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西賀茂の地に静かにたたずむ正伝寺を訪ねてきました。<br />過日日本経済新聞のコラムでデビッド・ボウイに纏わる記事が掲載されていました。<br />内容は1979年12月、宝酒造の焼酎「純」のテレビCMの撮影で京都を訪れたデビッド・ボウイが撮影場所について、自らこの正伝寺を指名したというものであった。<br />正伝寺はいまでこそJR東海のあのCMに登場し、少しメジャーとはなったものの、観光ルートからは外れた場所にあり依然として静寂を保ち続けている。<br />記事によれば、デビッド・ボウイは撮影中、静寂の中整然とした枯れ山水庭園とその先にそびえる比叡山を眺め涙を浮かべていたという。<br />そんな正伝寺に2月の激しく降る雨の中、彼が座ったであろう場所から彼が目にしたであろう庭園を眺めてきました。<br />

あの日ここからこの庭を眺め涙したデビッド・ボウイを偲ぶ~洛北の古刹 正伝寺にて~

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2016/02/20 - 2016/02/20

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koume

koumeさん

西賀茂の地に静かにたたずむ正伝寺を訪ねてきました。
過日日本経済新聞のコラムでデビッド・ボウイに纏わる記事が掲載されていました。
内容は1979年12月、宝酒造の焼酎「純」のテレビCMの撮影で京都を訪れたデビッド・ボウイが撮影場所について、自らこの正伝寺を指名したというものであった。
正伝寺はいまでこそJR東海のあのCMに登場し、少しメジャーとはなったものの、観光ルートからは外れた場所にあり依然として静寂を保ち続けている。
記事によれば、デビッド・ボウイは撮影中、静寂の中整然とした枯れ山水庭園とその先にそびえる比叡山を眺め涙を浮かべていたという。
そんな正伝寺に2月の激しく降る雨の中、彼が座ったであろう場所から彼が目にしたであろう庭園を眺めてきました。

  • 市バス9号系統で終点の西賀茂車庫前の一つ手前の神光院前停留所で下車。<br />西方向の山裾に向かい住宅街を縫うように上るとこのような案内があります。

    市バス9号系統で終点の西賀茂車庫前の一つ手前の神光院前停留所で下車。
    西方向の山裾に向かい住宅街を縫うように上るとこのような案内があります。

  • この住宅街を抜けたところ、正伝寺の門がわずかに見通せます。

    この住宅街を抜けたところ、正伝寺の門がわずかに見通せます。

  • 正伝寺。<br />正式名称は臨済宗南禅寺派正伝護国禅寺。創建は鎌倉時代。

    正伝寺。
    正式名称は臨済宗南禅寺派正伝護国禅寺。創建は鎌倉時代。

  • 正伝寺には今回が3度目の訪問です。<br />旅行記としては、2011年1月の雪の残る庭園を紹介しています。<br />正伝寺といえば借景の比叡山にかかる中秋の名月の庭園が有名です。<br />場所柄雪も多く、なかなか融けずに残ってくれるので雪が降れば出かけてみようかと思っていましたが、今シーズンはそのチャンスがなく、日経新聞の記事に触発されてこの日お寺を訪問しました。

    正伝寺には今回が3度目の訪問です。
    旅行記としては、2011年1月の雪の残る庭園を紹介しています。
    正伝寺といえば借景の比叡山にかかる中秋の名月の庭園が有名です。
    場所柄雪も多く、なかなか融けずに残ってくれるので雪が降れば出かけてみようかと思っていましたが、今シーズンはそのチャンスがなく、日経新聞の記事に触発されてこの日お寺を訪問しました。

    正伝寺 寺・神社・教会

  • ここまでバス停から15分ほど。門をくぐりさらにゆっくり上って15分足らずの道のりです。

    ここまでバス停から15分ほど。門をくぐりさらにゆっくり上って15分足らずの道のりです。

  • 坂の途中この門がありここを通ると正式な参道ですが、この日は竹林の写真を撮りたくて直進してしまいました。

    坂の途中この門がありここを通ると正式な参道ですが、この日は竹林の写真を撮りたくて直進してしまいました。

  • 竹林の中で椿が赤い花をつけていました。

    竹林の中で椿が赤い花をつけていました。

  • 本来の参道を通らなかったので正伝寺の勝手口に到着しました。

    本来の参道を通らなかったので正伝寺の勝手口に到着しました。

  • 勝手口を潜り抜けて庫裏に向かいます。

    勝手口を潜り抜けて庫裏に向かいます。

  • 拝観のため銅鑼を2打3度鳴らしましたが、待ち人現れず、結局庫裏の中に入り声をかけさせていただき、ご住職の奥さまでしょうか?温和そうな女性がが出てきてくださったので拝観をお願いしました。

