2015/10/31 - 2015/11/08
20位(同エリア384件中)
クリスさん
2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。
マイエラ国立公園内にあるファーラ・サン・マルティーノ(Fara San Martino)。岩の裂け目にある寺院跡がこの名の元になったサン・マルティーノ修道院である。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11月4日。グアルディアグレーレを出発して、この日はモリーゼ州に向かう。
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遠くに見える村は、昨日見たペンナピエディモンテ。そして背景のマイエラ山である。
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ヴィラ・マイエラからは南に23km。マイエラ国立公園内にあるファーラ・サン・マルティーノ(Fara San Martino)は、ランゴバルトが起源の町といわれている。人口は1,500人弱。
日本でも有名な食品会社、デ・チェコ(De Cecco)の生産工場がある。 -
デ・チェコは地元アブルッツォ州の企業で、本社営業はスルモナにあるが、生産工場をこのファーラ・サン・マルティーノに置いている。
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マイエラ国立公園にあっては、主峰マイエラ山に次ぐ、アクアヴィヴァ山の良質なミネラルを含んだ水が、この敷地内から湧き出ているが、この湧水を使って、この会社のパスタは作られている。
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デ・チェコの創業者フィリポ・デ・チェコの名を冠したフェリポ・デ・チェコ通りに一連の工場施設が連なっている。
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下の写真は、工場の横にある水路を撮ったものだ。水量も豊富だが、緑がかった水の澄んだ流れは、この町の名所のひとつとなっている。
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街中には入らなかった。
工場の横の道を1kmほど進むと登山道の入り口に突き当たる。サンマルティーノ渓谷(Gole di San Martino)と呼ばれているこの場所は、マイエラ山に次ぐ第二峰のアクアヴィヴァ山(Monte Acquaviva)への登山口になる。 -
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トレッキングの案内表示はあるが、この先には厳しい断崖絶壁が待っている。
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この先は行き止まりかと思われるような地形だが、左右の断崖の間を、人一人がようやく通れるような割れ目が開いている。
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数十メートルいくと開けた土地に出る。その先に小さな庵の跡がある。
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サン・マルティーノと名付けられたこの寺院跡は、900年頃にベネディクト派の修道院のとして建てられた。
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寺院といっても、壁面の残骸といくつかのアーチ構造を確認できるだけの廃墟である。
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閉ざされた空間なので、静寂でとても神秘的な雰囲気を醸し出している。
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この修道院は、洪水により消失してしまったという。
現在は夏期にコンサートが行われたりもするようだが、普段は人気のない静かな所となっている。 -
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私は見られなかったが、妻はこの崖の上にカモシカがいたのを見たという。
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