鹿児島一人旅（種子島観光 チャコの海岸物語編）

2016/03/19 - 2016/03/20

種子島のロケットマラソンに参加する為、3連休に会社の休み2日を付けて5日間で鹿児島行ってきました。長女の大学受験もあり、例によって家族は薄い反応。いつものように一人旅となりました。
概要です。
17日;会社終了後、白い視線を跳ね返しJALで鹿児島へ。
18日:鹿児島市内、桜島観光、高速船ロケットで種子島へ
19日:種子島観光　←ここ
20日:種子島ロケットマラソン参加 終了後トッピーで鹿児島市内へ
21日:知覧。指宿観光(事件勃発！)
22日:鹿児島神宮、霧島神宮観光:JALで東京へ

エリア 種子島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食はホテルの1階に併設されているjoyfulで。ファミレスだろ、と期待していなかったが朝定食が写真の内容。マジおいしかったです。

駐車場にいた猫。何度か目があったが、そこまで切羽詰まっていないのか近寄ると逃げるの繰り返し。交流できず。

宿(レクストン種子島)と、レンタカー(マーチ)。種子島の日産レンタカーはとても親切でした。

さて、種子島観光に出発です。

予定では、マラソンゼッケン等の前日受け取り、ロケットセンター、鉄砲館、ホテルのお姉さんに進められた千座(ちくら)の岩屋、マングローブ公園など、適当に廻ることに。

まずはカーナビにロケットセンターをいれ向かいます。途中に地元の神社があり、寄り道。

住吉神社とあります。参道はきれいに掃除されていて、良い雰囲気。お参りさせていただきましょう。

暖かい風に吹かれながら、きれいに整備された参道を進みます。地元の方に大事にされているのがわかります。

急な階段の上にお宮が見えてきました。

朝の空気の中で凛とした雰囲気があります。

お参りを終えて、参道から海の方面を。

またしても神社が。深川神社とあります。

川沿いの参道を進みます。

うっそうとした南国の植物の中に、埋もれるようにお宮がありました。地方ではよくある風景です。パワースポットだったところに、風雨や野生動物からお供え物等を守るために、箱だけ建てた、というもののようです。

ロケットセンターに向かう道の途中に、千座の岩屋の案内板が・・。時間が余ったら寄って見るか、程度に考えていたが、通り道だし行ってみますか。
駐車場に車を止め、ちょっと様子だけ見るつもりで歩いていく。

あまり期待していなかったので、びっくり。砂浜が広い！3月ではあるが20度近い春の陽気で気持ち良い・・。直観が、これは良い、と訴えかけてくる。

おお、これが岩屋か。洞窟のようになっています。ちょうど干潮だったのか、すんなり中に入れました。

写真だと分かりにくいですが、中はさらっとしていて気持ちよい。ここで洞窟レストランでもやったら恰好よいだろうな、などど思う。

これは掘り出しものだ！長居をすることに変更。一人旅だとこの辺の自由が利くのが、わがままな私にはなによりの利点。まったりするためには音楽が絶対に必要。スマホとヘッドホンを車に置いてきたので取りに戻ることに。

駐車場に戻ると、桜島のムギに勝るとも劣らない、人懐こい猫が。茶トラなのでチャコ(オス)と命名。ぴったりくっついて離れない。

何やら哀愁漂う表情。困った顔ですり寄ってくる。

どうした。チャコ？何やら必死に訴えてくる。腹減ってんのか？
チャコとラブラブしていると、バスが何台も・・。嫌な予感・・。

地元の少年団か？わらわらとわいてきて、

あっという間に砂浜も喧騒が・・。しばらく砂浜でまったりする予定であったが、予定変更。チャコへの貢物も手に入れる為、一旦宇宙センターへ行くことにした。チャコ、俺を待っていてくれ。必ず戻る。I shall retarn!

宇宙センター到着。

ロケットが粗大ごみのように置いてある。

翌日のマラソンゴールの為の会場設営も順調に進んでいる。無事たどり着けるであろうか。今回のコースは細長い種子島縦断。市街地の西之表からロケットセンターのある南種子町までの片道一本道。普通スタートとゴールは同じなのでちょっと普通の大会とは違う。この差が後で悲劇を生むことに。

ロケットセンター見学しましょう。施設見学ツアーはこの日は中止。なんでマラソンに人がたくさん来ているのに中止するんだろう。マラソンの準備で人手がいないからか。工夫できないものか。お役所仕事の弊害を垣間見ました。

裸または水着のままでの入場はご遠慮ください・・

近くに海水浴できるところがあるんだろうけど、わざわざ水着と区別するってことは、裸で入場する人が本当にいるんだ。素っ裸で宇宙センターを見学、最先端科学へのアンチテーゼだろうか?
シュールな絵だな。見てみたいものだ。

さて内部見学。裸で入場している人はいなかったが、なかなか興味深い内容でした。

小学生の工作のようなものも。これで本当に宇宙に行けるのだろうか？

操作ゲームのようなものも随所に。子供は大喜びだな。(などど上から目線ですが、実はものすごく面白かった)