    拝観のため銅鑼を2打3度鳴らしましたが、待ち人現れず、結局庫裏の中に入り声をかけさせていただき、ご住職の奥さまでしょうか?温和そうな女性がが出てきてくださったので拝観をお願いしました。

  •  本堂の廊下から眺めるの枯山水の庭園。晴れていれば白壁越しに比叡山を望む借景式庭園です。岩はなくサツキの刈込みのみが白砂とともに庭を形作っています。「獅子の児渡しの庭」と呼ばれるようです。

    本堂の廊下から眺めるの枯山水の庭園。晴れていれば白壁越しに比叡山を望む借景式庭園です。岩はなくサツキの刈込みのみが白砂とともに庭を形作っています。「獅子の児渡しの庭」と呼ばれるようです。

  • サツキは七、五、三調に植えられているとのこと。

    サツキは七、五、三調に植えられているとのこと。

  • デビッド・ボウイはこの庭を見て何に心を揺さぶられたのだろうか。<br />ミュージシャンの彼ならばその時未だなしえなかった究極の調和音、音符では表現することができない調和音をこの庭が奏でていたのかもしれない。<br />

    デビッド・ボウイはこの庭を見て何に心を揺さぶられたのだろうか。
    ミュージシャンの彼ならばその時未だなしえなかった究極の調和音、音符では表現することができない調和音をこの庭が奏でていたのかもしれない。

  • 残念ながら降り続く雨で比叡の山は霞んで見えない。

    残念ながら降り続く雨で比叡の山は霞んで見えない。

  • 庭を眺めては写真を撮る。

    庭を眺めては写真を撮る。

  • 庭に面する本堂(方丈)は伏見桃山城にあった遺構で御成殿と呼ばれていたものが、承応2年(1653)この地に移されたとのことです。

    庭に面する本堂(方丈)は伏見桃山城にあった遺構で御成殿と呼ばれていたものが、承応2年(1653)この地に移されたとのことです。

  • 雨は止むことなく降り続きました。

    雨は止むことなく降り続きました。

  • 次こちらに来るときは比叡の山が姿を見せる桜咲く頃だろうか。

    次こちらに来るときは比叡の山が姿を見せる桜咲く頃だろうか。

  • しばし、庭を眺め佇んでいるといつの間にか雨が小降りとなっていました。

    しばし、庭を眺め佇んでいるといつの間にか雨が小降りとなっていました。

  • 庫裏の前、本来の参道を下って正伝寺を後にしました。

    庫裏の前、本来の参道を下って正伝寺を後にしました。

  • 参道を少し下ったところに鐘楼がありました。

    参道を少し下ったところに鐘楼がありました。

  • そこにあった梅が白い花を咲かせていました。

    そこにあった梅が白い花を咲かせていました。

  • 正伝寺から大宮通に入り南へ下ります。玄以通の角を西方向に曲がり昼食場所まで歩きました。

    正伝寺から大宮通に入り南へ下ります。玄以通の角を西方向に曲がり昼食場所まで歩きました。

    和旬 保莉 グルメ・レストラン

  • 和旬保莉さんです。<br />テレビドラマに出てくるような小料理屋さん。<br />店内がきれい…いや美しい。カウンター7席ほどのスペース(奥には座敷があるのですが)、カウンター越しの器、鍋などの調理具が並べられた棚がとても格好いい。<br />大将の料理に向き合う真摯な思いが伝わってきます。

    和旬保莉さんです。
    テレビドラマに出てくるような小料理屋さん。
    店内がきれい…いや美しい。カウンター7席ほどのスペース(奥には座敷があるのですが)、カウンター越しの器、鍋などの調理具が並べられた棚がとても格好いい。
    大将の料理に向き合う真摯な思いが伝わってきます。

