ジャマ・エル・フナで一週間　食い倒れ&ショッピングの旅 ⑥

2016/04/04 - 2016/04/12

■ 人生初のアフリカ大陸一人旅 ■

スパイスの勉強も兼ね、9日間でマラケシュのスークやフナ広場での食べ歩きを決行。
途中でスリに合い、命の次に大切なiPhone6を無くして警察に行ったり、予定に組み込んでいた砂漠ツアーや大西洋にも行けず悔しい思いもしたけど、それを上回る現地の人の温かさに触れて帰国。
旅の経験って本当にプライスレスです。

今度は人を助ける側の人間にならないと！


<<旅程>>

2016/04/04
・22:00 東京（成田空港）→04:15 ドバイ(ドバイ国際空港) ＜エミレーツ航空EK319便＞
2016/04/05
・07:35 ドバイ(ドバイ国際空港) →12:55 カサブランカ(モハメドV 空港) ＜エミレーツ航空EK751便＞


2016/04/11
・14:30 カサブランカ(モハメドV 空港) →01:10 ドバイ(ドバイ国際空港) ＜エミレーツ航空EK752便＞
2016/04/12
・02:50 ドバイ(ドバイ国際空港) → 17:25 東京(成田国際空港) ＜エミレーツ航空EK318便＞

【AIR】
・エミレーツ　60,000円

【HOTEL】
・Riad Le Rubis（リヤド レ ルビス）　 Standard Room 5,300円/泊

エリア マラケシュ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: エアトリ

マラケシュ6日目の朝。

今日でこの焼きたてクレープの朝食も最後。
オレンジジュースの美味しさは言うまでもないが
毎朝出してくれた自家製っぽいヨーグルト（このままで売ってるのか？）も
絶品だった。

朝のフナ広場は少し店は出ているもののとても静かだ。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

広場の郵便局横あたりの道から広場に向かってプチタクシーがどんどん流れて入って来る。
それを捕まえて今日はマジョレル庭園に行こうと思う。
方向が同じなら相乗りも可能なタクシーなのだ。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

運転手さんに「マジョレル庭園に行きたいの〜。いくら？」って聞いたら
20DHで行ってくれるという。
メーターは使わなかったものの正規料金だ。
新市街の方に向かって走り出し「マジョレル庭園はすごくいい所だよ〜」って
笑顔で話してくれた。

マジョレル庭園のチケット売り場は大行列。

マジョレル庭園 広場・公園

近隣住宅は雰囲気的に全部高級物件なんだろうなー。

入場料70DHに対して200DH札出したらおつりが無いと言う。
チケット売り場の姉ちゃんに、どこかで崩してから来い って言われた。
せっかく並んだのに！！（怒）

マジョレル庭園 広場・公園

チケット売り場の斜向いにオサレなカフェ発見。
ミントティーを頼んで200DHで支払ってもOKか聞くと
なんと店員さん総出で個人のポケットを探っておつりをかき集めてくれた！
ノープログレムって言われたし!!　　んもー超親切！

トラベラーズノートに旅日記を付けて、ちょっとのんびり過ごした。

ここ、お店の名前がわかんないのですが
こんなメニュー看板が出ててチケット売り場のすぐ斜向いです。
私はお腹一杯だったので何も食べなかったけど、お向かいに座ってるお客さんが注文してたサンドイッチはすごく美味しそうだった。