若田さん こんにちは。

見学を終え、駐車場に向かうと明日のキロ表示が。改めて完走を心に誓うドラムマンであった。

神社好きの私は近くの宝満神社へ。できれば種子島で御朱印がほしい。

羊歯植物に囲まれた神社もなかなか趣があってよい。が社務所らしきところはなし。

すぐ横に池が。

神社の前にある赤米館へ、ここら辺は赤米が特産らしい。おにぎりでも食べたかったがそのような施設はなし。歴史を学びます。

チャコへの貢ものを探しながら、千座の岩屋へ戻る。途中商店が。いりこ購入。

商店の前には田んぼ、そしてスペースシャトルが。

千座の岩屋到着。チャコ、戻って来たよ。いりこの袋を開けながら、愛しい女性と再開するような期待を胸に砂浜に向かう。どこからか鳴き声がする。もうすぐ会える！
抱き上げて、体に顔をうずめ、草のようなやわらかな匂いを堪能しよう！(なんか表現がいやらしい？)
が鳴き声はするものの姿は見えず。チャコーと叫ぶもこっちの勝手な命名には反応はなし。

いた！が、この東屋でピクニックをしている家族連れの足元に、、。にゃおにゃおとかわいい甘えた声が・・。

なにー！嫉妬心がメラメラとわいてきてチャコと家族連れに対して怒りが。俺を待っていてくれるって約束したじゃないか！(いつ？)。この浮気女め！(オスだけど)。
俺が先にチャコと仲良くなったんだぞ！あの家族連れのところに殴りこんで、手に持ったいりこを投げつけてやりたい衝動にかられた。いや、アラフィフのおっさんが猫のためにそんなことしたら、いい笑いものの上に警察沙汰だ。

能の演目で嫉妬のあまり女性が鬼になるのがあるが、その気持ちがよくわかった。種子島まできて、日本文化の深淵に触れた気がした(負け惜しみ)。

広い砂浜、晴天、心地よい風、誰もいない海、天国です。(写真撮ってくれたのは誰でしょう？)

気落ちした心を引きずったまま、当初の予定、まったりすることにする。ああ、、俺のよこにチャコ(オス)がいてくれたらなあ。いりこの袋が物悲しい。仕方がないので自分でポリポリと食べる。あまり美味しくない・・。失恋とはいりこと同様苦いものなのですね。

選曲は
Bette Midler 「the rose」
james blunt 「you're beautiful」
james blunt「goodbye my lover」
diana ross「if we hold on together」

どうしてもバラード系中心になってしまう。
この時の私の心情を理解したい方は、上記曲をyoutubeで検索してみてください。

goodbye my lover goodbye my friend
you have been the one
you have been the one for me・・・

いや、しかしここは最高です。私の旅行の中で、屋久島の大川の滝、高千穂の国見ケ丘に並ぶスポットでした。先入観なく訪れたのがよかったのでしょうね。今旅行記を書きながら上記曲を聴いていると、気持ちよさがまざまざと蘇ります。来年も是非来たいものです。二時間程、音楽を聴きながらまったりしていたでしょうか。
(すっかりチャコのことは忘れる)

さて、名残惜しいですが、千座の岩屋を後にして、ホテルスタッフのお姉さんもう一つお奨めのマングローブの森に行きます。わかりにくくて一旦通り過ぎてしまったのですが、ありました。遊歩道になっています。

雄大な光景が・・。

カヌーの漕艇場も。自由に使えるようです。カヌー乗りの私としてはうらやましい環境です。

天気良し。ただ、千座の岩屋ほどの感激はありませんでした。難しいものだ。さて、ゼッケン受け取りに行きましょう。特に意識せずにスタート地点に向かいます、約40k先。

スタート地点に行くも人影がない・・。不審に思い改めて案内を見ると
何とゼッケン交換はゴール地点の近く、どうやらゴール近くの南種子町振興のため前日はこちらに誘導する作戦のようだ。マラソンも金がかかるし、地域振興の目的は否定しないが、それはないよ・・・と不満タラタラ(自分の確認不足は棚上げ)

またマラソンコースをそのまま40k戻り配布所へ。やっと受け取る。

無料の歓迎パーティが開催されている。安納芋の焼き芋も無料配布している。

うまい！見てください、この美味しそうな色！すぐに機嫌が直る(単純)

さらにインギー鳥の味噌汁も！骨が多かったがこれも出汁が出ていてうまい。

会場の中では何やらイベントが。

安納芋のフライと何やらこんにゃくのようなもののフライが、これも無料で配られていた。

酒もいろいろ、私は車を運転するのでもちろん飲みません。

缶チューハイを寝酒用にそっとポケットに入れたりもしていません。

舞台の上では、若い女性のフラダンスが。おや、元若い女性の姿も・・。

ちびっこも頑張っていました。南国はフラダンスが似合いますな。

何やらデザートまでふるまわれます。ここにも安納芋が・・おなか一杯。種子島のみなさんが、なんとかこのマラソンを盛り上げようという気持ちが伝わります。

17時で終了。

ホテルのある西之表までまた40kかけて戻ります。結局上り下り、計4回もコースの下見をしたことになります。

レンタカーを返却して、繁華街をうろつく、昨日はk森君というパートナーがいたが今日は一人。なかなかこれといった店が決まらない。

日が暮れてくる・・

お前さっきから何うろうろしているんだよ！目障りだ！


と親分(仮名)にガンつけられる。

親分（仮名)に怒られて、すごすごとタクシー呼んで何も食わずに帰ります。

参加賞チェック。安納芋。Ｔシャツ、焼酎、氷砂糖。氷砂糖だけ謎？スポンサーの提供か。重いんだよな。

なかなか種子島色が出て良いですね。

朝飯も食べたJOYFULで夕食。旅行では地元のものを食べるのがポリシーの私としては美学に反するのですが、今日はしょうがない。ハンバーグ定食、ごはん大盛りで。この後に及んでカーボローディングと言って食べまくります。
おなかも一杯になったところで、明日に備えて、なぜかポケットに入っていた缶チューハイを飲んで早く寝ます。