背割堤（京都府八幡市）漂流

2016/04/03 - 2016/04/03

昨日にて京都市内の桜見物は終了した。
だがその帰りの列車内広告で新たな情報発見。
淀川河川公園の景観保全地区である背割堤が凄いらしい。
堤防沿いに植えられた約250本ものソメイヨシノが満開見頃との事。
未だ見ぬ壮観な景色を列車に揺られ妄想しながらウトウトする夢心地。

本日夢を実現しようと早朝に目覚める。
雨さえ降らなければ行ってみようと決めた。
そのうち降るであろうが午前中は大丈夫だろう。
従って朝食さえも摂らずJRに乗り込み山崎駅で下車。
直線距離にすれば非常に近いが実際には迂回を強いられる。
国道478号線の天王山大橋まで途中すき家での朝食を含み徒歩40分。

背割堤は、宇治川（淀川）と木津川が合流する場所に設置された堤防である。
二つの河川を区切り洪水発生時に両河川を安全に合流させる役割を果たしている。

長いアプロ〜チを経て徐々にその全貌が眼前に広がってくる。
全長1.4kmに渡って満開のソメイヨシノがぎっしり咲き誇っている。
しかしそれ以上に人の流れが予想通り京阪八幡市駅の方から続いている。
また国道478号線の左折待ち渋滞からも現場の混雑ぶりが充分に伝わってくる。

覚悟してきたもののあまりの人出に面食らう。
とにかく雨も降り出しそうな気配なので堤防へ急ぐ。
だが流石に情報通りに桜は見事で素晴らしい景観である。
堤防内ではバ〜ベキュ〜やら酒宴で盛り上がったりで大混乱。

ポツポツし出したので思い切って退散。
来た道をそのまま戻るのも癪だったのが間違い。
ちょいと右に逸れるともう橋がなく後戻りも出来ない。
仕方なくそのまま次の駅である長岡京を目指し歩き続ける。
ここで昼食という場所にも巡り逢えず間もなく駅に着こうとしていた。

すると素晴らしい風景が目の前に現れた。
勝竜寺城跡に整備された勝竜寺公園。
あの細川ガラシャが暮らした居城。
そして壮絶な最後を遂げた城。

哀しい逸話に彩られた桜が美しい。
いつの間にか空腹も忘れ園内を漂流。

やはり桜は賑やかしい場所より静かな空間の方が善い。

いやはや桜より人の方が多い環境には辛いものがある。

エリア 八幡・城陽(京都)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配