再び並んで無事にチケット買って中に入りました！

マジョレル庭園 広場・公園

入ってすぐは竹林。
なんか日本みたい。

マジョレル庭園 広場・公園

庭園の中は右回りでも左回りでもぐるりと一周できます。

マジョレル庭園 広場・公園

下の方には色んな種類のサボテンがたくさん。

マジョレル庭園 広場・公園

見上げればヤシやバナナの木。
毎日騒々しいところにいたから緑に囲まれてとても癒される。

マジョレル庭園 広場・公園

こういう所に名前とかメッセージ刻んじゃうのって世界共通なんでしょうね。
本来やってはいけないことですよ。

マジョレル庭園 広場・公園

入ってすぐトイレに入った。
一人旅してるとトイレ問題ってありませんか？（私だけ？？？）
結局マジョレル庭園にいる間、三回もここのトイレに入りました。

マジョレル庭園 広場・公園

陶器のブルーと窓と木漏れ日がキレイ。

マジョレル庭園 広場・公園

庭園の中にはカフェもあります。
ここでまったりするのも気持ち良さそう。

マジョレル庭園 広場・公園

これが見たかったマジョレルブルー！
この青が見たくて私ははるばる地球の裏からやって来たのよ〜！

マジョレル庭園 広場・公園

ここは、画家のマジョレルという方が造園して
のちにデザイナーのイヴ・サンローランが買い取り、この庭でたくさんのインスピレーションを得たと言われる場所です。

マジョレル庭園 広場・公園

それにしても素敵な邸宅。

マジョレル庭園 広場・公園

中には入れないけど2Fのテラスからここの庭を見れたら気持ちいいだろうなー。

マジョレル庭園 広場・公園

マジョレル庭園 広場・公園

ここでマルシェバッグを持った素敵なフランス人マダムと遭遇。
上品でとっても美しいのです。
庭を見学する姿がとても優雅なのですよーーー！
私もあーいう歳の取り方をしたいっ。

マジョレル庭園 広場・公園

ブルーの噴水とヤシの木。
庭園って言うかもはや楽園だ〜

この庭にイヴ・サンローランの遺灰がまかれています。

マジョレル庭園 広場・公園

庭園の中にあるミュージアム。
私は入りませんでした。

マジョレル庭園 広場・公園

大きな池もある。
浮いているのは蓮の葉っぱかな？

マジョレル庭園 広場・公園

この先にイヴ・サンローランの碑。

マジョレル庭園 広場・公園

人生なんてケセラセラ〜♪　と、
スキップでもしながら進みたくなる曲がりくねった道。

マジョレル庭園 広場・公園

裸体ほど美しいものはない。
女性をおおうことのできるもっとも美しい服は愛する男の腕である。
しかし、この幸福をみつける機会のない女性のために私はここにいる。

by イヴ・サンローラン

マジョレル庭園 広場・公園

なるほどー。
その幸福をみつける機会がないから私は一人でここにいるのかー。

外国人の真似してポーズ取ってみたけど足短かっ！

マジョレル庭園 広場・公園

イヴ・サンローランの歴代ポスター。

マジョレル庭園 広場・公園

ポスターはこっちの方が私好みだな。

マジョレル庭園 広場・公園

歳を取ったらこんな所に住みたい。

マジョレル庭園 広場・公園

ブーゲンビリアも満開。
もはや天国のようだ。

マジョレル庭園 広場・公園

植木鉢の配置とか配色とか本当にハイセンスです。
庭付きの家に住むようなことがあれば絶対参考にしたい。

マジョレル庭園 広場・公園

ベンチでこんなふうに膝枕で寝転がる。
とても長閑で幸せな時間。

マジョレル庭園 広場・公園

次は誰かと一緒に訪れて私も膝枕したい。

マジョレル庭園 広場・公園

マジョレル庭園の目の前のタクシー乗り場から乗ろうとしたらフナ広場まで70DHだと言う。
超ぼったくり。文句付けたらあっちに行って自分でタクシー拾えって言われた。
ほんの少し歩くだけで広い通りに出るのです。
その通りですぐにタクシーを拾って値段は来た時と同じ20DHで乗せてもらった。

この運転手さんに文句を聞いてもらったら、まぁまぁ落ち着いて ってなだめられたw
私って日本でもモロッコでもやってること変わんないなー。

フナ広場とクトゥビアの塔の間の道に出たのでここで降ろしてもらうことにした。

そういえばこの塔を遠くからしか眺めていない。
どうせイスラム教徒以外は中に入れてくれないんだろうけど
せっかくだから近くで見てみたくなった。

お祈りしに中に入って行く人もいるけど、入り口にはたくさんの物乞いさんがいらっしゃる。
モスクの真ん前でそんなことしててイスラム教的にはOKなんだろうか。

どうせなら入場料を取って観光客をあの塔の上まで登らせてくれたらいいのに。

フナ広場に戻ってきた。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

午前中は曇ってたのにいい天気！

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

屋台ではもうタジン料理が出来上がっていた。
ここは我慢して通り過ぎ、一度リヤドへ戻ることにする。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

