2016/01/12 - 2016/01/12
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j-ryuさん
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☆例年にない暖冬で雪も無い、氷もない、かといって野の花もない。
もちろん金も無い、無い無い尽くしであるのはヒマだけ(笑)。
天気予報で明朝は阿武隈山地の山鶏滝渓谷周辺は氷点下5℃と発表されたので
これなら少しは氷結が見られるかもと僅かな期待をもって
一番冷え込む日の出前に出かけてみることにしました。
ところが朝4時半頃起きたものの、我が家周辺は霜さえ降りておらず
これじゃいくら阿武隈山地でも氷点下5℃にはならないだろうと嫌な予感。
でもせっかく出かける準備をしたのでダメもとで6時に我が家を出発。
山鶏滝渓谷までは車で約30分。
果たして氷結は見られたのでしょうか・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆福島県平田村 山鶏滝渓谷へのルートマップ。
※Google Map に加筆
https://www.google.com/maps/@37.2166961,140.5013177,8759m/data=!3m1!1e3
山鶏滝渓谷へは“あぶくま高原道路”の母畑石川インターチェンジor平田西インターチェンジで降り約5,6分です。
または県道42号線(矢吹・小野線)から4分ほどです。
“あぶくま高原道路”は東北道矢吹インターと磐越道小野インターを結ぶ高速道路ですが、玉川IC〜小野IC間は現在無料で利用できます。
というか、東北道と連絡する矢吹町以外の全区間無料です。
“あぶくま高原道路”は首都移転構想があったころ阿武隈高地に首都を誘致しようとしたインフラ整備の一環でしたが、バブル崩壊ともに首都移転構想も頓挫し、人口の少ない阿武隈高原でやや浮いた存在の道路になってしまいました。
我々は便利なので重宝していますが、正直もったいない立派な道路です(^_^;)。山鶏滝 自然・景勝地
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☆福島県平田村 山鶏滝渓谷ルートマップ拡大版。
※Google Map に加筆
https://www.google.com/maps/@37.2166961,140.5013177,8759m/data=!3m1!1e3
あぶくま高原道路を利用した場合は、石川母畑インターで降り、福島県道42号矢吹小野線に入ります。
インター出口に平田村&母畑方面への標識があるので指示通り直進します。
途中、母畑温泉方面への右折道路をやりすごすと母畑湖(千五沢ダム)が見えてきます。さらに県道42号を1km直進すると平田村の表示板があり、そこが山鶏滝方面への右折道路です。
右折し道なりに進むと母畑湖に架かる1車線の橋があり、渡ってさらに道なりに1kmほど行くと左手に山鶏滝への案内板があるので、左折します。
細いながらも舗装道路を500mほど進むと北須川に架かる橋にでます。
橋を渡った左手が山鶏滝遊歩道の駐車場で、10台くらい止められ、簡易トイレもあります。
橋の左手(上流)が北須川沿いの山鶏滝遊歩道で、入り口には絵図案内板があり、コンクリートの遊歩道が山鶏滝まで250mほど続いています。 -
☆山鶏滝渓谷
6時半頃山鶏滝渓谷に到着。
まだ日の出前なので薄暗いです。
想像通り渓谷は氷結していません(ーー゛)。 -
☆山鶏滝渓谷
ようく見ると僅かに流木や岩がツルツルに凍ってはいますが
氷結ってほどではありません。山鶏滝 自然・景勝地
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☆山鶏滝渓谷
山鶏滝渓谷は入り口(駐車場前)に橋があり
渓谷の左岸右岸どちらからも山鶏滝まで行けますが
一般的にはコンクリート舗装された左側(河川学的には右岸)を行きます。
右側は藪を下刈りした程度ですが、右岸と左岸では印象がかなり違うので
今回は右側(河川学的には左岸)から進んで周遊することにしました。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
山鶏滝渓谷を流れている川は『北須川』。
阿武隈山地を源流とし、山鶏滝渓は標高400mほどの場所にあります。
渓谷というといかにも山奥のイメージですが、平田村役場のある村の中心地や村の主要道路の磐越道平田IC、国道49号線は山鶏滝渓谷の上流にあり標高は470mと渓谷より高い場所にあります。
渓谷全体は素晴らしい景観ですが、渓谷が生活圏の下流にあるため所々に生活ゴミが少し見られ清流とは言い難い川かも(^_^;)。
漂着ゴミは残念ですが冬場は栄養分が少なくなるからか透明感がまし
けっこうキレイな清流になります。
北須川は石川町で今出川や社川と合流してから阿武隈川に流れ、宮城県で太平洋に注ぎます。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
ここは北須川が大岩で分岐された小渓流でコンクリートの遊歩道からは見えない渓流です。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
左岸の遊歩道は藪を下刈りした程度ですが
この小渓流のある辺りは石組みの古い歩道が見られます。
昔は左岸ももっと整備されていたのかも知れません。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝
藪を下刈りしたような道を渓谷沿いに250mほど進むと
山鶏不動堂が見えてきます。
不動堂の下に見えるのが山鶏滝で滝の前に橋が架かっています。山鶏滝 自然・景勝地
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☆山鶏滝
橋を渡って右岸(見た目では滝の左手)から撮影します。
山鶏滝は橋の上やお堂側より右岸からのの方が見栄えがします。 -
☆山鶏滝
山鶏滝は滝幅、落差ともに約8mと大きな滝ではありませんが、
四方から眺められので豊かな表情を見せる優美な滝です。 -
☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
