2016/04/19 - 2016/04/21
15位(同エリア307件中)
TKさん
ヨーロッパや中国へ行ったとき、驚くのは都市を重厚に囲む城塞の大きさ・強固さである。
日本のお城の場合は、人々が生活する街自体を囲むというより。お殿様を守るという造りである。
四方が海に囲まれた日本では、他民族に実質的に征服された歴史はない。もちろん、日本国民が征服されて奴隷になったという経験もない。
他民族に征服されるということは、平民を含めた民族全体が殺されたり、奴隷になったりするという、それほど重大な民族全体の危機なのである。
それを防ぐためには、(王様だけでなく)平民を含めた都市全体を守る堅牢な城塞が必要になったのだろう。
と、自分の中でいろいろ想像していくのも、(歴史学者にいろいろ言われそうだが)旅の大きな楽しみの一つである。
シルクロードの人種・民族の十字路であるここヒバにも、こんな砂漠の中によくも構築したと思われる立派な城塞があり、今も堂々と頑張っている。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ウズベキスタン航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
これがその、ウズベキスタンのヒバの城塞である。
-
高さ10m、幅6mの堂々とした、見上げるような城塞が、長さ2250mに渡って、人々が生活している街を囲んでいる。
-
実は、ヒバはこの城塞の外側にも、さらに大きな全長6KMの城塞があり、2重の城塞都市になっている。
普通ヒバというと、城塞(イチャン・カラ)の内側を指す。これだけでも十分大きい。
行ってみましょう! -
西門の入り口にある地図。
何これ?!
あきらかに、日本のアニメキャラクター。右下には和服の日本人が!
なんか、うれしいような。。。。。
真ん中の赤丸が、ヒバの場所を示しています。 -
これが、ヒバのイチャン・カラ(城塞都市)の地図。
今、下の中央部分の西門にいますよ。
なに、ちいさくて見えない? ごめん、次の写真で具体的様子をお見せします。 -
はい、これが西門へ入ったところの様子です。
いかにも、シルクロードのオアシス都市って感じですね。 -
入ってすぐにあるのは、未完成の大ミナレット、カルタ・ミナルです。
-
アップしてみましょう。デッカア。。しかも、タイルの色使いがきれい。
基礎部の直径は14m、これから推測すると高さは80mくらいとのこと。
実際は、26mの高さで、中断されたままである。なお、カルタとは「短い」という意味です。 -
この奥は、ムハンマド・アミン・ハン・メドウセ(神学校)跡。今は、ホテルになっています。部屋を見たが狭そうでした。しかし、観光には便利。
さて、今日、「ヒバの女王」様は、ここら辺にお出かけと聞いています。
会いたいなあ〜〜と、思っていると! =>次の写真へ -
ここよ!ここ!
TKさんお待ちしていましわ。ハートマーク。 -
どうぞ、お座りになって。
一緒に記念写真をお撮りしましょうね。
うれしい〜〜!(私) -
せっかくですねので、カタル・ミナルの前でも、お写真撮りましょう。
はい、チーズ。
でも、「ヒバの女王様」、なんかいつも見慣れているお顔にそっくりで、違和感ありませ〜〜ん。 -
次は、城塞全体が見渡せるキョフナ・アルク宮殿にあるアクシェイフ・ババ展望台へ行きましょう。
ここが入口。
キョフナ・アリフとは、古い宮殿という意味である。 -
さっきのカルタ・ミナルが近くに見えます。
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お〜〜!全体がよく見える。
真ん中にある高いミナレレットは、ヒバで一番高いイスラーム・ホジャ・ミナレット。城塞展望台としてはそこが一番有名ですが、通路が狭くて、けっこいきつい。
ここキョフナ・アルクの展望台のほうが、断然楽ちん。 -
さっそく、ヒバの街並みを背景に、「王様と私」のフォームで記念写真を。
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下の階では、村の婦人会の旅行のおばちゃんたちがしっかり見ていました。
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ハーイ!(ウズベキスタンの人たちは人懐こい。明るい。すぐ手を振ります)
「あんたたちの写真撮るところ、見てたわよ! 私も旦那と一緒に来たかったけどね!」
宗教的理由でしょうか、女性は女性だけのグループ、男性は男性だけのグループで観光地訪問しています。 -
また、メインストリートに戻って、ジュマ・モスクへ入ります。
3メートル間隔で213本の木の柱が美しく彫刻されている。
しかも、一本一本の彫刻模様が異なっている。 -
神秘的な暗がりの中に、天窓から差し込む光が柱の彫刻を浮かび上がらせていた。
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ここでは、カメラを下において、撮ると結構面白い構図になります。