  • 昼の定食をいただきながらしばしデビッド・ボウイ談義に花が咲きました。

    昼の定食をいただきながらしばしデビッド・ボウイ談義に花が咲きました。

  • 税込1000円也。お料理の美味しさ、お店の雰囲気、店主のお人柄満足の昼食となりました。

    税込1000円也。お料理の美味しさ、お店の雰囲気、店主のお人柄満足の昼食となりました。

  • 保莉さんでの楽しい昼食を終え、玄以通を東へ大宮通に向かう途中、長屋風の町家を改造したおしゃれなお店が3軒並んでいました。

    保莉さんでの楽しい昼食を終え、玄以通を東へ大宮通に向かう途中、長屋風の町家を改造したおしゃれなお店が3軒並んでいました。

  • 左のお店はズーセス ヴェゲトゥスというバウムクーヘンのお店のようです。<br />ご近所の方におすそ分けしていただいたことがあるのですが、お店の場所はよく知りませんでした。<br />

    左のお店はズーセス ヴェゲトゥスというバウムクーヘンのお店のようです。
    ご近所の方におすそ分けしていただいたことがあるのですが、お店の場所はよく知りませんでした。

    ズーセス ヴェゲトゥス グルメ・レストラン

  • こちらの店は右側のお店。何のお店かよくわかりません。

    こちらの店は右側のお店。何のお店かよくわかりません。

  • こちらが真ん中のお店。パン屋さんですね。

    こちらが真ん中のお店。パン屋さんですね。

  • 3軒並びに昔の町家を改装した素敵なお店です。

    3軒並びに昔の町家を改装した素敵なお店です。

  • 大宮通の南下すると北山通の角にあるのがコーヒー販売のお店サーカスコーヒー。<br />雑誌などで取り上げられているお店です。<br />

    大宮通の南下すると北山通の角にあるのがコーヒー販売のお店サーカスコーヒー。
    雑誌などで取り上げられているお店です。

    サーカスコーヒー グルメ・レストラン

  • 一度店内に入ってみたいのですが、当方はは単なるコーヒー好きでコーヒー通ではないものですからなかなか入る勇気がでません。

    一度店内に入ってみたいのですが、当方はは単なるコーヒー好きでコーヒー通ではないものですからなかなか入る勇気がでません。

  • ここでカメラをリュックにしまい急ぎ足で自宅に戻ります。<br />もうすぐ孫がやってきます。

    ここでカメラをリュックにしまい急ぎ足で自宅に戻ります。
    もうすぐ孫がやってきます。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • nichiさん 2016/03/01 21:38:05
    デビッド・ボウイですか?
    koumeさん
    私の拙い旅行記に「いいね」ありがとうございます。
    正伝寺ですが、行ったことはありませんが興味があったお寺です。
    デビッド・ボウイが訪れていたとは、、
    それも風景に涙していたとは、、、
    全く知りませんでした。
    私は70年代初頭は洋楽狂いで、深夜放送(土井まさるのセイヤング、愛川欽也のパックインミュージックージック、や鈴木ひろみつ等のラジオを聞いて洋楽を知りました。
    その時はグラムロック全盛期で、デビッド・ボウイやマーク・ボランの全盛期。少ない小遣いを貯めてボウイのZiggy Stardust やマーク・ボランのEasy Actionのレコードを買って聴いていました。

    親日家であったデヴィッド・ボウイは、ステージパフォーマンスには日本文化の要素をいくつも取り入れており、そのコスチュームなど、歌舞伎の様式美や女形という要素に大きな影響を受けたようです。坂東玉三郎に女形の化粧のやり方を教わることすらしたようですが、女形の化粧をそのまま真似することはせず、むしろ女形に両性具有的魅力を見出し、ステージへの応用ができるかを模索したところがボウイの凄いところ。また、ボウイは歌舞伎の「早替わり」の要素をステージパフォーマンスに取り入れた最初の欧米人でもあったようです。
    1973年の来日時、山本寛斎と意気投合した音楽雑誌の記事を読んだ記憶があります。

    そんな彼が正伝寺で何を感じたのか?
    興味のあるところです。
    比叡山を借景にした素晴らしい「獅子の児渡しの庭園」はやっぱり見てみたいです。枯山水の名園も見事ですね。

    koume

    koumeさん からの返信 2016/03/02 07:21:16
    RE: デビッド・ボウイですか?
    nichiさん おはようございます。

    こちらこそありがとうございます。

    デビッド・ボウイは日本通で、京都に居宅を持っていたということですからよほど彼が引きつけられる何かがあったのでしょうね。

    それは、単に正伝寺の庭だけということではなく、仰るとおり歌舞伎など彼が知らなかった日本文化そのものであったように思います。

    私も、子どもの結婚式で聖歌隊のアメイジング・グレイスを聞いたり、ナタリー・コールのお父さんのナット・キング・コールのジャズの歌声を聴いたとき何故か心を揺さぶられた経験があります。

