2016/04/29 - 2016/04/30
424位(同エリア1330件中)
M.Hさん
2015年、シルバーウィークドイツ・オーストラリアの旅にてプロポーズが成功(その直後にトラブルに見舞われたわけでありましたが(苦笑))、2016年2月に入籍した新婚夫婦で、ゴールデンウィークを利用しての新婚旅行です。今回は少しでも安く上げたいと、中国経由での旅といたしました。前回の旅での反省を生かし、今回こそトラブルなしでと臨んだ旅でしたが、トラベルはトラブルとはよく言ったもので・・・はてさてどうなることやら。まずは経由地の中国広州へ飛び、一泊後オーストラリアメルボルンに向かいます。
- 旅行の満足度
- 3.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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2015年9月のオーストリア旅行でプロポーズし、2月に奥さんになっていただけたМちゃん。婚前旅行に行ったし新婚旅行は無くてもいいよね?などと言っておりました。というのもМちゃんのお腹には新しい命が宿っている真っ最中。体に負担のかかる海外旅行はしないに越したことがないのです。ところがМちゃん。つわりもないし、安定期に入り経過も順調。「子供が生まれたら長時間飛行機に乗っての海外旅行なんてしばらく行けないよね?」「うん。」「今がラストチャンスか〜どっか行く?」との問いに「行く!」と即答のМちゃん。急きょ実施が決まった新婚旅行。長期休暇が取りやすい日並びとなったゴールデンウィーク、当然費用は若干お高めなわけですが、その中でも比較的お安めの航空券と妊婦様の体調を考えて体への負担はなるべく抑えたい、さりとて行けるものならできるだけ遠くへ・・・という検索条件から決まったのが、中国南方航空広州経由オーストラリア便。シドニーかメルボルンかで迷い、ビクトリア朝期の文化が色濃く残るという点と飯が美味しいのは断然メルボルンらしいという2情報でメルボルン行の新婚旅行が決定です。4月29日9時30分、中部国際空港からまずは上海へのフライトです。安かろう悪かろうで選んだ航空券。機内食も当然期待してはいけない・・・と心しての最初の機内食の写真から旅行記のスタートです。期待がない分美味しく食べれたというか意外とふつう。少しぬるめで飲む青島ビールも悪くないです。
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セントレアから上海までは約3時間くらい。座席に映像設備が無いのは安い航空券なので仕方がない。3時間ぐらいのフライトなら暇つぶしもそうは必要ないしね。そしてお昼頃上海浦東空港にいったん着陸。二人とも人生初中国。同じ飛行機が90分後に広州まで飛ぶのですが、ここで一旦機内から下ります。通路を進むと「広州、広州」音で表すと「コウシュウ、グワンチョウ」と中国語発音と日本語発音で、目的地が広州の乗客を集めて案内する南方航空の職員さん。飛行機が広州へ発つまでにここ上海で入国審査を済まし再び国内線へ乗らなければなりませんので、この職員さんに従って空港内を進みます。
上海浦東国際空港 (PVG) 空港
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「広州、広州」叫ぶ南方航空の職員さんに名古屋からの搭乗券を見せると、上海→広州分として手書きで座席番号を書いた搭乗券がもらえ、広州行とわかるように識別用のシールを服に貼ります。服の素材と相性が悪いと結構簡単にはがれがち。でも職員さんを見失わずについていく限りはそれほど入り用ではないでしょう(見失った時の命綱としては重要かもね)。上海での入国審査では、Mちゃんのお腹を見た職員さんが、外交官等用の優先用窓口に案内していただけたので、行列にあまり並ばず通過。ご配慮に感謝です。でも通過しても結局ほかの乗客と一緒に南方航空職員さんについていくほかないので待ちぼうけなんですけどね。とはいえちょうど空いてるベンチがあったのでMちゃんと座って待つことができたのでやはり配慮に感謝。広州行のゲートが空くまでの間に、エコノミー症候群対策としてミネラルウォーターを購入。間違いのないものを購入しようとエビアンを手に取ったらなんと20元!(1元=約20円)で考えると400円!馬鹿高!でもこのときレートがまだよくわかってなかったМちゃんは迷わず購入。費用対効果ではこの旅で一番か2番目に割高なお買いものでした。でもこのとき水は必要だったので特に後悔はなし。セントレアから乗ってきたのとまったく同じ飛行機の同じ座席に搭乗し直し、ほぼ定刻どおり15:30に本日の目的地広州に到着です。
