2016/05/14 - 2016/05/14
43位(同エリア8件中)
めておら☆さん
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カリアリの街歩きも終わりです。
最後は港に近いマリーナ地区(Quartiere storico della Marina)を巡ります。
ぶらぶら歩きながら教会を見たり、ちょっぴりショッピングでカリアリのお土産を調達したり、大好きなジェラート食べ歩きも♪
そしてカリアリ最後の夜は味もボリュームも大満足のレストランで晩ごはん。料金も手頃で庶民的なオススメのレストランをご紹介します!
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
★2日目 5/14 カリアリ
3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2日目 5/14(土)
「カリアリの教会イロイロ、そして・・・ようやく昼ごはん」編のつづき
→http://4travel.jp/travelogue/11138036
15:00 宿泊しているB&Bでちょっぴり休憩して、再び街歩きに出発。
今度は港に面したマリーナ地区(Quartiere storico della Marina)を周ってみます。
港に背を向け、丘に向かってまっすぐ伸びるカルロ・フェリーチェ大通り(Largo Carlo Felice)を眺めると、右手にはイタリアの高級デパート”ラ・リナシェンテ(La Rinascente)”が。ブランド品を多数扱ってますが、私は興味ないのでスルー。 -
左手には市役所(ムニチーピオ=Municipio)が。
元は高台のカステッロ地区にある、ドゥオモ隣の建物がその役割を果たしていたのですが、港を臨むこの場所への移転を決定し、新たに庁舎を建設しました。1899年建築開始、1907年落成。
しかし第二次世界大戦中1943年の爆撃でここも甚大な被害を被り、オリジナルの姿に修復するのに長い年月を費やしたようです。 -
港の前のローマ通り(Via Roma)を臨むファザード。2つの塔が堂々たる風格を漂わせています。
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正面のアーチを入ると中庭になっており、両側に2階への階段がまるで舞台装置のように配置されています。
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庁舎1階の通りに面した部分は、ポルティコ(portico)と呼ばれるアーケードになっています。写真を見るとわかりますが、アーケードと言っても、日本で想像する商店街のアーケードなどとは大違い。気品と風格があるのです。
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市役所からローマ通りを横断し、港に出ました。
小さな釣り船の向こうに、大きな客船が見えます。 -
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港からローマ通りを眺める。
この通りにはホテルが多く立ち並びます。気品のある建物ばかりですね〜。 -
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色もカラフルでステキです。
ここも市役所同様、1階がアーケードになっており、お店やBarが並んでいます。
近くにちょっと買い物をしたいお店があるので、このアーケードを東に向かって歩いて行きます。 -
アーケードから北に伸びる細い路地、ミッレ通り(Vico dei Mille)です。
路地を入るとすぐに、お目当てのお店があります。 -
サポーリ・ディ・サルデーニャ(Sapori di Sardegna)
池田 匡克・愛美ご夫妻著「サルデーニャ!」という本の中で紹介していたお店です。
”サルデーニャの味”という名のこのお店は、パーネ・カラザウ、ペコリーノチーズ、パスタフレーグラ、ミルト酒などの地場産品を扱っており、ここに来ればサルデーニャの名物は全て揃うと言っても過言ではありません。
Sapori di Sardegna
Vico dei Mille, 1, 09125 Cagliari
TEL:070 684 8747
http://www.saborescagliari.com/site/ -
イチオシ
美味しそうなハムやサラミが並びます。ツナの缶詰もありますね。
また、写真手前にはタラコのような形で真空パックされたカラスミも。サルデーニャのカラスミは質が良いことで有名ですからね。でも、私はここでは買いません。後日カラスミの名産地に行くので。 -
