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2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。<br /><br />アブルッツォ州ラクイラ県にある人口約300人の小村。イタリアでは、奇祭「蛇つかいの祭り」の村として知られている。

アブルッツォ州とモリーゼ州の旅 コクッロ(Cocullo)

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2015/10/31 - 2015/11/08

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クリス

クリスさん

2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。

アブルッツォ州ラクイラ県にある人口約300人の小村。イタリアでは、奇祭「蛇つかいの祭り」の村として知られている。

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • アブルッツォ州の紹介は今回が最後。<br />コクッロ(Cocullo)は、パチェントロから高速を使って30分ほどで着くスルモーナ近郊の村である。<br />これは、高速を下りた所からの遠景になる。

    アブルッツォ州の紹介は今回が最後。
    コクッロ(Cocullo)は、パチェントロから高速を使って30分ほどで着くスルモーナ近郊の村である。
    これは、高速を下りた所からの遠景になる。

  • 村の中心にあるマドンナ・デレ・グラッチェ広場(Piazza Madonna delle Grazie)に車を止める。

    村の中心にあるマドンナ・デレ・グラッチェ広場(Piazza Madonna delle Grazie)に車を止める。

  • 正面にあるこの教会が、広場の名の元となったサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)である。

    正面にあるこの教会が、広場の名の元となったサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)である。

  • 建設は13世紀に始まり、16世紀に完成したゴシック様式の教会である。

    建設は13世紀に始まり、16世紀に完成したゴシック様式の教会である。

  • しかしながら、小さなバラ窓やまぐさ石等にロマネスク要素の彫刻が残っている。

    しかしながら、小さなバラ窓やまぐさ石等にロマネスク要素の彫刻が残っている。

  • ルネットのフレスコ画は聖母を描いた物だが摩滅が激しい。

    ルネットのフレスコ画は聖母を描いた物だが摩滅が激しい。

  • 内部は18世紀のバロックに改装されている。

    内部は18世紀のバロックに改装されている。

  • 右側壁にあるサン・ロッコの聖像。

    右側壁にあるサン・ロッコの聖像。

  • 奥の祭壇脇にあるこの聖像が、この教会のシンボルとして知られるソーラのサン・ドミニコ(San Domenico di Sora)。ソーラにある修道院の修道院長だったので修道士のサン・ドミニコ(San Domenico abate)とも呼ばれている。<br />

    奥の祭壇脇にあるこの聖像が、この教会のシンボルとして知られるソーラのサン・ドミニコ(San Domenico di Sora)。ソーラにある修道院の修道院長だったので修道士のサン・ドミニコ(San Domenico abate)とも呼ばれている。

  • 毎年5月1日に「蛇つかいの祭り(Festa dei serpari)」という祭りが開催される。<br />この聖人はこの日、蛇をまかれて村を練り歩く奇祭の主人公である。<br /><br />CoculloあるいはFesta dei serpariで検索いただければ、その画像や動画を見る事が出来る。<br />アブルッツォには毒蛇はいないという事だが、この聖人は解毒の守護聖人として崇められているという。

    毎年5月1日に「蛇つかいの祭り(Festa dei serpari)」という祭りが開催される。
    この聖人はこの日、蛇をまかれて村を練り歩く奇祭の主人公である。

    CoculloあるいはFesta dei serpariで検索いただければ、その画像や動画を見る事が出来る。
    アブルッツォには毒蛇はいないという事だが、この聖人は解毒の守護聖人として崇められているという。

  • こちらは、16世紀のフレスコ画。<br />両サイドに聖アントニウスとマグダラのマリアを従えて中央にある聖人は、アミーコ・ディ・ランボーナ(Amico di Rambona)と呼ばれている。<br />10世紀から11世紀の初頭に活躍した修道士で、木こりの守護聖人として祭られている。

    こちらは、16世紀のフレスコ画。
    両サイドに聖アントニウスとマグダラのマリアを従えて中央にある聖人は、アミーコ・ディ・ランボーナ(Amico di Rambona)と呼ばれている。
    10世紀から11世紀の初頭に活躍した修道士で、木こりの守護聖人として祭られている。

  • 十字架降下の図。

    十字架降下の図。

  • そして磔刑図。いずれも16世紀のフレスコ画になる。

    そして磔刑図。いずれも16世紀のフレスコ画になる。

  • 小さな村を一周する。

    小さな村を一周する。

  • 写真に見える教会は、聖人の名を冠したサン・ドミニコ教会(chiesa di San Domenico)。20世紀の再建である。祭りの時は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会との間をドメニコの像を担いで練り歩くという事だ。

    写真に見える教会は、聖人の名を冠したサン・ドミニコ教会(chiesa di San Domenico)。20世紀の再建である。祭りの時は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会との間をドメニコの像を担いで練り歩くという事だ。

  • あまり人がいないくて、猫ばかりが目に入る。

    あまり人がいないくて、猫ばかりが目に入る。

  • この塔は中世の塔(Torre medievale)と呼ばれる13世紀の物だ。

    この塔は中世の塔(Torre medievale)と呼ばれる13世紀の物だ。

  • 村を出てから撮った遠景。中央にあるのはサン・ドミニコ教会になる。

    村を出てから撮った遠景。中央にあるのはサン・ドミニコ教会になる。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • shinkaiさん 2016/03/23 01:18:42
    こんにちは!


    いやぁ、初めてです、解毒の聖人とか樵の守護聖人とか。 まぁ、知らない聖人もいっぱい居られるのでしょうが・・。
    解毒の聖人は蛇を巻き付けられてお祭りに担がれて行進?! 途中で逃げる蛇はいないのかな? ぞぞ・・!

    それにしても猫ちゃんの写真が素敵です! 坂道の猫ちゃんの写真、頂きましたぁ。

    クリス

    クリスさん からの返信 2016/03/23 18:47:16
    RE: こんにちは!
    旅行で猫の写真を撮るようになったのは、sinkaiさんやミ〜タさんの影響かなハハ!

    元々は解毒の女神様がいたようですが、キリスト教化される過程で聖人に置き換えられたようです。キリスト教が田舎で普及するにはこのような過程があったという民俗学的な興味から、スルモナのごく近くなので、ここを訪ねてみました。

    信者も自らの首に蛇を巻き付けて行進に加わるようです。この動画は面白いですね。蛇はくたびれて、逃げられないのではないでしょうか?
  • ミータさん 2016/03/06 20:52:43
    猫だらけ
    確かに人口より猫口の方が多そうな町です。

    紅葉が素晴らしいですね。

    「蛇つかいの祭り」・・・。
    蛇は苦手ではないけど、あまり見物したいとは思わないですね。

    クリス

    クリスさん からの返信 2016/03/07 10:04:55
    Re: 猫だらけ
    村の入口などで、雑談の老人とか数人見かけたりしたのですが、帰って写真整理していると、猫ばかり。
    猫が絵になる村だったような。
    この村は、民俗学的に民間信仰のありかたを、示した面白い例だと思いました。

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