2016/03/26 - 2016/03/27
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いしいやすなりさん
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アメリカから日本に行くのに、なんと南アフリカのケープタウンを経由地に選んで、超遠回りのマニアックな経路を飛行機で飛びました。そのケープタウンでたった24時間のストップオーバー。もったいないと思うか、どう思うかは人それぞれですが、自分にとっては一夜の夢のような体験でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
空港から市内までは、30分毎に出ている定期路線バスで約25分、高速道路を走っていきます。市バスはとても近代的できれいなバスですし、運航も時間に正確です。
市内に近づくと、岩山の見事な風景が見えてきます。南アフリカはイギリス領だったので、道路も日本と同じ左側通行ですね。 -
市バスの外観が見えます。
そびえたつ岸壁の様子がすごい迫力ですね。 -
中心の繁華街にあるカトリックの聖堂。
ケープタウンは南アフリカの歴史の始まった場所と言っても過言ではなく、17世紀にオランダの東インド会社が、インドと行き来する船に食料などの物資の積み替えをするための中継地としてこのケープタウンに入植したのが始まりでした。
なので、オランダ系の人種が多く住んでいて、カトリック教会もかなり多いです。アフリカーンという言語も、オランダ語の方言のような感じで、相互に理解できる程度なんだそうです。
そして、インドからヒンディー系やマレー系の労働者(奴隷)が流入したこともあり、それらとオランダ系との混血も多く存在しています。 -
繁華街にはこんな歩行者専用道路もあって、マーケットになっています。
南アフリカには政治的な首都が3か所あって、ケープタウンは立法機関のパーラメント(国会議事堂)、プレトリアに行政機関があり、ブルームフォンテーンに司法機関が置かれています。
中心の繁華街はかなり活気があり、交通量も多くて、歩いていても楽しいですね。 -
中心街の人気カフェでランチをいただくことにします。お昼時はサラリーマン風の人たちでにぎわっていますね。
3月というと、ちょうど夏の終わりの時期に当たりますが、気温が25〜26度くらいあっても、ここはアメリカなどとは違い、冷房が入っていません。省エネなのか、それともエネルギー不足なのか、わかりませんが、そのあたりで、ここは南アフリカで先進国とは違うのかなという気もします。そういえば、市バスも冷房が入ってなくて、窓を開けたりしていました。 -
ランチにいただいたのは、でっかいグリル野菜のサンドイッチとコーヒー。ハーフサイズというのもありましたが、どのくらいの大きさなのかわからないので、フルサイズを頼んだら、食べきれない量でした(笑)。
南アフリカは物価が安く、こんなサンドイッチをアメリカの都会で食べたら8〜10ドルくらいはかかり、コーヒーを足すと楽に10〜12ドルくらいになると思いますが、ここの会計をクレジットカードで清算してあとでチャージ額を見たら、6.5ドルでした。
しかもコーヒーはアフリカのコーヒーで、しっかりと濃く入れてあっておいしかったです! -
さて、お昼を食べた後、さっそく一番の観光名所であるテーブルマウンテンに上ってみることにしました。
市バスに乗って10分か15分くらい、急な坂をどんどん上って行っていったところで降ります。そこからロープウェイ駅まで無料シャトルが出ています。 -
バス停のあたりから上を見上げると、テーブルマウンテンがそびえている様子がもう見えます。でっかい岩山ですが、頂上がまっ平らなので、テーブルマウンテンと呼ばれているのですね。
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さらにシャトルバスで5分くらい上って、ロープウェイ駅で降りたところです。もうすでにこんな風に素晴らしい景色が広がり、かなり坂の上まで来ていることが分かります。
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そこからロープウェイに乗って頂上まで一気に登ります。ロープウェイは、中の床が回転するようになっていて、どこに立っていても全員が公平に360度展望が楽しめるようになっています。
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ロープウェイの頂上駅には、カフェやお土産屋さん、WiFiラウンジなどがあります。
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頂上には歩きやすい散策コースが整備されています。車いすでも通れるような道から、もう少しでこぼこしたところを歩くようなところまでいろいろで、時間に応じて20分くらいで回れるコースから、1時間以上も歩くコースまでいろいろあります。長く歩くコースからは、反対側の展望なども色々楽しめます。
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ここは、世界七不思議のひとつに数えられているのですね。
では、これから少し歩いてみることにします。 -
東側の展望。本当にはるかかなたまで見渡せます。東側はインド洋です。
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南側の展望。市の中心街の様子や、港の様子などがよく見えます。そこからビーチがずっと続いている様子もわかりますね。ケープタウンの西側は大西洋です。
