2016/05/03 - 2016/05/09
4位(同エリア13件中)
夏目さん
2016年5月、南のワイト島から本島の小さな城下町アランデル、物語の舞台ペットワースへ。今回は割と余裕に日程を組んだつもり(笑)。ペットワースではスペシャルな出来事もありました。
旅行記中の各種価格記載は旅時現在のものです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 1.5
- ショッピング
- 1.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今年も来ることができました、5月の英国。
去年懲りたので、今年はやっぱり行きはBAの羽田発8時50分のエアのチケットを取って、一昨年と同じくターミナル5のサテライト到着にてモノレールに乗ってターミナル5のメイン駅へ。いやはや、そうだと思っていたけれどターミナル5はやっぱり何に関してもスムーズで、蛇の道は蛇…うーん、ちょっとたとえが違うけど、イギリスに行くにはイギリスの便で行くのが一番って思い知らされました。
イミグレーション、カウンター3つもオープンしててサクサク進んでものの15分で入国手続き完了だよ〜。
これはサテライトからメインへのモノレールの写真。東京の都営線と同じでホームにドアがついているタイプの駅。 -
まず目的地その1、ワイト島へ。
ワイト島へはレミントン・ポーツマス・サウザンプトンから船が出てるけど、ヒースローから鉄道で行くなら一番イージーな方法はポーツマスハーバー(注意:くれぐれも「ポーツマス」ではない。「ポーツマスハーバー」。ポーツマスからはホバーボートでワイト島に行けるけど、たぶんポーツマス駅からポーツマスのホバーボート発着所まで遠い)経由ということに落着。更にヒースローからならロンドンに出るよりバスを利用したほうが早いし安いし便利と判明。ターミナル5からRail-AirバスでWokingへ、WokingからSouth West Trains(鉄道)でPortsmouth Hurberへ、そこからWightLink(ワイトリンク:イギリス本島からワイト島への連絡船)でワイト島のRyde(ライド)へ。
ただし、ヒースローからワーキングへのバスが1時間に1本、ワーキングからポーツマスハーバーへの列車もそんなに多くない…なので、入国審査ひやひやしていたんだけどさすがのターミナル5様様、13:05ヒースロー到着で、予定通りの13:45のバスに乗れるミラクル。ビバターミナル5!。
荷物をピックアップしたらすぐにホールなのもターミナル5のいいところ。コスタのあるホールの外に面して左手にRail-airのチケット売り場があります。窓口一個と自販機で、窓口の人以外にフリーで見てくれている係員さんがいて助かった。「ワーキングまで自販機で買える?」「買えるよ、でもそのあとは?」「あと…あ、ポーツマスハーバーまで行くの」「あ、それなら窓口で買えばバスと鉄道一気買いできるよ。自販機はバスしか買えないんだ」「そっか、ありがとう!」で、窓口に並ぶ。時間は15分あるから大丈夫。窓口のおねーさんがパソコンに行先を打ち込んでチケットを打ち出し…「こういう機械でやるんだねー」「詰まったりして(笑)」・・・詰まりました(泣)。やきもきする私たちを尻目にのんびり機械を治すお兄さんとお姉さん…ぎゃー間に合わなかったら1時間待ちなのよ私たち!!。「ごめんごめん、はい、チケット」焦ったわ…。「乗り場は…」「9番」「9?あれれ、12じゃないの?(web事前情報では12番乗り場だった)」「ううん、ワーキング行きは9」「ありがとー」。ははあ、切符売り場の横に張り紙がしてあってワーキング行きは9になってた…これ、気づかなかったらえらいことだった(汗)。聞いてよかった。 -
