2016/02/10 - 2016/02/13
384位(同エリア2114件中)
アツシさん
「ペナン」はマレー半島の西方、マラッカ海峡に位置する島。
ビーチ・リゾートとして知られる一方、多様な文化が融合した独特の町並みを持つ世界遺産の街でもある。
18世紀のイギリス植民地時代から引き継がれた瀟洒な建築物と、「プラナカン」と呼ばれる中国やマレーの文化とヨーロッパの文化をミックスさせた独自の建築物に加えて、現代的なストリートアートが旅人を飽きさせない。
今回、旧正月に沸くコロニアルシティで、歴史的ホテルの滞在とジョージタウンのアート巡りなど、マレーシアンリゾートの休日を楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
-
最初の滞在は、ジョージタウンのランドマーク的存在である「イースタン&オリエンタルホテル」。1885年に建てられたコロニアルホテル。
http://www.eohotels.com/
どこかで見覚えあるクラシックな外観は、シンガポールにある「ラッフルズホテル」と同じサーキーズ兄弟に建てられたため。
歴史と伝統を今に伝えている。 -
E&Oは、ヘルマンヘッセやチャップリンなど、有名人に愛された老舗ホテル。
ロビーも当時の佇まいを今に残しており、
時間がゆっくり流れるかのような錯覚に陥る。 -
レトロなコースターに置かれたウェルカムドリンク。
程よい酸味が喉を滑り降りて、外の暑さをしばし忘れさせてくれる。
そう日本では真冬の2月でも、こちらペナンは30度オーバーの常夏の島。
お越しの際には、暑さ対策をお忘れなく。 -
ホテルは旧館(ヘリテージ)と新館(アネックス)に分かれており、こちらはヘリテージウィングのエントランス。
中国の旧正月にちなんでか、赤系の観葉植物が多く飾られていた。
ペナン島は中華系住民が4割を占めており、旧正月のイベントなども盛大に行われる。 -
吹き抜けとなっている階段を見上げると、アールデコ調(?)の巨大なシャンデリアが存在感を放つ。
-
今回の滞在は、旧館のSTRAITS SUITEをチョイス。
広い客室は、寝室とクラシカルな調度品に彩られたラウンジの2つの部屋で構成されている。 -
たくさんのウェルカムフルーツがお出迎え!
見た目も美しいけど、中身もジューシーで大満足。 -
部屋にはマラッカ海峡からの風と景観を楽しめる大きな窓。
Good Viewです。 -
窓を開けると、ちょうどプールの真上。
泳いでいる人も多く、皆気持ちよさそ〜。
お昼の暑い時には、ゆったりプールサイドで涼を取るのが正しい過ごし方。 -
実はこのホテル、プールが2つあり、まずは新館側のプールで寛ぐこととする。
旧館側のダイニング「sarkies corner」脇の廊下を抜ければ、そのまま新館へ。
廊下には、アフタヌーンティーで有名なラウンジ「1885」もあります。 -
折角なので、ホテルの中ではなく海沿いの庭を通って新館へ移動。
夏の扉を開けて、別世界へ。 -
南国感満載の椰子の木とクラシックホテルの1シーン。
ココロ踊る絵です。
外は太陽が照り付けていたが、そよぐ海風が心地よく、さほど暑さを感じさせない。 -
庭に落ちていたプルメリアの花たちが、南国気分を高めてくれる。
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ガーデンを散策した後、新館のインフィニティプールに到着。
空と海とプールの境界線が一体となって溶けていく、そんな極上の空間を演出! -
開放感あふれるプールサイドは、癒しの時間を作り出してくれる。
贅沢なヒトトキに、ココロのお洗濯。 -
プールサイドにはラウンジが併設され、景色を楽しみつつ、乾いた喉を潤すこともできます。
ラウンジでは新館宿泊者に限って、17〜19時はフリーカクテルも楽しめるとのこと。 -
プールサイドで寛いだ後は、SPAで更なる癒し体験。
ここペナンでは、多くのマッサージ・SPAがあり、今回お邪魔したのは一軒屋のスパサロン「DE SENSE SPA」。
