2015/12/29 - 2016/01/09
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むう2にゃんさん
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2015年末からのお正月旅行は、遺跡と大好きな画家の絵を求めての 南イタリア旅行です♪
12月29日(火) 伊丹→羽田→CDG→FCO空港 (ローマ泊)
12月30日(水) ローマ市内観光 (ローマ泊)
12月31日(木) ローマ市内観光 (ローマ泊)
01月01日(金) ローマ市内観光 (ローマ泊)
01月02日(土) ナポリ移動 (ナポリ泊)
01月03日(日) ナポリ市内観光 (ナポリ泊)
01月04日(月) マテーラ移動 (マテーラ泊)
01月05日(火) バーリ移動 アルベルベッロ観光 (バーリ泊)
01月06日(水) バーリ観光 (バーリ泊)
01月07日(木) ローマ移動 (ローマ泊)
01月08日(金) FCO→CDG→ (機中泊)
01月09日(土) CDG→羽田→伊丹空港
イタリア訪問は ひのふのみ・・・で、7回目か8、9回目の訪問になります。
(あまりしっかりとは覚えてない・苦笑)
でも、なんど訪れても また行きたくなる不思議な場所です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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01月03日(日)
前日から少し喉が痛くて、朝から咳が出て、これは風邪の引き始めの状態です。
朝からだらだらして 遅めの朝食をとり、9時頃から旧市街の町歩きです。 -
まずはドゥオモ。
煩雑な雰囲気の旧市街の真ん中に、堂々たるドゥオモはあります。
この日は日曜日なので、ミサも行なわれています。 -
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ドゥオモの翼廊から地下に通じる階段があり、このヨーロッパ最古と言われる洗礼堂の天井には5〜6世紀のモザイク画が残っています。
一部は剥落していますが、残っている部分の鮮やかな色彩や意匠は一見の価値あり、このライオンのモザイクなど、とても面白いです。 -
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次は、カラヴァッジョ祭壇画がある ピオ・モンテ・デラ・ミゼリコルディア聖堂。
ホテルで貰った地図の位置が間違っていて、周りの人に聞きながら ようやく到着。 -
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「慈悲の七つのおこない 」
この一枚の絵の中で 場面も時間も異なる7つの慈悲を描いた、(一つのテーマをドラマチックに表現する事を得意とした)カラヴァッジョにしては珍しい構図になっています。 -
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しっかし、投獄され食事を禁じられた父親に 自分の母乳をダイレクト(爆)に与える孝行娘………そんな奴おらんやろー!
あ、だから「慈悲」なのね、ふむふむ。
この教会は美術館も併設していて、ナポリ派の絵画を中心に展示しています。 -
で、どれがどうなのかと言いますと。
右部分の
1.死者の埋葬 2.囚人の慰問 3.食物の施与(これが母乳)
中央部分の 4.衣服の施与
左部分の
5.病気の治癒 6.巡礼者の歓待 7.飲物の施与 だそうな。よく判らん(^_^.) -
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洗濯物がはためき 混沌としたナポリの下町を見て歩き、ダンテ広場に着いたのは11時過ぎ、ここからバスで丘の上のカポティモンテ美術館に行きます。
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この美術館は少し不便な場所にあるのですが、非常に素晴らしい作品を数多く展示しています。
ナポリ王国は中世の頃から アンジュー、アラゴン、フランスのブルボンへと、その支配者が次々と交代しました。 -
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そのためスペイン・ハプスブルクが好んで収集したティツィアーノやラファエロ、ゴヤが描いた王妃マリア・ルイサと夫カルロス4世の絵も
(この王家の一族を描いた一番有名な集団肖像画はマドリードのプラド美術館にあります)
展示され、スペイン統治下の影響を感じます。
18世紀にはまた王権が交替して、フランス系王家が所蔵した作品群になります。 -
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階段を上がった2階部分はナポリ派の作品が中心で、このフロアの一番奥にカラヴァッジョの「鞭打ちのキリスト」があります。