チーズ・チーズ・チーズ〜♪
チーズ好きにはたまらない、このかたまりの山!熟成度合いの違うペコリーノが何種類も置いてあり、試食させてもらえます。
私は一番くせが無くミルク感が残るものと、ちょっと熟成が進み少〜し苦味が出始めたもの2種類を真空パックにしてもらいました。こうすれば常温で日本まで持ち帰れます。 -
サルデーニャ名産の手打ちパスタ、”フレーゴラ(fregola)”。イタリア語の綴りを見ると”フレーゴラ”ですが、地元では”フレーグラ”とも言っていました。
丸い小さな粒々のパスタ。粒々パスタと言えばクスクスを想像しますが、それよりもっと粒が大きくもちもちした食感が特徴です。
作り方は、テラコッタの器に入れたセモリナ粉に、少しずつ少しずつ塩水を加えながら、ひたすら手でぐるぐる混ぜて粒状にしていくんだそうで。その手間たるや大変なものです。でも、その分美味しいパスタができるんですね。
私もここでお土産に購入。帰国してから料理してみました。 -
トマトを加えた野菜スープで煮、仕上げにボッタルガ(カラスミ)とイタリアンパセリをかけてみました。普通のパスタと違って、ゆでるというよりは”煮込む”感じです。水気が無くなるまでずっとヘラで混ぜます。そうすると仕上がりは粒がひと回り大きくなり、もちっとした食感に。
自分で言うのもなんですが、めちゃ美味しかった〜♪
パスタもボッタルガも美味しいから、美味しくなるのは当たり前なんですけど(^^;) -
そして、これもサルデーニャ名物のパーネ・カラザウ(Pane Carasau)。
サルデーニャのどの町の、どのレストランに行っても必ず出てきました。
数カ月家を離れて放牧する羊飼いが、日持ちするパンとして発明したんだとか。パン生地をごくごく薄く延ばしてパリパリに焼きます。そのまま食べても美味しいのですが、水分の多い料理の下に敷き、少し柔らかくなったのもまたヨシ。
私が気に入ったのは、オーブンで軽く焼いて温め直し、そこにオリーブオイルと塩をかけて食べる方法。これ、まるでポテトチップスのようで、美味しくて手が止まりません。 -
サルデーニャ名産のワインもたくさん並んでいました。
特に、サルデーニャでは”ミルト酒(Liquore di Mirto)”が名物。ミルトというブルーベリーのような実で作った食後酒です。私はお酒がダメなので飲みませんが、シロップを加えているので甘みとベリーの味、そしてわずかな苦味がアクセントになって美味しいらしいです。 -
私はやっぱりお酒よりお菓子〜♪
サルデーニャの伝統菓子もいろんな種類が並んでいました。アーモンドのペーストで作る、甘〜い甘〜いお菓子。シチリアでもアーモンドペーストのお菓子が有名ですが、サルデーニャのものは形状がまた特殊です。 -
ほら、華やかですね〜!
結婚式などのお祝い事用のお菓子なんだそうで。とてもキレイです。
このお店ではペコリーノチーズ2種とパスタフレーグラ、お菓子などをお土産に買って、再び散策を開始しました。 -
再びローマ通りに出て、ポルティコをてくてく歩く。
するとなにやら人だかり。ややっ、ジェラテリア(ジェラート屋さん)じゃないかっ!
三度の飯よりジェラートが好きな私。ここは見過ごすワケにいきません! -
店内もオーダーを待つ人がいっぱい。これは絶対美味しいはず!
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んーーー、どれにしようかなぁ。今年のイタリア旅行初ジェラートだから、選ぶ眼差しも鋭くなります(←大げさ)
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悩んだ挙句、いつもと同じピスタッキオ(ピスタチオ)とノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)。やっぱりこの2つのフレーバーは私の定番♪
ワッフルコーンにしたので3.70ユーロ、普通のコーンだとも少し安かったかな。
とにもかくにも、人だかりができるのも当たり前。”Peter Pan(ピーターパン)”という名のこのお店、絶品です!ま〜ったり濃厚。 -
ローマ通りから左手に折れ、レジーナ・マルゲリータ大通り(Viale Regina Margherita)を歩く。高台に向かう道なのでけっこうな坂。息を切らしながら上ると、広場に出ました。
コスティトゥツィオーネ広場(Piazza Costituzione)です。この一画に、写真のウンベルト1世のテラス(Terrazza Umberto I)があります。
テラスの後方が、カステッロ地区のサンレミーの要塞(Bastione San Remy)になっおり、海を臨む町の絶景が一望できるのですが、修復中で立ち入り禁止でした。残念(T_T) -
