追憶の小田原城紀行

2016/05/05 - 2016/05/05

小田原の町、私にとってはこの町を思い出すだけで、心が熱くなります。
もう一度訪れたいと思いながら、ずっとご無沙汰していました。

まだ私が若かった頃です。
論文が通ってほっとしていたのも束の間、ヘマを繰り返し、他所の教室に飛ばされました。
除け者のようにされながらも、いつかは戻れると信じて、私なりにやってきました。
でももう無理だと悟りました。

こんなところにいるのは限界と感じていたときに、神奈川県厚木にいた先輩から「俺のところに来いよ、面倒をみてやるよ、
今人が足りないんだ」と言われました。
先輩から前借で引っ越し費用まで出していただき、厚木に向かいました。

新幹線の車中で先輩とのやりとりを思い出していました。
「専門を離れています、本当に大丈夫でしょうか？」
「俺でも勤まってるんだから大丈夫よ、俺がそばにいてやるから」
そうなんだ、入学時には先輩、卒業時には後輩になっていた、あのお方でも大丈夫なら、私でも大丈夫なんだろうと一縷の望を託して。

先輩と会えるのは夜なので、小田原の町を散策することにしました。
小田原の駅に降り立ってびっくりしたのは、女子高生たちがお化粧をしていたことです。
「関東の子たちは、地方とは違うな」と感心しました。


小田原城の位地を尋ねると、どうも彼女の高校の裏のようです。
大勢のお化粧をした女子高生とすれ違いながら、お城を目指しました。
彼女たちの青春を満喫している姿を見て、「高校そして大学となんとつまらない世界に身をおいてきたのだろう。自分の身を置く社会が間違っていたんだ」とも感じました。

今から思えば、ああいった社会は異常ですね。
陰湿ないじめや足の引っ張り合いもありました。
最近では一人の女性研究者がターゲットに。
しょうもない論文があふれているのに、学位まで取り上げて。
許しがたいです。

今どき学位取得なんてただの通過儀礼ですよ。
博士号なんてガールズバーのお姉ちゃんに一度自慢して、褒められるくらいの価値しかないですよ。
何回も自慢すると、塩を蒔かれますよ。

エリア 小田原(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線

駅裏には早雲像。
戦国の梟雄に思っていましたが、実は名君。
小田原市民には人気があるようです。

駅表。
小田原ってこんなに都会だったの？
記憶と違うような。

早雲は小田原のシンボルです。

駅からお城まで結構遠いです。
おかしいなあ、すぐだったような記憶がありましたが。

銅門（復元）

特別公開です。

中に入ると。

ここから石を落として敵を防ぎます。

さらに上って。

常盤木門（再建）

動物の檻があります。
これには記憶あります。

天守閣。

天守閣のふもとに公園があります。

天守閣です。

見下ろすと。

ここでチケットを買います。
すごい人。

天守閣の中は博物館です。

北条５代について。
北条氏の善政は小田原市民から高く評価されています

小田原城は明治に解体されました。
解体前の写真です。

お城の跡地に御用邸がありました。

関東大震災で壊滅。

戦後、ターザンが来ました。

天守閣に登ります。
秀吉が築いた一夜城方向です。

相模湾。

もう一度天守閣を。

葵の御紋です。常盤木門。
ここより上は将軍様の御泊りする場所でした。

報徳二宮神社。

「経済なき道徳は戯言であり　道徳なき経済は犯罪である」

最近の日本の成功者たち、二宮尊徳先生の爪の垢でも煎じてお飲みください。

パナマ文書、あれは何ですかね。

小田原城そばの小学校です。

小田原ういろうのお店。

尾張名古屋のういろうは庶民の味。
こっちのういろうは、上品なお味。
少しセレブな感じになれます。

こんな薬屋さんも。

お城へのアクセスは２通りあるようです。
私は南側からアクセスしました。

北側の道を歩くと高校があります。
この高校を少し超えるとお城の中に直接入ることが出来ます。
すごく近いです。