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時々、こんなリスさんたちも見かけました。このリスさんたち、悲しいことに、観光客に慣れてしまっているようで、ベンチに座ってお菓子やサンドイッチなどを食べる人達に、平気で近寄っていくんです。かわいいのはわかりますけど・・・・。
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さて、山を下りて、さらにバスに乗って反対側のビーチに出てみました。水もきれいだし、空は青いし、本当に気持ちがよくて、犬の散歩やジョギングなどを楽しむ人たちがたくさんいます。また道路の向こう側にはオープンカフェなどもあり、早々と海を眺めながらお酒を飲む人もいました。
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入り江ではないので、波は結構荒いですね。ちょうどカリフォルニア南部のビーチのような感じです。
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でも波が収まったときの海は、キラキラと光って本当に美しいです。
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気持ちがいいので、ビーチに沿ってしばらく散歩してみることにしました。こんな風に公園のような散歩道がずっとどこまでも続いています。
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港のあるウォーターフロントまでやってきました。ここも市内一の観光地の一つで、レストランやショッピングモール、土産屋などがたくさんあります。
このあたりは白人が多く、巨大なモールには、グッチだのエルメスだのベルサーチだのといったデザイナーズブランドの店をはじめ、高級品をずらっと並べた店がたくさんあって、まるでヨーロッパのどこかの都市かと錯覚するほどです。ここは南アフリカといっても、典型的なアフリカの都市とは決して言えない場所ですね。
ところで、雲行きが怪しくなってきてしまいました。テーブルマウンテンもすっかり雲に覆われてしまいました。 -
有名なクロックタワー(時計台)があります。赤い建物なので目立ちますけど、実際は小さくて、中にも入れなかったので、大したことはないですね(笑)。
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モールの前で、何やらパフォーマンスが・・・。よく見たらCDを売っています。でもアフリカ的なリズム感が楽しくて、かなりの人だかりがしていました。
向こうの建物がモールです。巨大な建物で、細長くずーっと続いています。 -
ここに「Spirit of Victoria」という名前のヨットが停泊していますが、実はこの夜、これに乗ってサンセットクルーズに出る予定だったのです。ところが、天候が不順とのことでクルーズはキャンセルになってしまいました。本当にがっかり。
ケープタウンは夏の間は暑い日が多くても湿気が少なく、雨も少なくて天気が安定しているのですが、逆に冬は気温は比較的温暖なものの、雨が多くなるのです。3月というのは夏の終わりで、ちょうどその天候のパターンが変わる時期だったんですね。がっかりです。ここから船で海に出ると、素晴らしい夕焼けが楽しめるらしいのですが、今回はなりませんでした。
実は、この後、だんだんと雲行きが悪くなり、ついに台風のような激しい風雨になってしまったのです。日ごろの行いが悪かったのでしょうかね。 -
ということで、ここからタクシーを捕まえて市内に戻り、夕食にすることにしました。
ケープタウンの食べ物はおいしかったですけど、この店もなかなかでした。そしてワインもおいしいんです!南アフリカのワイン造りは、オランダ人が入植した17世紀にまでさかのぼりますが、20世紀初めにステレンンボッシュ大学の教授が、ピノノワールとエルミタージュをかけ合わせて開発した品種「ピノタージュ」という、南ア原産の品種もあったりして、素晴らしいワインが作られているのです。 -
アボカドをあしらったかわいいアミューズ(お通し)が出てきました。
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前菜に注文したものは、砂糖漬けになったシマウマ肉、蕎麦とパイナップルレリッシュ添え(というような記載内容でした)。アフリカ料理というと、スプリングボックとかクーズーとか、あまり名前が耳になじまないですが、シカとかレイヨウとかの類の、アフリカ南部に生息する野生動物の料理を思い浮かべるので、なるべくそういうのを選らんで注文してみました。
これは砂糖漬けと言っても、甘いわけではなく、野生動物の肉を柔らかくする手法としてそうなっているので、食べやすく、おいしかったです。蕎麦を上に載せてるというのも、工夫の跡が見られますね。、 -
やや暗くて見えにくいのですが、メインディッシュとして注文したのは、worthog(日本語ではイボイノシシでしょうか)を塩水漬けにしたもので、やっぱり野生動物っぽくなくて柔らかくなっています。かなり濃厚な感じなので、思わず赤ワインが進んでしまいます。
ワインもグラスで2杯、違う種類ものもを注文しましたが、どちらもとてもおいしかったです。 -