http://www.desensespa.com/
少々ジョージタウンから離れているものの(車で20〜30分)ホテルの無料ピックアップサービスあり&日本語OKなので、面倒なことを考えずに楽しめます。 -
そんなこんなで、優雅な時間を楽しんだつかの間、次第に夜の帳(とばり)が降りてきた。
ホテルの仄かな照明が彩りを添える。 -
プールサイドにも静寂が訪れる。
暑さを気にせず、のんびりお散歩できる時間帯。 -
ホテルロゴもなお一層の輝きを放つ。
う〜ん、美しい。
美しすぎる。 -
濃淡ついたグラデーションを持つ幾何学模様の影が、綺麗に重なり合う。
ホテル独特の照明も雰囲気造りに一役買ってます。
EASTERN&ORIENTAL HOTELでの滞在は、日常の対極にある、極上のリラクゼーションワールドを堪能させてくれました。 -
一歩外に出れば、街は旧正月に彩られており、これまた非日常。
こちらは、ガーニープラザ前のデコレーション。
とはいっても、そんなに気になるほど人が溢れているわけでもなく、ほどよい賑わい。 -
中華系の建物としては、この「観音寺」。
1800年代に建てられたペナン最古の中国寺院。
時節柄か多くの方が、お参りに訪れていた。
旧正月を彩る紅い提灯が、青空に映える。 -
「海南会館」は、少々こじんまりしているが味わい深い佇まい。
観音寺ほど人も多くなく、落ち着いて見学できます。 -
壁の精巧な彫刻はダイナミックであり、壮大な物語の1シーンを示しているかのよう。
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ジョージタウンは、中華系以外にも、イスラム、インディア、英国風と多様な文化を楽しむことができる。
そんな中見つけた手書きの標識。味あります。 -
EASTERN&ORIENTAL HOTELの前、ライト通りはコロニアル建物が並ぶ小洒落たエリア。
イギリス統治時代の遺産が数多く残されている。 -
ジョージタウンの世界遺産地区は、いまや「アート」の街。
ペナンの今昔のエピソードをコミカルに描いたアイアンアートが52か所が街に点在。 -
到る所に、黒い針金で作られたオブジェが白い壁の前に備え付けられ、街歩きを楽しませてくれる。
-
また、オフィシャルで造られたアートにインスパイアされ、ジョージタウンの建物には鮮やかなウォールアートが百花繚乱。
さりげなく描かれたバレリーナが、お上品な佇まい。 -
と思えば、ダイナミックなフェースアート。
気を抜くと、飲み込まれそう! -
ペナンで象徴的な建物といえば、「ショップハウス」。
ショップハウスは18世紀後半、イギリス統治の下、商業都市として発展するに従って中国系商人が集まるエリアに数多く見られた2階建ての建築様式。1Fがお店。2Fが住居となっているが、1Fをリノベーションして、おしゃれなカフェやレストランがここ数年で急増。
現在のペナンは、一大カフェブーム。
ちょっと覗いてみるだけで、入りたくなる店構えのカフェ多し。 -
写真はぶらっと入ったお店だが、中国式の建物の中に近代的なカフェをOPEN。日本でも普通に人気が出そうな佇まい。
マレーシア名物の面料理・ラクサは、ペナン独自のアッサムラクサや写真のグリーンカレーラクサなど、ピリッと辛いバリエーションが楽しめた。 -
鮮やかな青に目が留まる。
美しいウォールアートで、中華と欧州文化の融合が楽しめる。 -
ショップハウスの表玄関側には「ファイブ・フット・ウェイ」と呼ばれる屋根つき歩行者用の通路が続いている。
これは玄関から最低5フィートのスペースを公共の通路として確保するよう、イギリス統治時代に条例で決められた建築基準とのことで、歩行者を直射日光や突然のスコールから守る役目も果たし、南国マレーシアに適したつくりになっている。
現在でもカラフルな壁と、ポルトガルを彷彿とさせる鮮やかなタイルの美しい組み合わせが、目を楽しませてくれる。 -
ペナン・ジョージタウンの中でもアルメニア通りは、美しい建物が並ぶ、伝統的なエリア。
写真は中国革命の父と称される孫文の本拠地であった場所。 -
