2016/06/04 - 2016/06/04
27位(同エリア57件中)
binさん
空気神社でお祭りを堪能した後は長井市へ立ち寄りました。
どこを歩いても古い町並みが続いてぐるぐる歩き回ったので、長井市だけに旅行記も長いものになってしまいました(笑)
小川や水路がいたるところに流れる歴史と水の町、長井市をどうぞ。
※夕日チャレンジはありません。
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長井市についての知識が全くなかったので何をどう巡ろうかと検索したところ、観光ポータルサイトがあって、見どころがマップ上で可視化されていました。
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一覧で見たいところを「お気に入りに追加」して。。
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コース作成をぽちっとするとルートを教えてくれるらしい。
ちなみに10か所まで表示が可能なので、欲張ると表示されません(笑) -
Instagramに投稿すると写真が掲載されるらしいので投稿してみようと思います。
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というわけで、最初に訪れたのは長井市郊外の白兎地区にある葉山神社。
白兎のしだれ桜 花見
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白兎の地名の由来をざばっと説明すると、その昔とある修験者が長井の地で薬師如来を見つけ、白兎に導かれてこの地に社を建てて祀ったことが由来だそうです。
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葉山神社でまず目に飛び込んでくるのは巨大な2本の杉の木!
樹齢は400年とも500年ともいわれているそうです。 -
大きな木を見つけたら、すかさずパワーをいただきましょう。
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そして、ここの神社の特徴もう一つ、お気づきですか?
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白兎の伝説がある地だけに、狛犬ならぬ狛兎。
こまうさ? -
正面から見るとちょっと違う生き物みたい(笑)
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迫力のある狛犬もいいけどウサギのこまうさもカワイイですね(^^)
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それではお参りしましょう。
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地域の神社にしてはなかなか立派な神社でした。
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タイムカプセルがあるらしく、兎年ごとにご開帳するらしいですよ。
2023年、平成35年。
兎年生まれの方、訪れてみてはいかがですか? -
普段は誰もいない神社みたいだけど、静かでいいところでした!
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葉山神社を参拝した後は、一気に南下して長井市中心部へ。
14時を回ってお腹がすいたので、ふらっとお蕎麦屋さんへ。
手打ち田舎そば「かく長」さん。かく長 グルメ・レストラン
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店内はレトロな雰囲気でいっぱい。
雰囲気というか、そのまま残ってある感じで好きです。
そろそろ閉店って時だったようで、後片付けしてた風にもかかわらずお店に通してくれた店主さんに感謝です! -
いろいろあるメニューから「ニシンざるそば」をチョイス。
かけのニシンそばは食べたことあるけどざるは初めて。
そばも太麺で食べごたえもあっておいしかったです! -
お腹も満たされて、ながいのお散歩開始!
かく長さんの横道の石畳を進んでみましょう。 -
その先には「西置賜郡役所」がありますよ。
1878年(明治11年)完成の日本で2番目、山形では最古の郡役所の建物だそうです。
現在は「小桜館」と呼ばれていて無料で館内を見学できます。小桜館(旧西置賜郡役所) 名所・史跡
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それでは中を見てみましょう。
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最初に目につくのは鮮やかな扇形の色ガラス。
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ファンライトと呼ぶらしく、1階と2階にあって、1階のものは復元、2階のものは一部には当時のものが使われているそうですよ。
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中は展示物とかは特にないようで、文化活動の拠点として使われているようです。
なので、わりとガランとしています(笑) -
窓からの景色を眺めたら2階も見てみましょうか。
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2階も同じく、ガラーンとしています(笑)
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でも、窓の配置とか独特なので面白いですよ。
今の建築家はこんなデザインできないだろうなー。
西洋に追いつけ追いつけの時代ならではの作法かなぁ? -
2階のファンライト。
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外から見るとこんな感じ。
当時としてもとてもモダンな造りですね。 -