サンタ・ロザリア教会(Chiesa di Santa Rosaria)
ウンベルト1世のテラスからほど近い、トリノ通り(Via Torino)にあります。
15世紀に聖ロザリアを祀る小さな礼拝堂が建てられたことからその歴史が始まります。現在の建物は後期バロック様式です。 -
中はとてもシンプル。単身廊式で、片側4つずつ。計8つの礼拝堂があります。
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主祭壇。
ここも一見シンプルですが、祭壇両脇の大きな大きなパイプオルガンに目を見張ります。その為、この教会では様々なコンサートや、国際的なパイプオルガンのフェスティバルが開催されるそうです。 -
祭壇上部、聖母子のフレスコ画も美しい。
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8つの礼拝堂の1つにこんなのがありました。ジオラマみたいな礼拝堂って、とても珍しい。
洞窟で聖母マリアと遭遇した14才の少女ベルナデットが、聖母の導きでルルドの泉を発見します。その泉から湧き出る水は奇跡の水で、口にすると不治の病が治ることから、以後は多くの巡礼者が訪れる聖地となったそうな。
左がベルナデット、右上が聖母マリア。 -
サンタ・ロザリア教会を出て、町のショッピングストリート”ジュゼッペ・マンノ通り(Via Giuseppe Manno)”をブラブラ。
あ、クーポラが見える。後で行ってみよう! -
大好きなZARA。荷物が増えると大変なので、残念ですがウィンドゥショッピングだけ。
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これも大好きなKIKO、ミラノの化粧品ブランドです。
手頃な価格ですが、発色や色持ちがいいので、いつも口紅やアイシャドー、マニキュアなどを買い込みます。これは荷物にならないからね〜♪ -
通りを西に向かいながら、ちょっと左手の路地を眺めると港が見えます。こんな高低差のある路地がいっぱい。これもカリアリの特徴です。
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サンタントニオ・アバーテ教会(Chiesa di Sant'Antonio Abate)
この賑わいを見せるジュゼッペ・マンノ通りに面して入口があります。さきほど見えていたクーポラも、この教会のものです。
18世紀に建造されたバロック様式の教会。まず驚くのが、重厚なエントランスを持つこのファザード。三本一体となったコリント式の柱がどっしりと支えるその上部には、聖アントニウスの像が。 -
八角形をした内部は側面に6つの礼拝堂を持ち、後期バロック様式の装飾が施されています。
内部にも、礼拝堂と礼拝堂の間にコリント式の柱が設えられていますが、柱頭が金で装飾されているのが美しいです。 -
主祭壇には、修道服を身にまとい、彼のアトリビュート(象徴)である十字を手にした聖アントニウスの像が。
ここも漆喰と金の装飾が美しいです。 -
教会を包み込むような、大きな八角形のクーポラ。眺めてると吸い込まれそうです。
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ジュゼッペ・マンノ通りを北西に進むと、イェンネ広場(Piazza Yenne)に辿り着きます。ここは町で一番賑わっている場所で、Barやレストラン、各種お店が立ち並びます。
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この広場に、宿泊しているB&B Sardinia Domusのスタッフお勧めのジェラテリアがあります。
”L'Isola del Gelato(イゾラ・デル・ジェラート=ジュラートの島、という意味)”
少し前にジェラート食べたばっかりだけどなぁ・・・でも、食べたいなぁ・・・ -
店内に吸い込まれてしまいました(^^;)
ずいぶんとカラフルなジェラートが並んでいます。 -
食べても大丈夫なのか、ちょっと心配になるくらいのカラーリング(@_@;)
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なににしようかなぁ〜。悩む・・・
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普通のコーンの2フレーバーで3.5ユーロ。先ほどのピーターパンはワッフルコーンだったのと、量がも少し多かったのを考えると、ちょっと割高な印象。
今回はヌテッラ(ヘーゼルナッツ風味のチョコペースト)とフィオール・ディ・パンナ(生クリームベース)をチョイス。
ん〜、美味しい。けど、私はピーターパンの方がシンプルだけど濃厚で好きです。 -