門構えや装飾は様々。オシャレなショップが数多く立ち並ぶ。
見て歩くだけで、飽きません。
日差しを避けながら、迷路のようなショップハウスの街並みを抜ける時間こそ、ジョージタウン散策の醍醐味かも。 -
ペナン名物のひとつが、ホワイトコーヒー。
ペナン島(またはマレーシア?)の特産品で、ローストしてあっても、なんとなく白っぽい豆なのでこの名前がついたそう。
中でも有名なブランドがOLD TOWN。
缶コーヒーのパッケージもどことなく建物のトーンにあっているように思いません? -
ここからは、有名なストリートアートのスナップを紹介。
リトアニア人アーティストが手掛けた、ペナンの日常を描いたアートが街に9か所あり、ジョージタウンのアートの走りとなったとのこと。
特に人気があるのは、地元ペナンのアーティストLouis Gan氏の作品群。
まずは、バスケットを楽しむ少年少女(姉弟かな?)
実際のボールを壁にくっつけてある「技アリ」アート。 -
(上)自転車に乗る姉弟が描かれているが、なんと自転車はホンモノ。
パシャっと一枚。
イラストの風合いがジョージタウンの風合いにマッチしてます。
(左下)
ブランコに乗る兄妹。楽しげです!
(右下)
コップを取る少年。
写真撮影待ちの人たちで溢れているくらい、大人気! -
さてお次は、レイス通りを入った先に佇んでいる不思議な外観のお屋敷。
鮮やかなインディゴブルーの建物「チョン・ファッ・ツェ・マンション」(通称:ブルーマンション)は、19世紀にジョージタウンを取り仕切っていた大富豪・チョン氏の邸宅。
http://www.cheongfatttzemansion.com/ -
宇宙を思わせる幻想的な青の世界は、他に類をみない。
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建物の中心に大きなオープンエアの中庭を持つ、華南地方特有の中国建築であるそうだが、随所に洋風のアクセントが施させている。
階段の手すりしかり。 -
ヴィクトリア朝風の装飾で飾られた装飾しかり。
中庭に降り注ぐ日光が、グラマラスな陰影を作り出している。 -
ブルーマンションは現在ブティックホテルとして営業しており、原則的に宿泊者以外は立ち入り禁止。
内部の見学をするには、1日3回開催されるガイドツアーに参加が必要。
許されるなら、ゆっくり宿泊して、内部の美しい装飾や青の世界に浸りたいところ。 -
広い屋敷内にはあちこちにパブリックスペースが設けられ、時の流れを忘れてオールドペナンの情緒に浸ることができる。
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館内に飾られていたポスター。
1991年のフランス映画「インドシナ」(主演:カトリーヌ・ドヌーヴ)のロケ地となったことで世界的に知られる一因になったとのこと。 -
今度は「プラナカン・マンション」。
19世紀、ペナン随一の有力者の豪邸は、現在プラナカンに関するミュージアムとして整備されている。
http://www.pinangperanakanmansion.com.my/ -
プラナカンとは、一般的に15〜16世紀に中国からマレー半島へ渡ってきた中国人男性と、地元女性との間に生まれた子の子孫のこと。
プラナカンは当時の植民地政府やヨーロッパとの交易を経て巨万の富を築き、衣食住全般に、贅を尽くしつつも繊細、かつ美意識に富んだ「プラナカンスタイル」というべき文化を花開かせた。 -
先のブルーマンションと同様、建築は中国洋式を基本に随所に西洋風の要素を取り入れたプラナカンスタイル。
美しい装飾で埋め尽くされたメインホールを眺めているだけで、思わずため息。
ここでは思う存分、豪華絢爛なプラナカン文化に酔いしれることができる。 -
プラナカンマンションは、淡いグリーンをベースとした色使いが多く、ビビッドな赤やピンク、精巧な調度品との色合いが絶妙な美しさを醸し出す。
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アンティークな家具や衣服など、プラナカンのライフスタイルを伝える展示が興味深い。
