世界遺産ミーソン遺跡観光

2016/03/20 - 2016/03/20

チャンパ王国の聖地跡、ミーソン。ホイアンから南西30kmのトウ・ボン川流域のジャングルの中にあります。現在残っている遺跡群は、チャンパ王国が徐々に領土を追われ失っていくのがわかるように中部から南部にかけて点々と残されています。専門家によりAからGまでの7つのグループに分けられており、それらは約20の建築物からなっています。中でもB5と呼ばれる塔は極めて貴重なもののひとつであり、現存するチャンパ芸術の中でも一番優雅で荘厳の造りであるとされています。

日程　4/17　出国〜ダナンまで直行便、ベトナム航空

　　　4/18　フエ観光　（グエン朝王宮、ニャーニャック見学、ティエン　ムー寺、ドンバ市場、クオッホック）
　　　
　　　4/19　ホイアン観光　（日本橋、フーンフンの家、福建会館、シクロ乗車、灯篭流し）

　　　4/20　ダナン観光　（ダナン大聖堂、ハン市場、リンウン寺、ノンオックビーチ、地元デパート、ランタン祭り）

　　　4/21　ダナン出国〜帰国路へ

エリア ホイアン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

この日の朝食は６時半からビュッフェです。

朝食会場

大好きなライチの生が有って興奮しました。（日本では生ライチは売っていないので）

ビュッフェだと思わず食べてしまう・・・貧乏性です。

朝食会場

１階に有ってお隣は・・・

そうです。此処はプールが有りました。

時間が有ったら入りたかったのですが、その時間は無かったです（泣）

前日夕方、白人カップルが気持ちよさげに泳いでいました。

プール脇には大きなハイビスカスの花も！

こちらは何の木でしょうか？

綺麗ですね！

ホテル玄関前に８時集合でした。

ミーソンチケット売り場

遺跡後を示す通路図

チケットを見せて入ります。

最初は物凄く期待しますね！

遺跡群が見えるまでは道中一本道です。ひたすら歩くことになりますが、右も左も広大な自然に囲まれています。
野鳥のさえずりが聴こえ、生い茂った木々の隙間から木漏れ日が差し込んでいます。

途中の休憩場所

ミーソン遺跡の碑

チャム族の民族舞踊が始まりました。

チャンパ王国とは現在では少数民族となっているチャム族が築いた王朝と言われています。宗教は主にヒンドゥーシヴァ派ですが、それにとらわれることなく、インド文化を柔軟に取り入れてたとされています。

音楽も奏でられます。

魅惑的な踊り

美しかったです。

先ほど舞踊を見たステージに横にはお店があり、伝統工芸品が並んでいます。

先ほどの舞踊の姿に似ています。

遺跡の中にも、このような姿を彫った物が有りましたね。

並んでいると、今にも動き出しそうです。

可愛いバックも売られていました。

可愛いバックも売られていました。

遺跡手前のジャングル

チャンパ王国はサンスクリットによる正式名称をチャンパープラ / チャンパーナガラといい、シュリークシェートラ（ビルマ）、ドヴァーラヴァティー（タイ）、カーンボージャ（カンボジア）、シュリーヴィジャヤ（インドネシア）などと同じ東南アジアにおける中世インド化国家である。

ミーソン遺跡

チャンパ王国は今日のベトナム中部沿海及び中部高原を支配した。その支配民族は不明であるが、遺跡からはサンスクリット碑文と共にマレー系（オーストロネシア語族西インドネシア語派）に属する古チャム語碑文が出土しており、チャンパ人（古チャム人）は現在のチャム族の祖先であると考えられる。

ミーソン遺跡

柱もこのように美しかったのでしょう。

ミーソンの現在の住民はモン・クメール系のベト族（キン族）であるが、本来はモン・クメール系のカトゥ族（英語版）の勢力範囲であったことから、カトゥ族の祖先（古カトゥ人）もまた古チャム人と共にチャンパ王国の構成員であったと考えられる。

顔の無い遺跡

壁の神様を模った物

美しく保存状態の良かった遺跡

建造物はグプタ様式や先アンコール期の影響が見られる。建造物にはセメントや漆喰などの接着剤を使った形跡が無く、チャンパ人の当時の技術力の高さを物語っている。チャム族の伝承によれば、チャンパの彫刻工人、建塔工人の多くは徴用労働者として動員された山岳民族である。周囲に住む山岳民族カトゥ族は現在でも有名な木彫職人を輩出している。

ミーソン聖域は、20世紀初頭にフランス人によって発見され、フランス極東学院 (EFEO) のパルマンチェ、クレイらにより数次にわたり修復、補強がなされた。その一方、フランス領インドシナ統治時代に盗掘を受け、美術品の多くが失われた。