    異文化を知ることは、理解することはなかなか難しくても、体感することは容易です。それが旅の醍醐味かも知れませんね。

     Koume


    > koumeさん
    > 私の拙い旅行記に「いいね」ありがとうございます。
    > 正伝寺ですが、行ったことはありませんが興味があったお寺です。
    > デビッド・ボウイが訪れていたとは、、
    > それも風景に涙していたとは、、、
    > 全く知りませんでした。
    > 私は70年代初頭は洋楽狂いで、深夜放送(土井まさるのセイヤング、愛川欽也のパックインミュージックージック、や鈴木ひろみつ等のラジオを聞いて洋楽を知りました。
    > その時はグラムロック全盛期で、デビッド・ボウイやマーク・ボランの全盛期。少ない小遣いを貯めてボウイのZiggy Stardust やマーク・ボランのEasy Actionのレコードを買って聴いていました。
    >
    > 親日家であったデヴィッド・ボウイは、ステージパフォーマンスには日本文化の要素をいくつも取り入れており、そのコスチュームなど、歌舞伎の様式美や女形という要素に大きな影響を受けたようです。坂東玉三郎に女形の化粧のやり方を教わることすらしたようですが、女形の化粧をそのまま真似することはせず、むしろ女形に両性具有的魅力を見出し、ステージへの応用ができるかを模索したところがボウイの凄いところ。また、ボウイは歌舞伎の「早替わり」の要素をステージパフォーマンスに取り入れた最初の欧米人でもあったようです。
    > 1973年の来日時、山本寛斎と意気投合した音楽雑誌の記事を読んだ記憶があります。
    >
    > そんな彼が正伝寺で何を感じたのか?
    > 興味のあるところです。
    > 比叡山を借景にした素晴らしい「獅子の児渡しの庭園」はやっぱり見てみたいです。枯山水の名園も見事ですね。
    >
  • マリアンヌさん 2016/02/24 09:52:25
    デビッド・ボウイ♪
    koumeさん、こんにちわ。

    いつも京都を楽しませていただきありがとうございます。
    正伝寺、以前訪れたことがあります。

    雨に濡れ、しっとりとした佇まいが素敵ですね。
    そしてデビット・ボウイのお話、初めて知りました。
    正伝寺を指定したなんて、比叡山借景を知っていたのでしょうね。
    庭を眺めて涙するなんて、何を思ったのでしょう・・・
    行きたくなりました。

    先日、NHKの映像の世紀で東西ベルリンのブランデルグ門の下で野外コンサートをするボウイの映像が印象的でした。

    京都はなかなか行けないのですが、円通寺も比叡山借景が素晴らしく、何度か訪れたことがあります。
    やっぱり京都はいいですね。

    マリアンヌ

    koume

    koumeさん からの返信 2016/02/24 20:39:27
    RE: デビッド・ボウイ♪
    マリアンヌさん こんばんわ。

    デビッド・ボウイは京都に居宅を持っていたようですから、こちらに滞在中に正伝寺に行ったことがあるかあるいは地元の知人に正伝寺のことを聞いてぜひ訪れてみたいと思っていたのかもしれませんね。

    宝酒造は「純」が大ヒットして一気にメジャーとなった企業ですが、ギャラだけではなく京都の企業のオーダーということでCM出演を引き受けたのかもしれません。

     Koume

    > koumeさん、こんにちわ。
    >
    > いつも京都を楽しませていただきありがとうございます。
    > 正伝寺、以前訪れたことがあります。
    >
    > 雨に濡れ、しっとりとした佇まいが素敵ですね。
    > そしてデビット・ボウイのお話、初めて知りました。
    > 正伝寺を指定したなんて、比叡山借景を知っていたのでしょうね。
    > 庭を眺めて涙するなんて、何を思ったのでしょう・・・
    > 行きたくなりました。
    >
    > 先日、NHKの映像の世紀で東西ベルリンのブランデルグ門の下で野外コンサートをするボウイの映像が印象的でした。
    >
    > 京都はなかなか行けないのですが、円通寺も比叡山借景が素晴らしく、何度か訪れたことがあります。
    > やっぱり京都はいいですね。
    >
    > マリアンヌ

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