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広州白雲空港では、初めて、タラップで地上に降りて、そこからターミナルビルへバスで移動というのを経験しました。ここでも、名古屋からの乗客(国際線乗客、上海で入国手続済)と上海からの乗客(純粋な国内線客or他路線から上海で乗換?)乗客の種類ごとにバスが分かれています。私たちは名古屋からの客用のバスに乗ったのですが、どうやらそこに上海からの客が何人か紛れ込んでしまったらしく、ターミナルビル到着後、その人たちだけより分ける作業が必要となったものの、上海で入国手続きは住んでいるためその後は荷物だけ拾うのみ。時刻は夕方なので空港近くに取ったホテルにチェックインして荷物を置いたら市内中心部まで足を延ばそうと、空港の地下鉄駅で1日乗車券(20元)を購入。空港から一駅で降りてホテルを探そうと思いここでwifiを使ってスマホを操作するのですが・・・全然つながらない(汗)結論からいうと中国国内のネット規制についてあまり理解していなくて、使用することができるサイトとそうでないサイトがこの時点でよくわかっておらず、規制され使用不可能なグーグルのマップを使用しようと悪戦苦闘し無駄に時間を消費してしまいます。つながらないことがわかり、現在位置を把握できないままはまずいと一旦、出てきた空港に戻り、そこから公衆電話(どうやら市内3分くらいは無料でかけれるらしい)で、ホテルの無料送迎を片言英語で依頼。多分通じたはず・・と心細く感じながら、待ちぼうけているとバスがやってきてくれて、声をかけられ無時ピックアップしてもらえました。
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時間を無駄に使いながら、この日の宿holidayvillahottelに到着。到着時はもう少し明るかったけど、なんだかんだで夕方。しかもこの時点でまだネット規制の網をくぐれずあくせくアクセスに苦闘中(ダジャレ)。(このあとの結果論だと、yahooあたりなら結構情報が拾えたのですが・・・)ホテルからそう遠くは無い位置にある先ほど一度おりた地下鉄の駅(人和駅)を探してたどり着き、市内に晩御飯を食べに行こうかなどと考えて、人和の街へ繰り出します。
停電はいただけない。 by M.Hさんホリデイ ヴィラ ホテル & レジデンス バイユン 広州 ホテル
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ホテルの室内はこんな感じ。広いし、ベットやソファも使い心地よし。朝食付きで二人で一泊5千円ちょっとなので、相場は分からないがまあ悪くない。中国もなかなかやるではないか!南方航空もそんなに悪くなかったし、さっき乗って戻ってきた地下鉄もちゃんとしてた。日本も中国ももはやそんなに変わらないなあ^^などとこのときくらいまではかなり感心していましたとも。しかしこの後ほどなくして我々は、よくも悪くもチャイニーズクオリティの真なる姿を体験していくことになります。
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地下鉄駅を探しつつ人和の街をぶらぶら。ホテルとの位置関係だけ見失わないようにうろうろ。レストランとか屋台とか市場とか、食べれそうなものは結構いっぱい。一方で駅は見つからず、あいかわらずネットにもつながらない。中心部に出るのはあきらめ(珠江の夜景を見たかったのですがかなわず(泣き)。お腹がすいて不機嫌になりつつあるМちゃんに促されここいらでごはんを食べることにいたします。翌朝メルボルンに発つことを考えるとここでお腹を壊してはならない。市場の道路に捨てられたゴミの山(集めてまとめて捨てるんだと思いますが)を横目に、「生鮮食品はやめてなるべく衛生的なものを・・・とえり好みをしているとますますМちゃんが不機嫌に!これはまずい!ととりあえず目についたパン屋さんでパンを購入し食べ歩き。翌朝は朝食を食べてからだと搭乗が間に合わない可能性があるので、朝食用のパンもここで購入。これで一息つくと同時に、覚悟がついたのでした。
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市場の料理店に入り、英語は全く通じないが、おすすめ料理が写真で壁に貼ってあり、漢字のメニューもあったので、豚肉のチンジャオロースっぽいのと、お茶の香りをつけた鶏肉のスープらしきものを注文。ごはんもついてきて一応ちゃんとした食事に。チンジャオはピリ辛の味付け、スープはだしが出ていて優しいお味。どちらも美味しく、そしてお安い(思ってた値段と少しだけ違って、メニューを指してこれじゃないの?と聞いたらいやこれだと違うのを指され、まあせいぜい数元の話なのでいいやと)。言葉が通じずとも、トラブらない限りは何とかなる!(トラブったら泣き寝入れば良いのだ(笑)
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一軒目でお腹は8分目でちょうどいい感じ。アイスクリームやミネラルウォーター、(上海の空港とは違って3元くらいで買えます。エビアンではないけど)缶ビールなんかをを買ってホテルに戻る途中で、もう一軒、営業中のお店に立ち入り。地元のチェーン店らしく香港風飲茶のようだ。メニューを見て蒸し餃子、水餃子と揚げ芋団子を注文。蒸し餃子には梅ジャムチックなソース。揚げ芋団子はアツアツで中にほんのり甘い餡の入ったおやつ的なもの。少し待ったが水餃子は出てこないまま厨房の電気が消える。どうやらオーダーが通らなかったらしい。お腹は満たされているので、代金に水餃子が含まれてなきゃいいやと2品でお会計(ちゃんと2品分だけの請求で安心)20元くらいだったか。市井の暮らしはやはり日本よりもまだ多少物価は安い感じを実感。缶ビールを開けてほろ酔いでホテルに戻ります。結局1駅乗っただけで終わってしまった地下鉄の1日乗車券は、エビアンと並びコストパフォーマンスが悪いものとなってしまいました。クスン。