階段があると登りたくなるのが見学者たちの本音

この猿も綺麗に保存されていたのですね。

階段が綺麗に残っています。

ベトナム戦争で南ベトナム解放民族戦線アジト掃討のため、アメリカ空軍・B-52の爆撃を受け、大半の遺跡が破壊された。ベトナム戦争後はポーランド文化財保護アトリエ (PKZ) のカジミエシュ・クヴィアトコフスキ、ベトナム文化情報省文化財修復公司のホアン・ダオ・キンらにより補強がなされ、石像の一部等がダナン市のチャム彫刻博物館に移送された。

1999年に世界遺産に登録されたようです。

現在はイタリア隊が調査を行っている。また、2005年3月には日本の国際協力機構の技術協力によりミーソン遺跡展示館が完成した。

これは牛の形の遺跡でしょうか？

ミーソン遺跡

らくだのような遺跡

開発中の遺跡

開拓されたジャングルの平地にも可愛い野の花が・・・

現在も発掘調査隊が調べている遺跡

弱くなって倒れるのを防ぐ為の施工もしているようです。

チャンパ王国はヒンズー教を国教としていましたので、ここに造られているのはヒンズー教関係の寺院です。シヴァの神の象徴であるシバリンガとヨニが各寺院に祀られていました。

チャンパ王国が謳歌した時代は北ベトナムよりも高い技術力を持っていたと言われており、その理由は交易にあったと言われています。海沿いに王国を築いたチャンパ王国は中国やインド、オランダなどの欧米まで交易の手を広げ、レベルの高い建築技術を取り入れていたと考えられています。

遺跡内部を説明する、他のグループのガイドさんたち

先ほどの最後の踊りのポーズに似ています。

当時のお金？！

説明書きも有りますが、私達のガイドは居ないので解りません。

祠堂には内部に入ることもできます。内部ではミーソン遺跡で発掘された遺産が所狭しと展示されています。

ミーソン遺跡で発掘された遺産

ミーソン遺跡で発掘された遺産

ミーソン遺跡で発掘された遺産

ミーソン遺跡で発掘された遺産

ミーソン遺跡で発掘された遺産

ミーソン遺跡で発掘された遺産

このミーソン遺跡もフランス統治時代にフランス人に見つかる前は大自然に囲まれた森林でしかありませんでした。

現在では発掘作業も進み、徐々にチャンパの歴史も明るみになってはきているものの、まだまだ謎は残っています。

ミーソン遺跡

ミーソン遺跡

壁面に美しく残る神々の姿

ミーソン遺跡

ベトナム戦争で無残にも破壊されたり、戦時中心ない人々によって盗まれてしまいました。

古代ヒンドゥー教のチャム族たちは、歴代王朝が代わる度に祠堂を建てていました。

ミーソン遺跡〜この日は気温４０度位有る物凄く暑い日でした。

ミーソン遺跡

所々にある世界遺産のマークと説明版

ミーソン遺跡は現在も発掘の途中です。遺跡群の発掘、修復に現在は注力しているため、見渡す限りの自然の中にも、まだ発見されていない遺跡、遺産がたくさんあると言われています。

発掘隊〜手作業で大変そうです。

細かい説明はインターネットで調べて掲載しています。

もしも機会があれば、永久のロマンの遺跡にも赴いて下さい。

ご覧頂きありがとうございました。

この旅行記へのコメント （3）

• 西大沢さん 2016/09/09 09:56:24

  投票ありがとうございました。

  私も3年前、ダナン･フエ･ホイアン･ミーソン遺跡等々を廻りました、懐かしかったです。
  私も世界遺産巡りが大好きですヽ(^o^)丿

  夏子の探検さん からの返信 2016/09/09 13:08:05

  RE: ご丁寧にありがとうございました。

  > 私も3年前、ダナン･フエ･ホイアン･ミーソン遺跡等々を廻りました、懐かしかったです。
  > 私も世界遺産巡りが大好きですヽ(^o^)丿
  
  世界遺産は実物を見ると感動ですものね！
  私のほうこそご訪問ありがとうございました。
  
  これを機会に、また宜しくお願いします。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夏子

• trat baldさん 2016/05/01 20:16:24

  本領発揮、パッケージツアーを舐めていた、反省！

  唯一の泣き所は最悪のNet環境でトラートから探索してる僕には画像データが重すぎた(^o^)
  こうゆうの大好き！タイとカンボジアの国境を川に沿って登って行くと有るよ、軍に見つかると身柄拘束、木材泥棒に見つかると殺されるけど。
  ホテルと食事の豪華さに惑わされていたけど流石は探検さん！