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ほの暗い画面、光を受けて白く浮かび上がる逞しい肉体の青年を苛む刑司たち。苦痛に満ちて額から血を流すイエスの構図は、正にカラヴァッジョの真骨頂でしょう。
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カポティモンテ美術館からバスに乗り、ムチニピオ広場で下車して カステッロ・ヌウォーヴォ(新しい城、の意味)やサン・カルロ歌劇場、ガレリアを見て歩きますが、残念ながらこれらは現在 修復作業の真っ最中です(^_^;)
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ナポリの中心を一通り見て 今の時間は14時過ぎ、中途半端な時間帯だったので、ガレリア内のカフェで魚介類のリゾットとビールを注文。
お味は日本のファミレスのに塩分増量のレベルですが、後の予定が入っているので、ちゃんとした店でのランチには、時間が足りないのです。
リゾットで満腹になった後は、ガレリアから徒歩10分弱のパラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館に。 -
この美術館には、カラヴァッジョ 最後の作品「聖女ウルスラの殉教」が有るのです。
ブリテンの王女ウルスラがローマ巡礼の帰途に 異教徒フン族の襲撃を受け、その矢で射ぬかれて、王女と侍女達1万1千人 全員が命を落とした………その伝説の一瞬を描いたものです。 -
実際には 1万1千人の若い女の子達がフランス北部からの巡礼するなど 当時の人口分布から見ても不可能でしょうから、これはあくまでも おとぎ話の物語です。
一説によると、「11人の乙女たち」が翻訳途中に誤訳されて「1万1千」になったそうな。
いや、いくら何でも「11→11,000」は、訳す途中で変だと気付くと思うんですが(^_^.) -
絵に話を戻すと、殺人を犯して死刑宣告を受けたローマから逃亡し、身を寄せたマルタ島でも事件を起こして騎士団の庇護も失い、刺客によって怪我を追い身の置き場すら失ってしまった画家にとって、
自らの胸を射ぬいた矢を、為す術もなく唯じっと見つめて死を待つ聖女の物語は、自分の人生と重なる思いもあったでしょう。 -
ウルスラの静かな横顔は、この後まもなく熱病で命を落とすことになる 彼自身の運命の投影なのかも知れません。
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美術館を出て、海岸沿いの道をてくてく歩いているうちに、時間は早くも16時30分前。
今日はサン・カルロ歌劇場で 17時からのバレエ「くるみ割り人形」チケットを取っているのです。
このチケットも歌劇場のHPから購入し、メール添付のEチケットで入場が出来るものです。 -
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私はバレエ観賞の時は、出来るだけ前の方の座席にして、ダンサーが ふぅんわりと飛び上がる姿を間近で見るのが好きなのです。
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楽しく美しいバレエが終わり、夜20時過ぎにホテルに戻る途中 思わぬアクシデントが!
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私のバッグは斜め掛のファスナータイプですが、バス停で暫く待っていた間にファスナーが 1/3ほど開いていて、この時はファスナーの閉め忘れかなぁ、と思っていたんですが、満員のバスに立って乗っている間に、いつの間にかファスナーが、今度は全開になっていました!!!
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ひぇぇぇー、いつの間にっ!?!?!?
私の隣に立っていたおじさんが、「さっきバスを降りた奴がやったぞ」と言っていましたが、このおじさん本人の仕業かも知れないなぁー、わざわざそんな話をしてくる所が白々しいし、何とも嘘くさい………。
ちなみに、被害はまったく無しでお財布もカメラも無事でした。
ふっふっふ、私のバッグにはちょっとした仕掛けがありまして。
バッグ内側のファスナーの下の部分にマジックテープを縫い付けてあって、(ファスナーを開いても)マジックテープを ベリバリバリっと音を立てて開けないと、バッグの中身には触れない=バッグの中に手が入らないのです。
ちょっとみっともない音が出ますが、マジックテープはスリ対策にはかなり有効です。
制作費も100均で買えば100円+消費税だけで済むので、皆さまにもマジックテープ手芸をお勧めします。 -
そんな訳で、被害ゼロとは言え、スリに遭遇してショックだったのもあり、この夜の夕食も部屋でのカップ麺になったのでした、とほほー。
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