滝の右手山側に見えているのが山鶏滝不動堂です。
ここは古くは修験の場であったそうで不動堂は大宝元年(701)、
文武天皇の時代建立されました。(現在のお堂は明治41年に再建されたもの) -
☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝
滝の真上には平で大きな岩が張り出してしるので
岩の上から滝を見下ろすようにも撮れます。 -
☆山鶏滝
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
山鶏滝のすぐ上流の渓流です。
渓流の向こうに少し見えているのが女滝。
コンクリート舗装の遊歩道は山鶏滝までですが
その上流にも小滝がたくさんあり
獣道ほどの細い遊歩道(?)が続いています。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷 女滝
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☆山鶏滝渓谷 女滝
女滝は細い部分は落差4mほどですが、その上の渓流瀑を合わせると落差は8mほどあります。
川幅10mほどの北須川が一気に狭まり最も狭い場所ではわずか1mの幅で落下します。名前こそ女滝ですが名前とは裏腹にけっこう荒々しい滝です。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷 女滝
女滝の落ち口です。 -
☆山鶏滝渓谷 女滝
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☆山鶏滝渓谷 女滝
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☆山鶏滝渓谷 女滝
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☆山鶏滝渓谷 女滝
女滝の一番流れが細くなっている部分です。
上流の落差が小さな滝が男滝で、下流の豪快な滝が女滝なのか良く分かりませんが、私が勝手に想像するに女滝の細く落下する部分を産道に見立てのではと思います。
山岳信仰では岩石の隙間や穴をくぐり抜けるのを女性の産道に見立て霊界と現世の境界とし、それをくぐることにより穢れが浄化される信仰を『胎内くぐり』と言いますが、この山鶏滝も古来より修験場だったことからそれらに習ったのかも知れません。 -
☆弘法の護摩炉
女滝の傍らに昔、修験者たちが護摩焚きした岩の窪み(護摩焚き岩)が残っていて
弘法の護摩炉と呼ばれています。
護摩とはサンスクリットのhomaが由来とされる密教の儀式。
もともとはインドの祭祀で,精製されたバターを火に投じて神々を供養する儀式。これが密教に採用されて中国,日本に伝わった。密教では,不動明王や愛染明王などを本尊とし,火炉のある護摩壇を設け,護摩木を焚いて,災難を除き,幸福をもたらし,悪魔を屈服させるよう祈願する儀式だそです。
この護摩炉が直接的に弘法大師(空海)と関係するとは思えませんが
弘法大師の偉大な功績にあやかった命名かと思います。 -
☆山鶏滝渓谷 男滝
女滝の30mほど上流にあるのが男滝です。
滝幅、落差とも3mほどの小さな滝で
なぜこの小さな滝が男滝なのか由緒書きがないので
正確にはわかりませんが
この滝の左手の山側に立派な男根のような岩があり
それにちなんだのかも知れません。 -
☆山鶏滝渓谷 男岩
この立派な大岩にも由緒書きはないので
私は勝ってに“男岩”と呼んでいます(^_^;)。 -
☆山鶏滝渓谷 男岩
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☆山鶏滝渓谷
男滝の先にも細い獣道(遊歩道?)は続いていて
無名の小さな滝が連なっています。
でも滝は急斜面の下にあるので撮影するのには
斜面を降りて行かなければなりません。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
獣道は上流の取水堰まで続いていますが、主な滝はこれが最後です。 -
☆山鶏滝
最上流の滝からまた同じ道を戻り
再び山鶏滝前の橋をお不動側に渡り
山鶏滝を左岸(見た目の右側)から撮影します。
左岸からは筋状の滝が見えず全体に綿飴のようなぼてっとした滝に見えるので
写真的にはイマイチかも。山鶏滝 自然・景勝地
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☆山鶏滝 左岸
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☆山鶏滝 左岸
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☆山鶏滝
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☆山鶏滝渓谷
再び橋を渡ってコンクリートの遊歩道側から
駐車場に戻ります。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝
橋の真下から見上げた山鶏滝。 -
☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
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☆山鶏滝渓谷
撮影日(1/12)は天気予報ほど寒くならず
ほとんど氷結していませんでしたが、
今日(1/15)はだいぶ冷え込みこの冬2度目の雪が降りました。
道路に積もるほどではあるませんでしたが、木々が薄っすら雪化粧しました。
おそらくこの寒波で山鶏滝や前回紹介した『東野の清流』もだいぶ氷結したかと思います。
山鶏滝から東野の清流へは車で20ほど。
氷結した渓流写真に興味のある方はぜひ合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
雪はあまり積もらない地域ですが、道路の日影などは凍結していることもあるので
くれぐれも注意してお出でかけ下さい。
いつも最後までご覧くださりありがとうございます。
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