そうそう、これがターミナル5からポーツマスハーバーへのバス+鉄道のチケット。
-
バスも予定通り到着し、あとは楽しい旅の空…わー、イギリスだー(にこにこ)。
-
30分でワーキングへ到着。うん?この駅すごくレディングに似ている…レディングの小型版みたい。あそこもヒースローからバスのターミナルだもんなー。
ワーキングでポーツマスハーバー行きの列車を待機。お兄さんたち楽しそうにおしゃべり…。 -
さて、1時間ちょっとでポーツマスハーバーへ到着。ここは線路が終わりの本当の終着駅。
そして切れた線路のホームのどんつきにワイトリンクの入り口があるのでもう迷いようもないという(笑)。とても便利でわかりやすい。 -
矢印に従って鉄道の通路を下るとワイトリンクの待合所(たくさん椅子があるし、コスタ(コーヒーショップ)もあって、海風を受けながら一服できる)。チケット売り場は…人がいない「す、すみません〜〜」奥から係員さんが出てきてくれました。片道大人二人…ん?チケットが足りない(片方は領収書)と思ったら何人で買おうとまとめてチケット発券の方式みたい。
-
ワイトリンクに乗船。意外に広くて大きな船でした。きれいだよ。
-
ポーツマスハーバーからライドピアハーバーまで大体25分くらい。ライドの町が見えてきた…へええ〜〜〜島?って思うくらい海の際まで建っている建物が見える。意外にぎっしり建築物がある印象。
-
25分でワイト島の港町Ryde(ライド)に到着。
-
ワイト島は鉄道も走っているのでナショナルレイルで行き方を調べると混乱する部分もあるのだけど…。
ライド周辺はおそらく遠浅で、船は直接岸壁に着けない。なので、島からこのながーい桟橋が架かっていて、その突端がワイトリンクの到着する「ライドピアハーバー」。ワイトリンクの港であり、またワイト島の鉄道の発着所でもある。この桟橋を10分くらい歩くとようやくワイト島の地を踏めるわけ。そこにも駅があって、それが「ライドエスペラネード」駅。
それを知らないでヒースローからライドエスペラネード駅まで切符買っちゃうと、ピアハーバーからエスペラネード間を電車で有料移動するというなんだかもったいないことに…いえ、テツの人はいいと思いますけどね!(笑)。
でもこの桟橋、鉄と木でできていて、風情があってなかなか素敵なのです。 -
桟橋を歩いているとすぐ横を列車が通り抜けます。…うん?しかしこの車体どこかで見たような…。
-
ライドの街からイギリス本島のほうに向かって見下ろす。ライドは坂道の街で、海岸から内陸に向かって全体的に坂になっている。
-
ワイト島で2泊お世話になるドーセットハウス(ドーセットホテル←両方の名前を持っているみたい)。bookingcomで予約。ライドエスペラネード駅から歩いて10分くらいかな。ちょっと坂道なので荷物持ってるをうおーってなるけど、ライドは坂道の町なのでたぶんどの宿も坂道は必須だと思う…。
素敵なお宿、という訳ではないけどお宿のスタッフさんのおじさんたちがとっても親切。おじちゃんは私たちが英語かわいそうなことをすごくわかってくれて簡単な英語でゆっくり親切に対応してくれました。お部屋は3階でリフトはないけど荷物の上げ下ろしはしてくれるし、朝食は8時からなんだけど7時にしてもらえませんか…って言ったら快く引き受けてくれたし。お部屋はまあまあ狭くて、シャワーの水圧も十二分ではないけど十分(トイレはちゃんと流れる)。何しろ1泊1人5,000円程度というのは魅力だ…(笑)。 -
大体18時半くらいだけど、引き潮で海岸が広くよく見える。
-
さて、お夕飯の予約をしているレストランまで海岸沿いを歩くこと15分くらい。渡り鳥もたくさんいて…わあ、雁の赤ちゃん!かわいい!!