イェンネ広場には、サルデーニャ王国第6代国王、カルロ・フェリーチェ(Carlo Felice)の像があります。1821年から亡くなる1831年まで在位していました。
赤いマントを身にまとい、サルデーニャの州旗を手にするお姿はなんとも勇ましい! -
・・・と思いきや。
よくよく見ると旗には「Cagliari Calcio 1920」の文字が。なんだぁ〜、サッカーのカリアリの応援旗を持たされてるんじゃないですか!1920年はチーム設立の年ですからね〜。
にしても、シャレたことしてますね(笑) -
イェンネ広場からカルロ・フェリーチェ大通り(Largo Carlo Felice)に入ります。港に向かって歩いていくと、左手にサンタゴスティーノ教会(Chiesa di Sant'Agostino)への門があります。
教会のファザードが道路に面しているとイメージして歩くと、見過ごしてしまいます。 -
元あったゴシック様式の建物を壊し、1577年から1580年にかけて建造されたルネサンス様式の教会。
内部はギリシャ十字になっており左右の翼廊が他の2つより幾分長い造りになっています。
内部を見てまず思ったのが、中央のクーポラのシンプルさ。クーポラと言えばフレスコ画や漆喰、金箔などで装飾したものを想像しますが、枠と小窓のみのクーポラが逆に新鮮に感じました。 -
主祭壇がとにかく美しい!周囲が白い壁で余計な装飾が無いので、余計引き立ちます。
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青い大理石の色がとても美しく、金の装飾も品良くマッチしています。中央には聖母子像、右が恐らくこの教会の守護聖人、聖アウグスティヌスだと思います。左は想像するところ、元々この場所にあった教会に祀られていたという聖レオナルド・・・かなぁ?
一説によると、この祭壇はかつてこの地に納められていた聖アウグスティヌスの遺体を祀る為に作られたとか。そして、この教会に聖アウグスティヌスのクリプタ(地下聖堂)があった事は、後になって知ったのでした・・・見たかった(泣) -
祭壇上部の天井装飾も美しい!この天井、午前中に見たドゥオモのクリプタとよく似た装飾です。
カリアリのドゥオモ → http://4travel.jp/travelogue/11136920 -
これは礼拝堂の一つ。
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ここも礼拝堂の一つ。
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教会内には木製の聖人像が何体か置かれていました。
左:ポーランドの聖ファウスティナ(Santa Faustina)
右:アッシジの聖フランチェスコ(San Francesco d'Assisi)
どちらも18世紀に作られたものです。 -
十字架のキリスト像。
16世紀から17世紀の間に作られたもの。左は・・・黒い聖母かな?? -
聖アウグスティヌス(Sant'Agostino)
18世紀に作られたものです。衣装が目に鮮やかで、キレイです。 -
司教冠と司教杖を手にしていることから、これも聖アウグスティヌスと思われます。
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サンタゴスティーノ教会を出ました。
バイッレ通り(Via Baylle)に面したここが裏口かと思ったら、こちらがファザードなんだそうです。そばに居た学生ボランティアに聞いて驚きました。
カルロ・フェリーチェ通りの門が裏口だったんですね。 -
教会の目の前に停まってた車。
もう接触しちゃってますよね。でもイタリアではよく目にする光景。縦列駐車する際、狭いスペースだとバンパーで前の車ガンガン押して割り込んでたりしますもん(笑)
それでも問題にならない、寛容な国。 -
街歩きの最後にやって来たのは”サンタ・エウラリア教会(Chiesa di Sant'Eulalia)”
バルセロナの聖エウラリアを守護聖人とする教会としては、14世紀にアラゴン人によって建設されたカタルーニャ・ゴシック様式の教会を起源とします。しかし、17世紀から18世紀にかけてバロック様式に改修、その後20世紀から21世紀初頭にかけても改修や装飾が行われました。
シンプルなファザードですが、大きなバラ窓が印象的。そばに建つ高い塔も存在感があります。 -
この日はどこに行っても学生のボランティアガイドさんがたくさん居て賑やかだったのですが、この教会は人っ子ひとりおらず、シーンと静まり返ってます。ま、これが通常の姿なんですけどね。
三身廊式の内部、高いリブヴォールトの天井が最も印象に残ります。 -
