2016/03/02 - 2016/03/02
69位(同エリア285件中)
かっちんさん
等々力(とどろき)緑地にある川崎市市民ミュージアムでは、「くらしの道具 いま・むかし展」を、2016年3月27日まで開催しています。
この展示会は、明治から現代までの約150年間、日常生活に欠かせない生活用具が時代とともにどのように変化してきたのか、生活用具の移り変わりを紹介しています。
昭和20年代後半生まれのかっちんには、当時の生活用具や写真などから昔を懐かしむことができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
川崎市市民ミュージアム
常設展以外に、企画展「くらしの道具 いま・むかし展」が開催されています。
入場無料、休館日は月曜日です。 -
イチオシ
トーマス転炉
市民ミュージアム前に、日本鋼管(株)京浜製鉄所にて昭和12年〜32年まで稼動していたトーマス転炉(製鋼炉)が展示されています。
トーマス転炉は日本の鉄鋼業界の発展に大きく貢献しました。
遠くに見えるのは、武蔵小杉高層マンション群です。 -
くらしの道具 いま・むかし展
川崎市市民ミュージアムが所蔵している200種類強の道具や資料が展示されています。 -
展示会場の入口
左壁の「サキちゃん」と「トドロキ博士」が、昔と今の暮らしや道具を紹介してくれます。
博士の発明した「ムカシナール光線銃」を現代の道具に撃つと、何と昔の物になるとか・・・
ドラえもんもビックリ! -
昭和の川崎(写真)
昭和35年頃、トロリーバスが走っていました。
かっちんはその頃東京中野に住んでいましたが、新宿・池袋にもトロリーバスが走っていました。 -
国鉄武蔵溝ノ口駅前(写真)
昭和36年頃は北口駅前がとても狭かったのですが、その後再開発計画が検討され平成9年に大規模複合施設「ノクティ」がオープンしました。 -
「家の中を見てみよう」コーナー
大正時代の囲炉裏です。
川崎市農家の囲炉裏を再現しており、住まいの中心になっていました。 -
イチオシ
昭和33年の茶の間
ちゃぶ台を囲んで一家で食事をしていました。
白黒テレビ、茶箪笥、トランジスタラジオ、踏み台、掛時計、買い物かご、はたきなどがあり、かっちんは幼少の頃を思い出します。
昭和33年は電波塔の東京タワーが完成した年です。 -
炭の燃料
炭入れ、火おこし、消し壺などの道具があります。
煉炭、豆炭は暖房器具に使ったことがあります。 -
大かまど(復元模型)
麻生区王禅寺の民家にあった大かまどの模型です。 -
鋳物型かまど
鋳物で作られたかまどです。持ち運びが可能なので、屋外で使うこともできました。
燃料には米のもみ殻などを使います。 -
次は「道具の移り変わり」コーナー
左側は東京芝浦電気製の電気炊飯器です。
昭和30年代になると家電製品が登場し、くらしは一気に変化します。 -
かつお節削り器
カンナをひっくり返して箱をつけたものです。
かつお節を刃で削ると、下の段の引き出しにけずり節がたまります。
小さい頃にかつお節削りの手伝いをしたことがあり、よく覚えています。 -
洗濯板とたらい
洗濯板は表面に上向きにみぞが刻まれており、せっけん水がたまりやすいようになっています。
この上に洗濯物を置いてこすれば汚れが落とせます。
母親が腰を曲げて洗濯板で洗濯していたことを思い出します。
昔は重労働だったのですね。 -
電気洗濯機
昭和29年松下電器産業製のものです。
洗った衣類は横にあるローラーを使って脱水します。 -
二槽式洗濯機
昭和60年松下電器産業製のものです。
洗濯する部分と脱水する部分が2つに分かれた洗濯機です。 -
アイロン
電気アイロンだけでなく、ガスを燃料にしたガスアイロンがあったのですね。 -
手回しミシン
手でハンドルを回すことで、針と糸を動かすミシンです。
足踏みミシンより前は手回し式だったのですね。 -
扇風機
大正15年日立製の電気扇風機です。
鉄製で、とても重く、音も大きかったそうです。 -
アイスクリームを作る冷却器
ハンドルの下にある筒へ牛乳や生クリーム、砂糖を入れ、桶の中に氷と少量の塩を入れます。
その後、ハンドルを回して筒の中を混ぜながら冷やし、アイスクリームを作ります。 -
電気ストーブ
松下電器産業製です。
電気を使って熱を出すストーブです。 -
石油ストーブ
このストーブはアメリカで作られたもので、灯油を燃料にして熱を出します。 -
携帯用カイロ
豆炭を入れる「ポケットあんか」と、プラチナにベンジンを入れた時に出る化学反応熱による「黄金カイロ」です。
今は空気にさらすと温まるホカロンですね。 -
箱膳(はこぜん)
食事のときはふたをひっくり返してお盆のようにし、その上に食器を並べて食べました。