それでは階段を降りて外に出ましょう。
行くとわかりますが、時々「?」って造りが何か所かあるので探してみてくださいね。 -
下見板張り壁、庇を支える持ち送り、軒下の歯飾り、上げ下げ窓と、明治初期の洋風建築の特徴でいっぱいです。
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敷地内は芝生の広場なんかもあって、とても静かな場所でした。
歴史ある建物なので大切に保存してほしいですね。 -
次はすぐ隣にある丸大扇屋へ。
長沼孝三彫塑館は、車に財布を忘れたので無料の扇屋のみ見学です(笑)
丸大扇屋は、300年前から営まれた呉服店の跡地だそうです。旧丸大扇屋 美術館・博物館
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裏口から失礼しますね。
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こちらは味噌蔵。
蔵が6つもあって当時の盛況ぶりが伺えます。 -
敷地内をうろうろしていたら、職員の方が説明してくれると言うのでお言葉に甘えて中を拝見させていただきました(笑)
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まずはお台所から。
とりあえず囲炉裏は基本的にテンション上がるアイテムですね。 -
こちらは井戸。
室内に井戸があるとか、豪雪地帯だからでしょうかね? -
こちらは「入れかわど」というそうで、小川の水を屋内に引いて流しに使っていたそうです。
洗い物をしても小川には鯉も泳いでいるから、米粒やら野菜くずなんかは鯉が食べてくれて水の活性化もはかられたとかで江戸時代の循環型エコシステムですね。 -
扉の奥は内蔵。
中は掛け軸とか展示してありましたよ。 -
続いて母屋を見学します。
職員さんが珍しいものを案内してくるので、案内されるままに(笑) -
年代物の足踏み式ミシン。
ブラザー工業製。 -
時代劇でよく見る高枕。
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車輪付きのタンス。
貴重品が入っていて、火事などあったときはまずこれを引っ張って逃げるよう考えられていたらしい。
でも重いよね、きっと。 -
仏間。
丸大扇屋は大阪とのつながりが深かったらしく、建物も関西建築の影響を多々受けていてるとか。
この仏壇は京都で作られて、仏壇に合わせて部屋もカスタマイズしたそうですよ。 -
欄間は縁起の良い透かし彫りが施されていました。
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続いては店舗。
当時は「お店(おたな)」と呼んだそうです。 -
階段タンスを昇った屋根裏は女中さんの住居スペースだったそうですが現在は入れません。
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こちらは着物見本。
現代で言うところの「ファッションカタログ」。 -
木版だそうだけど、とても色鮮やかですね。
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庭もとても立派で紅葉の時期もキレイなんだそうです。
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関西圏の文化が浸透していた扇屋さんということで、お庭のもみじも京都のものだそうですよ。
紅葉の時期にも来てみたいですね。 -
最後に座敷蔵へ参りましょう。
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座敷蔵は大切なお客様を迎えるスペースだったとのことで、ちょっと密談できる部屋だったのでしょうか?
立派な梁には棟梁のお名前が。 -
座敷蔵の2階からの眺めはやはり密談の香りがする景色(笑)
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現在は展示スペースになっています。
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ちょっと見ずらいけど、枝の後ろのガラスの具合が今の時代の規格品のガラスと違ったとても味わい深い厚さと色と、でこぼこ感でたまらないです。
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展示されているものが本当に多くて、じっくり時間をかけて見学したい場所でした。
職員さん、とても丁寧な説明ありがとうございました。 -
表口から出て次へと参りましょう。
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長井市の「井」は「水が集まるところ」という意味らしく、市内にはあちこち川が流れていて丸大扇屋の前にも小川が流れていました。
水辺好きにはたまらない街ですね。 -
この地区は小桜館、丸大扇屋、長沼孝三彫塑館の3つの施設を軸に、周囲の街並みを含めて「文教の杜」と呼ばれるエリアだそうです。
奥に見えるのは「貿上醤油味噌醸造元」。
現役のお味噌屋さんです。 -
通りには昔ながらの建物が残っていて歩いていても楽しいです。
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ツタがいい感じで絡んでる建物のツタの葉の緑と黄色の壁と青い屋根。
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たまらんです。
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小川発見!
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小川の先をたどると。。
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ビルの下を流れていきました。
暗渠好きにもたまらない場所だ。 -
梅花藻もあったけど、咲はじめかな?
