2016/02/24 - 2016/02/24
214位(同エリア1106件中)
ちびのぱぱさん
- ちびのぱぱさんTOP
- 旅行記273冊
- クチコミ203件
- Q&A回答37件
- 320,080アクセス
- フォロワー32人
米原駅を出た普通列車が狭い谷を抜けると前方に、琵琶湖を背にした小高い丘が目に入りました。
その丘の上には、お城が建っているのが分かります。
午後3時を回ったところで、日は琵琶湖の方に傾き金亀城を明るく照らす。
きらきら光る琵琶湖を背にして建つ彦根城。
列車はどんどん近づいてゆき、そのまま通り過ぎてしまうのではと思ったら、するするとJR彦根駅のホームに滑り込みました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
PR
-
駅から城を目指す
彦根駅は無表情で、旅人にはそっけない。
JR線と共に、地元の人が「ガチャコン電車」と呼ぶ近江鉄道も乗り入れています。
むしろ生活臭が強い。
旅人は迷わずお城を目指す。
彦根駅から歩いて、……10分もないでしょう。
醒ヶ井でにわか雪を降らせた気紛れな雲はどこかへ去り、青空が広がっています。
しかし、本当に寒い……。
お堀に沿って植えられたいろは松の通りを進めば、写真の佐和口多聞櫓。
実戦に備えたような造りと見えます。
和佐山城方向にあるからこの名があるのだろうか。
佐和山は、彦根駅を挟んで対峙するように聳えています。
三成に過ぎたるものが二つあり……か。彦根城 名所・史跡
-
佐和口多聞櫓をくぐって進んで城内に入り、ひこにゃんの勤務時間終了を告げる看板を横目に過ぎ、石段を登って行きます。
なんだ、ひこにゃんはいないのか……。
ひこにゃんに勤務時間があるというごく当たり前の現実を突きつけられ、少し当惑する。 -
ヨーロッパの中世のお城のような造りだなあ。
彦根城 名所・史跡
-
廊下橋の下をくぐっていったん通り過ぎ、左へぐるりと回ってからこの橋を渡って入城します。
-
-
国宝、彦根城天守。
-
-
今回の旅、気味の悪い程に、天気に恵まれる。
ただし、……寒。 -
こっちがわにまわると、ひこにゃんに見えなくはない。
まさか、城そのものがモチーフなのか……。
和歌山のタマ駅長のおわした貴志の駅舎を、なんとなく思い出す。
二層目と三層目に花頭窓という優雅な釣り鐘型の窓を配し、様々な形の破風がおしゃれのポイントだそうです。 -
-
生まれたばかりの一人息子の写真を撮るごとく、右向いて一枚、左向いて一枚と、見る人にとっては迷惑でしかない写真をたくさん撮る。
-
また、撮る。
-
下で払った600円の入場券を見せて、天守に入ります。
-
-
通し柱を設けず、大津城などの資材を転用して短期工事で仕上げたとか。
-
江戸初期
400年前の城が今に残る。
この城の主だった井伊直弼は、幕末の大老。
強引に開国をし、強引な安政の大獄を進め、桜田門外の変で散ったんだなあ。
最近、どうやって襲われたか詳細が分かってきたと歴史秘話ヒスとリアでやってました。
日本橋の料理屋 嶋村の出前がたまたま通りかかって一部始終を目撃したとか。
決め手は、短銃による近距離からの射撃だったとか。
ところで、この城を造ったのは、関ヶ原の戦いで先陣を切った、あの井伊直政ではありませんでした。
戦いの傷がもとで、築城をする前に亡くなっています。
-
徳川家康は、関ヶ原の戦いが終わってなお勢力をたもつ豊臣勢ににらみを利かせるため、この地に戦略的な城を設けることを直政に期待していたとか。
-
なるほど、ここを押さえておけば安心。
-
佐和山城から彦根城へ
井伊直政の息子は小さく、家老と家康が相談してここを選んだそうな。
う〜ん、良い場所ですね。
でも、佐和山城をわざわざ捨てているのは、三成に対するこだわりだろうか。
権力を握った人のすることはわかりません。 -
-
-
城を跡にし、玄宮園のほうに降りて行きます。
-
黒門山道を降り
-
4代目藩主井伊直興が設けた下屋敷、楽々園。
庭園である玄宮園へと続きます。 -
-
-
玄宮園。
-
-
-
-
-
三百年もの歴史を持つ園内の料理旅館、八景亭。
その向こうに彦根城天守が見える。 -
-
-
あたまがキンキンするくらいに寒くなってきた。
城を出る頃に、少し郊外にある彦根びわこホテルに迎えの車を頼むために電話を掛けました。
駅前で落ち合う。 -
彦根琵琶湖ホテルには大浴場(温泉ではない)が付いていて、猛烈な寒さで冷え切った身体を温めるのにありがたかった。
天気が良いけど、ほんとうに寒い。
北海道から来たけど寒い!