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外に出ていたら、ジュマ・モスクの出口から新郎・新婦から現れました。
場が、ぱっと華やかになりますね! -
照れているような新郎の顔。
新婦から「貴方、私のスカートじゃなく、手を握ってね」 -
親戚からのお祝いのオーラをいっぱい受けています。
新婦「貴方、ネクタイ曲がっているわよ」
新郎「お〜〜そうか、すぐ直すからね」
ぎごちなさからも初々しさがあふれ出ています。 -
道路わきには、懐かしい綿飴売りのおばちゃんが、昔を思い出しながら、眺めていました。
「私にもあ〜いう時があったわ〜〜。頑張れ」 -
新郎新婦に幸多かれと祝福します。
-
ここ、メインストリートには、多くのお土産屋さんが、並んでいます。
-
ここは、お人形やさん。
エキゾチックな顔、親しみやすいお顔ですね。 -
お嬢さんが、愛想を振りまいて、
「おじさん買ってよ!安くしちゃうわ。」
でも、奥のお母さん、あまりやるきなさそ〜〜〜。しっかりせい。 -
お〜〜毛皮の帽子を売っているぞ。
光沢もあり艶もいいし。マネキンの顔もいいぞ。 -
レイアウトもいいねえ。
-
ちょっと試着しました。「似合うかしら?」
「この白の帽子いいわ、ヒバの女王様が被っていたのにそっくりだわ」 -
「おじさん、このドイラ(タンバリンのようなもの)買わない?」
どれどれ、と 受け取って叩いてみる。
叩く場所、叩き方によって、音程が違ってくる。結構難しい。 -
「しょうがないなあ〜、こうやるんだよ〜〜〜」
お父さん(と思われる)も出てきて、弦楽器との合奏を始めた。
シルクロードの雰囲気が出ていて、なかなかいいじゃないか。結局買いました。 -
広場に行くと、おじさんがウズベキスタン名物料理ブロフ調理の真っ盛り。
あたり一面いい香り。プンプン。 -
アップしてみましょう。
まず人参をたっぷり炒めます。 -
中に、牛肉の塊をワイルドにいれてかき回します。
この時点で、ものすごくおいしそうな香りです。 -
それからお米を入れて炊き込みます。
-
これが、完成品。
ウズベキスタン風ピラフですね、これは。味は、結構美味しい。
スーパーへ行くとこの缶詰を売っています。
それほど現地ではポピュラーな食べ物です。 -
この美しいフォルムはアラクリ・ハン・メドウセ。
この対面にあるのが、アラクリ・ハンによって建てられた、タシュ・ハウリ宮殿。 -
これが、宮殿内のハーレム。
イスラム教では、4人まで奥さんを持てる。
昔ムハメッドが、戦争で夫を亡くした女性の生活をサポートするために、4人を妻として迎えたことによる。
この4人は、すべて年上で、すべての待遇を平等にしたとのこと。決して己の欲求から側室を持ったのではないことを、後の王様は自覚しておくべきである。 -
王様のベッド。豪華だけど意外と小さい。
-
これが部屋の調度品。
アラビアンナイトの世界です。 -
ヒバで一番高いイスラーム・ホジャ・ミナレット。
そこへ向かいましたが、軟弱にも、途中にある喫茶店へ吸い込まれてドロップイン。
デュエ カプチーニ プレファボーレ、(イタリアじゃないんだから!) -
カプチーノ 二ついただきました。絨毯敷きのイスラム風の喫茶店。
これがワンテーブル。ガラガラでゆっくりくつろげました。
ゆっくり休みましょう。
私たちの旅の合言葉は「疲れる前にしっかり休む!」
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この旅行記へのコメント (5)
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- olive kenjiさん 2021/01/18 17:25:46
- 民族衣装着用は幸せの証
- は~い、また民族衣装着用地へやって来ましたよ。ホンマに好きだな~
これ趣味ですか。
おーここは前から行きたかった日本人にやさしいウズベキスタンじゃありませんか。
ところが、誰かさんの横やりで行きたい国がブータンになり、九寨溝も加わり混乱状態になったじゃありませんか。
この機会に4Tのマイプロフィールの行ってみたい国をがらっと今日変えました。
民族衣装を着たTKさんご夫妻は本当に幸せそうですね。そんなに民族衣装は幸福度アップにつながるのでしょうか。
でも普通の服でも楽しそうに手を合わせてダンスをしていますね。否、見方を変えれば屋上から、相方を落とそうと格闘している姿にも見えないことないです。
新婦と新郎の会話はホンマかいなと思ってしまいますが、よく情景を捉えています。
TKさんご夫妻は完全なる鴨ですね。帽子も楽器も買ったのでしょう。なんでも買うのですね。今も家で楽器を弾いてはシルクロードの余韻に浸っているのですか。
TKさんご夫妻の観光パターンが大体分かって来ました。
見学する前に、ここで一杯お茶飲んで休もうよ~ 恐れ入りました。
- TKさん からの返信 2021/01/19 19:09:54
- Re: 民族衣装着用は幸せの証
- olive kenjiさん
こんばんは!
