2016/05/02 - 2016/05/02
735位(同エリア2327件中)
naoさん
姫路の代名詞といえる姫路城の西側一帯に、城下町の風情が残る町並みが広がっているので、ゴールデンウィークで多くの観光客でごった返す姫路城を尻目に訪れました。
羽柴秀吉が講じた振興策により各地から多くの移住者が集まり、市が開かれるまでに成長した船場城西地区は、江戸時代初期に、京都の東本願寺が布教活動の拠点として、別院「本徳寺(船場御坊)」を開いたのをはじめ、西国街道が整備されたことも相まって発展の一途をたどります。
さらに、明治時代になると現在の兵庫県の前身となる旧飾磨県庁が置かれるなど、船場城西地区は姫路をはじめとする播磨地域の中核都市の一つとして重要な役割を果たします。
しかし、近年は繁華街の中心が姫路駅前地区へ移り、徐々に賑わいが失われつつある現状を打開しようと、平成16年に地元有志の手でNPO法人「歴史とであえるまちづくり船場城西の会」が結成され、風情ある町並みの保全やイベント開催など、地道な活動を続けておられます。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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材木町界隈から市之橋を渡って、船場川沿いを南に歩いて来ると船場城西地区になります。
これは、船場城西地区のかかりにある「舟入川之跡」の石碑です。 -
炭屋橋(隅屋橋)の下を流れて船場川と合流する舟入川は、かつて飾磨との間を往来していた高瀬船の荷揚げ場や船溜まりだったようです。
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船場城西地区の町並みへやってきました。
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こちらのお店は、慶長5年(1600年)に初代姫路藩主の池田輝政とともに三河吉田(現豊橋市)からこの地に移ってきたと伝えられる糀製造の専門店です。
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こだわりの味を守るため、創業時以来の製法を踏襲されているそうです。
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白鷺とサギソウがモチーフになっている消火栓の蓋。
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のこぎりの刃のように道路がギザギザになっている「のこぎり街路」が見えてきました。
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「のこぎり街路」の生い立ちには諸説ありますが・・・
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姫路城の防衛戦術として作られたという説が有力だそうです。
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背後に姫路城を控える軍事上の要害だったことから考えると、「敵の襲撃を防ぐための武者隠し」が必要だったことは想像に難くありません。
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「のこぎり街路」の一角に建つ伝統的な町家。
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本格的な二層卯建を上げた大きな町家です。
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この二層卯建は、徳島県美馬郡つるぎ町貞光の町並みでよく見られるものと同じ形式で作られています。
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この辺りはかつて武家屋敷が建ち並んでいたところで・・・
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当時の面影をしのばせる門構えの残るお屋敷があります。
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こちらは、船場城西地区のまちづくり活動拠点「にしまちや」です。
NPO法人「歴史とであえるまちづくり船場城西の会」が、西国街道に面して大正期に建てられた築約100年の町家を再生したものです。 -
西国街道の東側の町並みです。
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外壁をピンクに塗った町家です。
中々お茶目です。 -
出格子窓と虫籠窓を組み合わせた町家。
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こんな番附表を見つけました。
基本的には関西弁ですが、大阪弁とは幾分ニュアンスの異なる言い回しも見受けられます。 -
典型的な「うなぎの寝床」です。
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こうして見ると、間口は2間半といったところでしょうか・・・。
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空家と思われる荒れ放題の町家。
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これらの町家も再生されることを願うばかりです・・・。
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背の高い大谷石の石塀をめぐらせた中には・・・
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大きな虫籠窓のある町家があります。
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幅の広い格子窓と瓜型の虫籠窓を組み合わせた町家。
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小さなガラス窓が2階の片隅に開けられています。
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伝統的な町家に混じって、洋館の建物がありました。
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この町家は、一層の卯建を上げています。
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こちらは、姫路を代表する歌人、初井しづ枝が嫁いだ初井家住宅です。
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20歳で初井家に嫁いだしづ枝は、24歳で作歌をはじめ、北原白秋に師事したことでも知られています。
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建物は江戸時代に建てられたもので、かつての西国街道の風情ある町並みの醸成に一役買っています。
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かつて飾磨との間を往来していた高瀬船の船繋ぎ岩が、庭石として転用されています。
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かつての虫籠窓を引違窓に改修されたと思われる町家。
もちろん、改修されているのは虫籠窓だけではありませんが・・・。 -
船場城西地区の町並みです。
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こちらの町家では、この時期から夏の日除けを準備しておられます。
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こちらの町家もいろいろ手を加えておられますが、建築当初の風情はしのぶことができます。
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外壁にタイルを張った町家は、もともと建築年は新しいように思います。
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車橋は、元々船場川に架かっていた記録が残っているようですが、なぜこんなに離れたところに石碑が立っているのかは不明だそうです。
いずれにしても、最近建てられた新しいビルの一角を安住の地として、これからも歴史を刻み続けることになりました。 -
背高のっぽとおちびちゃんが肩を寄せ合っています。
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町家の玄関先に置かれた石のオブジェ。
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名栗加工の外格子をめぐらせた町家。
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出格子窓と虫籠窓を組み合わせた町家ですが、格子模様に工夫が凝らされています。
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妻面の焼き杉の黒い板壁が精悍な印象を与えます。
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伝統的な町家を使ったコインランドリー。
このアンバランスさを発見するのも、古い町歩きの面白さでもあります。 -
さて、このあたりで船場城西地区も歩きつくしたようです。
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では、JR姫路駅からJR姫新線に乗って、次の目的地へ向かうことにします。
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