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茅葺の屋根の駒屋さん。
現役のお店です。
商店ってこだけど、いろいろ取り扱っていて、何屋さんなのかもはやわかりません(笑) -
Wi-Fi使えます。。
じゃなくて、ファッションプロムナード末広。
化粧品とか、洋服屋さんが入ってるお店のようです。
昔風のデパート?ホテル末広<山形県> 宿・ホテル
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桑島記念館(旧桑島眼科医院)
桑島記念館(旧桑島眼科医院) 名所・史跡
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昭和2年桑島眼科医院として建築。
改築に伴い解体される予定だったものを市民活動によって保存が決まり、現在に至るとのこと。
パッと見、石造りに見えるけど、木造の建物に人造石洗い出しというモルタルを上塗りして自然な風合いに仕上げている工法だとか。
中にも入れたそうだけど、閉館時間を過ぎていたので入れず。。 -
旧小池医院。
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昭和6年小池医院として建築。
急こう配の屋根と八角形の望楼が特徴。
ハーフティンバー様式という工法らしく、西欧に多く見られるとか。 -
ハーフティンバー様式の遺構は数が少ないらしく貴重なんだそうですよ。
やるなぁ、長井市。 -
小池医院の向かいには古峯神社。
前の建物はなんだったのか気になる。 -
こんどは少し大きめの川。
好きな景色。 -
鐘木橋(しゅもくばし)。
うしろは長井随一とうたわれた岩城屋のお屋敷。 -
この橋は500年くらい前から記録があるとか。
昔はもっと大きな川の合流地点にかけられた橋で、当時はT字型の橋だったとか。
橋の形が鐘を鳴らす撞木に似ていることから鐘木橋と名づけられた。と案内に書いてあったけど、今はイメージできないくらい小さな川になってて、木蓮川というそうですよ。 -
撞木橋のたもとにも古峯神社。
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どんどん歩いて、たどり着いたのは白つつじ公園。
松ヶ池公園(白つつじ公園) 公園・植物園
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公園にも川が流れてて、すてきな公園でしたよ。
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この花があちこちで満開でした。
何の花かは分かりません。。 -
少し休憩して、また歩きますよ。
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また水路。
合流したり、消えたりしてて飽きないです。 -
また別の水路をのぞいていたら。
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魚が泳いでいましたよ。
この大きさはハヤかな?? -
紬問屋「山清」の裏路地の川沿いを歩いてみますね。
やませ蔵美術館 美術館・博物館
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川と交差する水路。
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小川に古い町並みに、好きな人にはたまらない景色が続きます。
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こんなのも好き。
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こういう景色も嫌いじゃない。
ちょっと廃墟ってきたので先に進みましょう。 -
醤油と書かれた蔵が見えてきましたよ。
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山一醤油製造所
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裏側はなんだか跡地のように見えるけど、山一醤油製造所は現役の醤油店さんです。
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路地を出て通りに出ましょうね。
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旧羽前銀行長井支店。
昭和9年建築で、長井市で最初の鉄筋コンクリート造の建物とされているとか。
そして、なんと現在は個人のお宅なんだそうですよ。
そのせいなのか、史跡としての指定はされていないようで、大切に保存してほしい建物ですね。 -
このお宅の茶色の具合がいい。
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お茶屋さんの店先に休憩どうぞと張り紙があったのでお言葉に甘えました。
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やまいち松龍園。
明治40年からお茶屋をしているとか。
「茶」の看板が立派です。 -
天井に下げられた急須。
お茶屋さんぽいですね。
お店の方と世間話しながらおいしい新茶をごちそうになりました。
ごちそうさまでした。 -
ちょっと歩けば水路好きの心をいちいちくすぐられます(笑)
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茅葺屋根とイチジクの木。
イチジクの木とか久しぶりに見たかも。 -
ながいのお散歩、最後は皇大神社。
長井市のある置賜地方は獅子舞が盛んなようで、お祭りのときはこの神社も盛り上がるんでしょうね。 -
おみくじは小吉。
控えめに過ごすべしということらしい。
心に留めました。 -
まだまだ見足りない感が半端ないけど、今回はここまでで終了。
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朝日町の空気神社でも歩いて、長井市もぐるぐる歩き回って、足がパンパンになったので、かみのやま温泉に立ち寄って足湯でリフレッシュ。
ここは新湯温泉の足湯。
22時くらいまで入れるそうですよ。 -
ちょっと熱めのお湯だけど、熱さに慣れてくると心地よくてなかなか出られなくなる湯加減。
たまたま居合わせた愉快な添乗員さんとの会話で盛り上がりました。
今日はいろんな人と触れ合う旅だったかも。 -
まとめ。
長井市なんて何もない。
とんでもない、小さな町だけど古い町並みに水路にと午後いっぱい過ごしたのに、まだまだ見どころ満載で全然見て回れませんでしたよ。
また機会を見て訪れたい町がまた増えました。
以上。
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ホテル末広<山形県>
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