サルデーニャ島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
カリアリの町に存在する4つの歴史地区のひとつ、スタンパーチェ地区(Quartiere storico della Stampace)。下町ムード溢れる界隈ですが、ここにカリアリ市民に最も愛される教会があります。<br /><br />サント・エフィジオ教会(Chiesa di Sant&#39;Efisio)。カリアリの民の健康と町の平穏を願いながら殉教した聖人サント・エフィジオを祀った教会で、今回のカリアリ散策で最も楽しみにしていた場所です。<br />また、この界隈には他にも重要な教会が点在しているので、くる〜っとひと周りしてみました。<br /><br />そして待ちに待ったサルデーニャ初の食事、お昼ご飯です。グ〜グ〜鳴るお腹に耐え、ようやくありついた郷土料理はどんなものだったでしょうか?!<br /><br /><br /> 1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ<br />★2日目 5/14 カリアリ<br /> 3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ<br /> 4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ<br /> 5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ<br /> 6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド<br /> 7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ<br /> 8日目 5/20 アルゲーロ<br /> 9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港

サルデーニャ・レンタカーの旅2016【4】 カリアリの教会イロイロ、そして・・・ようやく昼ごはん♪

31いいね!

2016/05/14 - 2016/05/14

61位(同エリア8件中)

4

62

めておら☆

めておら☆さん

カリアリの町に存在する4つの歴史地区のひとつ、スタンパーチェ地区(Quartiere storico della Stampace)。下町ムード溢れる界隈ですが、ここにカリアリ市民に最も愛される教会があります。

サント・エフィジオ教会(Chiesa di Sant'Efisio)。カリアリの民の健康と町の平穏を願いながら殉教した聖人サント・エフィジオを祀った教会で、今回のカリアリ散策で最も楽しみにしていた場所です。
また、この界隈には他にも重要な教会が点在しているので、くる〜っとひと周りしてみました。

そして待ちに待ったサルデーニャ初の食事、お昼ご飯です。グ〜グ〜鳴るお腹に耐え、ようやくありついた郷土料理はどんなものだったでしょうか?!


 1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
★2日目 5/14 カリアリ
 3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
 4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
 5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
 6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
 7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
 8日目 5/20 アルゲーロ
 9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

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  • 2日目 5/14(土)<br />「カリアリ ドゥオモとその周辺」編のつづき<br />→http://4travel.jp/travelogue/11136920<br /><br />エレファンテの塔(Torre dell&#39;Elefante)を見終えて、城壁の外に出ました。<br />高く堅牢な城壁。これがカリアリの町を守っていたんですね。

    2日目 5/14(土)
    「カリアリ ドゥオモとその周辺」編のつづき
    http://4travel.jp/travelogue/11136920

    エレファンテの塔(Torre dell'Elefante)を見終えて、城壁の外に出ました。
    高く堅牢な城壁。これがカリアリの町を守っていたんですね。

  • そしてやって来たのは”サンタ・キアーラ教会(Chiesa di Santa Chiara)”。<br />ファザードの写真撮ろうと思ったけど、ボランティアで観光スポットのガイドをしている学生さん達がわんさか居たのでやめました。<br />写真はWikiからお借りしたものですが、どうも顔に見えて仕方ない(^^;)<br /><br />教会は13世紀終わりから14世紀の始めにかけて建造され、修道院も付随していましたが、第二次世界大戦中の1943年の爆撃で甚大な被害を被り、修道院は解体を余儀なくされました。現在残っているのはそのわずかな遺物のみとなっています。<br /><br />写真には写っていませんが、教会の右手には城壁に囲まれたカステッロ地区から降りてくる階段があります。私はこの階段を降りてきたのですが、エレベーターもあったという事は後で知りました(-_-;)<br /><br />

    そしてやって来たのは”サンタ・キアーラ教会(Chiesa di Santa Chiara)”。
    ファザードの写真撮ろうと思ったけど、ボランティアで観光スポットのガイドをしている学生さん達がわんさか居たのでやめました。
    写真はWikiからお借りしたものですが、どうも顔に見えて仕方ない(^^;)

    教会は13世紀終わりから14世紀の始めにかけて建造され、修道院も付随していましたが、第二次世界大戦中の1943年の爆撃で甚大な被害を被り、修道院は解体を余儀なくされました。現在残っているのはそのわずかな遺物のみとなっています。

    写真には写っていませんが、教会の右手には城壁に囲まれたカステッロ地区から降りてくる階段があります。私はこの階段を降りてきたのですが、エレベーターもあったという事は後で知りました(-_-;)

  • 中に入ってみると、なにやらコンサートの最中のよう。邪魔してはいけないので中央祭壇だけ撮影して外に出ました。<br />黄金の中央祭壇、近くで見たかったんだけどなぁ・・・

    中に入ってみると、なにやらコンサートの最中のよう。邪魔してはいけないので中央祭壇だけ撮影して外に出ました。
    黄金の中央祭壇、近くで見たかったんだけどなぁ・・・

  • ちょっとアップにしてみた。<br />う〜ん、やっぱり美しい。

    ちょっとアップにしてみた。
    う〜ん、やっぱり美しい。

  • 次にやって来たのはイェンネ広場(Piazza Yenne)。サンタ・キアーラ教会から港へ向かって南に進むとこの広場に出ます。

    次にやって来たのはイェンネ広場(Piazza Yenne)。サンタ・キアーラ教会から港へ向かって南に進むとこの広場に出ます。

  • Barやお店が立ち並び、町で一番賑わいを見せる場所。この先は港から真っ直ぐ続く、カルロ・フェリーチェ大通り(Largo Carlo Felice)になります。<br /><br />ちょうどお昼時、お腹もすいたしちょっとBarで休憩したいところですが、まだまだ見たいところがあるのでスルーし、広場西側の教会が点在する地区に向かいます。