-
今日のお夕飯はライドの海岸沿いにあるThe three bouys。3つの浮き(ブイ)ってことね。webで夕飯食べられるところ調べたとき、ライドはあんまりレストランがないこと、めぼしい店はいつも予約で入れないことが多いとあったので一応予約しておきました。実際はライドすごく静かで…わんこさんを散歩させている地元の人がたーくさんいたけど賑やかさはなく、予約も必要なかったかな〜。うん、でもこういうの安心料だから(笑)。
-
「サイダーあります?」「ありますよー瓶だけど」「…う、まあいっか、ください」。運ばれてきたグラスにはミントと…これなんだ?…きゅうりだ!(げげ)。きゅうり、さわやかなので入れるって話は聞いたことあるけど…きゅうりの香りでサイダーの味がさっぱりわからなかった(汗)。同行者は「でもこのサイダーは結構おいしいよ、キューカンバー抜きでお願いします!」って追加してたけど。
-
前菜はアスパラ。ナッツとパプリカソースがなかなかおいしい。
-
グリーンリゾット。春から初夏の英国ではグリーンリゾットなるメニューを結構よく見ます。グリーンピースとお野菜ね。ウズラの卵の半熟フライが乗っててかわいいな。
-
メインはフィッシュアンドチップス。…負け惜しみじゃないよ(何の)、、フィッシュアンドチップスが好きなのです。ここのF&Cはかなり衣がカリカリでマッシュピーもおいしかった。
しかし全体的に冷めた感じだったのが残念。
おなか一杯になったし今日は移動が長かったな…明日に備えて早めに寝ましょう。おやすみなさい…。 -
5月4日の朝日。思いのほか早く目覚めて朝焼けのライドを激写。
-
朝食前に散歩に出かける。桟橋がフォトジュニックだなあ。
-
さて、今日はワイト島で最大の目的ニードルズとテニスンダウンを訪れます。
ひし形のワイト島の、右上のライドからちょうど対角線上の左下端っこが目的地。バスについてはワイト島の観光協会にメールで問い合わせて相談していました。曰く「ライドからテニスンダウンへは直行のバスもあるけれど本数が少ないし時間がかかるからお勧めしない。ニューポートで乗り換えるといいよ。ライドからニューポートへは1時間に1本、ニューポートからニードルズへは30分に1本バスがあるよ」…なんと親切な回答。あまりに親切なので「バス乗り場の地図とかあったらほしいです…」とメールを返したらすぐにわかりやすい地図を送ってくれました。そして「もしバスに乗るなら24時間有効の乗り放題券が10ポンドくらいだからお勧めだよ、バスの中でも現金なら買えるよ。もしカードで買うならバスの事務所まで来てね」って。し、親切…!。
ニューポート行きのバスはエスペラネードのバスターミナルが始発だったのだけど、調べてみたらドーセットハウスのすぐ近くも通ることがわかりそこから乗車、1日券をゲットしてニューポートに向かいます。 -
バスは二階建てで終点まで乗るので二階でのんびり景色を楽しみました。5月の英国の美しさ、青い原に黄色の花畑、青い空…。ニューポートのバスターミナルでバスを乗り換え(ターミナルが小さいのでとっても乗り換えやすい)一路ニードルズへ。
ニューポートのバスターミナルでバスを待っていたら地元のおばちゃんが「ニードルズへ行くの?きれいよー」って話しかけてくれた。英国の人は外国人にもすごく話しかけてくれるのでなんだか不思議…うれしいけど。 -
終点のニードルズ。到着したのは11:45くらい。ライドから乗換込みで1時間45分くらいかな。
ちょっと遊園地的な…同行者が「…なんかランズエンドっぽい(笑)」。それだ!(笑)。ナショナルトラストがうっかり買いそびれたランズエンドはすっかりアイスと変な音楽と遊具にまみれた遊園地になっていたもんなあ。それに近いけど、ちょっとまし?。なんかお客さんが子供よろご老体が多い所為かも…。 -
ここに来たのはもちろん遊園地が目当てではありません、ワイト島の西の端ニードルズを見んが為。
