世界一周③ 18 マチュピチュ

2016/01/16 - 2016/01/17

着いた時には真っ白で、マチュピチュどころか数ｍ先も見えなかったのが、よく晴れてくれました。おなじみの空中都市、マチュピチュです。


発見された時はインカ帝国の末裔がスペイン人に追われて逃げ込んだ、「ビルカバンバ」という場所だろうと言われてましたが、あまりに都市としての出来が良いため、何らかの祭礼都市であろうと考えられるに至った場所です。

ここはね、無条件で嬉しくなりますね。

エリア マチュピチュ周辺(ペルー)

一番お気に入りの写真。

山が好きな人は奥に見える高い方の山、「ワイナピチュ」に登りたがりますが、クスコですぐに買える「マチュピチュだけ」の入場券と違って、登山のチケットは６日後、７日後でないと手に入らない状況でした。

ワイナピチュに行く人は日本でネットで押さえた方がいいのですが、チケット販売の公式ホームページ、支払いのところでエラーが出て、いったい何％の人が無事に買えたんだ？と疑いたくなるシロモノなのです。ビビリの僕も、ホームページでは買えずクスコに入って現地オフィスで買った有様。マチュピチュ単独だったのですぐ買えましたけど…。

ワイナピチュに行きたい人はくれぐれもお気を付けてください。もっとも、チケットが取れても霧・雲で真っ白ってこともありますけどね。この日の11時半までのように。

日時計「インティワタナ」と言われているもの。マチュピチュの都市部のてっぺんにあり、明らかに最重要の施設ですが、本当に日時計かどうかはわからないとのことです。

ここでは写真を撮ってくれる人を待つこと20分でした。ほんと日本人宿でつるむ人を探さないと大変。

３つの窓の神殿。インカの初代皇帝候補たちが３つの穴からこの世界へと出現したという伝説があり、だから窓も３つなのではないかと言われているとか。

マチュピチュは謎が多く、伝聞体ばかりになります(^_^;)

コンドルの神殿。両翼の下に頭部があります。

前に来た時はガイドブックがなかったので、こういう楽しみ方ができませんでした。

さて、今マチュピチュを旅するとつきまとってくる問題は、「いくらでマチュピチュを行き来するか」ということです。

今はクスコから直接の電車がなく、一般的には「オリャンタイタンボ」というミニ・マチュピチュみたいなところまでミニバスで行き（350円）、あとはマチュピチュのふもと「アグアス・カリエンティス」まで電車に乗る（会社やグレード、時間帯によってまちまち。片道50〜85米ドルくらい）というものです。さらに、ふもとからマチュピチュに登るたった25分ほどのバスが片道12米ドル。ぼったくりまくりです。僕は取られまくって往復で162ドル＋700円。

ところが、バスでクスコからマチュピチュをぐるっと通り越して、とある水力発電所まで７時間程で行き、オーバーランした分を２時間かけて歩いて戻り、アグアスカリエンティスに到着すれば、片道たったの55ソーレス（約2000円)で済むという裏技があります。往復これで、しかもマチュピチュから下りる時に徒歩で下りれば、交通費はわずか5500円ほどで済んでしまいます。若者は選択の余地なしでこれを利用しているようです。

２時間の歩きはしんどいようですし、オリャンタイタンボも行った方がいいレベルの遺跡ですから、これを行き帰りどう組み合わせるか、計画の手腕が問われます。

マチュピチュのふもと、アグアスカリエンティスです。今はマチュピチュ村とも言われています。
マチュピチュに行くバスの切符を買うのに、ちょうど30分並びました。

前は日帰りで来てしまったので、ずっと心残りだった温泉プール。やっと入れました。外国人入場料約350円でした。