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レトロでモダンなステンドグラス。
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屋敷の主、チュン・ケンキーの祖先の肖像画が飾られた家族の間。
プラナカンになった気分でお屋敷を散策し、時がゆったり過ぎるような南洋の豪邸を堪能した。 -
プラナカンマンションの写真の一枚...と思いきや、これが最後のお宿「セブンテラシズ」
http://www.seventerraces.com/
17世紀に建てられた7つのテラスハウスを改装し、プラナカンスタイルにこだわったブティックホテル。 -
4mはあろうかという大型のストレイチアが植えられた、開放感のある中庭。
立ち止まっていると、プラナカン文化が隆盛を極めた時代にタイムスリップしたかのような錯覚が楽しめる。 -
ちょっとした空間もセンスあふれる佇まい。
オシャレだけど、シック。
居心地良すぎます。 -
実際にプラナカンが使用した装飾品が、さりげなく鎮座しており、上質な空間を演出。
夕方にはこちらでアフタヌーンティーを楽しむこともOK。
お次は宿泊したゲストルームをご紹介。 -
広っ!
それもそのはず、セブンテラシスは全室スイート。
中国と西洋、それぞれの文化のフュージョンが体感できる豪華なリビングルームで寛ぎ、しばしの安らぎ。 -
左手の階段を登るとベッドルーム。
特筆すべきはベッド。
憧れの天蓋付きベッドで見る夢は、どんな夢?
古きよき世界への、心地よい眠りにいざなわれること間違いなし。 -
日が落ちて、ライトアップされたセブンテラシズは、更なるラグジュアリー感満載。
ちなみに紅い提灯は旧正月だけのようだが、色合いが綺麗で、建物とのコントラストが鮮やかになるため、是非常設してほしいところ。 -
スイミングプールも広さは十分で、ライトアップされることでリゾート気分は最高潮。
-
ペナンといえば、グルメタウンとしても名を馳せた地。
そんな中、TripAdviserランキング1位のレストランが、セブンテラシズ併設(写真奥)の「Kebaya(クバヤ)」。
ジャンルはモダン・ニョニャ料理とのこと。
ニョニャ料理は、プラナカンが生み出した マレーと中国(主に福建)料理が融合した独特のもの。
手間のかかることで知られ、マレーシアでは元海峡植民地だったペナンやマラッカで受け継がれており、こちらのレストランではニョニャ料理にフランス料理の手法を取り入れたお料理が頂ける。 -
プラナカンスタイル(?)のカラフルなメニュー。
ディナーは前菜、野菜料理、メインコース、デザートの4品から各自チョイスするプリフィックススタイル。 -
味はいうまでもなく絶品だが、料理とそれを彩る食器もまた絶品。
調和された世界を楽しみます。 -
セブンテラシズは朝食もスゴイ。
まずはクリーミーな泡立ちのコーヒーで、頭をスッキリ。
陶器もまた繊細なデザインで、オシャレ。 -
朝食もプリフィックススタイル。
エッグベネディクトや、ふわふわたまごとジューシーなベーコンがトッピングされたクロワッサンサンドイッチがこれまた絶品。
スタッフも気さくで、居心地最高のデザインホテル。
ペナンに再訪する機会があれば、リピート必至。オススメです。 -
古くて新しいエキゾチックタウン「ペナン」。
様々な角度から刺激を受けられ、かつ、想像以上の安らぎを与えてくれる街。
是非一度、足を運んで、ノスタルジー紀行をお楽しみ下さい。
■関連旅行記
(1) シンガポール:「シンガポールとプラナカンの世界」
http://4travel.jp/travelogue/10298214
(2) クアラルンプール:「クアラルンプール 〜マレーなる美食・グルメレポート〜」
http://4travel.jp/travelogue/10508363
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