ヒバ旅行記への訪問ありがとうございます。また、いつも通りの素晴らしい軽快なコメント感動いたします。
4Tのマイプロフィールの行ってみたい国をがらっと今日変えたとのこと。なになに?チェックチェック、あ!本当だ!、ブータン・ウズベギスタンになっていました。う、う、(詰まるな!)うれしいで~~す。昔、先生に「ドキュメントはそれを読んだ人が、行動しなければ意味がない。読者を動かすような文章を書くこと。」と教わった、遠お~~~い昔を思い出しました。と、ひとり感動の涙をうるうるしています。
はい、そうです。民族衣装を着るのが大好きです。この時、たった一ドルで高貴な衣装を貸てくれるし、写真を何枚も私のカメラで撮ってくれる大サービスでしたよ。今は、幸福度アップ・幸せいっぱいの、この画像をPC の壁紙に使っています。
新婦と新郎の会話はホンマでっせ。ウズベキスタン語で言っていましたから。多分そうです。そうだと思います~~~。少なくとも雰囲気は間違っていません、と、思いますう。。。
そうです、基本、欲しいと思ったものは買います。そのほとんどは衝動買いなので、日本に帰ってからは、あまり使っていません。そう言えば、あの、ドイラ、(ド)こへ(イラ)しましたかなあ~~。あ~~~苦しい!ハアハア(壇蜜さんのため息が聞こえそう)
ご指摘のとおり、「疲れる前に休む」を旅のモットにして、怪我をしないように、ゆっくり世界遺産に出没徘徊をしています。
これからも、olive kenjiさんの旅行記楽しみにしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
TK
-
- GuteReiseさん 2016/08/30 03:05:24
- ヒバ、琴線に、ビンビン触れました!
- TKさんへ
世界は広い。ヒバ、琴線に、ビンビン触れました。
城壁は大好きです。
ヨーロアッパの街は、城壁に囲まれた陸の孤島の集まりと言うけれど
本当だと思います。あっ、旅行記はアジアですね。
楽しい旅行記ありがとうございました。また訪問させていただきます。
グ〜テ・ライゼ
- TKさん からの返信 2017/01/05 19:39:30
- (返事が半年も遅れてすいません。)RE: ヒバ、琴線に、ビンビン触れました!
- グ〜テ・ライゼ さん
返事が半年も遅れてすいません。
何で、今頃! と、怒らないで下さいね。
今日昔の掲示板をよんでいたら未返事のグ〜テ・ライゼ さんのコメントを発見いたしました。
ヒバ。いい所ですよ。歴史的にも大変興味ある場所です。
是非行ってください。ただ、寒い冬、暑い夏は避けるべきです。
というのは、観光のインフラはまだまだで、四つ星ホテルでも、お湯は出ないし、エアコンも壊れています。冬にあのシャワーは浴びたくないし、夏にエアコンがない部屋は想像できません。
スプリット、ビクトリアフォール、ボツワナの旅行記懐かしくよみました。ビクトリアフォールの空港での歓迎ダンスの写真、思い出しました。同じお顔です。
頑張っていますね。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
TK
>
- GuteReiseさん からの返信 2017/01/06 16:20:29
- RE: (返事が半年も遅れてすいません。)RE: ヒバ、琴線に、ビンビン触れました!
- TKさんへ
時空を超えた返信ありがとうございます。
さっそくTKさんの南部アフリカの旅行記拝見しました。
同じ経験と違う経験が交差、まさに4次元の会話をしてるみたい。
今年も、よろしく、お願いします。
グ〜テ・ライゼ
PS ふと昔、土の中に瓶に入れた未来への手紙
思い出しました。返事が、キタ〜!っていう感じですね。
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