大学受験シーズン
ホテルの人は、明日何時にお送りすればいいですか、早い時間ですか、というので、もごもごしていたら、できれば9時の出発にしてもらえるとありがたいという。
理由を聞くと、今晩の宿泊客は、わたしらを除いてほぼ滋賀大の受験生だとか。
一緒にマイクロバスに乗って、大学経由で駅まで送りますから、というもの。
なるほど了解しました。
昨日前倒しして彦根城を見学しちゃいましたから、おうようなものです。彦根びわこホテル 宿・ホテル
-
ここが滋賀大ですか。
なんかいいなあ。
みんな、受かると良いなあ。滋賀大学経済学部講堂 (旧彦根高等商業学校講堂) 名所・史跡
-
そのまま城を抜けて駅に向かうと言うから、キャッスルロードというところで下ろしてもらい、ブラブラすることに。
-
彦根城下町
京橋を渡ってゆくと、夢京橋キャッスルロードという、ちょっと違うことを想像してしまいそうな名前の通りが。
まあ、おみやげ屋さんなどがならぶ商業施設です。
このネーミング、どうなんだろうか。
旅人としては、観光観光してて少し引いてしまうなあ。
彦根駅の無愛想に難癖を付け、城下町のネーミングにかみつく。
中高年の嫌われるところだね。夢京橋キャッスルロード 名所・史跡
-
なんかいわれがあった欄干。
わすれちゃったなあ。 -
朝の9時半頃。
そろそろお店が開く時間だろうか。 -
蝋燭を扱う店。
彦根は、和蝋燭の産地だったそうです。 -
-
-
蝋燭作りを再現した人形。
-
-
おしゃれなお漬け物の店。
-
旅番組で見かけたお店も。
-
-
-
キャッスルロードからそれて、本町の路地を歩く。
このあたりの石垣はお城の石垣を作るのに使った石の残りで作ったのだそうで、お城の城壁と同じ牛蒡(ごぼう)積みだとか。 -
願通寺という寺。
-
-
-
-
MILKHOUSEというイタリアンレストランの駐車場隣のおしゃれな家。
MILK HOUSE グルメ・レストラン
-
-
七十人町のあたり。
もう駅はすぐ近くです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- わんぱく大将さん 2016/10/17 07:50:26
- 彦根
- ちびのぱぱさん
彦根は一度行ったことがあります。今、バルセロナにいる友人の実家が滋賀にあり。その彼女のお父さんのご出身が私と同じ姫路で。
国宝のお城のある所に住むのが趣味なんかと?
観光では行ったことがないので(滋賀大学を受けに行った訳でもないし)
もう一度行ってみたいですね。
ひこにゃんは忙しい時期ではなかったので。。。
ネコの手、も借りずにすんだんでしょう。 まあ、勤務時間もあったのでしょうが。
大将
- ちびのぱぱさん からの返信 2016/10/20 10:50:14
- RE: 彦根
- 大将さん
いつもありがとうございます。
彦根は訪問済みでしたか。
国宝のお城のある町に住む、ああなんという高尚な趣味!
現存天守すべてをいつか制覇したいという夢は持っています。
彦根は猫の手を借りてますね。
私も、ひこにゃんなんか興味ないと言いつつ結構楽しみにしていましたから。
ちびぱぱ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
彦根びわこホテル
3.13
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
58