    Barやお店が立ち並び、町で一番賑わいを見せる場所。この先は港から真っ直ぐ続く、カルロ・フェリーチェ大通り(Largo Carlo Felice)になります。

    ちょうどお昼時、お腹もすいたしちょっとBarで休憩したいところですが、まだまだ見たいところがあるのでスルーし、広場西側の教会が点在する地区に向かいます。

  • まずは”サンタ・アンナ教会(Chiesa di Santa Anna)”<br />アズーニ通り(Via Azuni)に面する広い階段と、ニョキッと伸びた2つの鐘楼が印象的な建物です。<br /><br />18世紀に、元々あった小さな教会に替えてバロック様式の雄大な教会を建築したそうな。その後第二次世界大戦中1943年の爆撃で甚大な被害を被り、戦後になって再建されました。<br /><br />お昼だからなぁ、開いてないだろうなぁ・・・と思ったら案の定閉まってた(泣)<br />残念ですが次に賭けてみます。

    まずは”サンタ・アンナ教会(Chiesa di Santa Anna)”
    アズーニ通り(Via Azuni)に面する広い階段と、ニョキッと伸びた2つの鐘楼が印象的な建物です。

    18世紀に、元々あった小さな教会に替えてバロック様式の雄大な教会を建築したそうな。その後第二次世界大戦中1943年の爆撃で甚大な被害を被り、戦後になって再建されました。

    お昼だからなぁ、開いてないだろうなぁ・・・と思ったら案の定閉まってた(泣)
    残念ですが次に賭けてみます。

  • カリアリの町には4つの歴史地区が存在します。城壁に囲まれたカステッロ地区、港に面するマリーナ地区、4つの地区の中で最も新しいヴィッラノーヴァ地区、そしてこのスタンパーチェ地区。<br /><br />スタンパーチェ地区には重要な教会が点在していて、実は私がカリアリで最も見たかった教会もあります。こんな下町情緒溢れる細い通りにその教会はありました。

    カリアリの町には4つの歴史地区が存在します。城壁に囲まれたカステッロ地区、港に面するマリーナ地区、4つの地区の中で最も新しいヴィッラノーヴァ地区、そしてこのスタンパーチェ地区。

    スタンパーチェ地区には重要な教会が点在していて、実は私がカリアリで最も見たかった教会もあります。こんな下町情緒溢れる細い通りにその教会はありました。

  • サント・エフィジオ教会(Chiesa di Sant&#39;Efisio)<br /><br />小さく可憐な印象を受ける教会ですが、カリアリの人々に最も崇拝されている重要な教会。ギリシャの都市アンティオキアで250年に生まれ、カリアリからほど近いノーラで303年に殉教した聖エフィジオを守護聖人としています。<br /><br />毎年5月1日に行われるサルデーニャ島最大の祭「聖エフィジオ祭」では、島全土から美しい民族衣装をまとった信者がここに集まり、カリアリからノーラまで往復80kmを3日かけて行進するんだそうです。<br /><br />この祭のことは、池田 匡克さん・愛美さんご夫妻著「サルデーニャ!」という本でも美しい写真とともに紹介されており、私もどうしても一度見てみたいと思っていたのですが、残念ながら、今回の旅行では祭に合わせて休暇をとることができませんでした。<br /><br />教会のある場所は、303年にエフィジオがノーラで斬首されるまで幽閉されていた牢獄の跡だそうです。16世紀の建物を修復し拡張、その後1780年から1782年に現在のバロック様式に改修されました。<br />ファザードは壁のオレンジ色と両脇の白いイオニア式の付け柱、扉上部をはじめとする枠が調和、可愛く親しみやすい印象を受けます。

    サント・エフィジオ教会(Chiesa di Sant'Efisio)

    小さく可憐な印象を受ける教会ですが、カリアリの人々に最も崇拝されている重要な教会。ギリシャの都市アンティオキアで250年に生まれ、カリアリからほど近いノーラで303年に殉教した聖エフィジオを守護聖人としています。

    毎年5月1日に行われるサルデーニャ島最大の祭「聖エフィジオ祭」では、島全土から美しい民族衣装をまとった信者がここに集まり、カリアリからノーラまで往復80kmを3日かけて行進するんだそうです。

    この祭のことは、池田 匡克さん・愛美さんご夫妻著「サルデーニャ!」という本でも美しい写真とともに紹介されており、私もどうしても一度見てみたいと思っていたのですが、残念ながら、今回の旅行では祭に合わせて休暇をとることができませんでした。

    教会のある場所は、303年にエフィジオがノーラで斬首されるまで幽閉されていた牢獄の跡だそうです。16世紀の建物を修復し拡張、その後1780年から1782年に現在のバロック様式に改修されました。
    ファザードは壁のオレンジ色と両脇の白いイオニア式の付け柱、扉上部をはじめとする枠が調和、可愛く親しみやすい印象を受けます。

  • 中に入ると、ここにもボランティアで観光スポットの説明をしている学生さん達がたーくさん!この日はどこに行ってもこの学生ボランティアと遭遇してました。<br /><br />内部は単身廊式、階段で通常より高い位置に造られた主祭壇と3つの礼拝堂を有しています。<br />シンプルな装飾ではありますが、内部もなぜだかとっても惹かれる、親しみやすい雰囲気を持っています。