ニードルズはイギリス南岸特有のチョーク質の地質が波で削られて針のようにとがって海から突出している崖なのです。私は漠然とニードルズを見ようと思って来たのだけど、同行者が「リフト乗るの?」「リフトって何?」「え、ニードルズにリフトあるって聞いたけど」「…?」。で、ありました、リフト(笑)。「結構危ないっていう話も聞くよ」「で、でもせっかく来たから乗ろうよ」「だよね、乗るよね!」。
ニードルズの遊園内に入って右に沿って歩くとすぐリフト乗り場。チケットは遊園地の切符制なので、リフト横のチケット売り場で1枚半£のチケットを9枚買うとリフト乗り場でこのチケットに変えてくれます。つまり大人は往復で4.5ポンド。「…ねえ、往復かって聞かれたけど片道だったらどうやって帰ってくんの?」「…ねえ」。 -
リフト乗り場。…まじか!ってくらいスキー場のリフトくらいの感じ。基本2人乗りだけど「セパレートしたい」って言ったら一人づつ乗っけてくれました。
-
樹木の並木の中を出発…わわわわわ…。
-
ぎゃーーーーーーこわーーーーー。わあー!…楽しい!←。
-
あっ、ニードルズが見えてきた!。
-
その途端リフトが一番の高い位置にたどり着き、あとはほとんど垂直に降りる感じ…「怖いー!(笑)」「こわいいー(爆笑)」。いやー、怖楽しい(笑)。
-
「あれっ、階段だ」「そうか、片道の場合は行きか帰り階段てことね」。なるほど。
リフトは終点、海岸にたどり着きました。 -
あー、きれいな海だなあ…エメラルド色と青が…。
左手の突端にはニードルズが見える。 -
海の向こうにイギリスの本島がうっすら…。「あれってセブンシスターズかな!」「かも!」。
-
「あ、陽の当たり具合が逆だね」「うーん、午後のほうがよかったのかもね、惜しい」「でもきれいだよ」「すごいね」。
-
往復で切符を買っているので帰りもリフトで。岩山だなあ。行きと景色が違うわ。
-
ばいばいニードルズ
来られてよかった。 -
さて、これから徒歩でニードルズのある岬の先端へ向かおう…道がよくわからないけど…。
ええと、ニードルズの施設を出て(正面の道を渡ると公衆お手洗いがある)右の方に行くとトラストの看板。
グーグルマップで調べてきたけど、大体ニードルズの先端まで歩いて20分くらい。 -
道なりに右の方にカーブしていくと道路と、徒歩用の白いチョークの道が岬の突端に向かって伸びています。車NGだけどバスは通ってる。でもねえ、バスで通ると一瞬だから…お天気が良ければ徒歩がお薦め。
青い空、青い海、緑の草、白い道…気持ちいいー。 -
道の海側は殆ど崖で、上り下り、左右にうねっているのでこんな景色も見える。このチョーク、波に削られたんだなあ。すごいなあ、自然。
-
あっ、兎!。うさみみが見える〜〜。
-
この道、左側に向かって山的に盛り上がっていて、そちらの方にいくつかパブリックフットパスの分かれ道がある。上ると景色はいいけど崖は見えないよね…と下の道を選んで歩いたんだけど、上を歩いている人の方が多かったなー。
ニードルズのある岬の先端は、ナショナルトラストの管理するneedlesnewbatteryっていう施設があって有料です。
バッテリー…はよくわかんないんだけど、旧軍事施設なんだと思う(大砲とかあるのかな)。岬の先端にあるのが言わずもがな。newとoldがある。軍事施設見てもなーってことで今回は見送り。
ただ、道を行くとバッテリーにはつきあたるのよね。なのでそこから左側に上がって、岬の先端をぐるっと回る感じで反対側へ。 -
おーっと、回ってみたらニードルズが見える!。
-
わあーーーー。きれいだああ。
リフトに乗るより間近に見える!。
海の色のグラデーションがすごくきれい…。 -
半島の南側が今回の目玉、テニソン・ダウン。
テニソン・ダウンを知ったきっかけは「イギリス・ナショナルトラスを旅する」っていう本。イギリス行くたびに図書館で借りていたんだけど途中で「…はっ、買えば!?私!」って思って購入(ルーティンて簡単な方法を思いつかなくなる魔法だよ…(照))。
