2016/01/24 - 2016/01/26
59位(同エリア853件中)
しんちゃんさん
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南紀勝浦温泉は、白浜温泉と並び和歌山を代表する名湯。
ホテル浦島は、熊野灘の風波で浸食されてできた天然洞窟を利用した名物風呂「忘帰洞」がある。
ホテル浦島が立っている土地は海底が隆起してできた岬です。
於泥岩層の破砕帯が熊野灘の荒い風波に浸食された間口25メートル・奥行50メートル・高さ15メートルの天然洞窟です。
その洞窟の中に自然に温泉が湧出して熱い湯溜りとなり古くから沐浴に利用されていたようです。
約1000平方メートルある洞窟内には、海から打ち寄せる波音が心地よく響き渡り、海を眺めながらの湯浴みは豪快な気分が味わえる。
2014年1月に訪れた時、巨大ホテルにある洞窟風呂を含め6ヶ所もある風呂の全てを張り切って…湯めぐり制覇!
ところが満足感はあったものの、館内が広くて温泉から温泉を移動するのに時間が掛り忙しい思いをした。
趣の違う風呂6つ全てに入ってみたかったのでバタバタせわしない思いをした訳です。 1泊では「の〜んびり〜」とは過せなかった‐:-)
”もう一度行きたい温泉宿”候補の中の1つホテル浦島で、今回はの〜んびり湯浴みを楽しみたいと思います。
*****ご覧いただければ嬉しく思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今回もJR西日本のジパング倶楽部会員割引30%引き切符を最寄駅で購入して紀伊勝浦まで乗車します。
新大阪駅11時発特急くろしお9号(新宮行)で3時間40分の旅です。
紀伊勝浦まで片道400kmの道のり。 -
自由席の車内はガラガラです。2年前は指定席を取りましたが、同じように空席の方が多かったです。
特急くろしおは1時間に1本、新宮行と白浜行が1時間置きに走っているだけで
11時発に乗り遅れると13時まで待たなくてはならず、乗り遅れては大変。
乗車率が低いようなので、本数が少なく不便なのは仕方がないかも知れませんが。
お陰で周囲の目も気にする事も無く伏見稲荷で買ったいなり寿司をほおばり、のんびりと行きます。
こんな事なら<伏見稲荷名物すずめとうずらの丸焼き>も買えば良かったかなぁ〜 )^o^ -
今回も有り難いことに天気に恵まれ良い旅が出来そうーな・・
冬の海は波も穏やかで光る海面、弧を描く海岸線・・とても美しい。 -
ぼーっと車窓を眺めていると、海上に並ぶ岩が見えてきました。
そして、橋杭岩についての車内アナウンス・・・ -
右手に見えてくるのは、串本から大島に向かって大小40あまりの奇岩が海上に並ぶ、国の天然記念物の橋杭岩です・・・・と。
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新大阪駅から3時間40分、少し退屈し始めた頃、紀伊勝浦駅に到着しました。
-
改札口を出ると、通路の壁に熊野古道の案内図が貼ってあります。
熊野古道の玄関口である那智勝浦、分かり易く写真ものっています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録さていることだけあって、観光協会の人や学生さんがパンフレットを配ったりしてPRされています。
前回訪れた時は、熊野古道<大門坂〜那智大社〜那智の滝>の、いにしえの道を散策し楽しめました。 -
駅の階段を降りると、直ぐそばに「滝の湯」という無料の足湯があります。
浴槽に那智黒石が敷き詰められています。 -
紀伊勝浦は西日本一の生鮮マグロ水揚げを誇るの町として知られています。
駅前商店街にはマグロ料理を出す食堂や土産物店が並んでいます。
しかし人通りも少なく開店している店は少ないようで、商店街は今ひとつ活気が無いように見受けられます。1月だからでしょうか? -
駅から商店街を抜け歩いて6〜7分、勝浦港です。
桟橋からは「ホテル浦島行き」と「ホテル中の島行き」の船が行き交っています。 -
桟橋から見える今宵の宿「ホテル浦島」の全景です。
海辺や山上にある4つの建物が地下道でつながる大型ホテルです。
ホテル敷地内に9本の源泉と6カ所の温泉があります。
忘帰洞のほか、山の上に建つ山上館にも2つの温泉があり眺望と共に楽しめます。
再訪の望みがかないホテルを目の前にワクワクします。 -
迎えの船が見えて来ました。
勝浦港から送迎船でホテルまで行くというのも、人気をうむ一つの要素かな。 -
桟橋には、バスツアーや車で来たと思われる大勢の人が次々と押し寄せて来ます。
送迎船は15分おきに出ていて、前列から船に乗り込みすぐに席が埋め尽くされます。
30分ぐらい待ち2隻目で乗船し座れましたが、ホテルまではたったの5分。
立っていてもしれています。 -
紀の松島めぐり遊覧船もこの桟橋から出ています。
前回訪れた時この遊覧船に乗って紺碧の海に浮かぶ島々と海岸美が誇る南紀の景勝地をめぐりました。
途中太地くじら浜公園で下船して鯨に関する展示品や鯨やイルカショーなど4時間見学しました。
どちらかと言うと子供向けの場所かと思われますが、大人でも結構見応えがあり鯨の事など勉強になりました。知恵を生かす場がありませんが(笑) -
あっという間に、ホテル浦島前の桟橋に着きました。
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勝浦湾桟橋方面が見える、今宵の部屋です。
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荷を解き、この地図をもって早速お風呂へ。
館内は本館の他になぎさ館、日昇館、山上館と建物が分かれて、
廊下やエレベター、エスカレーターでつながっています。
それぞれの館にバラエティにとんだお風呂があります。 -
まずは、山上館にある・・・町を見下ろす山の上のお風呂へ。
本館と山上館をつなぐ長いエスカレーターを使います。
スペースウォーカーと名が付いていて、全長は154m、傾斜角度が30度もあり