リヤドのスタッフとはきっと今日の夕方でお別れになるから今のうちにご挨拶。
本当にお世話になりました。

日も傾きはじめたので晩ご飯を食べにまたフナ広場へと出向く。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

リヤドのスタッフさんは、私がこの道の突き当たりを曲がるまでずっと見送ってくれた。

あ。今日はゴミ食べてる・・・

端の方にあるNo.81の屋台は一番世話になった。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

写真もたくさん撮らせて貰った。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

最後の晩餐はここの屋台でクスクス。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

思い返すと新市街のスタバやスーパーマーケットにも行かなかったし、
ケフタタジンも食べてない。
羊肉の料理なんかもっと色々食べたかった。
屋台ばっかじゃなくて普通のレストランにももっと行けばよかった。

と、帰国前夜に食べ物に対する後悔の念が湧く。
こんな私はやっぱり食い意地が張っているんでしょうか。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

顔を覚えられ毎日ミントティーをただで出してくれた。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

No.81の屋台のおじさんと記念撮影。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

先日買ったオリーブがめちゃくちゃ美味しくて
もっと買って帰ることにした。

日本の三色ボールペンがなぜか人気だと風のウワサで聞いていたので
実は数本お土産として持って来ていた。
最後の一本をここの屋台のおじさんにあげたら凄い喜んで
ビニール袋に数種類のオリーブをたっぷり詰めてプレゼントしてくれた。
物々交換成功〜

今回は旅立つ直前にスーツケースを辞めてバックパック一つでこの地へやって来た。
買い物のことを考えたらスーツケースは必要だったかもしれない。
でも到着した初日のことを思えば、あんなものをゴロゴロ引いてスークの中を歩いて宿まで辿り着けたか疑問が残る。

真鍮製の小さなランプも実はちょっと欲しかった。
もはや持てない荷物の量になるのがわかっていたから買うのは辞めたけど
マラケシュのスークは本当に物欲が湧くところである。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

日が暮れてからが本番のフナ広場。
今日も熱気が溢れている。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

エスカルゴの屋台もいくつも横並びになっています。
だから、どこで食べようか毎日悩んだ。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

今夜でこのカタツムリも食べおさめ。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

写真を撮らせて〜 とお願いしたらタジン鍋の蓋を開けてくれた。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

いいニオイ〜

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

美味しそう〜

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

もっともっと食べたい！
けどもうお腹がいっぱいです。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

通路を挟んだ隣の屋台のハリラをこっちの屋台に持って来て食べた。
ついでに斜向いのオレンジジュースの屋台から持って来たジュースも。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

明日の朝食用にオレンジジュースの持ち帰りと、No.81の屋台で焼いてもらったケバブをパンに挟んでTake Outにしてもらう。
明日の早朝マラケシュを立つことを告げたらイチゴを一つプレゼントしてくれた。

上の写真の彼にこの写真を見せたら「キミ、フォトグラファーなの？」って聞かれたから「そうです」と自信満々に答えて帰って来た（笑）

どうせ日本に帰っても仕事無いし、これを機にアマチュアフォトグラファーでも名乗ろうかな。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

いよいよフナ広場ともお別れかぁ。
しみじみ。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

オレンジ色に照らされた帰り道の景色も名残惜しい。
こういう景色は日本では見れませんからね。

この先の突き当たりを右に曲がるとリヤドに着く。

名残惜しくて何度も振り返った。。。

この夜、リヤドの屋上で大の字になって空を眺めたら
すごく星がキレイでビックリした。
北斗七星と北極星がとっても明るいんです。
マラケシュは都会だけど無駄な明かりが少ないせいかな。
写真はないけど、遠くから聴こえてくるフナ広場の喧騒と星空のコラボは
今も耳と目に焼き付いている。

