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2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。<br />モリーゼ州はペトレッラ・ティフェルニーナ(Petrella Tifernina)にあるサン・ジョルジョ(San Giorgio)教会。<br />側壁の片隅にあったサン・ジョルジョの彫刻。英語ではセント・ジョージとなるがドラゴン退治で有名な聖人だ。

アブルッツォ州とモリーゼ州の旅 ペトレッラ・ティフェルニーナ(Petrella Tifernina)

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2015/10/31 - 2015/11/08

8位(同エリア88件中)

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クリス

クリスさん

2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。
モリーゼ州はペトレッラ・ティフェルニーナ(Petrella Tifernina)にあるサン・ジョルジョ(San Giorgio)教会。
側壁の片隅にあったサン・ジョルジョの彫刻。英語ではセント・ジョージとなるがドラゴン退治で有名な聖人だ。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配
  • 高速のA14号をテルモリで降りて、SS647号をグアルディア ルフィエーラ(Guardialfiera)に向かう。途中に湖がある。

    高速のA14号をテルモリで降りて、SS647号をグアルディア ルフィエーラ(Guardialfiera)に向かう。途中に湖がある。

  • グアルディア ルフィエーラ湖(Lago diGuardialfiera)と呼ばれるダム湖だ。

    グアルディア ルフィエーラ湖(Lago diGuardialfiera)と呼ばれるダム湖だ。

  • ss647は、この湖を縦断する形で道路がかかっている。車を走らせながら、助手席から撮影したが、これはダムの壁面。

    ss647は、この湖を縦断する形で道路がかかっている。車を走らせながら、助手席から撮影したが、これはダムの壁面。

  • ガードのフェンス越しになるが、6km程湖を下に眺めながら道路が続いていた。

    ガードのフェンス越しになるが、6km程湖を下に眺めながら道路が続いていた。

  • グアルディア ルフィエーラからはさらに20kmほど1時間少々かかる。

    グアルディア ルフィエーラからはさらに20kmほど1時間少々かかる。

  • モリーゼ州は、カンポバッソ(Campobasso)県、ペトレッラ・ティフェルニーナ(Petrella Tifernina)。人口は1,200人強である。午餐の時間なので人影は少ない。

    モリーゼ州は、カンポバッソ(Campobasso)県、ペトレッラ・ティフェルニーナ(Petrella Tifernina)。人口は1,200人強である。午餐の時間なので人影は少ない。

  • あまり高くはないが、山岳都市様に丘の上に築かれた町である。<br />旧市街区の一番上にあるのがこの教会。サン・ジョルジョ(San Giorgio)と名付けらている。<br />後陣風景。献堂は1221年とある。

    あまり高くはないが、山岳都市様に丘の上に築かれた町である。
    旧市街区の一番上にあるのがこの教会。サン・ジョルジョ(San Giorgio)と名付けらている。
    後陣風景。献堂は1221年とある。

  • 二筒の半円アプト、もう一だけは角型になっている。

    二筒の半円アプト、もう一だけは角型になっている。

  • 右側身廊にある扉口。ルネットの石の色が黒い。明らかにここだけ違う石を使っている。

    右側身廊にある扉口。ルネットの石の色が黒い。明らかにここだけ違う石を使っている。

  • 側壁、軒下がりには目だった装飾がない。

    側壁、軒下がりには目だった装飾がない。

  • 彫られているのは、キリストを表す生贄としての羊。左は孔雀と言わている。そして下に魚。

    彫られているのは、キリストを表す生贄としての羊。左は孔雀と言わている。そして下に魚。

  • 魚はキリスト教徒を意味している。

    魚はキリスト教徒を意味している。

  • モリーゼ州は、1970年にアブルッツォ州から分離独立して州に昇格した新しい州である。イタリアではアオスタに次ぎ2番目に小さな州となっている。<br />古くからノルマン朝に属していたが、この地はベネベント公の支配下でありランゴバルト族の影響の強い地域であった。

    モリーゼ州は、1970年にアブルッツォ州から分離独立して州に昇格した新しい州である。イタリアではアオスタに次ぎ2番目に小さな州となっている。
    古くからノルマン朝に属していたが、この地はベネベント公の支配下でありランゴバルト族の影響の強い地域であった。