かなり急です。 -
高低差77mを楽しみながら・・・
途中、熊野灘も眺められます。 -
右側には階段もあり、428段にもなります。
所要時間5分で、海抜80mの山頂に立つ山上館に到着。 -
では、山上館32階にある大浴場「天海の湯」へ。
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天海の湯の露天風呂からは、眼下に広がる太平洋の大パノラマが広がっています。
温泉かけ流しのお湯で、少し濁りがある硫黄泉の弱アルカリ性低張性高温泉です。
ややぬるめの湯、幸い誰も居なくて長い時間浸かって居られ・・気分は爽快です。 -
次に、階段を上り山上館33階にある、遙峰(ようほう)の湯へ。
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遙峰の湯は那智山、勝浦湾、勝浦の町並みが一望できます。
夕暮れ時からは、紀伊の山に沈む夕日、勝浦の夜景など美しい光景を湯船から見られるようです。 -
館内の案内板の写真を撮りました。こんな感じの風呂です。
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では、最も有名な忘帰洞へ。
33階からエベレーターで1階に下り、建物を繋ぐ連絡路トンネル通りその先の突き当りにある忘帰洞。移動するだけでも4〜5分位は掛ります。
前回は何度か迷いそうになりましたが今回は大丈夫!さっさっと目的地へ行けます(^○^) -
忘帰洞の入り口です。
洞窟内は照明はあるものの、常に薄暗い状態です。
天井を見上げると何かが飛んでいてビックリ!
よ〜く見ると鳩でした。コウモリでなくて良かった―(笑) -
忘帰洞の写真です。
天然の洞窟で間口25m・奥行き50m・高さ15mに源泉かけ流しの硫黄の匂いはするわ、お湯も灰色・白濁しているわで・・・最初は驚きました。
荒波の時に奥の波打ち際湯船に浸かって居たら波が掛かりそうです。 -
忘帰洞の2つの風呂は早朝男女入れ替わるので、どちらにも入る事が出来ます。
どちらの湯も4〜6つの湯船があります。
ザブ〜ン・ザブ〜ンと心地よい波の音に、体だけでなく心も癒してくれます。 -
紀州藩主の子孫が、「帰るのを忘れるほど心地よい」と言ったことから命名された洞窟に湧く天然露天風呂の忘帰洞です。
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夕食までにまだ時間が有るので、続いて玄武洞へ。
違う館にあるので連絡通路を通り階段を使い移動に5分は掛ります。 -
日昇館2階の奥まった所、忘帰洞と同じく太平洋に面した洞窟風呂です。
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お湯は薄緑・白濁していて、下の写真の波打ち側の湯船は、やや緑色でした。
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玄武洞は 忘帰洞をひと回り小さくした感じです。
巨大ホテルですが今まで入った4つの風呂がどれも大きいので、狭さや混雑感はあまり感じませんでした。
15時前にチェックインしたので夕食までの時間にゆっくり湯浴み出来ました。 -
夕食は19時、山上館33階の食事処グリーンヒルで頂きます。
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夕食、朝食共バイキング形式です。
毎日行われているまぐろ解体ショー。その切りたて鮪は美味しかったです。
その他多種の肉系もありましたが、食べ終えてみればさざえの壺焼きやイカ刺身など魚介類ばかりいただきました。
最近は2人共バイキングは好まなくなり、
食事は明日宿泊する白浜・海舟で満足できるかと期待しています。 -
夕食の後は本館にある滝の湯に入りました。
硫黄の濁り湯で壁伝いに温泉が上から流れ落ちて湯船に入ります。
滝の様です。これで、磯の湯を残して5つの湯に入りました。
就寝前に再び忘帰洞に入ります。
波の音を聞きながら入る洞窟風呂は捨てがたいロケーションです。
この後直ぐに就寝しました。
旅先ではあまり眠れないのですが、なぜか6時間ぐっすり。
温泉の心地よい疲れがあったのかもしれません。 -
朝5時。山上館33階にある、遙峰(ようほう)の湯へ。2回目です。
そして1時間後、水平線がオレンジ色に染まりかけた頃、写真を撮るために遙峰の湯を出て、狼煙山遊園へ。
狼煙山遊園から朝日を眺めます。 -
雲が掛かりちょっと残念です。
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太平洋に浮かぶ島は山成島です。
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案内板もあります。
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狼煙山遊園内には浦島稲荷神社もあるようです。
湯上がり浴衣掛けなので行きませんでした。 -
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展望台からは、紀の松島が一望できます。
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また那智の滝も見ることができます。
前回も散歩しましたが、清々しく気持ちがよいです。 -
部屋に戻り浴衣から服に着替え荷を整え・・・もう8時です。
山上館33階で朝食をいただきます。
帰路の時間が迫ってきました。
緩やかな時間が流れるこの空間から、遠ざかる。桟橋に送迎船が待っています。。。
乗りたくないなぁ〜とつい言葉が出てしまいました。(=_=)
***白浜三段壁と海舟(2日目)に続きます。最後まで見て頂いてありがとうございます。
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