入口を振り返っても、やはりヴォールトの美しさが引き立ちます。外からはよくわからなかったバラ窓の模様も、光が射してその形状が見てとれます。
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主祭壇。
二つの山のように見えているのはパイプオルガンです。この位置にあるのも珍しいですね。その手前には十字架のキリスト像が置かれています。 -
大きな祭壇画はアントニオ・カボーニ(Antonio Caboni)の19世紀の作品で、レオナルド・ダ・ヴィンチの”最後の晩餐(Ultima cena)” の複製です。
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左右の側廊にはそれぞれ4つの礼拝堂があり、美しい美術品や大理石の装飾、絵画などで飾られています。
美しい女性たちの像がいろいろだったのですが、詳細を控えてきませんでた(-_-;)
これはブルーのストールと腰帯、聖母マリアだと思います。 -
この像がすごく美しいなぁと見とれていたのですが、独特な衣装を身にまとってます。民族衣装のようでもある。
-
これは写真ではよくわかりませんが、”悲しみの聖母(Madonna Addolorata)”ではないかと。中央の像、悲痛な表情を浮かべています。
というわけで、サンタ・エウラリア教会も見終え、外に出ました。
またお腹すいてきたぁ〜。ちょっと早いけど、晩ごはんにしちゃおうかな。 -
サンタ・エウラリア教会からほど近いナポリ通り(Via Napoli)にやって来ました。
この辺りには様々なレストランが立ち並び、夕飯どきなのでいい匂いが漂いはじめていました。
ここに絶対来ようと決めていたレストランがあります。 -
”ス・クンビドゥ(Su Cumbidu)”です。
今回のサルデーニャ旅行で私のバイブルとなっている「サルデーニャ!」という本の中で、著者の池田ご夫妻が紹介しているお店です。「素朴な野菜と肉の料理をたっぷりと味わう」という謳い文句に瞬時にひかれ、絶対来ようと決めてました。
”素朴”と”たっぷり”というキーワードが私向き。
Ristorante Su Cumbidu
Via Napoli 13 09124 Cagliari
TEL:070 670712 -
18:30 ちょっと早いけどお店に入りました。まだお客さんはまばら。一人だとカメリエーレに伝えると、嫌な顔せず席に案内してくれました。
この店内の雰囲気。古い農家のような造りでなんだかホッとします。こういう気取らない雰囲気が大好き。 -
本の中に、木の皿に盛られた前菜の写真が掲載されていました。様々な野菜が彩りよく盛られていて、これ、絶対食べたい!と思っていたのですが、メニューを見てもそれがどれなのかわかりません。
カメリエーレに本の写真を見せると、自分の店が日本の本に載っているのに大喜びしたようで、声高らかに「ワォ!」と言ってました(^^;)
で、その前菜がどれなのか訪ねると、一品料理ではなく日替わりコースの一つだよ、と教えてくれました。一人なら前菜と肉料理で十分だというので、メニュー3の25ユーロのコースをオーダーしました。
でも、大食の私が、ホントに前菜と肉料理だけで足りるかなぁ・・・ -
イチオシ
なんて悩むのもつかの間、瞬時にこれだけの前菜がテーブルに並びました。ひぇ〜、スゴイ!これだけでもかなり満足♪
-
左はカタツムリをトマトソースで煮たもの。カタツムリって聞くと抵抗あるけど、欧米ではよく食べるんですよね。貝だと思おう、貝だと。
実際、食感はホントに貝みたい。楊枝でほじほじして、ぺろぺろ食べ進んでしまいます。
右はそら豆をやわらかく煮たもの。ほんとにやわらかい!薄味なので豆の素朴な味が失われてなくて、おばぁちゃんの手料理でも食べてるような気分でした。これも美味しかった♪ -
これは、パーネ・カラザウの上にペコリーノチーズ、サラミ、ハムなど数種を盛り合わせたもの。見た目も良いのですが味も良い。どれも農家の手作りっぽい味がします。
-
そして、これが本で紹介していた木の器に載った野菜。
左から玉ねぎ・セロリのソットアチェート(sotto aceto=酢漬け)、ナス、そして豆のソットオリオ(sotto olio=油漬け)。
これがねぇ、ほんとにホッとする味でした。農家でおばぁちゃんに自家製の漬物を出してもらったみたいな。一人ほっこり気分で食べてました。 -
前菜が食べ終わらないうちに、またしても前菜のようなものがテーブルに置かれる。
「え?!」と言ってカメリエーレを見ると、「あぁ、これはピンツェットと言って、肉料理には必ず付けてるものだから」と涼しい顔して言う。
付け合せって言っても、トマト数個、小さいけど赤カブが丸々2個、キャベツ。セロリに至ってはほぼ丸々1本の生野菜たち!