最後にデザートとして注文したのは、チョコレート・オレンジ何がし(正確な記載は忘れました)のコーヒーソースがけで、結局のところ、ウェイトレスさんの説明によると、ムースのように空気を入れていないので、まるでアイスクリームのような重い感じに仕上がっているとのこと。(アイスクリームではありません。)
なるほど、こちらも本当に重厚で、一口二口程度食べたら十分というような感じでしたけど、これを全部平らげてしまったら、一気にお腹がいっぱいになってしまいました。でも平らげたくなるほど、かなり感動的においしかったです! -
そのデザートと一緒に、こんなものが運ばれてきました。
なんだか説明を聞き忘れたのですが、スイートなデザートワインです。これも南ア産です。これは実はお店側のサービスでした。というのは・・・ -
この夜は暴風雨になってしまったのですが、このレストラン、建物が大変古く、雨漏りしていたのです。しかも、自分のテーブルのすぐ横で水が漏れていて、自分の足元近くまで床も水浸しになってきていました。
かわいそうに、黒人の男の子が、せっせとモップで水を吸っては、素手でバケツに絞ってという作業を、横でずっと繰り返していたんです。文句一つ言わずにせっせと、こちらまで水が流れてこないように、頑張ってモップをかけていた男の子、食べ終わる頃、「どうもありがとう」と言うと、白い歯を見せてニコッとしたのが印象的でした。
ということで、不愉快な思いをさせただろうからということで、店のほうでデザートワインをサービスしてくれたのでした。赤ワインを2杯飲んだ後だったので、これでかなりいい気分になってしまいました(笑)。
そんなのもいい思い出です。
だけど、やっぱりアフリカだと思い知らされたのは、どこへ行っても黒人は労働者、白人は経営者というふうに、はっきりと人種と階級が分かれているということです。アメリカでもかなり分かれていますが、ここはもっとはっきりしています。アパルトヘイトが終わって20年以上たっていますが、まだまだなんですね・・・。 -
翌朝、泊まったB&Bで出た朝食です。前の晩がかなり重厚な食事だったので、こうく軽いものがうれしく感じます。グラノーラの上にヨーグルトをかけ、その上にイチジク、イチゴ、ラズベリーなどが乗っています。そのほか、カプチーノ、オレンジジュース、ビスケット、ハムのスライス、それからスクランブルエッグも作ってくれました。(全然軽くないですね(笑))
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自分の泊まった部屋。
ここは、経営者が住む小さな住宅で客室はこの1室だけというB&Bです。シングルベッドが2つあるシンプルな部屋でした。 -
バスルームはこんな感じで、非常にヨーロッパ風な感じです。
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外観はこんなにカラフルなかわいい感じ。
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ここから再びバスに乗って空港に向かいます。
たった一晩のケープタウンでしたけど、本当に夢のように過ぎ去ってしまいました。 -
これだけ見ると、ケープタウンって本当にパラダイスみたいな場所だなと思いますが、しかし、実はそれだけじゃないんです。
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空港バスから、こんなショッキングな光景が見えるんです。
ここはケープフラッツと呼ばれる地域で、アパルトヘイト時代にケープタウンの中心街から有色人種が強制立ち退きさせられ、町のはずれのこの地域に追いやられた場所です。まるでジャンクヤードかと思うような場所に、ひしめくようにして並んでいる小さな掘っ立て小屋に住んでいる黒人が何万人もいるんです。 -
区画整理も道路整備も何もされていなくて、乱雑に小屋が密集しています。ここは砂地で、強風がよく吹く夏の間は、風が吹くと目を開けていられないほどだと言います。反対に雨の多い冬は、小屋の中に激しく雨漏りがします。
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高速道路のすぐわきまでこんな状態になっていて、ガラクタもごみも無造作に積まれたようなところで、道端で子供たちが遊んでいます。洗濯物が干してあります。赤い車の上に並んでる電話ボックスのようなものは、簡易トイレなんです。共同で使っているのでしょう。もちろん水洗じゃありません。道路のすぐ向こうとその簡易トイレが並ぶ間には、ドブ川のようなものが流れていました。
あんなに近代的な街、高級品をずらっと並べたモールがあったりする街、海の景色が広がる丘の上に大邸宅が並んでるような街も、ちょっとはずれにでると、こんな状態で暮らしてる人がたくさんいるのを忘れてはいけないんだと思って、敢えてこういうのをカメラに収めてきました。 -
だから、こんなおいしいアフリカのコーヒーも、
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こんなおいしいアフリカのワインも、
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そして、お土産に買って帰ったこんな珍しいアフリカの食べ物も、みんなそうやって、アフリカの黒人さんたちが、貧しくても笑顔を見せながらせっせと汗水流して働いてるおかげなんだなって心に刻みこんで、アフリカの地を後にしました。
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