この本、様子も素敵なんだけどなんてったって写真が素晴らしく、そしてほんの作りが美しいんだよ…文章の並べ方とかも。イマジネーションの邪魔にならない程度のイラストも入ったしりてすごくセンスが良く、ナショナルトラストの成り立ちみたいなものも書いてあるいるのだけど、それがまたくだくだしくなくてよいの。
もともと私の英国原体験はサセックス地方だし(エリナー・ファージョンだ)、白いチョークの崖が大好きではあるのだけど、読んでからずっと憧れていたわけです、テニスン・ダウン。 -
テニソン・ダウンはワイト島に住んだ桂冠詩人テニスンがいつも散歩していたところなんだそう。
なーんにもないの。白い崖と海と空草原。そんなフィールドをフレッシュウォータ目指してのんびり散歩します。 -
兎穴が!のんびり散歩、とか言って、すごくたくさん兎穴(しかも大穴)がぼこぼこあいてて、これぼんやりしてたら落ちる!。
ははあ、アリスが兎穴に落ちるって、英国ではファンタジーじゃなくて結構リアルなのかもね。 -
空〜。
-
足元にはデイジーが。か弱くも強靭な野の花たち。
-
崖にツバメの巣があるのか、たくさん飛んでた。
-
遥か果てまでこんな景色。
-
たまーにハイキング中の人とすれ違うくらい。あとトラストの職員と思しきゴミ拾いの人…でも基本ゴミ落ちてないけどね!。
とても静か。 -
振り返るとチョークの崖が見える。崖沿いに有刺鉄線の柵。私たち柵の外を歩いていたんだけど「…これさ、柵の外だと町には着けないんじゃないの?」「…で、でも前を歩いている人がいるから大丈夫だよ!」。
-
「…ん?いつの間にかあの人たち作のあっち側にいない!?」「え!?どこで乗り越えたの!?」「どこかにゲートがあるんだよ、きっと」。…どこまで行ってもない、ゲート…・「…乗り越えるか」「乗り越えようか」。
乗り越える気満々で柵の向こうに荷物をぶん投げ…たら、これが案外柔らかい有刺鉄線で四苦八苦。低めの横線に足をかけて何とか乗り越えられました。ふう、やれやれ。 -
そしてアレですね、お約束、そこから暫く行ったところにゲートがあったよ!!。
遠くに見える白い崖が目指すフレッシュウォーター。 -
今日はお天気が良いけれど、やはり吹きっさらしの島の崖、ヒースが茂っている。これはエニシダ。
-
ゲートに書いてあった動物は通れないよん、マークが可愛い。
-
デイジーの花が散らばるダウンズを延々お散歩。
-
ランドマークのテニスンの碑。
このクロスから村に向かうフットパスが伸びていて、その先のinnでランチ、と思っていたんだけど…あれ?あれっ??フットパスがないよ!←よくあるんだ…地図に載っているフットパスが現実にはない(というか見分けられない)こと…ふっ。
ニードルズの先端からゆっくり歩いて50分から1時間程度。 -
ここでまごまご迷ってもつまらないし、まだ元気あるからフレッシュウォーターまで行って、お茶するつもりだったカフェでランチにしようってことに。
-
ワイト島は島だけど、やっぱり南イングランド特有のダウンズが生きている、緩やかに見えつつ高低差のある丘の連なり。
-
テニスン・ダウンの終点。
テニスンクロスから大体35分から40分くらいかな。よくお散歩した(でもまだするけど(笑))。 -
テニスン・ダウンのゲートを出るとまた公衆トイレ(笑)←いい目印なんだもん、その先につきあたるバスも通る道路を左に曲がってまっすぐ行くと古い教会が。これもグーグルマップをチェックしていて偶然知ったのだけど、かやぶき屋根で将にお話に出てきそうな建て構え。
-
中に入れます。おお、木と石で造られた素朴かつかわいい教会…仰々しさがないコージーさがほのぼの。
-
屋根は木組みなんだなあ、茅葺だから…。
-
