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シアトル滞在3日目、再びレンタカーでヴァンクーヴァーに戻らなくてはいけない。急ぎ足でシアトルの名所を訪れることにした。ホテルから車で市街に入り、街中の駐車場に車を置いた。街中のウエストレイク駅からモノレールに乗ると、市の北部のシアトルセンターと言う一角に到着する。ここでシアトルのシンボルとも言えるタワー、スペース・ニードルに上った。この塔は高さ184メートル、タワーの上部にUFOのような円盤がくっついている。内部には建設開始からの写真が展示されており興味深い。展望台からの360度のパノラマが素晴らしい。<br /><br />そしてスペース・ニードルの隣にあるのがEMP博物館、斬新なデザインで知られるフランク・ゲーリーの設計による建築だ。これはロックミュージックやサイエンスフィクション、ポップカルチャーをテーマとした博物館である。しかし時間があまりなかったのでここはパス、隣のチフリー・ガーデン・アンド・グラスに入館した。これはデール・チフリー氏のガラスアートを展示する博物館で、少々グロテスクな作品もあるが楽しめた。<br /><br />そしてシアトルからヴァンクーヴァーに戻る途中、シアトル市街から40キロほど北にある、世界最大のボーイング社の旅客機工場エヴェレット工場に立ち寄った。床面積40万m2、容積は1330万m3というから、自動車組立工場のざっと3〜4倍の巨大な工場だ。 ここで旅客機の組立工場を見学するツアーに参加した。ボーイング社は言うまでもなく世界最大の航空機製造会社で、ヨーロッパ連合のエアバスが唯一のライヴァルだ。かつて複数あったメーカーが次々合併し、現在はアメリカで唯一の大型旅客機メーカーとなった。世界の航空宇宙機器業界のリーダーである。<br /><br />工場見学の入場料は大人20ドル(予約18ドル)、ガイドツアーは英語のみで約80分、カバン、カメラ、携帯電話など一切持ち込むことができない。この日は747、777、そして最新鋭の787の組立ラインを見学できた。元フライトアテンダントだったという女性の、早口の英語の説明をすべて聞き取るのは至難の技だ。日本語ガイド付きのツアーはHIS、JTBなどが主催しているようだ。なお、身長制限があり、122cm以下の子どもは見学不可である。<br /><br />日も沈みかけた夕方、再び国境を越えた。カナダ入国は車から降りることなく、パスポートをチェックするだけだった。ちなみに2016年3月よりカナダ入国には電子渡航認証(eTA)が必要となった。有効期間は5年、またはパスポートの有効期限まで。陸路で入国する場合は関係ないが、空路入国の際は必須であるのでお忘れなく。申請料金は7カナダドル、英語またはフランス語のみのため少々時間を要するが、送信して数時間後には入国OK のメールが届いた。

GWのアメリカ2: シアトルセンターのスペース・ニードルとボーイング工場ツアー

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2016/05/03 - 2016/05/05

82位(同エリア1117件中)

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30

ハンク

ハンクさん

シアトル滞在3日目、再びレンタカーでヴァンクーヴァーに戻らなくてはいけない。急ぎ足でシアトルの名所を訪れることにした。ホテルから車で市街に入り、街中の駐車場に車を置いた。街中のウエストレイク駅からモノレールに乗ると、市の北部のシアトルセンターと言う一角に到着する。ここでシアトルのシンボルとも言えるタワー、スペース・ニードルに上った。この塔は高さ184メートル、タワーの上部にUFOのような円盤がくっついている。内部には建設開始からの写真が展示されており興味深い。展望台からの360度のパノラマが素晴らしい。

そしてスペース・ニードルの隣にあるのがEMP博物館、斬新なデザインで知られるフランク・ゲーリーの設計による建築だ。これはロックミュージックやサイエンスフィクション、ポップカルチャーをテーマとした博物館である。しかし時間があまりなかったのでここはパス、隣のチフリー・ガーデン・アンド・グラスに入館した。これはデール・チフリー氏のガラスアートを展示する博物館で、少々グロテスクな作品もあるが楽しめた。

そしてシアトルからヴァンクーヴァーに戻る途中、シアトル市街から40キロほど北にある、世界最大のボーイング社の旅客機工場エヴェレット工場に立ち寄った。床面積40万m2、容積は1330万m3というから、自動車組立工場のざっと3〜4倍の巨大な工場だ。 ここで旅客機の組立工場を見学するツアーに参加した。ボーイング社は言うまでもなく世界最大の航空機製造会社で、ヨーロッパ連合のエアバスが唯一のライヴァルだ。かつて複数あったメーカーが次々合併し、現在はアメリカで唯一の大型旅客機メーカーとなった。世界の航空宇宙機器業界のリーダーである。