    中に入ると、ここにもボランティアで観光スポットの説明をしている学生さん達がたーくさん!この日はどこに行ってもこの学生ボランティアと遭遇してました。

    内部は単身廊式、階段で通常より高い位置に造られた主祭壇と3つの礼拝堂を有しています。
    シンプルな装飾ではありますが、内部もなぜだかとっても惹かれる、親しみやすい雰囲気を持っています。

  • 入ってすぐ目に付くのが、身廊中央に置かれた黄金の物体。<br />金メッキされた木製の小さな小さな聖堂です。

    入ってすぐ目に付くのが、身廊中央に置かれた黄金の物体。
    金メッキされた木製の小さな小さな聖堂です。

  • そしてその後には、聖エフィジオを乗せた山車が。<br />聖エフィジオ祭では、花で美しく飾られたトラッカスと呼ばれる牛車と共に、この山車がノーラを目指します。<br /><br />キレイ・・・キレイなんだけど、近づきがたい美しさではなく、やっぱりどこか可憐で親しみを感じさせます。

    イチオシ

    そしてその後には、聖エフィジオを乗せた山車が。
    聖エフィジオ祭では、花で美しく飾られたトラッカスと呼ばれる牛車と共に、この山車がノーラを目指します。

    キレイ・・・キレイなんだけど、近づきがたい美しさではなく、やっぱりどこか可憐で親しみを感じさせます。

  • 気品がありながら、どこかちょっとマンガチックでもあるその表情(←超失礼ですが)<br /><br />ローマ帝国ディオクレティアヌス帝の時代、キリスト教弾圧部隊の一員であったエフィジオは、生まれ育ったアンティオキアからイタリアへ渡りますが、途中、突然の閃光に目がくらみ落馬、その際「私はキリスト、お前は従う者である」との神の声を聞きます。そしてふと右手を見ると、掌に十字が刻まれていたと言います。この像の右手にも十字がありますね。<br /><br />以来、エフィジオはキリスト教に改宗し、当然のごとく弾圧部隊から外されサルデーニャへ送られます。しかし、キリスト教弾圧の勅令に背き福音を説いてまわり、さらにディオクレティアヌス帝にキリスト教への改宗を勧める手紙を書いて直接送りました。<br /><br />結果、現在教会が建っている場所にあった地下牢に閉じ込められ拷問を受けます。しかし信仰心は変わらず火あぶりの刑に処されますが、業火はエフィジオではなく死刑執行人を襲うという奇跡が起こりました。<br /><br />そして303年にノーラで斬首刑となりますが、最後までカリアリの町の平和と民が飢えや当時流行していたペストから救われるよう神に祈っていたといいます。<br />5月1日のサント・エフィジオ祭の起源は、そのペストの終焉を祈ってのものだったそうです。<br /><br />

    気品がありながら、どこかちょっとマンガチックでもあるその表情(←超失礼ですが)

    ローマ帝国ディオクレティアヌス帝の時代、キリスト教弾圧部隊の一員であったエフィジオは、生まれ育ったアンティオキアからイタリアへ渡りますが、途中、突然の閃光に目がくらみ落馬、その際「私はキリスト、お前は従う者である」との神の声を聞きます。そしてふと右手を見ると、掌に十字が刻まれていたと言います。この像の右手にも十字がありますね。

    以来、エフィジオはキリスト教に改宗し、当然のごとく弾圧部隊から外されサルデーニャへ送られます。しかし、キリスト教弾圧の勅令に背き福音を説いてまわり、さらにディオクレティアヌス帝にキリスト教への改宗を勧める手紙を書いて直接送りました。

    結果、現在教会が建っている場所にあった地下牢に閉じ込められ拷問を受けます。しかし信仰心は変わらず火あぶりの刑に処されますが、業火はエフィジオではなく死刑執行人を襲うという奇跡が起こりました。

    そして303年にノーラで斬首刑となりますが、最後までカリアリの町の平和と民が飢えや当時流行していたペストから救われるよう神に祈っていたといいます。
    5月1日のサント・エフィジオ祭の起源は、そのペストの終焉を祈ってのものだったそうです。

  • 山車を横から見るとこんな感じ。

    山車を横から見るとこんな感じ。

  • 後ろはこんな感じ。<br /><br />あ〜、いつかは絶対見たいなぁ、聖エフィジオ祭!

    後ろはこんな感じ。

    あ〜、いつかは絶対見たいなぁ、聖エフィジオ祭!

  • そして主祭壇へ。<br />色大理石の装飾が美しい祭壇の中央には、エフィジオの像が。祭壇の両脇には大きな2枚の絵が飾られています。

    そして主祭壇へ。
    色大理石の装飾が美しい祭壇の中央には、エフィジオの像が。祭壇の両脇には大きな2枚の絵が飾られています。

  • いくつも置かれた金の蝋燭立ても祭壇に華を添えています。

    いくつも置かれた金の蝋燭立ても祭壇に華を添えています。

  • 祭壇右側の絵を興味深く眺めていると、小さな女の子が「よかったら説明しましょうか?」と声をかけてきました。ボランティアガイドの揃いのTシャツを着ています。日本でいえばまだ小学3年生くらいでしょうか。<br /><br />可愛いガイドさんの話しでは、この絵はエフィジオがノーラで、今まさに斬首刑になろうとしている場面だそうです。天を仰ぎ、カリアリとその民の平和を祈っているんですね。天から指す光と天使達は彼への祝福の象徴です。<br /><br />

    祭壇右側の絵を興味深く眺めていると、小さな女の子が「よかったら説明しましょうか?」と声をかけてきました。ボランティアガイドの揃いのTシャツを着ています。日本でいえばまだ小学3年生くらいでしょうか。

