カタール航空で行くスペイン高速列車に乗る旅　その2

2015/12/31 - 2016/01/05

今回の旅の目的は、
①ドーハのハマド国際空港に居る黄色い熊に合う
②フランスの寝台列車に乗る
③スペイン高速列車AVEに乗る
④スペインのバルに入る

そんな目的の旅だったのですが、国際社会を揺るがしている地域や戦争が行われた地域を通り、世界が抱える問題について考えさせられる旅となりました。

このページは、パリ到着からバルセロナまでの分です。

エリア バルセロナ(スペイン)

シャルルドゴール空港空港からモンパルナス駅行きのバスに乗り、途中のリヨン駅で下車しました。そこから歩いてセーヌ川の対岸にあるオーステリッツ駅にやってきました。
同じパリにある駅でも、高速列車が発着する北駅や東駅に比べて驚く程ひっそりとしている駅です。

オーステリッツ駅は夜行列車が発着する駅なので、お店が遅くまでやっています。パリは治安が悪い町なのですが、オーステリッツ駅は列車を待つ人も多くて安心です。
夕食にサーモンとキュウリのサンドです。ヨーロッパのサンドって、どこで食べても美味しいんですよね〜♪

列車は22時52分発、南フランスのトゥールーズ行きです。
日本時間では朝になっているので、猛烈に眠いです。。

今夜の宿は1等寝台車です。27号車となっていますが、実際の編成は15両位です。

夜明け前のトールーズ・マタビュー駅に到着しました。

オーステリッツ駅で乗ると同時に爆睡し、目が覚めたらトゥールーズの郊外を走ってました。本当はパリ到着後、空港にあるホテルでお昼寝をする予定だったんですが、飛行機が遅れたのでキャンセルたんです。

なんか、自分でも何のために乗ったのかと思ってしまいますが、グッスリ寝れたってコトでヨシとしましょう（笑）

ここトゥールーズは、エアバス機の故郷なんですね。

次の列車への乗り換え時間が3時間あります。駅構内のコンビニで、サンドイッチとジュースを買って朝食を食べました。

フランスでは発車時間の直前まで番線が決まらないので、こうしてみんなで電光掲示板の前で待ちます。

ようやく番線が決まりホームに行くと、スペインの高速列車AVEの車両でした。
AVE9729号、バルセロナ・サンツ駅行きの国際列車です。

乗車券にはTGVと書いてあったので、フランス国鉄の車両だと思っていました。
とは言え、このタイプのAVEはフランスのTGVをベースとしている車両なので、どちらでも同じと言えばその通りなんですが。

ここからも一等車に乗ります。夜明け前のトールーズを後にしました。

トールーズからは真南に向かえばバルセロナなのですが、列車は東へ向かい地中海に出ました。写真はナルボネーズ・アン・メディトゥラネ自然公園の中を走っています。
湿地帯の中を縫うように敷かれた線路を走るので、列車は左右に振られます。

スペインとの国境を目前にして、ペルピニャン-フィゲラス高速線に入りました。ようやく高速列車としての本領発揮です。
ペルトゥストンネル内で国境を越え、スペイン最初のフィゲラス＝ビラファント駅に到着しました。
国境らしい国境が無いヨーロッパですが、駅名看板のスタイルが変わると国境を越えたってコトを実感します。

トンネルで越えてきた国境のピレネー山脈は、雪を被っていました。

バルセロナのサンツ駅に到着しました。

荷物をホテルに預けて、サクラダファミリアにやってきました。
最初の感想は「小さっ」。写真で見ると大きく見えるんですが、ディズニーランドのシンデレラ城と同じサイズですね。。

世界三大ガッカリを見てもガッカリしなかった私ですが、こちらは期待値が大きかったダケにガッカリです。

シンデレラ城に興醒めして周囲の散策します。お肉が吊るしてある店でサンドを購入しました。

本当はバルでお酒を飲みたかったんですが、あいにく混んでいたのでテイクアウトしました。

ベンチに座ってサクラダファミリアを見ます。

有名な絵や歴史的建造物って、勉強して来ないと見てて面白くないんですよね。。勉強して来なかった私が悪いんですが。

バルセロ・サンツ駅です。ここから歩いて数分のホテルにチェックインしました。

ホテルの部屋でニュースを見ていたら、地中海で難民を乗せた船が転覆し、イタリアの海岸に子供を含む多数の死体が打ち上げられたニュースをやっていました。日本ではモザイクが入るような映像でも、こちらではそのまま放送されるんです。
とてもショッキングな映像でしたが、この時は遠い国の出来事だと思っていたんです。。