2015年11月 ハノイ　(1)

2015/11/10 - 2015/11/13

　2015年秋。仕事の区切りがつき1週間の休暇が取れることになりました。この休暇を利用してどこか海外に旅行をしたいと思い、旅先をハノイに決め日程の調整に入りました。
　しかし、仕事の都合で休暇をとれる日がなかなか確定せず、日程が確定できずにイライラさせられることに。最悪、旅行できないかもしれないと思いましたが何とか4日間のみ予定が組めることになりました。4日では満足に楽しめないし諦めようかとも思ったのですが、次に旅行できる機会があるかどうかもわかりませんので思い切って行くことに決めチケットを確保しました。当初はハロン湾にも行ってみようと思っていましたが、日程を考えるとそれは無理だと判断しハノイ市内のみの滞在と決めました。

　旅行初日は成田からベトナム航空でハノイへ飛び、空港からは路線バスで市内に入り旧市街の雑踏の中を彷徨いつつホテルへ向かいました。

エリア ハノイ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 2.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【2015年11月10日】
　私の場合、海外旅行へ出発する日はかなり高い確率で雨のような気がします。この日も朝から雨でした。日暮里からスカイライナーに乗車し成田空港へ。ここからベトナム航空でハノイへ向かいます。
　事前にオンラインチェックインを済ませていたので余裕をもって行動していたら、オンラインチェックインをしていてもカウンターでチェックインが必要だとわかり結局大慌てで行動することになりました。相変わらず間が抜けています。

　ハノイへ向かう飛行機はシートの痛みがひどく機内のリモコンが壊れていて使い物になりませんでしたが、特に映画を見たりするつもりはなかったので問題はありませんでした。
　ハノイ到着後、入国をしたらまず両替をします。一般的に空港での両替はレートが悪いので両替は最小限に抑えて市内に入って銀行などで両替をします。私は今回も無意識にそうしたのですが、後になって考えたらここで必要な金額すべての両替をしておいたほうがよかったと思います。その理由は、わずか4日の滞在だということ。ハノイはホーチミン等と違い円を両替できる両替所が市内に少ないことです。

　さてハノイのノイバイ国際空港から市内へ向かうには、①タクシー、②航空会社のミニバス、③市内バスという3通りの方法があります。金額はかかるけれど最も早くて楽で安全なのがタクシー利用ということだと思いますが、今回はあえて最も安いが面倒くさい市内バスを使っていってみることにします。
　市内バスは国際便の到着するターミナル２からターミナル１へ無料のシャトルバスで移動、ターミナル１の駐車場から17番の市内バスで市内へ向かうのがわかりやすいとのことでしたのでその通りに行くことにします。まずは写真のような黒い車体のシャトルバスでターミナル１へ移動します。

　ターミナル１の前に広がる駐車場の端の方に写真のようなバスが停まっています。路線番号17を確認し乗車します。このバスの終点は市内のロンビエンのバスターミナルです。ロンビエン橋のすぐ近くです。

　ハノイのバスがどの程度の混雑の程度や治安などわからなかったので少々警戒していましたが特別心配する必要はなく一安心。空港から市内までずっと座っていくことができました。しかし、想像はしていましたがやはり空港から終点のロンビエン・バスターミナルまでは1時間15分ほどかかりました。参考までに料金は9,000ドン(約50円)でした。

　ロンビエンのバスターミナルの周囲はものすごい数の自動車やバイクが走っていてなれていない私は身動きが取れない状態になりました。ここから予約してあるホテルまで歩いていこうと思っているのですが、目の前にロンビエン橋が見えているので少しだけ見学していくことにします。
　中央が鉄道の線路、その両側には道路になっていますが現在道路はバイクしか通れません。ただ歩行者は狭い路肩をある子ことはできるようです。しかし、ここも足場が不安定で高所恐怖症の人にはやや辛いので橋を渡るのはやめて引き返すことにしました。

　途切れることなくやってくるバイクの洪水をかいくぐりバスターミナル前の通りをなんとか横断に成功しました。一応信号機はついているのですが歩行者専用の信号ではないので怯んでいると永遠に渡れません。そんなときは別の歩行者と一緒に横断します。一緒に渡れば怖くありません。
　しばらくは路上市場のような人の多い通りを歩いていくとやがて大きな市場の建物に辿り着きます。ここはドンスアン市場です。荷物を背負っているしまずホテルにチェックインすることが先決ですので入り口付近を見学しただけで先へ進みます。

ドンスアン市場 / ナイトマーケット 市場

　ドンスアン市場を通り過ぎたあたり狭い通りの両側に古い建物が立ち並ぶハノイの旧市街に入っていきます。写真は電気屋でしょうか。照明が輝いていました。
　事前にインターネットで予約をしておいたホテル（Hotel Du Centre Ville）はこの少し先の小さなツアー会社が立ち並ぶエリアにあるはずですがなかなか見つかりませんでした。ツアー会社の人などに聞きながら何とか見つけたそのホテルはThe Sinh Cafe Tourist というツアー会社の一つでオフィスの上の階をホテルとして使っているのでした。せめてホテル名の看板くらい出しておいてほしいものです。
　因みに、シンカフェという看板を掲げたツアー会社はいくつもあり、どれが本物でどれが偽物かさっぱりわかりません。私が宿泊したホテルのツアー会社も偽物シンカフェのようです。

　私の部屋は4階（実質5階）ですがエレベーターがないので狭い階段を登っていくしかありません。かなり疲れます。部屋はかなり古びた感じで、シャワーは水、エアコンは動きません。しかし窓からの見晴らしは良く眼下には旧市街を行き交う人々を見下ろせます。テーブルの上にはミネラルウォーターのペットボトルがたくさん置いてありますが有料です。
　このあたりは夕方になると路上居酒屋が出て大勢の地元の人やツーリストで本当に騒がしく、もはや騒音に近い状態です。

　いろいろと不満はありますがとりあえず夕食を食べに出かけましょう。ハノイ旧市街では食べるところには困りません。ただし何を食べるかでは迷います。散歩もかねていろいろ歩いた結果、路上の食堂でサイゴンビールを飲んでチャーハンを食べることにしました。このチャーハンはかなりおいしかったです。

　食事をした場所はマーマイ通りです。食事をする人でかなり賑わっていました。

ホテルのあるツアー会社のオフィスに戻ってきました。今日の活動はこれで終了です。