ちょっと昔の旅(悲湯・廃業宿の旅・廃湯　雄物川温泉と須田博(すたひろし)の墓)

2016/04/15 - 2016/04/15

横手市雄物川(旧雄物川町)にあった「三吉山荘」は、あったまる温泉と名物の松茸料理で人気の公共宿だったが、老朽化で、近くに雄川荘ができ、しばらく営業を平行して行ったものの、2010年10月に廃止してしまった。

そこには、2006年5月6日に、大森の芝さくら見学に行った際に、行ったのだと思います。

味のある宿だったのに、もったいない感じでした。

エリア 横手(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

雄物川には、有名人の墓があるということで、別の機会(2007年10月22日)に、温泉に行った時に、寄ってきました。

須田博(すたひろし)さんの墓

すたひろしさんの別の名は、ヴィクトル・スタルヒン
昭和の大投手です。
日本プロ野球界初の外国生まれの選手でした。

雄物川町今宿の崇念寺に、墓はあります。

この崇念寺の住職のお姉さんが、スタルヒンの奥さんであったことから、ここに埋葬されました。

戦時中に、ロシア人なんだけど、ロシア人でない。日本人語は上手だけど、日本人としては、見られない、けど、なんとかしなければということで、改名させられた後の名前が、須田博(すたひろし)1940年のこと。

戦後、巨人軍ではなく、別の球団を選んだものの1955年現役引退。

1957年謎の交通事故で亡くなった後、ここに埋葬されたとのこと。

ロシアからの亡命など数奇な運命を辿ったスタルヒンの安住の地が
秋田県雄物川だったそうです。

スタルヒンは、北海道旭川の英雄なので、「秋田」という実感を湧く人は、少ないと思います。

秋田の温泉めぐりに合わせて、スタルヒンの偉業も振り返ってみてはいかがでしょうか?

参考:ウィキペディア