    可愛いガイドさんの話しでは、この絵はエフィジオがノーラで、今まさに斬首刑になろうとしている場面だそうです。天を仰ぎ、カリアリとその民の平和を祈っているんですね。天から指す光と天使達は彼への祝福の象徴です。

  • 祭壇左側の絵。こちらは斬首され殉教したエフィジオが天に召され聖人となる様子だそうです。手には殉教の象徴であるシュロの葉を持っています。<br /><br />可愛いガイドさんにお礼をいうと、これまた照れた様子でうつむきながら微笑んでました。ホントに可愛かったぁ〜、ありがとう!<br /><br />それにしても、こうやって小さいうちから国や地元の歴史、宗教などについて学び、身につける習慣って、イタリアのすごいところの一つだと思います。そうやって自然に故郷への愛情や国を誇りに思う心が育っていくんでしょうね。

    祭壇左側の絵。こちらは斬首され殉教したエフィジオが天に召され聖人となる様子だそうです。手には殉教の象徴であるシュロの葉を持っています。

    可愛いガイドさんにお礼をいうと、これまた照れた様子でうつむきながら微笑んでました。ホントに可愛かったぁ〜、ありがとう!

    それにしても、こうやって小さいうちから国や地元の歴史、宗教などについて学び、身につける習慣って、イタリアのすごいところの一つだと思います。そうやって自然に故郷への愛情や国を誇りに思う心が育っていくんでしょうね。

  • これは礼拝堂の一つ。確か主祭壇右手だったと思います。

    これは礼拝堂の一つ。確か主祭壇右手だったと思います。

  • サント・エフィジオ教会を出て、先ほど通ってきたサント・エフィジオ通りに戻ります。教会の右側面の壁に、地下に降りていく入口がありました。<br />入口の文字を見ると、どうやらサント・エフィジオが閉じ込められていた牢獄の跡のようです。今も残ってたんですね!

    サント・エフィジオ教会を出て、先ほど通ってきたサント・エフィジオ通りに戻ります。教会の右側面の壁に、地下に降りていく入口がありました。
    入口の文字を見ると、どうやらサント・エフィジオが閉じ込められていた牢獄の跡のようです。今も残ってたんですね!

  • なぜだかすごく地下に惹かれる体質でして、ワクワクを隠しきれず下りてみました。

    なぜだかすごく地下に惹かれる体質でして、ワクワクを隠しきれず下りてみました。

  • うわぁ、すごく天井が低い。息が詰まるような空間です。地下特有のヒンヤリと湿った空気。こんな中に幽閉されて、拷問を受けていたなんて。健康な人でもおかしくなりそうなのに・・・

    うわぁ、すごく天井が低い。息が詰まるような空間です。地下特有のヒンヤリと湿った空気。こんな中に幽閉されて、拷問を受けていたなんて。健康な人でもおかしくなりそうなのに・・・

  • 小さな祭壇が設けられていました。色褪せた壁龕が古さを物語っています。

    小さな祭壇が設けられていました。色褪せた壁龕が古さを物語っています。

  • 井戸の跡かなぁ。

    井戸の跡かなぁ。

  • 上を見上げると小さな小さな天窓、わずかに差し込む日の光は彼に希望を感じさせていたのではないでしょうか。<br />この牢獄でも奇跡は起こっていたようです。連日ムチ打ちの拷問を受けていたエフィジオですが、その傷は不思議と治っていたといいます。

    上を見上げると小さな小さな天窓、わずかに差し込む日の光は彼に希望を感じさせていたのではないでしょうか。
    この牢獄でも奇跡は起こっていたようです。連日ムチ打ちの拷問を受けていたエフィジオですが、その傷は不思議と治っていたといいます。

  • 聖エフィジオの牢獄跡を出て、再びサンタ・エフィジオ通りを少し歩くと、今度はこんな教会があります。<br /><br />”サンタ・レスティトゥータ教会(Chiesa di Santa Restituta)”<br />教会は閉まっていて入れませんでしたが、地下にクリプタ(地下聖堂)があるので行ってみます。

    聖エフィジオの牢獄跡を出て、再びサンタ・エフィジオ通りを少し歩くと、今度はこんな教会があります。

    ”サンタ・レスティトゥータ教会(Chiesa di Santa Restituta)”
    教会は閉まっていて入れませんでしたが、地下にクリプタ(地下聖堂)があるので行ってみます。

  • クリプタへ下りる入口には、またしても学生ボランティアが大勢。高校生くらいかなぁ〜。おしゃべりしながら集まってます。一瞬入るのを躊躇したけど、そんな表情に気づいてか「こんにちは〜、どうぞどうぞ。よかったらガイドしますね〜」と言われ、歩みを進める。<br />通常は入場料1ユーロなのですが、この日は主要な観光スポットが入場無料というイベントの日で、無料で入れました。<br /><br />地下に辿り着くと、先ほどのエフィジオの牢獄よりもさらにヒンヤリして湿気も感じます。なんだか水滴の音も聞こえる・・・

    クリプタへ下りる入口には、またしても学生ボランティアが大勢。高校生くらいかなぁ〜。おしゃべりしながら集まってます。一瞬入るのを躊躇したけど、そんな表情に気づいてか「こんにちは〜、どうぞどうぞ。よかったらガイドしますね〜」と言われ、歩みを進める。
    通常は入場料1ユーロなのですが、この日は主要な観光スポットが入場無料というイベントの日で、無料で入れました。