可愛い教会の向かいにあるカフェpianoさん。フレッシュウォーターの近くに一休みできるお店ないかな…とワイト島のwebsiteをチェックしていて発見。なんか素敵そう、と思って詳しい場所をストリートビューででチェックようとしたらどうやって見てもそこにあるのは郵便局…うーんおかしいなあ…閉店して郵便局になったのかな…?で、「お店やってる?」ってメールで問い合わせてみたら「やってるよ!」って即お返事をいただいた。あっれー、おかし…ん?なんかこの郵便局の柵とカフェの柵が似て…あーーーー!郵便局を改装してカフェにしたのか!。
-
pianoはおねえさん二人が切り盛りする素敵なカフェ。
「サイダーあります?」「あるわよー」。オーチャードピッグ…知らない銘柄。果樹園の豚さんかあ。んむ、これ美味しい!。 -
明るくて素敵なお店だった。窓が大きくて、目の前が広い草原と森なのよー、素敵。
-
今日のスープ。バターナッツだった。英国はバターナッツ好きだよね、美味しいもんね。
-
今日のタルト。「タルトにする」「甘いものにするの?」「多分おかずタルトだと思うな」。同行者の勘が冴えてました。リコッタチーズとお野菜のタルト、これすっごく美味しかった。押し麦のサラダと野菜にバルサミコ酢。このバルサミコすっごく美味しかったあ!。もうこれだけでドレッシング替わり充分っていうくらい。
-
素敵なお店だった。美味しかったし寛いだな。
-
おなかいっぱい、いい気分。
さて、さっき素通りしたフレッシュウォーター湾へ戻りましょう。 -
ここがフレッシュウォーター湾。
-
湾の上の崖がフットパスになってるのでまたお散歩。
-
崖の上から見下ろすと、鬼の洗濯板様の海岸の岩景色。あ!そういえば賢治の「イギリス海岸」に似てるね!。ていうか、イギリスに似てるからイギリス海岸なんだけど(本末転倒)。
-
カモメさん。
-
フレッシュウォーター湾の崖上からテニスン・ダウンを観返る。
-
きらきら…。
さて、長いお散歩もそろそろ終わりの時間。フレッシュウォーターからニューポートへは最終バスが16:25。テニスンダウンの出口近く(トイレのとこ)のバス停からバスに乗って帰ります。 -
ニューポート行のバスを待っていたら、ん?ライド行きのバスが来たぞ!?なんで?。ここライド息のバスなんか通らないと思うのに。
一応運転手さんに「これライド行くの?」「行くよー!(明るく若い運転手さんだった)」「この券(一日券)使える?」「ん?あ、使えるよ、大丈夫!」「…乗るか」「乗ろうか」で、乗車。ほかにもバス停で待っていた旅行者さんが暫く運転手さんと話をして乗るのやめてた。うーん?果たしてこのバスは何なのかなあ。
地図を見ながら乗車していてわかった、これってワイト島のインフォメーションの人が言っていた「ライドからニードルズへ直行バスもあるけどすごく遠回り」って言っていたあのバスか!!。 -
でも全然、もう宿に帰るだけだから時間はかかってもOKだし、島を海岸沿いにぐるーっと回るなんて観光的に見て回れるわけだから大歓迎。乗ってよかった、ラッキー!。
車窓には5月のイギリスらしい黄色い花畑。乗ってれば着くなんてなんて贅沢。 -
このバスはISLAND CORSTERという観光半分ツール半分のルートバスで、大体1時間に1本、ワイト島のを時計とすると10時のヤーマスから2時のライド間を走行している。
ここはどこだったかな、シャンクリンの近くの浜辺かな。海鳥がたくさん。 -
ライドに到着!。楽しかった。長い道のりだったけど、ライドでうろうろするよりずっと楽しかったわ。
ライドのパブKINGLUDで、今日は生ライヴの日だったのでリハを横目にサイダーをぐびり。
我々イギリス来ると大体サイダー飲みまくりなんだけど、サイダーにもトレンドがあって、イギリスを訪れ始めたころはブラックソーンが主流、それが薄口のストロングボウになり去年くらいまでは…なんだっけ(おい)…いや、まあそういう風にトレンドが移り変わっているわけですけど、どうも最近少し甘口が主流になっているらしい…後味が甘い…う〜ん、ちょっと苦手かも。 -
夕暮れのライド港。ヨットがたくさん停泊していて…うむ、ヨットを持つ生活ってどんななんだろうか…。
-
