世界一周③ 28-c 両替しただけのパラグアイ

2016/02/18 - 2016/02/18

イグアスの滝（に、続く川）はブラジル・アルゼンチン・パラグアイの３国の国境となっていて、アルゼンチン側からその３国がくっついているところが綺麗に見えるはずでした。合流点は第12回アメリカ横断ウルトラクイズのロケ地でもあったので、そこはぜひ見るはずだったのですが、宿がブラジル側だったせいで行きにくく、カメラの不調もあり、面倒くさくなってやめてしまいました。

ただ、パラグアイは踏んでおきたいな、と思っていました。なにせ自分の宿のある通りを歩いて行くと、パラグアイ行きのバス停があるんですよ。バスも頻発しているみたいだし、せっかくだしなあ、と思って。

雨は降っていましたが、無理して国境を越えて来ました。「パラグアイ側は免税の街になっていて、買い物が楽しい」とどこかで聞いたので、40レアル＝1200円を両替して５万6000グァラニを手にして、写真のように「モナリザ」というショッピングビルに向かったのですが…。

このビル、シャネルとかが入っているようなビルで、1200円では何もできずでした(^^;)そして、理由はよくわからないけれど、店が次々に店じまいする時間帯にさしかかって、ほんとに買うものなしになりました。ぼーっとしてると「バイアグラいらんかね～」みたいなあやしいオジサンに捕まったので、イヤになってこのエリアは離れてしまいました。

エリア シウダー・デル・エステ(パラグアイ)

これがパラグアイ行きのバス停。滝行きのバス停からは、大通りをはさんで向かい側にあります。（アルゼンチン行きはバス停に接した隣の細道にありますが、これはめちゃくちゃ太い道路にありました）

バス自体にパラグアイの国旗がペイントされているので、わかりやすいです。バス代は５レアル＝150円と、距離の割に高め。14分でパラグアイの街に入ってしまいました。

出国の手続きは全くなしでした。ただし日帰りではない人は国境の手続きをしなければいけないはずです。ぼーっとしているとどんどん運ばれていくので、ご注意ください。

何に驚いたって、ちょっとはビルが建っていたこと。28年前はもっと汚い赤土と水たまりだけの空間だった気がします。

ちなみに前来た時は「プエルト・ストロエスネル」と呼ばれる街でした。僕が行った少し前ぐらいに「イタイプー・ダム」という世界２位の水力発電量を誇るダムができていたようで、すでに発達し始めていたはずなんですが、印象は悪かったですね…。

「ストロエスネル」は1989年まで35年間、大統領に居座って独裁を続けた人物の名前です。たぶん追い出された時に街の名前も変わったはずなので、僕が去ってすぐぐらいに改名されていたのだと思われます。

特にこだわりもなくそこらを撮影。

赤土なのは相変わらずでした(^^;)

ただでさえこの汚い感じの街なのに、店が次々閉まってどうにもできず。

1000円ぐらい豪華に使って食事して帰ろう！と思ったのですが、車の休憩所みたいな所しか見つからず。国境のすぐ横でチキンと卵の入った揚げパン3000グァラニ＝60円、これではお金がなくならないな、とコーラをつけましたが、これも5000グァラニ＝100円。

もうお札をお土産にすることにしました。1000円分もいらなかったけどな〜(>_<)

一応、パラグアイにいたよ、という証拠写真。

そこの店主？さんと。

コーラ大好きな僕には可愛くて仕方がなかったけど、これ、何ですかね？

何も爪痕を残せず、２時間で撤退。この「友情の橋」を20分ほどで歩いて渡ればブラジルです。国境はノーチェック、というか、何も通らずいきなり橋を渡り始めることができます。

振り返ってこちらがパラグアイ側。

向こうに見えるのがブラジル側です。

僕にはご当地のコーラ缶やミネラルウオーターのボトルを持って帰る習慣があるのですが、あまりの思い入れの無さに捨てて帰ってしまいました。２回行って２回とも雑に踏んだだけのパラグアイなので、いつかちゃんと旅してみたいものです。

以上、ほぼ何もしなかったパラグアイ訪問でした。