工場見学の入場料は大人20ドル(予約18ドル)、ガイドツアーは英語のみで約80分、カバン、カメラ、携帯電話など一切持ち込むことができない。この日は747、777、そして最新鋭の787の組立ラインを見学できた。元フライトアテンダントだったという女性の、早口の英語の説明をすべて聞き取るのは至難の技だ。日本語ガイド付きのツアーはHIS、JTBなどが主催しているようだ。なお、身長制限があり、122cm以下の子どもは見学不可である。

日も沈みかけた夕方、再び国境を越えた。カナダ入国は車から降りることなく、パスポートをチェックするだけだった。ちなみに2016年3月よりカナダ入国には電子渡航認証(eTA)が必要となった。有効期間は5年、またはパスポートの有効期限まで。陸路で入国する場合は関係ないが、空路入国の際は必須であるのでお忘れなく。申請料金は7カナダドル、英語またはフランス語のみのため少々時間を要するが、送信して数時間後には入国OK のメールが届いた。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
レンタカー 徒歩 飛行機
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  •  シアトルのシンボルとも言えるタワー、スペース・ニードル

    シアトルのシンボルとも言えるタワー、スペース・ニードル

  • 街中のウエストレイク駅から市の北部のシアトルセンターまで走るモノレール

    街中のウエストレイク駅から市の北部のシアトルセンターまで走るモノレール

  • モノレールは完全無人運転

    モノレールは完全無人運転

  • 建築家フランク・ゲーリー設計のEMP博物館

    建築家フランク・ゲーリー設計のEMP博物館

  • スペース・ニードルとEMP博物館

    スペース・ニードルとEMP博物館

  • スペース・ニードルの内部の展示

    スペース・ニードルの内部の展示

  • スペース・ニードルからEMP博物館を見下ろす

    スペース・ニードルからEMP博物館を見下ろす

  • スペース・ニードル展望台からの眺め

    スペース・ニードル展望台からの眺め

  • スペース・ニードル展望台からの眺め

    スペース・ニードル展望台からの眺め

  • スペース・ニードル展望台からダウンタウンの眺め

    スペース・ニードル展望台からダウンタウンの眺め

  • スペース・ニードル展望台からの眺め

    スペース・ニードル展望台からの眺め

  • チフリー・ガーデン・アンド・グラス、デール・チフリー氏のガラスアート博物館

    チフリー・ガーデン・アンド・グラス、デール・チフリー氏のガラスアート博物館

  • チフリー・ガーデン・アンド・グラスの展示

    チフリー・ガーデン・アンド・グラスの展示

  • チフリー・ガーデン・アンド・グラスの展示

    チフリー・ガーデン・アンド・グラスの展示

  • チフリー・ガーデン・アンド・グラスの展示

    チフリー・ガーデン・アンド・グラスの展示

  • 再びモノレールでダウンタウンへ

    再びモノレールでダウンタウンへ

  • ボーイング工場の駐機場

    ボーイング工場の駐機場

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flight

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flight

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの内部

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの内部

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightの展示

  • ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightのギフトショップ

    ボーイング社のビジターセンター、Future of Flightのギフトショップ

  • ドリームリフター、ボーイング787の部品を運ぶ輸送機<br />

    ドリームリフター、ボーイング787の部品を運ぶ輸送機

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この旅行記へのコメント (2)

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  • タコキムチさん 2016/06/14 22:25:11
    ハンクさんへ
    ハンクさん!

    シアトルのボーイング工場、やはりありますよね!!
    私は主人と15年ほど前に行ったのに、主人が忘れていて、行っていないと言うのです。

    行った証拠に写真を見せたくても、工場内は一切撮影不可でしたので、私もだんだん自分の記憶に自信が持てなくなっておりました。

    工場は写真撮影不可で、飛行機の作る過程も見せてくれましたよね。
    トゥールーズのエアバス工場も、一度行こうと思っています。

    お邪魔しました。(o^^o)

    カメラちゃん

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2016/06/19 17:47:45
    RE: ハンクさんへ
    カメラちゃん さんへ

    ちょっと意外なご質問になんとお答えしていいものか、、、と思いました。
    15年前のことはよくわかりませんが、今年の5月時点ではボーイング社の工場ツアーは確かにありました。巨大な747、777、787の組み立て工程をしっかり見せてくれました。トゥールーズのエアバス工場の事はよく知りませんが、機会があれば2大メーカーですので比較してみたいと思います。

    ドイツ語がお好きとのこと、小生もいつか完全なドイツ語が話せるようZDFを見て、Spiegelを読んでいますが、文法が難解ですね!それでもまたドイツ、オーストリアを旅して音楽を聴くことが最上の喜びです。

    それでは Gute Reise! Bis bald.

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