AM5:30 うるさいアザーンを聞きながら、昨夜買って来たオレンジジュースとケバブのサンドイッチを食べる。

トマト、玉ねぎ、肉が入ってる。
もうちょっと塩コショウが欲しいところだ。

PM7:00 リヤドにタクシーの運転手さんが迎えに来た。
すごくすごくお世話になったオーナーさんにキーを渡してお別れ。

カサブランカまでの道はやっぱり北海道のような景色だった。

ただいまガソリン補充中。
どうでもいいけど窓全開で高速道路すっ飛ばすのは辞めて欲しい。
モロッコ、朝晩は冷えるのです。

緑の大地と

一面砂の景色が交互に見られる。

緑。

砂。

で、たまに牛や山羊などが放牧されている。

Windowsのデスクトップみたいだ。

高速道路を飛ばして約2時間半。
カサブランカ（ムハンマド5世）空港に到着です。

日本から、日本人オーナーのリヤドを通してタクシーの予約をしたのですが
1200DHは取り過ぎでしょ。

ムハンマド5世国際空港 (CMN) 空港

空港の中を歩きながら写真撮ってたら、左側から歩いて来た団体の警察？警備？に
「NO----------!!!!!」って怒られた。
でもすぐその後ろを歩いていた警察官は「気にしなくていいんだよ〜 マダム〜」って。
何なのこの人たち。。。

カサブランカ空港では荷物を何度もチェックされ、
ゲートを通る際は靴まで脱がされた。
こんな時期だし警備は非常に厳しい。

ムハンマド5世国際空港 (CMN) 空港

毎度苦労させられる入出国カード。

手荷物に地球の歩き方を入れといて大正解。
記入台の前でうんうん唸りながら必死で書いてたら、隣に来た女性が
手助けしましょうか？って声かけてくれた。親切〜

次にやって来たおじいさんにはカムサハムニダって挨拶された。
日本人だと言ってもカムサハムニダ。
こっちの人からすれば中国も韓国も日本も全部一緒か。
まーそうだよな。我々もあの広い欧州や米国をひとまとめにして
欧米 って表現してますからねー。

早朝食べたケバブがヤバかったのか、それとも窓全開タクシーで体が冷えたのか
最後の最後に腹痛&下痢！
まる一週間腹の調子が良かったから、持参した正露丸も預け荷物に入れてしまった。
空港で何回もトイレに駆け込んだのにまだゴロゴロいってる。。。
そして、めちゃくちゃ具合が悪い。

楽しみの一つでもある機内食。
まさか手も付けないまま戻すはめになるなんて...

ドバイまでは飲まず食わず、8時間たっぷり眠った。
そして乗り換えするまでに、絶対下痢治れ！ とひたすら強く念じていた（笑）

これから日本まで乗る飛行機をタラップから超間近で見る。
エミレーツかっこいいーー！！

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

ドバイ国際空港は滑走路のバス移動中もかっこよくて
いろんな景色を写真におさめたくなる。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

祈りが通じて食欲湧いた（笑）
お腹の調子も良くなった。気がする。

米だーーーー！！
約10日ぶりのごはん。　う、うまい〜。

2回目の食事。

隣のアフリカ人がお蕎麦にサルサソースかけて食べててちょっと面白かった。
やっぱり初めてだと食べ方わかりませんよね〜

帰国便の機内食のメニュー。

ご飯は食べれたものの、さすがにビールやワインを楽しむ余裕は無かった。
悔しい。実に悔しい。悔し過ぎる。

4月12日 PM5:30 無事日本（成田）に到着〜

成田空港第2ターミナル 空港

やっぱり日本の空港は清潔感あってキレイで落ち着くわ〜

入国カードを書く記入台で、書き方がわからず困っているアジア人の手助けをしてあげた。
こうやって親切は世界を廻るのだ。

成田空港第2ターミナル 空港

もう体力の限界。
鈍行で乗り換えしながら帰る元気はない。
成田エクスプレスでいっきに家の近くの大船まで帰ることにした。
もちろんビールを飲みながら。

モロッコ9日間の旅、これにて終了☆

成田エクスプレス 乗り物