大食の私も、さすがに目がまんまるくなってました(@_@;) -
そしてメインの登場!
左の器に入っているのは子牛のトマトソース煮、右は豚のロースト。どちらも甲乙つけがたいくらい美味しかったのですが、特に豚のローストは皮がカリッカリに焼いてあって、食感がたまりません。とはいえ肉はジューシー。前菜でけっこうお腹いっぱいになってましたが、ペロリと平らげてしまいました。 -
ふぅ〜、食べた食べた、大満足♪
カメリエーレに会計を頼むと、「いやいや、まだデザートがあるよ。待ってて」と、これまた涼しい顔で言う。
出てきたのはアーモンドペーストで作られたサルデーニャの伝統菓子。うわぁ〜食べたかったんだ♪
これまた美味しくて、ペロリと平らげます。ごちそーさまでしたぁ!
コペルト(テーブルチャージ)は無く、コース料金の他は水2.70ユーロのみ。合計27.70ユーロ。このボリュームと味でこの料金?!
ス・クンビドゥ、私のお気に入りレストランの一つに加わりました。 -
20:15 B&B Sardinia Domusに帰ってきました。あ〜1日よく歩いた・・・
でも、まだ散策は終わりません。 -
22:00 夜景を見にちょっとだけ外出。寒い〜(>_<)
今年のイタリアは5月にしては寒かったです。特に朝晩はダウンでも着たいくらい。 -
港の方へ歩いて行きます。夜の市役所。ライトで白く浮かび上がる姿は幻想的。
-
イチオシ
港に付きました。ポツポツと灯るライト、ちゃぷん、ちゃぷんという水音と伴にゆれる小船を見ていたら、ちょっと寂しくなってきました。
明朝はカリアリともお別れなので・・・ -
後ろを振り返るとまた市役所が浮かび上がってます。
-
港の前を走るローマ通りも、昼とはまた違う様相。
-
イチオシ
22:30 しばし美しいカリアリの夜を満喫して、B&Bへ戻ります。
さて、明日の朝はカリアリを離れ、いよいよレンタカーでの旅が始まります。ここからが島の本当の魅力を発見する旅。
心に残る、素晴らしい旅が待っているのでした☆
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この旅行記へのコメント (2)
-
- spumamiさん 2016/06/11 00:30:35
- 入っちゃったの?
- 県庁とか市庁とかって年代物の宮殿を使ってたりするんですよね〜。
市民はづかづか入って行くけど、観光客の私は・・・って
入りたくても二の足踏んでいつも外から眺めるだけ(;;)
そこに入って行ったの???
でも写真に「!」マークが写っているから
もしかしたら観光案内所があったのかしら???
カリアリのお店を下調べして行くなんて
情報収集の難しいカリアリ情報をどうやって入手したのかしら?って
私もカメリエーレのように「ワォ!」って言っちゃうよ。
島の本当の魅力☆楽しみにしてま〜〜す♪
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/06/11 10:38:43
- RE: 入っちゃったの?
- mamiさーん、またまたどもです!
市役所は中庭までは自由に入れる感じでした。みんな入って
行ってたよ。私も一応「Posso??」って聞いたら、「Si,si!」
って言われたから入ってみたけど、さすがに建物内部は
遠慮した〜。
> でも写真に「!」マークが写っているから
> もしかしたら観光案内所があったのかしら???
ほんとだね〜!(←今気づいた人)
港の近くにInfoあるって聞いてはいたけど、ここだった
とは。B&Bで地図とパンフもらえたから、Info行かなくて
済んだので意識してなかった・・・
> 情報収集の難しいカリアリ情報をどうやって入手したのか
日本のサイトでは詳しい情報とれないので、イタリアのサイト
で色々調べたんだけど、これがねー、見るサイト見るサイトで
書いてる事違ってたりして・・・mamiさんもわかるでしょ?
このザックリ具合(-_-;)
> 島の本当の魅力
また石ばっかり見せるかもしれないけど、その時はスルー
してくださいね〜(^_^;)
いつもどうもありがとう!
めておら☆
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