    地下に辿り着くと、先ほどのエフィジオの牢獄よりもさらにヒンヤリして湿気も感じます。なんだか水滴の音も聞こえる・・・

  • と思ったら、天井から水がバシャバシャ落ちてきてます。もう雨みたいに。<br />聖堂の椅子がビショビショです。

    と思ったら、天井から水がバシャバシャ落ちてきてます。もう雨みたいに。
    聖堂の椅子がビショビショです。

  • さて、この地下聖堂は自然の岩場に造られ、後期カルタゴ時代からローマ、そして初期キリスト教時代まで使用されていました。その後長い間人の目から遠ざかっていましたが、13世紀になって発見され、フレスコ画などの装飾が施され、アフリカに起源をもつ聖レスティトゥータの礼拝堂となりました。

    さて、この地下聖堂は自然の岩場に造られ、後期カルタゴ時代からローマ、そして初期キリスト教時代まで使用されていました。その後長い間人の目から遠ざかっていましたが、13世紀になって発見され、フレスコ画などの装飾が施され、アフリカに起源をもつ聖レスティトゥータの礼拝堂となりました。

  • 壁の一角に3つの壁龕があり、その中央には聖レスティトゥータの像が。

    壁の一角に3つの壁龕があり、その中央には聖レスティトゥータの像が。

  • んー、やっぱりヨーロッパの聖人とはちょっと異なる雰囲気を持っていますね。

    んー、やっぱりヨーロッパの聖人とはちょっと異なる雰囲気を持っていますね。

  • クリプタにはなにやら白黒の写真がたくさん展示してありました。<br />なにかなぁ・・・と思いボランティアガイドの学生に尋ねると、第二次世界大戦の爆撃を受けた後のカリアリの町の様子とのこと。

    クリプタにはなにやら白黒の写真がたくさん展示してありました。
    なにかなぁ・・・と思いボランティアガイドの学生に尋ねると、第二次世界大戦の爆撃を受けた後のカリアリの町の様子とのこと。

  • なるほど、1943年に爆撃があり、カリアリの町も甚大な被害を被ったと聞きました。人の手によって造られた美しい町が、人の手によって破壊されるって、なんて不合理なことなんだろう。

    なるほど、1943年に爆撃があり、カリアリの町も甚大な被害を被ったと聞きました。人の手によって造られた美しい町が、人の手によって破壊されるって、なんて不合理なことなんだろう。

  • あ、ニョキッとのぞく2つの鐘楼、あれは先ほど通ってきたサンタ・アンナ教会ですね。やはりこの辺りもかなりの被害を被ったのがよくわかります。<br />見ているとホントに胸が痛みます・・・

    あ、ニョキッとのぞく2つの鐘楼、あれは先ほど通ってきたサンタ・アンナ教会ですね。やはりこの辺りもかなりの被害を被ったのがよくわかります。
    見ているとホントに胸が痛みます・・・

  • サンタ・アンナ教会のあるアズーニ通り(Via Azuni)に戻って来ました。西側を見ると、突き当たりにまたまた教会があります。<br /><br />”サン・ミケーレ教会(Chiesa di San Michele)”です。甲冑をまとい手には剣、背中には翼を持つ、凛々しい姿の大天使聖ミカエルを祀った教会です。

    サンタ・アンナ教会のあるアズーニ通り(Via Azuni)に戻って来ました。西側を見ると、突き当たりにまたまた教会があります。

    ”サン・ミケーレ教会(Chiesa di San Michele)”です。甲冑をまとい手には剣、背中には翼を持つ、凛々しい姿の大天使聖ミカエルを祀った教会です。

  • どうやらこの建物に、陸軍病院が併設されているようです。

    どうやらこの建物に、陸軍病院が併設されているようです。

  • 17世紀の終わりに建造されたイエズス会系のこの教会は、カリアリを代表するバロック様式の建造物です。<br /><br />ファザードが、ローマにある同じイエズス会の”ジェズ教会”によく似ています。この、上部の両脇が”くるん”となってるところとか(←アバウトすぎる表現)<br />そして中央には大好きな聖ミカエルの像が。<br /><br />さて、イエズス会系の教会内部は、目がチカチカするほど絢爛豪華なものが多いのですが、ここはどうでしょうか?

    17世紀の終わりに建造されたイエズス会系のこの教会は、カリアリを代表するバロック様式の建造物です。

    ファザードが、ローマにある同じイエズス会の”ジェズ教会”によく似ています。この、上部の両脇が”くるん”となってるところとか(←アバウトすぎる表現)
    そして中央には大好きな聖ミカエルの像が。

    さて、イエズス会系の教会内部は、目がチカチカするほど絢爛豪華なものが多いのですが、ここはどうでしょうか?

  • やはり素晴らしい装飾が施されていますが、目がチカチカするほどではありません。豪華な装飾=信仰心の表れなのかもしれませんが、私はこのくらいが丁度いいと思います。

    やはり素晴らしい装飾が施されていますが、目がチカチカするほどではありません。豪華な装飾=信仰心の表れなのかもしれませんが、私はこのくらいが丁度いいと思います。

  • 八角形をしたの内部には8つの礼拝堂があります。写真は主祭壇、美しい漆喰と大理石の装飾の中央に、聖ミカエルの凛々しいお姿が。そのさらに上部にはイエズス会の紋章”IHS”の文字が見えます。

    八角形をしたの内部には8つの礼拝堂があります。写真は主祭壇、美しい漆喰と大理石の装飾の中央に、聖ミカエルの凛々しいお姿が。そのさらに上部にはイエズス会の紋章”IHS”の文字が見えます。