食べ終わると、最後にお湯やお茶で茶碗と箸を洗い、そのお湯を飲み干してからふきんなどで水気をぬぐい、そのまま中にしまいました。 -
米櫃(こめびつ)
米を保存するための入れ物です。
ねずみがかじらないよう、ケヤキなど固い木材を使って作られました。 -
氷式木製冷蔵庫
上の段に氷を入れると、氷の冷気が下の段へ伝わり、中のものが冷える仕組みです。
全体は木製で、内部には金属製の板が張られ、冷気を逃がさないよう断熱材も入っています。 -
電気冷蔵庫
昭和33年日立製の電気冷蔵庫です。
この頃はドアが一つで、冷凍庫がなく、冷蔵室の中に氷を作るところがついているだけでした。 -
真空管ラジオ
昭和25年三菱電機製の真空管ラジオです。 -
トランジスタラジオ
ソニー製のトランジスタラジオ登場により、小型化が進みました。 -
電話機
ダイヤル式の黒電話と公衆電話機です。 -
カラーテレビ
松下電器産業製のカラーテレビです。
昭和35年カラー放送が始まったことで、カラー放送を受信するためのテレビが登場しました。
ブラウン管、手回しチャンネル、微調整つまみなど、今のテレビとは違います。 -
パソコン
平成8年東芝製ノートパソコン、昭和62年製アップルコンピュータ製デスクトップパソコンです。 -
イチオシ
日本語ワードプロセッサ
昭和53年東京芝浦電気製の日本語入力用のワープロJW-10です。
「仮名漢字変換」システムが完成したことで、日本語の文書を簡単に作って印刷できるようになりました。
CRT画面、大きなキーボード、ドットプリンタ、記憶装置、CPUなどで構成されています。 -
次は「1960年代のこどもたち」コーナー
1960年代(昭和35〜44年)は日本の経済が大きく成長した時期です。
昭和39年に東京オリンピックが開催され、道路や水道、公園などが整えられ、町の様子も変わりました。
東海道新幹線も開通した年です。
かっちんは小学校高学年だった頃で、東京オリンピックを学校行事で見に行くことができ、修学旅行電車が新幹線に切り替わったことを覚えています。 -
鉄道ファン(雑誌)
東海道新幹線と在来線特急つばめの写真がでています。 -
学校机
昔の2人用机と、昭和38年から登場した1人用机です。 -
算数セット
1年生の算数お道具です。 -
スポーツたび
小学校の運動会では、たびを履いて走った記憶があります。 -
ハーモニカ
小学校の音楽授業ではハーモニカを使いました。
鍵盤ハーモニカが登場したのは昭和36年のことです。 -
ガリ版(謄写版)
高校の頃まで、テスト問題はガリ版で印刷されていました。
当時、部活動の広報誌作成にガリ版を使っていたことが懐かしいです。
コピー機が登場したのは昭和40年代後半だったと思います。 -
イチオシ
学校給食
左側が昭和38年の給食で、コッペパン、脱脂粉乳、くじらの竜田揚げです。
右側が昭和42年の給食で、ソフトめん、ミートソース、ビン牛乳、りんごです。 -
水でっぽう
縁日で豆でっぽうを買って遊んだことがあります。
水でっぽうは図工の授業で作りました。 -
イチオシ
ヒーローごっこ
幼少のかっちんにそっくり! -
らくがき
アスファルトの道にロウ石で絵を描いています。
これもそっくり! -
空き缶ぽっくり
ひもを通した空き缶に足を乗せて歩き、遊びます。 -
紙芝居
昭和35年頃の紙芝居です。
自転車の荷台が紙芝居の舞台になり、太鼓を叩いて子供たちを集めます。 -
ダイヤモンドゲーム
2人か3人でやるゲームです。
兄とよくやりました。 -
ダッコチャン
昭和35年に大ブームとなったダッコチャン人形です。
リカちゃん人形は娘がよく遊んでいました。
おわりに
生活の用具を通して、昔と今の移り変わりがよくわかりました。
現在のくらしや道具は、とても快適になったことを痛感しました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- PHOPHOCHANGさん 2016/03/05 03:38:10
- 知らないのは2つだけ(笑)
- ガチで懐かしいですね。手回しミシンとスポーツたび以外は見た事有りました。
今が快適過ぎて、逆にこれじゃダメだと思ったり‥。
楽しませていただきました。
ありがとうございますm(_ _)m
- かっちんさん からの返信 2016/03/06 09:51:32
- RE: 知らないのは2つだけ(笑)
- PHOPHOCHANGさん
こんにちは
まさか明治生まれ!
ではなく、よくご存じなのですね。
昔の生活用具を見ると、懐かしく楽しくなります。
かっちん
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