  • 井戸のある広場の右手に教会の正面入り口がある。

    井戸のある広場の右手に教会の正面入り口がある。

  • 正面奥に見える鐘楼の屋根。色瓦で装飾されている。

    正面奥に見える鐘楼の屋根。色瓦で装飾されている。

  • 正面タンパンの彫り物にランゴバルトの特徴が出ている。浅彫りのレリーフ状彫刻。<br />そして、何よりもこの奇抜な構図が面白い。

    正面タンパンの彫り物にランゴバルトの特徴が出ている。浅彫りのレリーフ状彫刻。
    そして、何よりもこの奇抜な構図が面白い。

  • 怪獣のような魚に飲み込まれようとしているのはヨナだという事だ。

    怪獣のような魚に飲み込まれようとしているのはヨナだという事だ。

  • 三祭室からなる内陣。中央祭壇にはキリストの磔刑があるが、これはルネサンス・スタイルの物

    三祭室からなる内陣。中央祭壇にはキリストの磔刑があるが、これはルネサンス・スタイルの物

  • この教会の見どころはランゴバルト風の柱頭彫刻。

    この教会の見どころはランゴバルト風の柱頭彫刻。

  • ギリシア神話に描かれるセイレーンは、あくまでも鳥のスタイルであるが、この像は魚の胴を持っている。<br /><br />

    ギリシア神話に描かれるセイレーンは、あくまでも鳥のスタイルであるが、この像は魚の胴を持っている。

  • これについては、ラテン語で羽は「pennis」鱗は「pinnis」。<br />つまり写本を口語訳して読み聞かせる過程で、聞き違いにより魚の姿の彫刻が出来てしまったという。<br />後世になればなるほど、真相が定かでなくなり両スタイルが並存したという事だ。

    これについては、ラテン語で羽は「pennis」鱗は「pinnis」。
    つまり写本を口語訳して読み聞かせる過程で、聞き違いにより魚の姿の彫刻が出来てしまったという。
    後世になればなるほど、真相が定かでなくなり両スタイルが並存したという事だ。

  • ちらの人頭彫刻も面白いが、その横にセイレーンの変化モチーフ。男性化した像がある。

    ちらの人頭彫刻も面白いが、その横にセイレーンの変化モチーフ。男性化した像がある。

  • 洗礼盤。

    洗礼盤。

  • 主祭壇、ルネサンススタイルの十字架。

    主祭壇、ルネサンススタイルの十字架。

  • 祭壇の手摺り部分にあったアダムとイブの彫刻。

    祭壇の手摺り部分にあったアダムとイブの彫刻。

  • これは、キリストのシンボルとしての羊。

    これは、キリストのシンボルとしての羊。

  • 右身廊にあるのは、この教会の守護聖人に当たるサン・ジョルジョの像。<br />この教会の古さに似合わない新しい像である。

    右身廊にあるのは、この教会の守護聖人に当たるサン・ジョルジョの像。
    この教会の古さに似合わない新しい像である。

  • 右身廊から外の扉口にでる。浅彫りの動物たちが、これまた面白い。

    右身廊から外の扉口にでる。浅彫りの動物たちが、これまた面白い。

  • ようやく見つけた、サン・ジョルジョの石彫。創建時を思わせるランゴバルト風の彫像が可愛い。

    ようやく見つけた、サン・ジョルジョの石彫。創建時を思わせるランゴバルト風の彫像が可愛い。

  • 柱頭は、どこれもこれも面白い彫り物ばかりだった。

    柱頭は、どこれもこれも面白い彫り物ばかりだった。

  • 最後に、見た目ではわからないこの教会の構造上の特徴を。実はこの教会の平面図が長方形ではなく平行四辺形となっている。<br />左辺が前に、右辺が後ろにずれているのだが、これは地形のよる制約で、直角がとれなかったために、そうなったのだと言われているそうだ。

    最後に、見た目ではわからないこの教会の構造上の特徴を。実はこの教会の平面図が長方形ではなく平行四辺形となっている。
    左辺が前に、右辺が後ろにずれているのだが、これは地形のよる制約で、直角がとれなかったために、そうなったのだと言われているそうだ。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • マリアンヌさん 2016/02/29 15:34:06
    素晴らしいロマネスク
    クリスさん、はじめまして。

    アブルッツオ州を検索していましたら、クリスさんの旅行記をたくさん見つけてしまい、順不同に見入ってしまいました。(まだ半分位?)

    私は車を運転できないので、いつも公共交通機関中心で旅していますので、アブルッツォは未踏の地です。

    それにしても素晴らしいロマネスクの数々ですね。
    見せていただきありがとうございます。

    こちらのPetrella Tiferninaの教会は一段と素晴らしいですね。
    タンパンの模様、以前訪れたチヴィダーレのランゴバルトの小神殿を想わせます。
    Pianellaの教会は、本で見たことがあります。

    ロマネスクというとピサのサン・ピエトロ・ア・グラード位しか行けてなく、いつしか少しでも廻ってみたいと思います。

    残りの旅行記も楽しませていただきます。
    マリアンヌ

    クリス

    クリスさん からの返信 2016/03/01 18:18:23
    RE: 素晴らしいロマネスク
    マリアンヌさん、コメントありがとうございます。
    おお、チヴィダーレやサン・ピエトロ・ア・グラードをご存じなんですね。
    私も既知なので、どれも素晴らしいロマネスクという印象ですが、あまり行かれる方が少なくて。それだけでもうれしいです。

    参考までにピサの旅行記を少し拝見させていただきました。また後程ゆっくり見させていただきます。

    アブルッツォは日本のガイドではほとんど取り上げられませんが、絶景や貴重な史跡が多い場所なのでもう少し、知られてきたらもっと旅行者も増えるのではないかと思います。今回私が行かなかったペスカラなどは鉄道駅もありますので、車でなくとも行けるところはありますよ。

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