  • ドラゴンを退治したとされるミカエル、足元には血にまみれたドラゴンが横たわっています。戦いの後でこの涼しげな表情・・・やっぱりステキ♪

    ドラゴンを退治したとされるミカエル、足元には血にまみれたドラゴンが横たわっています。戦いの後でこの涼しげな表情・・・やっぱりステキ♪

  • 主祭壇の天井画は”聖母の戴冠”<br /><br />天に召された聖母マリア(聖母被昇天)が、キリストの祝福を受け冠を手向けられる場面が描かれています。

    主祭壇の天井画は”聖母の戴冠”

    天に召された聖母マリア(聖母被昇天)が、キリストの祝福を受け冠を手向けられる場面が描かれています。

  • クーポラも派手さはないけど、シックな色使いでとても美しい。

    イチオシ

    クーポラも派手さはないけど、シックな色使いでとても美しい。

  • サンティニャツィオ・ディ・ロヨラの祭壇(Altare di Sant&#39;Ignazio di Loyola)<br /><br />イエズス会の創始者の一人で、初代総長でもある聖イグナツィオ・ディ・ロヨラを祀った祭壇。<br /><br />祭壇画は”聖イグナツィオの恍惚”、スカレータ(Scaleta)というカリアリの画家が描いたもののようです。

    サンティニャツィオ・ディ・ロヨラの祭壇(Altare di Sant'Ignazio di Loyola)

    イエズス会の創始者の一人で、初代総長でもある聖イグナツィオ・ディ・ロヨラを祀った祭壇。

    祭壇画は”聖イグナツィオの恍惚”、スカレータ(Scaleta)というカリアリの画家が描いたもののようです。

  • 説経台。<br />二人の天使がささえるのもイエズス会の紋章。

    説経台。
    二人の天使がささえるのもイエズス会の紋章。

  • 18世紀には写真の聖具室も作られました。ここが素晴らしく美しいんです!<br />ロココ調の室内、床や天井は多色大理石や漆喰・フレスコ画などで装飾され、壁は一面絵画が飾られています。<br />

    18世紀には写真の聖具室も作られました。ここが素晴らしく美しいんです!
    ロココ調の室内、床や天井は多色大理石や漆喰・フレスコ画などで装飾され、壁は一面絵画が飾られています。

  • 特にこの天井がスゴイ!

    イチオシ

    特にこの天井がスゴイ!

  • フレスコ画ももちろん美しいのですが、それを取り囲む細やかな漆喰装飾が、完全に主役を食っちゃってる感じです。<br />たわむれる天使達もカワイイ♪

    フレスコ画ももちろん美しいのですが、それを取り囲む細やかな漆喰装飾が、完全に主役を食っちゃってる感じです。
    たわむれる天使達もカワイイ♪

  • Strage degli Innocenti(幼児虐待)<br /><br />カリアリで最も大きい宗教画とされているのがこの絵。<br />オーストリアの一族出身でナポリに移住したジャコモ・アルトモンテ(Giacomo Altomonte)の作品です。<br /><br />新約聖書の中で、キリストがベツレヘムに生まれたことを知ったユダヤのヘロデ王が、キリストを消し去るべく2歳以下の男児を手あたり次第に虐殺させたというエピソードに基づき描かれています。<br />身も凍るような話ですが、多くの画家がこれを題材にした絵を描いています。それだけ記憶しておかなければならない重要な出来事だったという事ですね。

    Strage degli Innocenti(幼児虐待)

    カリアリで最も大きい宗教画とされているのがこの絵。
    オーストリアの一族出身でナポリに移住したジャコモ・アルトモンテ(Giacomo Altomonte)の作品です。

    新約聖書の中で、キリストがベツレヘムに生まれたことを知ったユダヤのヘロデ王が、キリストを消し去るべく2歳以下の男児を手あたり次第に虐殺させたというエピソードに基づき描かれています。
    身も凍るような話ですが、多くの画家がこれを題材にした絵を描いています。それだけ記憶しておかなければならない重要な出来事だったという事ですね。

  • これは作品名も作者も記録してませんでしたが、同じく聖具室に飾られていた絵の一枚です。<br /><br />聖ミカエル教会も満喫して、気がつけば13:30。もうお腹が空き過ぎてもうろうとしてきました。<br />そろそろお昼ご飯食べに行こ〜っと♪

    これは作品名も作者も記録してませんでしたが、同じく聖具室に飾られていた絵の一枚です。

    聖ミカエル教会も満喫して、気がつけば13:30。もうお腹が空き過ぎてもうろうとしてきました。
    そろそろお昼ご飯食べに行こ〜っと♪

  • 目指したのはサッサリ通り(Via Sassari)にある”サ・ドム・サルダ(Sa Domu Sarda)”<br />池田ご夫妻著、「サルデーニャ!」の中で紹介していた店です。本を読んで絶対来ようと決めていました。<br /><br />Sa Domu Sarda<br />Via Sassari, 51, 09124 Cagliari<br />TEL:070653400

    目指したのはサッサリ通り(Via Sassari)にある”サ・ドム・サルダ(Sa Domu Sarda)”
    池田ご夫妻著、「サルデーニャ!」の中で紹介していた店です。本を読んで絶対来ようと決めていました。

    Sa Domu Sarda
    Via Sassari, 51, 09124 Cagliari
    TEL:070653400

  • ”サルデーニャの家”という意味を持つこのレストラン、中はどうなってるかな?

    ”サルデーニャの家”という意味を持つこのレストラン、中はどうなってるかな?