夕方の浜辺でビーチボールが始まってた。仕事終わってから遊ぶんだねー。
さあ、もう今日はこのあたりで。 -
5月5日朝、今日はお宿に荷物を預けて…と思ったらギャーーー、お宿のフロントにちょー可愛い猫さんがー!!。
お名前はフロッシー(同行者がお宿の方に「名前は?」「フロッシーよ」「フロッシー」「(口を噛むように)フォロッシー、よ」「フロオッシー!」「フォロッスゥィー!」ってずっとやってた(笑))。ちょーかわいい〜〜〜。人は平気なようで、すぐに膝に乗ったり足を枕にしてくれたりしましたよ。かーわーーいいーーー。 -
さて、今日は鉄道でライドからシャンクリンまで出かけます。チケット。
-
ライドエスペラネードの駅。
-
電車来た。ライドピアハーバー始発の電車ということ。しかし…なんかロンドンのアンダーグラウンドに似てないか?。ていうか、絶対チューブの古い車両を流用しているんだと思う。
-
何と窓枠が木だよ!。昔のチューブってこうだったんだなあ、テツの方は是非乗りに行った方がいい。
-
シャンクリン駅に着きました。
ワイト島には鉄道が1路線だけ走っていて、それがライドピアハーバーからシャンクリンの路線。 -
シャンクリンは駅周辺は普通の町だけど、15分くらい南に歩くとかやぶき屋根のおうちが並ぶオールドタウンが現れます。
-
可愛い刈込。「小さいおうち」の絵本みたいだよね。
-
この平屋の茅葺屋根のおうちはシックで素敵だったなあ。お庭も広くてセンスがいい。
-
こちらがシャンクリンに来た目的、ワイト島一番のティールームTHE OLD THATCH TEASHOP。イギリスティールーム本をたくさん出している小関さんの本に載っていたお店で…昔は壁が白かったみたいなんだけど…なんでピンク…(あんぐり)。ま、まあいいか、このお店は10時からやっていてありがたい。オープン2〜3分前に着いちゃったらまだやっていなくてうろうろオープンを待ってしまった。
-
オープン。結構広いお店。でもせっかくのお天気なので中庭でお茶をいただくことに。
-
「クリームティーかなー」「フレッシュ苺のクリームティーがあるよ!」「え、美味しそう、それにしてみようよ」。
クリームティーとはスコーン(+クロテッドクリーム・ジャム・バターはお店の考え方による、ついているところと選べるところあり。こちらのお店は全部つき)とお茶のセットのことです。大体スコーン2個ついてくるので、私たちはクリームティー一つとお茶を一つ頼んでスコーンを分け合うのだけど、なんか注文がうまく通じなくてクリームティーが2つ来ちゃった。
でもこのスコーンはさすがにおいしかったなあ。ほっくりしていてかさかさしないさすがのスコーン。でも大きい(笑)。ジャムがウィルキンスなのはちょっと残念、そういう意味でもフレッシュストロベリーのクリームティーがお薦め。クロテッドクリームは少なめ。隣のテーブルの日とは追加してたよ(笑)。
スコーンにクロテッドクリームと苺を乗せたのはすっごく美味しかった。 -
お店の中。可愛いねー。ピンク色の部屋、ブルーの部屋、グリーンの部屋がある。中でもよかったなあ。
-
相変わらず時間のない私たち。ティールームを後に、シャンクリンからライドへ。お宿で荷物をピックアップしてライドピアハーバーへ。あ、そうそう、ライドエスペラネードの駅の向かいに手作りチョコレートのお店があって、ちょっと寄ってみた。チョコレート美味しいよ。たぶんビーントゥーバー。最近イギリスはほんとチョコレート美味しくなったよな…。
ワイトリンク経由で次の目的地アランデルまでの鉄道切符を購入。 -
2泊したワイト島ともお別れ。楽しかった、テニスンダウンでのお散歩は忘れがたい思い出。ばいばーい。
後篇に続く。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
夏目さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
100