治安面は・・・油断はできない感じ。夜の街歩きは自己責任ですが、気を付けておかしなところに足を踏み入れない限りは(明るい道を通る限りは)大丈夫そうな感じでした。 -
さて、腹ごしらえは無事に住んだのでホテルに戻り、翌朝のメルボルン便搭乗にそなえて、シャワーを浴び寝ることとします。が、広くてパッと見奇麗な部屋の残念なところが少しずつ見えてきます。①シャワールームの壁に備え付けのシャンプーの中身が空②シャワールームの扉が故障のためかうまく閉まらず、お湯がトイレ側にダダ漏れ。③洗面に水をためてひげをそった後、ためた水を抜こうと栓を開けたところ、その反動で排水管が外れる!(完全手抜き工事ですな・・・)④畳んであるバスタオルを体に巻いたら、破れて穴が開いている。⑤極めつけは、早朝、ホテルが全館停電し全機能がマヒしたままとなる。やっぱこれぞチャイニーズクオリティ。逆に安心したというかなんというか。写真は停電で真っ暗な早朝のホテルの廊下。私たちはちょっと早めに起きたので、たまたま停電の瞬間を認識できましたが、起きて停電してたらもっと驚いたろうな。
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停電でエレベータが動かない中、暗い非常階段をスーツケースを持って降りて、何とかロビーへ。三階で比較的低い階だったからまだ良かったかな?幸いホテルから空港への送迎バスは定刻通りに運行していたので(まあ停電関係ないから当然なんですが)、1時間以上停電中のホテルを後にし、広州白雲空港へ向かいます。7時からの朝食はどうなったんだろう?と写真のロビーの奥、暗がりの中の食堂が少し気になりつつも、前の晩にパンを買っといて正解だったねとМちゃんと談笑。多少のトラブルでは動じない強さが身についてきたのかもしれません。特にお腹の調子が悪くなることもなく。良くも悪くも中国を体験できました。
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広州白雲空港。とっても大きな空港です。周辺の街区整備も含め新しくて奇麗。いまだ大規模建設中の建物もあったり、まだまだ中国の成長力は衰えないのか、それともすでに過剰投資のバブルなのか、素人目では判断が付きません。それはさておき、南方航空のカウンターで搭乗手続きを行うと、エコノミークラスのチケットだったのですが、プレミアムエコノミーにアップグレードしてもらえるとのこと。世の中にそういうケースがあるということは耳にしていたけれど、自分にそうした機会が来たのは初体験。元々のチケットのランクが高いものだったのか、Мちゃんのお腹を見ての配慮からの決定だったのか、搭乗して周りをみると欧米系の乗客が多かったことから、中国人をアップグレードすると、後々面倒なので縁の薄い外国人客を選んだだけなのか、何が基準だったのかよくわかりませんが、9時間の長旅ですので、Мちゃんの体調を考えれば非常にありがたいお話でありました。
広州白雲国際空港 (CAN) 空港
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というわけで期せずしてフットレスト付の広めの座席での旅路となり、正直このときはかなり南方航空さんのファンになりました。機内食のご飯が冷たかったのはあまりほめられませんが。食べることができるだけよしとしましょう。無塩バターや牛乳などの乳製品は結構おいしかったです。無塩じゃないバターは塩分が濃くてあまり好みではありませんでした。メルボルン便のエアバスA330には長距離路線だけあって座席にちゃんと映像設備があり、日本語吹替え作品も多くあったので、時差のない昼行便で寝る必要もそんなにない中、良い退屈しのぎになりました。見ていなかったスターウォーズの新作が見れてちょうどよかったです。年取ったハンソロの姿に飛行機事故で死ななくて良かった。あれ?撮影は事故前か?どっちにしてもハリソンフォード凄いな〜などと考えている間にメルボルンに定刻10分前に到着です。
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4月30日、現地時間20時にメルボルン空港に無事到着。オーストラリアは独自の動植物を守るため検疫が厳しい、無申告で食物を持ち込むと罰金だとか、入管でのチェックを覚悟していたのですが、パスポートチェックも日本人は自動化されていて、拍子抜けするくらい簡単にほぼノーチェックで入国完了。パスポートにハンコが押されないのが残念なくらい。まあ、たまたま運が良かっただけなんでしょうけど。空港からはスカイバスで市内へと移動。ほぼ2日かけて新婚旅行の目的地に到着。機内でこまめに水分とったり、トイレで軽く体を延ばしたりセルフケアしていたМちゃんの体調も問題なしです。
メルボルン空港 (MEL) 空港
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