  • うん、ほんと家のようにくつろげる、落ち着いた雰囲気です。<br />一人だとピーク時は断られることもあるので、入口でカメリエーレに「一人なんだけど・・・」と告げると、快く席に通してくれました。まだ混む前のようです。<br /><br />席に着いてメニューを見る。池田さんの本では馬のグリルやロバの煮込を紹介していて、それにしようかなぁと迷ったけど、プリモピアット(パスタ料理)の欄に”パスタ・フレーゴラ(Pasta Fregola)”の文字を見つけ、それに決定。サルデーニャ特有のパスタです。<br /><br />腹ぺこさんは、プリモだけでは全然足りないので、アンティパスト(前菜)に好物のカポナータをオーダー。シチリアやナポリの名物だけど、サルデーニャのはどんなもんなのか試してみたかったので。

    うん、ほんと家のようにくつろげる、落ち着いた雰囲気です。
    一人だとピーク時は断られることもあるので、入口でカメリエーレに「一人なんだけど・・・」と告げると、快く席に通してくれました。まだ混む前のようです。

    席に着いてメニューを見る。池田さんの本では馬のグリルやロバの煮込を紹介していて、それにしようかなぁと迷ったけど、プリモピアット(パスタ料理)の欄に”パスタ・フレーゴラ(Pasta Fregola)”の文字を見つけ、それに決定。サルデーニャ特有のパスタです。

    腹ぺこさんは、プリモだけでは全然足りないので、アンティパスト(前菜)に好物のカポナータをオーダー。シチリアやナポリの名物だけど、サルデーニャのはどんなもんなのか試してみたかったので。

  • 料理を待つ間、店内を見渡す。きっとこの家庭的な調度品が落ち着ける雰囲気を醸し出してるんだな。<br />そして食器棚の上に飾られたサルデーニャの伝統織物がキレイでしばし眺める。

    料理を待つ間、店内を見渡す。きっとこの家庭的な調度品が落ち着ける雰囲気を醸し出してるんだな。
    そして食器棚の上に飾られたサルデーニャの伝統織物がキレイでしばし眺める。

  • 高い天井で開放的な空間。

    高い天井で開放的な空間。

  • パンがやって来ました。<br />軽く焼き目をつけたデュラム小麦のパンと、サルデーニャ伝統のパン”パーネ・カラザウ(Pane Carasau)”。

    パンがやって来ました。
    軽く焼き目をつけたデュラム小麦のパンと、サルデーニャ伝統のパン”パーネ・カラザウ(Pane Carasau)”。

  • これこれ、パーネ・カラザウ。サルデーニャを紹介したテレビ番組で見てから、ずっと食べてみたかったんだよねぇ〜。<br /><br />薄くてパリパリしてて、これがパンなの??って思うけど、数カ月家を離れて働く羊飼いが、日持ちするパンとして発明したのがこれ。<br /><br />軽くて食べ始めると止まりません。パリパリと軽快な音を立てることから,<br />別名”Carta da musica(カルタ・ダ・ムージカ=楽譜)”と呼ばれています。

    これこれ、パーネ・カラザウ。サルデーニャを紹介したテレビ番組で見てから、ずっと食べてみたかったんだよねぇ〜。

    薄くてパリパリしてて、これがパンなの??って思うけど、数カ月家を離れて働く羊飼いが、日持ちするパンとして発明したのがこれ。

    軽くて食べ始めると止まりません。パリパリと軽快な音を立てることから,
    別名”Carta da musica(カルタ・ダ・ムージカ=楽譜)”と呼ばれています。

  • そうこうしてうちに、やって来ましたカポナータ!<br /><br />パーネ・カラザウの間に、ナス、赤ピーマン、ズッキーニのカポナータと、これまたサルデーニャ名物のペコリーノチーズ(羊のチーズ)が挟んであります。<br /><br />水分を吸ってしっとりしたパーネ・カラザウも美味。そしてカポナータも自然な甘さで適度な塩加減、食べる手が止まりません。美味し〜い♪<br />

    そうこうしてうちに、やって来ましたカポナータ!

    パーネ・カラザウの間に、ナス、赤ピーマン、ズッキーニのカポナータと、これまたサルデーニャ名物のペコリーノチーズ(羊のチーズ)が挟んであります。

    水分を吸ってしっとりしたパーネ・カラザウも美味。そしてカポナータも自然な甘さで適度な塩加減、食べる手が止まりません。美味し〜い♪

  • そしてお待ちかねのパスタ・フレーゴラ(フレーグラとも言う)。<br />まるでご飯のようですが、丸いつぶつぶのパスタなんです。これがもちもち食感でたまらない。具材のポルチーニ茸とサルシッチャ(日本で言う腸詰のソーセージ)がいい味を出してて、それをパスタが吸って、もーう、たまらないことになってます。<br /><br />大満足してお会計。<br />テーブルチャージ:2ユーロ<br />水:2ユーロ<br />前菜:8ユーロ<br />パスタ:10ユーロ<br />計22ユーロ。<br /><br />美味しかった〜、ごちそうさま♪

    そしてお待ちかねのパスタ・フレーゴラ(フレーグラとも言う)。
    まるでご飯のようですが、丸いつぶつぶのパスタなんです。これがもちもち食感でたまらない。具材のポルチーニ茸とサルシッチャ(日本で言う腸詰のソーセージ)がいい味を出してて、それをパスタが吸って、もーう、たまらないことになってます。

    大満足してお会計。
    テーブルチャージ:2ユーロ
    水:2ユーロ
    前菜:8ユーロ
    パスタ:10ユーロ
    計22ユーロ。

    美味しかった〜、ごちそうさま♪

  • お腹いっぱいになったし、ちょっと歩き疲れたので一旦宿に戻って一休みすることに。<br /><br />途中、こんな看板を目にしたので入ってみる。<br />なになに、「サン・フランチェスコ修道院はカリアリのMAC(Museo Arte Contemporaneaの略。現代美術館のことです)に生まれ変わります」かぁ。

