岩木山神社と弘前ねぷた

2015/08/06 - 2015/08/06

深夜バスで大宮駅東口から大館まで。大館駅で花善の鶏めしを食べてから電車に乗り換えて碇ケ関の道の駅で温泉に。弘南バスでで弘前へ。お祭ムードの弘前駅前のホテルに荷物を預け、津軽そばのお昼を食べてから路線バスで岩木山へ。岩木山神社を参拝。その後神社から歩いてすぐの百沢温泉でひと風呂。バスで市内に戻って天守曳屋工事中の弘前城を見物。「虹のマート」でいろいろと食べ物を買い込んで、夜７時からねぷた見物。

エリア 弘前(青森)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル

大宮駅東口のバス停。

２３時発の秋北バスに乗り込む。

翌朝７時に「いとく大館ショッピングセンター」駐車場内のバス停に着く。ここから大館駅まで約１km歩きます。

途中にあるレトロな映画館「御成座」。といってもいちど現役を退いた後、惜しむ声があって2014年に復活。限定的に上映しているらしい。

大館駅に着く。駅の向かいにある超有名な駅弁屋花善で「鶏めし」購入。

超定番の鶏めし弁当８８０円。鶏のスープで炊いたご飯、甘辛く煮た鶏肉、炒り卵や栗、ふきや鶏だんご、それに変わりかまぼこなどなど。変わらぬラインナップですんごくおいしい。大館駅にはイスのたくさんある広い待合室があるので、そこに座って食べる。

奥羽本線にて碇ケ関を目指す。

青い空に緑がきれい。これは青森ひば？

碇ヶ関の駅からすぐの道の駅いかりがせきへ。関所の門をくぐって温泉施設へ。

温泉手前にある関所資料館。人形がリアル。碇ヶ関の関所は津軽為信が作り、その後江戸時代になってからは相当厳重で、厳しい取り締まりもあったらしい。

温泉は掛け流し。透明なアルカリ泉で美容液のようにトロトロ。３５０円。

道の駅で名物マルメロソフトを食べる。ちょっとすっぱくていい香り。でも生食はできないくだものだそうです。

道の駅から弘南バスに乗って弘前を目指します。

途中バスの窓から見えた大鰐温泉駅。シンボルのワニがピースサイン。

弘前駅前。早くもお囃子が聞こえます。正面が今夜泊まるルートイン。

荷物をホテルに預かってもらってから、ホテルから２〜３分の虹のマートという市場へ行ってみました。

館内は食料品の店がぎっしり。鮮魚店や惣菜屋、海産物や野菜、いろんなものが売ってます。

名物のイガメンチを大量に揚げてる店も。思わず買ってイートインスペースで食べました。キャベツとにんじん、イカのゲソがたっぷり入ってます。少し甘みがあってとにかくイカがいっぱいでとてもおいしい。

アキモト製麺所という麺を売ってる店のイートインコーナーで、幻そば410円を食べました。繊細な細いそば。トッピングのミニ天50円。津軽のそばはやさしい味。焼干のダシの味とプツプツ切れるそばの食感が特徴。

さて駅前に戻って路線バスで岩木山の麓にある岩木山神社を目指します。

バスは町を離れてりんご畑が広がる緑の中を約40分走ります。

窓から見える岩木山。すごい夏らしい天気だ。

岩木山神社に着きました。鳥居の先には岩木山の山頂が見えます。山頂付近には奥宮がある。

長い参道に木々の影が落ちて涼しげで気持ちいい。すごいせみしぐれ。人はあまりいません。

本殿の手前の門の両脇にヘンなものがいる。狛犬には見えない。なんかちょっと洋風な魔物みたい。いつ作られたかも作者もわかってないらしい。

拝殿。しっかり参拝いたしました。

神社から歩いて数分のところにある百沢温泉。少し上り坂になってるけど、道には鉄分を含んだ温泉が流れていて茶色に染まってる。

お湯は炭酸水素塩泉で熱い。ものすごい湯量で熱いお湯がどばどば出ている。でも新鮮でいいお湯だ。出てからも汗が止まらない。広いロビーのソファで少しぐったり。日帰り入浴は320円。

帰りのバスの窓から見たりんご畑。もう青い実がなっている。

バスを途中下車して弘前城へ。これは有名なアイスの屋台。アイスクリームというよりミルク味のシャーベットみたいな懐かしい味。屋台は何台もある。

弘前城公園は広くてお城までたどり着くのに7分ぐらい歩いた。本丸の石垣がたわんできたので、それを修復するためにお城を何十メートルか動かす！というのをやってる最中。

弘前城です。この時点ではまだ動いてません。この年（平成27年）の暮れに行ってみたら全然違う場所にお城がありました。すごいねえ。

弘前城近くの小山せんべい。店内では職人さんが南部せんべいを焼いてます。落花生やピスタチオが入ってるものが人気。

でもやっぱりゴマがいちばん好き。ここのせんべいおいしかった。

ホテルの窓から駅前を見おろす。18時半から交通規制が始まって、人々が歩道ぎりぎりのところに陣取ります。ロータリー入口は場所がいいので規制前から狙っていて規制と同時にわっと場所取りになってました。ねぷた運行は8月1〜4日と5・6日、7日とコースが変わります。6日は駅前のコースです。

どんどん人が集まってきます。運行スタートは19時。

ダンナは虹のマートでつまみを仕入れてきて準備万端。枝豆の漬物や焼き魚など、いろいろ買い込んできました。

ねぷた囃子独特の太鼓の音がしてきました。

弘前は「ヤーヤドー」です。青森の「ラッセーラー」、五所川原の「やってまれ」に比べて弘前のはドスが利いてるし、より大きな声が出るみたい。

子供たちのお囃子。すごくかわいいけど、運行中ずっと途切れることなく演奏するのでけっこうハード。でもみんなまじめにお囃子やってます。

扇型のねぷたが現れました。大勢の人たちが引いています。「やーーーやどおぉ」とねぷたがゆっくり通り過ぎます。そうか、跳人（はねと）がいないのか。「ラッセーラ」は跳ねるためのかけ声。ここのはゆっくりと見せるためのかけ声みたいです。

ほとんど半裸のおねえさんたち。でもおとなしく行列の後を付いていきます。

弘前ねぷたは後ろの見送り絵が怖い。これは幽霊で首がヌッと動いた。

首から血が吹き出てる。

生首が犬に食べられてる？　子供のとき見たらトラウマになりそうだ。

戦隊もののヒーローも太鼓で参加。

ひときわ暗めのねぷた。昔のようにろうそくの灯だけの明るさ。これでも昔は明るかったんだろう。

妖艶な美女の見返り絵もある。

終了したのは21時すぎ。みなさんこれから飲みに行くようで、街はざわめいてました。