水の色でした。 -
湖とは思えない色です。
“本栖湖”は富士五湖の中でも もっとも水深が深く、138mもあるそうです。
水の透明度もすばらしく“西湖”・“精進湖”と湖底でつながっていると言われるとか。 -
千円札を取り出してみます。
たしかにお札の図と 手前左右の山は同じだ・・・。富士山が無いだけだ・・・。
ちなみに前の五千円札(新渡戸稲造)の裏の富士山も同じ“本栖湖”からみた逆さ富士の図です。
ただ、湖面に富士が映る 図と同じ景色は年に1.2回しか見られないそうです。 -
この真ん中のスペースに富士山が見えたらパーフェクトな訳だ。
頭がチラッとしか見えない~~。 -
見えた頭はこの位。けち。
-
ここはなぜか、欧米人の方ばかりが居ましたね。
アジアの方は居なかった。
好みのポイントと言うか 紹介されるポイントが違うのかしら?
今日の私たちの富士山絶景ポイント探しも終了です。
ホテルに向かい、母には休んでもらわないと。
この続きは
富士山を眺める旅・・・のはずだった富士山麓の1泊 後半
“富士クラシックホテル”での宿泊と2日目の分で記載します。
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