    お腹いっぱいになったし、ちょっと歩き疲れたので一旦宿に戻って一休みすることに。

    途中、こんな看板を目にしたので入ってみる。
    なになに、「サン・フランチェスコ修道院はカリアリのMAC(Museo Arte Contemporaneaの略。現代美術館のことです)に生まれ変わります」かぁ。

  • 中庭に入ってみると、写真には写ってませんが、修復の足場が組まれていました。当然ながら内部は見ることができませんでした。<br />やっぱり生まれ変わり中。

    中庭に入ってみると、写真には写ってませんが、修復の足場が組まれていました。当然ながら内部は見ることができませんでした。
    やっぱり生まれ変わり中。

  • 回廊は歩けたのでちょっとブラブラしてから外に出ました。<br /><br />14:30 B&amp;B Sardinia Domusに帰り着き、ひとまず休憩します。ちょっとだけ充電したらまた散策に出発だぁ〜!

    回廊は歩けたのでちょっとブラブラしてから外に出ました。

    14:30 B&B Sardinia Domusに帰り着き、ひとまず休憩します。ちょっとだけ充電したらまた散策に出発だぁ〜!

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この旅行記へのコメント (4)

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  • spumamiさん 2016/06/11 00:16:28
    カラフル〜★
    こんばんは〜。
    遺跡!遺跡!のmeteさんの旅行記に見慣れた私は
    教会の写真はカラフル過ぎて中世じゃなく現世の旅行記を見ているようでした。

    しかしイエズス会はスゴイですね〜。
    天井は本当に驚きました@@

    私もこの目で見てみたかった・・・もう1回カリアリに行こうかなぁ〜。
    パーネ・カラザウも食べたいしね〜。
    私もこのパリパリ感大好きです!
    食事前に友のpapaがつまみ食いしていて
    mammaに怒られていました(^m^)

    spumami

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2016/06/11 10:24:07
    RE: カラフル〜★
    mamiさーん、毎度どもです!

    > 遺跡!遺跡!のmeteさんの旅行記に見慣れた私は
    > 教会の写真はカラフル過ぎて中世じゃなく現世の
    > 旅行記を見ているようでした。
    へへへ、そうだね、私の旅行記ってずーっと遺跡の
    石ばっかり見せられるときがあるもんね(笑)
    港沿いの建物は、確かに新しい感じだよね。なんか
    テーマパークでも見てる感覚だった。

    > しかしイエズス会はスゴイですね〜。
    ほんと、ローマのイエズス会の教会なんて、目が
    チカチカするほどすごいですよねー。
    時々、なにもここまでやらなくても・・・って思う
    時がある。

    > パーネ・カラザウ
    > 食事前に友のpapaがつまみ食いしていて
    > mammaに怒られていました(^m^)
    ね、ね、パーネ・カラザウ、ほんとに止められない
    よね♪
    papaがmammaに怒られてる様子、イタリア社会の象徴
    の一つだよね。容易に想像できておかしかった(笑)

    いつも訪問&コメント、感謝してまーす!

    めておら☆

  • マリアンヌさん 2016/06/08 13:09:00
    聖エフィジオ☆
    Ciao!めておら☆さん

    サルデーニャいいですねぇ♪
    聖エフィジオって初めて知りましたけどセバスティアヌス(最近同性愛のアイコンにもなってるらしい)同様、ディオクレティアヌスの迫害にあったんですね。
    (ディオクレティアヌス由来のスプリトの景色が頭に浮かぶ)

    聖エフィジオ祭ってもしかしたらTVで見たかも。いろいろな民族衣装着て歩く感じの。私も実際に見てみたいなぁ。

    カリアリの考古学博物館、面白いですね。ヌラーゲはじめ独特なんですね。
    土偶のようなヴィーナスはマルタ島でも見ましたよ。
    マルタ島とゴゾ島も先史時代の世界遺産遺跡があって、カルタゴ・フェニキア以前の地中海世界のロマンを感じますね☆

    ピサ様式のドゥーモの中の解説も素晴らしいです。
    黒い聖母、ここにもいらしたんですね。
    仏のロカマドールでも見ましたが遠目で中宮寺の弥勒菩薩みたいだったよ。
    黒いマリアといえばサント・マリー・ド・ラ・メールの聖女サラ(ロマの聖母)のTVも見たことあります。

    続き楽しみで〜す!
    マリアンヌ

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2016/06/08 16:34:33
    RE: 聖エフィジオ☆
    マリアンヌさん、Ciao Ciao〜

    毎度コメントありがとうございます!

    > セバスティアヌス(最近同性愛のアイコンにもなってるらしい)
    そうなんだ、知らなかった!
    でも、そう言われてみれば絵画に描かれてる裸身なんかみると、
    やけに色っぽいというか、艶かしい気がしてきますね・・・

    > 聖エフィジオ祭ってもしかしたらTVで見たかも。
    > いろいろな民族衣装着て歩く感じの。
    そうです、そうです、それですよ〜!あの民族衣装がすごく
    キレイでね。花で彩られた山車とかも、絶対キレイだと思う。
    一度は見てみたいです。

    それにしても、土偶のようなヴィーナスとか、黒い聖母のこと
    とか、マリアンヌさんはイタリアに限らず色々な国に行かれて
    るから知識の幅が広いですね。
    しかも、「あ、あそこで見た!」とか、「ここにあった」とか、
    過去に見たものの記憶がパッと出てくるってスゴイ〜(@_@;)

    いやいや、私の旅行記の内容は広〜く浅くです。
    マリアンヌさんこそ詳しくて頭が下がるよ〜(^_^;)
    では、またです〜♪

    めておら☆

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